Discoverつぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜
つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜
Author: おぎたま
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© おぎたま
Description
★隔週水曜・夜10時更新予定★
九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。
高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、
日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。
古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。
Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる
平安時代の女房たちの会話よう・・・?
時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。
「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。
※語注※
局(つぼね):
平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。
几帳(きちょう):
平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。
友がたり:
おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE
ご質問などはこちらへ
https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone
九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。
高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、
日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。
古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。
Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる
平安時代の女房たちの会話よう・・・?
時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。
「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。
※語注※
局(つぼね):
平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。
几帳(きちょう):
平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。
友がたり:
おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE
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93 Episodes
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前回の終わりの予告編で「この世をば・・・」という一節が聞こえたその時から、21世紀とは、令和とは、こういう時代であるのだと、まざまざと思い知ったのです。高校時代に知った「この世をば」の歌が再現される時が来たのですから。それからというもの、ネットの関連記事を読み漁ったり、ビギナーズクラシックス小右記を再度確認したりするなど、その時を万全の態勢で迎えようと準備をしていたのですが・・・。
いやそこに至るまでのあんなことやこんなことやそんなことをあげな風に超特急で突っ切っての「この世をば・・・」ですよ。情報過多にもほどがある・・・!他にもたくさんの名シーンがあったのですが、またしても予告編でちらりとお姿の見えたあの御方に最後を持っていかれたような気もしてなりません。
渡辺行成とはまた違った胃痛に苦しみつつ、今宵もつぼねにやってきました。消化不良のこの気持ちをとくと友がたりいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」藤原道長詠 小右記より。 おぎ訳:今日、私の満願は成就した。ここに私の大事な人があの満月のように誰ひとり欠けることなく集ってくれたのだから。
たま訳:俺たちのあの月の約束を果たしたよ。ふたりで闘ってきたことがこうして形になった。ほら、あの時と同じ月が。まひろ、forever!
『この世をば』:永井路子著 朝日新聞出版
https://publications.asahi.com/product/24522.html
『栄花物語』: 平安時代の歴史小説。藤原氏の栄花を描いた。赤染衛門が著者と目されているが、ハッキリとは分かっていない。
<こちらもどうぞ>
#31 あなたはどっち派?「栄花物語」or「大鏡」
https://spotifycreators-web.app.link/e/4kG3F7XYDOb
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<出典>
ビギナーズ・クラシックス『小右記』 藤原実資 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000633/
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pvbQy5x3KB/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!倉本一宏さん ~この世をば!一家三后と藤原道長の「望月の歌」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pZeqnkNw6Z/
【用語集】第44回より「官奏/太皇太后」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p4bYPeM73K/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
X(旧Twitter) → https://twitter.com/TUBONEnoANONE
ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone
HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
私は感慨深い。
それは、末っ子・柄本道長が4人の部下を持ち、内気だった彰子が自信にあふれた皇太后様におなり遊ばし、偏つぎでKYなまでに無双してしまった吉高まひろが司会をするまでになったのだから。
ここまでの43回、時には地団駄を踏み、時には時めきながらも、ずっと見守ってきて良かったと改めて思うのであります。
人は変わり、世代交代を繰り返しながら、人生の輝きを後進に譲っていく。
そんなたいそうなことをチラリと考えてしまいました。
さあ今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
●花散里(はなちるさと):光源氏の妻のひとり。容姿には恵まれないが、心根が優しい。恋愛戦線から早々に離脱するなど立場を弁えている。恨み言などを言わないところを光源氏は高く評価し、子供の養育を任せる。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
〈出典〉
ビギナーズ・クラシックス『小右記』 藤原実資 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000633/
ビギナーズ・クラシックス『権記』 藤原行成 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/322103000169/
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p563Ne8Y8k/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!倉本一宏さん ~藤原実資と三条天皇はどんな関係?
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pg2pyYyl4L/
【用語集】第42回より「大宰権帥/偏つぎ」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pMJR9ByNrM/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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おぎは「後半戦は三条天皇に大注目!」を公言していたわけですが、木村三条が大層に生き生きとなさっているお姿を拝するにつけ、ついつい見入ってしまうのでございます。1000年前のロスジェネ世代には心からのエールを送りたいです。
「幻」からの「雲隠」、そして「宇治十帖」への流れには膝を打ちましたね。このように形作り、私たちに示してくれたことに改めて感謝申し上げたい次第です。(誰に?)
