今回のゲストは、文化人類学者で株式会社アイデアファンド代表の大川内直子さん。紹介するのは、700ページを超える大著『万物の黎明』。私たちが信じてきた「社会進化論」や「未開」のイメージを根底から覆し、人類はもっと自由かつ戦略的に社会を選択していたことを解き明かす一冊です。「なぜ人類学者がビジネスの世界へ?」という大川内さんのキャリアから、既存の常識を疑う人類学的思考の快感まで。読むハードルが少し下がる、そんなトークです。【紹介された本】デヴィッド・グレーバー, デヴィッド・ウェングロウ『万物の黎明』光文社https://www.amazon.co.jp/万物の黎明-人類史を根本からくつがえす-翻訳-デヴィッド・グレーバー/dp/4334100597/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&s=books&sr=1-1【ゲスト】 大川内直子 株式会社アイデアファンド代表取締役株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
編集者・岩佐文夫と井上慎平が主宰する「問い読」2026年1月からの3冊を解説!組織論の金字塔『学習する組織』はシステム思考で人間関係の相互作用を解き明かす。人類史の常識を覆す『万物の黎明』は700頁超の圧倒的知見で「自由」の起源に迫る。『中動態の世界』では「意志と責任」を哲学的に再考する。分野を超えて「当たり前」を揺さぶる本たちの魅力を語ります。【紹介された本】ピーター・センゲ『学習する組織』デヴィッド・グレーバー『万物の黎明』國分功一郎『中動態の世界』株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
人間が火を使うことで、消化しやすくなり、顎が小さくなった結果、脳が大きくなったという仮説を提示する。料理された食事を必要とする人間は、他の動物と比較して変だ。我々は火を使うことで、異なる変化をしたのはなぜだろうか。本書を読み、誰かと食事を共にしてみよう。【紹介された本】リチャード・ランガム『火の賜物』【ゲスト】 近内悠太 教育者。哲学研究者株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
本書を読むとドーキンスの情熱がわかる!?近内さんの問題意識にも触れる。勉強は感情的にやらないとダメなんだ。無邪気に書き、無邪気に読む。その一歩目。【紹介された本】リチャード・ドーキンス『虹の解体』 早川書房【ゲスト】 近内悠太 教育者。哲学研究者株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
書き手も読み手も自分――その往復が文章を生む。私が美しいと思うことはきっとあなたも美しいと感じるはず。自分よがりではない普遍へつながる言葉。聴けば、あなたも書きたくなる。【紹介された本】加藤典洋 『言語表現法講義』岩波書店【ゲスト】 近内悠太 教育者。哲学研究者 株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
難しい本を読むことは難しい。では、難しい本はなぜ難しいのだろうか?「ちょいムズ本」が取り上げてきた過去の本を参照にしながら、難しさを探求する。編集者ならではの視点で、難しさをほぐす。株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
遊びだと思っていたことが進化の源泉であった。西洋型の社会をお手本にできない時代の中で、西洋ではない社会像を試してみることを提起していると思えてくる。ハラリと異なるグランドセオリー。【紹介された本】デヴィッド・グレーバー, デヴィッド・ウェングロウ 『万物の黎明』光文社【ゲスト】暦本 純一 東京大学大学院 情報学環 教授/ソニーコンピュータサイエンス研究所株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
社会に溢れているネットワーク構造には共通する性質があることを発見した物理学者バラバシの一冊。これを読むだけで成功者になれるわけではなか、成功者の法則がわかるかもしれない。自己啓発書ではない、科学者を科学する。【紹介された本】アルバート=ラズロ・バラバシ 『ネットワーク科学が解明した成功者の法則』光文社未来ライブラリー【ゲスト】 暦本 純一 東京大学大学院 情報学環 教授/ソニーコンピュータサイエンス研究所株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
1章ずつ異なる感覚を説明しながら、人間のことを考える。渡り鳥は方角の感覚を持っている。方や人間の脳も方角を理解する感覚を有している可能性が議論されている。他の生物の感覚を考えることで、人間の第6感を探る。【紹介された本】ジャッキー・ヒギンズ『人間には12の感覚がある 動物たちに学ぶセンス・オブ・ワンダー 』文藝春秋【ゲスト】 暦本 純一 東京大学大学院 情報学環 教授/ソニーコンピュータサイエンス研究所 株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。 https://toidoku.com/
人間が顔と名前が一致する人数は150人である。通称ダンバー数。ダンバーの著書『宗教の起源』。宗教について考えている人だけでなく、人と人とが協力して信頼関係を気づく方法を考えている人にもおすすめ。【紹介された本】ロビン・ダンバー『宗教の起源』白揚社株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