本放送から1日経って、少しは落ち着いて話が出来ると思ったのですが、いざつぼねに集ってみると、友がたりしたいことが噴出してしまいました。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
●宇治十帖:源氏物語の第3部。源氏(でも実は柏木)の息子の薫と源氏の孫である匂宮が宇治の山荘に住む姉妹の姫を巡ってあれやこれや・・・の話。今回の放送で柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)が療養している別荘が同じ宇治にある。
●「もの思ふと 過ぐる月日も 知らぬ間に 年も我が世も 今日や尽きぬる」:源氏物語・幻の帖で光源氏が詠む歌。おぎ訳→ボーっとしているうちに時間があっという間に溶けた。もう死んじゃうかもしれない。
●雲隠:『源氏物語』の第41帖。巻名だけが残されており、本文はなし。これによって光源氏が亡くなったことを示唆するという作り。ただ、この巻については様々な学説や伝承があるため、紫式部に煙に巻かれたとおぎは思ってます。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
〈出典〉
ビギナーズ・クラシックス『小右記』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://www.kadokawa.co.jp/product/322207000633/
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pqwA7ZkyMW/
【ドラマをもっと楽しむコラム】
をしへて! 倉本一宏さん ~病に倒れた藤原道長と噂の5人https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pQxWwKNDZj/
をしへて!倉本一宏さん~辞めるよ! 辞めるよ! 辞めるよ? 平安時代の辞表https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p3Ywkea70X/
【用語集】第42回より「皇后/立后」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pA0M0XYY9D/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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古典オタク、それも『源氏物語』のオタクであることを自認しているおぎたまですが、わたしたちには大先輩がいらっしゃいます。
そう、『更級日記』の筆者である菅原孝標女さんです。
少女時代に源氏物語にあこがれて、源氏物語を読みたいと神仏に祈る、女の幸せもほったらかし、妄想が暴走するなど・・・。1000年の時を経て平成時代に高校生だった私たちにも思い当たることが数多あります。彼女の振る舞いに「1000年経ってもオタクはオタク」という真実を見てしまうのです。
しかもその様子を記した日記が1000年経っても残っているとなると、これはもう「源氏物語の元祖にしてトップのオタク」と呼ぶにふさわしいのでは???
ところが平成から時を経て、令和を生きる私たちが今更ながら『更級日記』を読んでみたところ、「思ってたんと違う・・・?」という事態に相成りました。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<時のしおり>
(00:00) 今更ですが…
(02:04) 元祖、源氏オタク
(07:19) 全巻セットGET!さあどう読む?
(11:24) “をばなる人” 気になる正体
(14:16) 作者はアノ有名人の子孫
(20:47) 大いに共感!妄想癖
(26:57) 結婚後に訪れたトキメキ
(29:56) 作者にとっての“源氏の君”
(33:28) 更級日記は源氏オタの本ではなく…
(38:34) 占い師・おぎより孝標女へ
(44:51) コメントなどご紹介
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
<おぎ注>
『更級日記』:菅原孝標女の記した日記。10代の少女時代から50代頃までの人生を描いた。父の赴任に同行した際の旅の様子なども描写しており、当時の日本の風景を知ることが出来る。
藤原道綱の母:日本最初の日記文学である『蜻蛉日記』の筆者。菅原孝標女の母が道綱の母と姉妹であったため、菅原孝標女に源氏物語をプレゼントしたのは彼女ではないかと目されている。
菅原道真:平安時代初期の文人にて政治家。菅原道真の玄孫(やしゃご)が菅原孝標。漢籍に通じており、朝廷に重用されたが、藤原時平の讒言(昌泰の変)により、太宰府に左遷され、不遇の死を遂げる。福岡県の太宰府天満宮は学問の神様として菅原道真公を祀っている。
源資通(ふじわらのすけみち):平安時代の公卿。藤原道長の嫡妻・源倫子とは縁戚関係にある。菅原孝標女が出仕した先でちょっと仲良くなり、うっすらロマンスが生まれた。
<出典>
『更級日記』江國香織訳 河出書房新社 古典新訳コレクションhttps://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420196/
『更級日記』岩波書店 新日本古典文学大系
https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b593213.html
※土佐日記、蜻蛉日記、紫式部日記の合本です。
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
2024年の大河の主人公が紫式部(と道長)と知った時から、必ずやこのシーンは登場するであろうと思っていたシーンがいくつもいくつもいくつもいくつもありました。今回、その一つが映像化したわけです。
「2人の関係を単純な敵同士として面白おかしく描いてほしくない」というのはおぎたま双方の願いでありました。「切磋琢磨する良きライバルだからこそ敢えて悪口を書いたんだと思いたい」とたまが願ったこともありました。
今回のウイカ少納言様のご様子はその全てを凌駕する、鬼気迫るものでありました。あの場にいた皆々様方のお心を拝察するだに『胃モゲ』の心地がいたします。画面の向こうにいた私でさえ、ごくりと息をのんでしまったのですから。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