10年後に読んでも滅びない本。テクノロジー自体が意志を持って進化しているように見える。人間がテクノロジーと触れることで、人間の行動が変わっていく。僕らはテクノロジーを作成し、テクノロジーで僕らも変わる。生成AIが浸透した今、本書を読み返す。スペースはこちらからhttps://x.com/inoueshinpei/status/1963783779014836596【紹介された本】ケヴィン・ケリー『テクニウム』みすず書房 株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
宇野常寛さんは、福嶋亮大が同世代の圧倒的な書き手であると断言する。本書『世界文学のアーキテクチャ』は、近代小説の読み方を変えた。近代という時代は植民地や機械、戦争など、今まで出会うことのなった他者と出会う時代でもあった。福嶋は、近代小説を近代思考様式の発展ではなく、未曾有の時代を解釈する過程として読み直す。【紹介された本】福嶋亮大『世界文学のアーキテクチャ 』PLANETS【ゲスト】宇野常寛 批評家/「PLANETS」編集長株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
宇野書店をオープンした宇野常寛さんによる選書『<責任>の生成』。国分浩一郎によれば、中動態に言及しながら、現在の<責任>概念が崩壊するかもしれない。新しい<責任>概念を構想する。『中動態の世界』読んだ次に読むべき本『<責任>の生成』【紹介された本】國分功一郎・ 熊谷晋一郎『<責任>の生成』新曜社【ゲスト】宇野常寛 批評家/「PLANETS」編集長株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。https://toidoku.com/
「僕は長年ずっとこのプロジェクトに知的好奇心を刺激され続けているーー」。批評家の宇野常寛にそう言わしめた安宅和人さん主導の「風の谷」プロジェクトが、『「風の谷」という希望』という一冊の本に結実しました。本の著者であり編集者でもある宇野さんは、途中「正直書き上げられるのか?と思った」「できたとき、泣きそうになった」と語ります。そして後半では、宇野さんがこの運動に与えた、とても重要な指摘が。【紹介された本】安宅和人『「風の谷」という希望――残すに値する未来をつくる』英治出版【ゲスト】宇野常寛 批評家/「PLANETS」編集長株式会社問い読は、オンライン読書プログラム「問い読」(=問いからはじめるアウトプット読書ゼミ)を開催しています。詳細は以下のサイトからご確認ください。
井上の体調不良により、問い読3人目のメンバーが登場。資本主義を一つの物語として捉え、大きな物語から小さなナラティブへの変化を語る。【紹介された本】谷川 嘉浩 『スマホ時代の哲学』ディスカヴァー・トゥエンティワン株式会社問い読は、「問いからはじめるアウトプット読書ゼミ」を開催しています。ご興味がある方は、以下のサイトをご確認ください。https://toitotaiwa.studio.site/
発達障害を障害と呼んでよいのだろうか?こんな問いかけから対話が始まる。自分の弱さに気づき、受け入れてみよう。マイノリティは自分かもしれない。いや、みんな、マイノリティなんだ。【紹介された本】横道誠、青山誠編『ニューロマイノリティ』北大路書房【ゲスト】二村ヒトシ AV監督株式会社問い読は、「問いからはじめるアウトプット読書ゼミ」を開催しています。ご興味がある方は、以下のサイトをご確認ください。https://toitotaiwa.studio.site/
ケアと利他はどのように異なるのか?本書によれば、ケア=相手が大切にしているものを大切にすること、利他=自分が大切なものよりも相手の大切なものを優先することを意味する。僕らは利他ができなくても、ケアをすることができる。【紹介された本】近内悠太『利他・ケア・傷の倫理学』晶文社【ゲスト】二村ヒトシ AV監督株式会社問い読は、「問いからはじめるアウトプット読書ゼミ」を開催しています。ご興味がある方は、以下のサイトをご確認ください。https://toitotaiwa.studio.site/
誰かのことを好きになるときに生活が回らなくなることがある。僕の意志が弱いからなのか?何か原因があるのか?能動態や受動態ではない、形式である中動態を切り口に、○○してしまうということを考える。私たちは自分の意志だけで行動しているだろうか?考えることで、本当の意味の責任概念が生まれてくる。【紹介された本】國分功一郎『中動態の世界』医学書院、新潮文庫【ゲスト】二村ヒトシ AV監督株式会社問い読は、「問いからはじめるアウトプット読書ゼミ」を開催しています。ご興味がある方は、以下のサイトをご確認ください。https://toitotaiwa.studio.site/
「ちょっと気合を入れないと読めない本、「ちょいむず本」。内容が濃くて読み終えた時の達成感は得難い。だけど簡単に読めないのが難点。まるで「愛想はないけどいい奴」みたいな「ちょいムズ本」こそ著者の叡智が結集され、読書の醍醐味を味わえます。この番組では、プロが惚れたちょいむず本を紹介します。読書家でもあり、実践家でもあるプロが惚れた一冊から読書を始めてみませんか?
タコはどのような知性を持っているのだろうか?生物学の分類では人間から最も遠い種と考えられているタコの知性を考える。人間以外の種は知性を持っていないと考えてしまう人におすすめの一冊。【紹介された本】ピーター・ゴドフリー=スミス『タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源』みすず書房株式会社問い読は、「問いからはじめるアウトプット読書ゼミ」を開催しています。ご興味がある方は、以下のサイトをご確認ください。https://toitotaiwa.studio.site/