●『孫子の兵法』:紀元前5世紀ごろの中国春秋時代中国春秋時代の兵法書。そもそも戦を行わずして勝つことを最重視するもの。現代のビジネスにも応用が利くものとして愛読している人も多いとか。
●川村裕子先生:国文学者。武蔵野大学日本文学研究所客員研究員。X(旧Twitter:@kagekageko)で『光る君へ』の和歌などをわかりやすく発信してくださっていて、大変頼もしいお方。
●椿餅:源氏物語『若菜』で登場する。蹴鞠をしている若者たちに源氏が差し入れたもののひとつ。スポーツをしてお腹を空かせた若い男子たちが差し入れに群がる様子とそれを眺める壮年の源氏の対比が面白い。(このシーンの直前に柏木が女三宮を垣間見した。)
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pElNRR1k6e/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて!佐多芳彦さん~一条天皇を偲んで、中宮彰子、まひろらの装束https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pXA7EEEKPM/
【用語集】第41回より「関白/琵琶殿」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/ppMaBBq7ap/
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「置いて逝かないで・・・!」とおたまが絶叫した前回から1週間。三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)と高杉惟規(藤原惟規・高杉真宙さん)が星になったその傷跡も癒えないというのに、今度は塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)までもが星になってしまいました。
その上、長年おぎたまが胸をときめかせ、そして涙で袖を濡らし続けてきたあの歌についてもはっきりとした答えを出さないまま、余白を以て応えたというのは「とんでもないこと!」。
塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)との永遠の別れはゴッドマザー・彰子の誕生のきっかけだったのかもしれません。
さあ、今宵も傷ついた心を引きずってつぼねに集いましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「藤裏葉(ふじのうらば)」:『源氏物語』第33帖。源氏の息子と娘がそれぞれ結婚し、自身は準太政天皇となり、公私ともに栄華の頂点にいる様子を描く。(この後源氏はひどい目に遭う。そこからが面白い)
「露の身の 風の宿りに 君を置きて 塵を出でぬる ことぞ悲しき」:藤原行成著『権記』より。
一条天皇の辞世の歌。定子の残した辞世の歌「煙とも雲ともならぬ身なりとも草葉の露をそれと眺めよ」に対するアンサーソングであると解釈できること、また、『権記』に藤原行成が「その志は皇后定子に寄せたものである」と記していることから、「君=定子」とおぎたまは考えていた。おぎ訳→はかないこの世の中に君を置いて、あの世に行ってしまうことが悲しい。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322103000169/?cvid=ssuggest
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pWVjp26OwW/
【用語集】第40回より「譲位/践祚」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pEQQLnJrRE/
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
大河ドラマとは人の一生を描くドラマ。その中に沢山の出会いと別れがあるというのはわかってはいるのですが、今回の別れはまた身に染みてあはれにございました。
正二位にまで昇り詰めてもなお、権力とマウンティングに固執した三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)、方や従五位下で赤い束帯を着て、「すべてうまく行くよ」と姉を勇気づけた高杉惟規(藤原惟規・高杉まひろさん)。2人の違いは何だったのだろうと、そう思わずにはいられないのです。
推しが星になったことにより、なんだか深く考えすぎた頭を抱えたまま、今日もつぼねに集いました。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
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<おぎ注>・宇治の八の宮:光源氏の弟。2人の姫とともに宇治に隠棲。死後、薫と匂宮がふたりの姫を巡ってあれやこれや…。宇治十帖の舞台となる。
・二度目の密通:源氏物語では2回の密通が描かれる。一度目は藤壺と光源氏、二度目は光源氏の妻・女三の宮と柏木。若き日の罪の因果が晩年近くなって己に巡ってきたことに光源氏がめちゃくちゃビビる。
・「都にも 恋しき人の 多かれば なほこのたびは いかむとぞ思ふ」後拾遺集・764番。高杉惟規の辞世の歌(出典により助動詞等に若干の差がありますが、今作ではこちらが取られていました)。おぎ訳→都にも恋しい人がたくさんいるので、この旅は何としても行かなくてはいけないのです。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p4rvNaoZL4/
【用語集】第39回より「大饗/子の日の宴」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pgX35zEGkq/
【知恵泉】人生はやりなおせる!ツッパリ貴族藤原隆家
https://www.nhk.jp/p/chieizu/ts/R6Z2J4WP1Z/episode/te/MVXRP8JGW4/
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
高畑定子の放った光を守ろうとするウイカ少納言の陰り。
自分の作品が産み出す陰に気づいた吉高まひろ。
光に囚われすぎていた三浦伊周の闇と病み。
光が強ければ強いほど闇は濃くなること、そして自分が手を下していることに畏れを抱かずにはいられなかった柄本道長。
そして、藤の花咲き乱れる藤壺と、人型クッキーの散乱した伊周宅。
それぞれの光と闇が交錯しましたね。あなたの印象に残った光と闇はどれですか?さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
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<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pBdQglJGdL/
【用語集】第38回より「駒牽/射礼」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pgNqGjyn83/
【知恵泉】 平安京の“オレ流”筆まめ男 藤原実資
https://www.nhk.jp/p/chieizu/ts/R6Z2J4WP1Z/episode/te/7J8JMZMR4N/
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
「波紋」とは、波が作り出す紋様のことを言います。
まひろが投げた『源氏物語』という石が思ったより、つまり、隕石級に大きかったもので、見上彰子様(藤原彰子・見上愛さん)の心を開き、塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)の心を惹きつけ、次期東宮を爆誕させ、柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)の政権を盤石なものとし、三浦伊周(藤原伊周・三浦翔平さん)の呪詛を薙ぎ払うがごとく無効力化するに至りました。その有様を「見える化」してくれたのがこの第37回だったように私には思えます。
そうそう。藤壺で行われる「源氏物語を音読する会」は次はいつございますか?私、十二単を寝押ししなくてはいけないので、早めに知りたいのです。なんせ、秋山実資(藤原実資・秋山竜二さん)に数えられてもいいように12枚用意しなくてはいけませんでしょ?ご存じの方がいらっしゃいましたら・・・、え?もう『日記』の時間ですか?あ、わかりました。
では、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
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<おぎ注>
・須磨:源氏物語第12帖。光源氏が都を追われ須磨に隠遁する様子が描かれる。
・初音:源氏物語第23帖。須磨・明石で出会った女性・明石の君が産んだ女の子が歌を詠むシーンが描かれている。
・蛍:源氏物語第25帖。光源氏の住む六条院の女性たちの間で物語が大ブームになり、「日本書紀などの公式の歴史書よりも物語のほうが人間の真実が書かれている」的なことを光源氏が言うシーンがある。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれますhttps://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pwn95kPaMJ/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 佐多芳彦さん ~彰子が発案! 紫式部も行った『源氏物語』の冊子づくり
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pAjY4jqLNd/
【用語集】第37回より「『日本紀』/女房ほか」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pO4WPMpZJz/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
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HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com
大好きな青の衣をお召しになった彰子様はまことに自信に満ちてお美しくいらせられました。「その者、青き衣を纏いて、土御門に座りをるべし」。言わずと知れたかの名作の、かの名シーンの、かの名台詞を思い起こした人も多かったことでしょう。
塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)が好きなものに触れてみたい。自分も読んでみたい。その健気な気持ちに心打たれ、応援したい気持ちがいや増したものです。
なのに、柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)ときたら・・・・!モトカノ・モトカレ・今嫁・今嫁実家・子供たちと、令和の時代に平和に生きるおぎたまにはちょっと想像がつかない状態でしたねぇ。あなたたちが隠そうとしないから、ワトソン・衛門先生とコナン・倫子様がどうも何かに気付いたようですよ。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
・【マリー・アントワネットと子供たち】:ヴィジェ・ルブラン作。ヴェルサイユ宮殿所蔵。1787年に描かれたマリー・アントワネットの肖像画。子供を産んだ直後の姿で、女性としての自信と幸福に満ちた顔つきであると評されることがある。(・・・という記事をどこかでおぎが読んだことがある)
・『紫式部日記』:中宮彰子の出産の様子を中心に紫式部が記した日記。道長との和歌のやり取りなども記録されている。
・「珍しき 光さし添ふ さか月(=盃)は 持ちながらこそ 千代も巡らめ」
(おぎ訳→中宮彰子様の輝きに若宮の輝きが加わり、1000年も続くことでしょう):紫式部日記より。中宮彰子が敦成親王を出産した数日後に紫式部が詠んだものと思われる。
・「いかにいかが 数へやるべき 八千歳の あまり久しき 君が御代をば」
(おぎ訳→この若宮の御代は8000年でも続くでしょう):紫式部日記より。五十日の儀の祝宴で、道長に命令されて紫式部が詠んだもの。
・「葦田鶴の 齢しあらば 君が代の 千歳の数も 数へとりてん」
(おぎ訳→鶴のように長い寿命があればその御代を見ていられるのに):紫式部の歌に対する返歌。「いと疾うのたまはせたる(=めちゃくちゃ早くレスが来た)」と記されている。
・「若紫」?「我が紫」?:公任が祝宴の際に紫式部に声をかけた時の様子が紫式部日記に残されている。紫式部日記が書かれた平安期は濁点を書くという概念がないため、現存する写本には「わかむらさき」と書かれている。岩波書店の新日本文学大系では、便宜上「若紫」と漢字をあててあるが、実際のところ「若紫(を書いた人)」と言ったのか、「我が紫(=俺の紫ちゃん)」と言ったのかは、解釈が分かれるところ。おぎは断然後者推し。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pRN1vz6l0Y/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 倉本一宏さん ~多くの日記に記された寛弘5年の中宮彰子のお産
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pxJoAnn7Db/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 佐多芳彦さん ~子どもの誕生を祝い成長を祈る「五十日の儀」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pnNgOLZQrX/
【用語集】第36回より「五十日の儀/寄坐ほか」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pnKZKyQLOa/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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不思議なことが起きました。吉高まひろ(まひろ・吉高由里子さん)がだんだんと「紫式部」その人にしか見えなくなってきたのですよ。自分の体験をそのまま紙に写し取り、あとは霧のようにうやむやにしてしまう。その凄みがもう「まひろ」を脱してしまったかのように私には感じられるのです。
源氏物語が着々と進むのに合わせてつくづくと、 「『枕草子』は定子を慰め、『源氏物語』は彰子の心を育てた」というおたまの言葉を改めて感じざるを得ませんでした。息づく心の内をそのままどストレートに塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)にぶつけた見上彰子様(藤原彰子・見上愛さん)を心から応援したい気持ちになってしまったのですから。
毎回思うのですが、本当に1回1回の放送に見どころ、語りどころ、突っ込みどころが多すぎて、動体視力と脳内CPUが追いつきません。今回の放送をつぼねの女房・殿御方はどのようにご覧になりましたでしょうか?あなたの心に残ったのはどのシーン?誰のセリフ?どの表情?
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「金峯山経塚出土紺紙金字経」:寛弘4年に道長が金峯山詣の際、経筒に入れて埋納した自筆の紺紙金字法華経巻第一の残闕。紺地に金色の文字で書かれている豪華版。御堂関白記の文字よりもたいそう丁寧に書かれている。ちょうど『光る君へ』が放送されている2024年3月に国宝に指定された。
https://emuseum.nich.go.jp/detail?langId=ja&webView=&content_base_id=100448&content_part_id=0&content_pict_id=0
夕顔:若い頃の光源氏が下町で出会ったはかなげな夕顔の君に出会うが、後に物の怪に取り憑かれて亡くなるという段。
若紫:光源氏が幼き頃の紫の上である若紫に出会う。藤壺と密通する。若紫を誘拐のように引き取る。という源氏物語の根幹を成すストーリーが描かれる段。
紫の上:光源氏の事実婚の妻。源氏の永遠の想い人・藤壺の姪で、幼い頃に源氏に見初められ、引き取られ、妻としての英才教育を受ける。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!<参考>
つぼねのあのね第6回配信 「再読!『若紫』」
https://spotifyanchor-web.app.link/e/3fjioNzEXMb
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pMNPzDVe2p/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 倉本一宏さん ~藤原道長が行った金峯山詣って何!?
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pNXr2yvQMP/
【ドラマをもっと楽しむコラム】をしへて! 佐多芳彦さん ~斎院の中将のもとへ! 塀を乗り越えた藤原惟規https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p6ExPQLA4o/
【用語集】第33回より「金峯山詣/斎院ほか」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p9XEADlkkW/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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8月に行いました「光る君へ 上半期 最推し祭り」にいただいたメッセージの中に、「平安時代の猫事情について知りたい」というお声をいただきました。
「平安時代の猫のエピソードといえばあれしかない!」とおぎたまが二人同時に思いついたのは高校の教室で触れた、『枕草子』のとあるエピソード。あれから長い長い時が経ち、山本淳子先生のご著書『枕草子のたくらみ』を読んだ後では、見えてくるものが違うようです。
そうそう、あの御方が日記にも残してくださいましたことですし。
さあ、今宵もつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
<時のしおり>
(00:00) リクエストありがとうございます!
(02:18) 令和とは違う?平安時代の猫
(04:36) 天皇のペット、猫
(06:00) 黒猫愛を日記に残した宇多天皇
(09:53) 枕草子に登場!ヘンテコな名を持つ猫
(14:17) 実資もビックリ。一条帝、猫に乳母を付ける
(19:12) 一条の猫は“身代わり”だった?
(24:09) 印象が変わった「命婦の御許」
(26:34) 大事件に引き起こす源氏物語の猫
(28:43) 鳴く猫に柏木がニヤけた訳
(33:17) 与謝野源氏の猫の鳴き声は?
(35:29) 時代で変わる鳴き声表記
<おぎ注>
柏木:源氏の正妻である女三宮に恋し、密通してしまう。2人の出会いのシーンに猫が大きくかかわっている。
撥音便(はつおんびん):言葉の中の「に・び・り・る」などの音が発音の都合によって「ん」に変化すること。
<出典>
『平安時代の男の日記』倉本一宏著 角川選書
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322312001181/
『枕草子』岩波文庫
『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322207000633/
『枕草子のたくらみ』山本淳子著 朝日新聞出版
https://publications.asahi.com/product/18976.html
『源氏物語』新日本古典文学大系 岩波書店
『全訳源氏物語』與謝野晶子訳 角川文庫
<参考>
をりふし 令和六年葉月 ~光る君へ 上半期・最推し祭り~
https://open.spotify.com/episode/5pCyWV9C1pqjcfy78GNiSN?si=kM-TvhqNRTuH2sGzOiSX1g
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こちらのつぼねにお集まりの皆様!本当(と思しき)の“つぼね”はかのようなところでございまして、決して大声で笑ったり、誰かをディスったり出来るところではないのです。
今までのおぎたまの友がたりが宮の宣旨に筒抜けであったかと思うと、ちょっと背筋が冷えます
仕事、人間関係、住まい。新しいことが3つも同時に押し寄せると誰でもストレスが溜まるもの。吉高まひろ(まひろ/藤式部・吉高由里子さん)の心中を思いつつ、もう9月というのに「桐壺」しか書いていないじゃないかとハラハラしながら見守っておりました。
まひろが藤式部となり、紫式部へと成長してゆく過程をテレビの前で見守りつつ、小声で友がたり致しましょう。
さあ今宵もつぼねにおいでませ。
<今回配信の注意>
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※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
紫式部日記:紫式部が彰子の後宮に出仕したころから約2年間にわたって宮中の様子を中心に書かれた日記。最初の方に、出仕したはいいものの、すぐに実家に戻ってしばらく引きこもった様子が書かれている。
帚木:源氏物語の第2帖。10代後半の源氏や党の中将など、若い貴公子たちによるどんな女性がいいか、こんな女は嫌だ、などといった赤裸々なボーイズトークが繰り広げられる。いわゆる「雨夜の品定め」の章段。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
光る君へ日記 第7回「おかしきことこそ」
※この回で公任、斉信らのボーイズトークをまひろが盗み聞きするシーンが描かれ、おぎたまはこのことについて友がたりしております。
https://spotifyanchor-web.app.link/e/cHmojf3qyMb
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/prQwNz3Y1W/
【光る君へ絵巻】ドラマ美術の世界 ~内裏・藤壺「女房たちの局」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/prQwNz3Y1W/
【用語集】第33回より「大饗/大間書きほか」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/prQwNz3Y1W/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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先週の予告でつぼねの女房たちを震撼させた黒木倫子様(源倫子・黒木華さん)。そのお言葉からするりと逃げてしまった柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)が憎かった!もっと動揺して欲しかった!と思ってしまったのは私だけではありますまい。そして今日もまた、放送第1回から伴走してきたあのお方が星になりました。ユースケ清明(安倍晴明・ユースケサンタマリアさん)の「私が何もせずとも、人の心が勝手に震えるのでございます」という最期の言葉は長く心に留めたいと思います。
吉高まひろ(まひろ・吉高由里子さん)が作家・紫式部として走り出す姿を映像としてこの目で見ることが出来る幸せをかみしめながら、さあ今宵もつぼねに集合です。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
儀道三司(ぎどうさんし):「太政大臣、左大臣、右大臣と同格の人間である」という伊周の「自称」。公式な役職や感触があったわけではない。ちなみに、百人一首に登場する「儀同三司の母」とは高階貴子(伊周や定子の母)のことです。
居貞(いやさだ)親王:花山天皇の異母弟で、一条天皇より4歳年上にも関わらず、長年東宮として過ごす。即位後に道長ともめる。西暦976年の産まれであり、1000年前のロスジェネ世代とおぎが勝手に命名。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
・おぎイチオシPodcast ナレーター沼尾ひろ子「朗読の世界」
https://open.spotify.com/show/0ZLvOKAefSIlNRLnp08PYu?si=f4DdEdZtQ5Se5OdLnmMyqA
・「光る君へ」勝手に鑑定答え合わせ 第32回2024年6月12日配信
https://spotifyanchor-web.app.link/e/E1LXejN5mMb
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/ppQa6e7EOp/
【用語集】第32回より「賢所/儀同三司ほか」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pnL0Jwq1An/
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※内容は諸説あります。
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「いと疾く!」とおたまから連絡が入りました。『光る君へ』の放送が終わった3分後のことです。取るものもとりあえず、その辺の服を引っ掴んで、おぎはつぼねに集いました。
今日、まひろが『源氏物語』を書き始めました。
その事実だけを申し上げ、これ以上ここで多くは語るまい。
さあ、いつものつぼねで存分に友がたりいたしましょう。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「黒髪の乱れも知らずうち伏せばまづかきやりし人ぞ恋しき」『後拾遺和歌集755 和泉式部』
おぎ訳:髪が寝乱れたことに気付かず横になっている時に髪をかき上げてくれた人が恋しい。
『和漢朗詠集』:公任が編纂した和歌と漢詩の詩文集。行成が清書したと思われるものが現存する。当時のいわゆるベストアルバムで、J-POPとC-POP(中華圏の大衆音楽)のミックス版。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
『紫式部と藤原道長』 倉本一宏著 講談社現代新書https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000381209
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pAKnOY89EJ/
【用語集】第31回より「『源氏物語』/燭ほか」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pNw0ODz1W8/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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★つぼねの皆様へ★==================================
いつもコメントをいただきありがとうございます。
このランキングを初めてお聞きになる方にために、順位が分かってしまうネタバレのコメントは今回非公開とさせていただいております。
ただ、いただいたコメントにはおぎたまは全て目を通し「げにげに!」と頷いたり、「宜なり」と呻ったりしております。
どうぞご理解いただければこれ幸いに存じます。
================================================
私たちが毎週毎週楽しみに楽しみに楽しみにしている大河ドラマ『光る君へ』。二度目の放送休止回を迎えるその日を、何もないまま過ごしていいことがあろうか?いや、ない。(反語)
というわけで、『光る君へ』の上半期に「あの役者さんの演じたあのキャラが尊い!」「私のお気に入りはあの御方!」など、つぼねの女房・公達方の推しキャラを教えていただき、アンケートを集計しようじゃないかと、おぎたまは考えました。
今回エントリーしたのは下記の24名(多すぎだけど)。
約10日間の投票期間を経て、さて、どのような結果になったのでしょうか?!
私の推しのあの御方は?
最後まで迷っていたけど、あの御方も気になっていました。
などなど、つぼねの女房・公達方には思うこともありましょう。
さあ、本日ここに、「大河ドラマ 光る君へ 上半期 最推し祭り」の結果発表と参りましょう。
1)絶対的センター:吉高まひろ
2)御曹司だがまひろに対し最弱:柄本道長
3)平安のゴッドファーザー:段田兼家
4)大人の余裕とはこのこと:井浦道隆
5)焦りんぼのリアリスト:三浦伊周
6)隆YEAHと書いて:竜星隆家
7)俺は愛されたいだけ・・・:玉置道兼
8)したたかさは父親譲り:吉田詮子
9)真面目で暴走しがちな純愛者:塩野一条
10)円らな瞳と鈴の鳴る声:高畑定子
11)枕草子爆誕!:ウイカ少納言
12)「DAYONE~」:上地道綱
13)「道綱、道綱」:財前寧子
14)イケおじすぎてごめんね:佐々木宣孝
15)頑固一徹:岸谷為時
16)大河のぬるま湯&オアシスはこちらです:高杉惟規
17)高低差がすごいのよ:本郷花山
18)『小右記』を書いたのは俺!!!:秋山実資
19)知性と顔面が最強:町田公任
20)恋も出世も抜け目なし:金田斉信
21)胃腸と文字が繊細:渡辺行成
22)前世は名探偵!?:黒木倫子
23)考えてます顔に出ないだけ:見上彰子
24)しごできミステリアスおじ様:ユースケ清明
25)その他
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
※本企画は誰に頼まれたわけでもなく、おぎたまがただただ大河ドラマ『光る君へ』を存分に楽しむために収集したアンケートであり、公式の制作会社・出演者様・その他関係者様とは一切関係のない妄想の産物であることを申し添えます。
<参考>
大河ドラマ『光る君へ』公式HP
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/
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※内容は諸説あります。
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今回より里香の式部(あかね/和泉式部・泉里香さん)が登場なさいました。源氏物語絵巻に登場する雲居雁を彷彿とさせるお衣裳と、まひろとは全く違う感性優勢の艶やかさに目を奪われた女房・公達方も多かったのでは?と拝察いたします。
「つながる言の葉」のタイトルの通り、『枕草子』が、『カササギ語り』が、人の口コミを介して繋がり、広がっていく様が描かれましたね。「かささぎ」とは、NHK公式のHPによりますと、「織姫と彦星の年に一度の逢瀬のために、織姫を羽に乗せて、天の川をこえてゆく鳥とされた」とのこと。まさか、7月7日の放送休止会の罪償いとでもいうのでしょうか?
そこで私はようやく気付いたのです。「あれ?前回書き始めたのって源氏物語やなかったと?」と。「いや、まだ書いてなかったんか~い!」とズッコケた人、私だけではなかったはずです。「疑心暗鬼は人の目を曇らす」と柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)が言ってましたけど、「思い込みはおぎたまの目を曇らす」ということを図らずも思い知らされたのです。
今宵も友がたりしたいことがたくさんあります。さあ、いつものつぼねに集いましょう。
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<おぎ注>
『日出処の天子』山岸凉子著 白泉社刊:聖徳太子こと厩戸皇子と蘇我蝦夷を描いた漫画。厩戸皇子の美しい姿に心奪われる名作。なお、著者の山岸凉子さんは『あさきゆめみし』を描いた大和和紀さんとは別の高校ながらもその頃からの友人とのことで、その事実にも驚く。
古今和歌集仮名序:古今和歌集の巻頭言。冒頭で和歌の本質を「人の言葉を種として万の言の葉とぞなれりける」と端的に表現している。
<参考>
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/px9jeVleng/
【用語集】第30回より「羹次/群書治要ほか」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pPlwEvDkKJ/
【おぎたま最推し祭開催中!】あなたの再推しキャストを教えてください!締め切りは8月9日金曜日16時。Googleフォームにて清き一票をご投票ください!
https://forms.gle/ZCsKgCmQ69FUQHNQ6
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おぎたまは、お互いに面白かった本をおススメしあう習性があります。同じ本を読んだ感想を友がたりするのは、他では味わえない時間です。
今回の1冊は藤原行成が書き、倉本一宏先生が編集なさった「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」です。
トップオブトップである藤原道長の記した『御堂関白記』、賢人右府と称えられた政府のご意見番・藤原実資の記した『小右記』、そしてそれらに並ぶ『権記』。藤原行成は彼なりの視点でひたむきに己の仕事を書き残しました。高校時代はただの知識でしかなかった『権記』ですが、平成を超え、20世紀を超え、21世紀の令和の時代なって初めて、血の通った古記録としてその温もりと息遣いが胸に迫ってきたのです。
そんな『権記』をおぎが勝手におたまに送りつけたところから、今日の友がたりは始まりです。さあ、今宵もいつものつぼねに集い、友がたりをいたしましょう。
※ご注意ください※
この回では「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」について熱く語りますので、ネタばれありです。本書をゆっくりと読みたい方はご注意ください。
<時のしおり>
(00:00) 今夏はこれ一択!行成くん日記
(03:35) 倉本先生には感謝しかない
(09:27) 「権記」ならではの面白さ
(10:50) ちょっとグロい夢を見た日
(18:30) 夫の鑑!まめびとな行成
(23:13) 読み比べで楽しむ“行成らしさ”
(25:08) 三者三様、祝いの席での騒動
(28:24) 道長&実資の日記を覗くと
(30:58) 実際、行成はどう思ってたのか?
(35:06)一条帝は誰に歌を残したか
<おぎ注>
「露の身の 仮の宿りに 君を置きて 塵を出でぬる ことぞ悲しき」『権記・ビギナーズクラシックス日本の古典』より。おぎ訳:露のようにはかない我が身であった。この世に君を置いて逝かねばならぬことが悲しいのだ。
<出典>
『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』藤原行成著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322103000169/?cvid=ssuggest
『藤原道長「御堂関白記」を読む』 倉本一宏著 講談社BOOK倶楽部
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377871
『小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 藤原実資著 倉本一宏編 角川ソフィア文庫
https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g322207000633/
<参考>
#28 おぎたまこの一冊「小右記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」
https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2i2n62
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大河ドラマは人の一生を描くドラマであるとは知っているのですが、吉田詮子(藤原詮子・吉田羊さん)の生き様というのは何と凄まじく、強く、悲しいものだったのでしょうか。彼女を主人公とした大河ドラマをいつか見てみたいとも思うほどでありました。
もうお一方。佐々木宣孝(藤原宣孝・佐々木蔵之介さん)様。まさかのあっけないご退場に声も出せずにいたのは私だけではありますまい。思い返せば「馬にニケツは道交法違反ではないのか?」だの、「好きな子にはいじめたくなるタイプ」だの、「灰かぶりやむなし!」だのとさんざん言いまくったのでありますが、賢子ちゃんを抱っこする佐々木宣孝(藤原宣孝・佐々木蔵之介さん)はひたすらに懐と愛情の深い素敵なイケオジでありました。
それにしても、ああ、長かった、とても。とても長かったです。ようやく、まひろが「源氏物語」を書き始めました。一体どこから書き始めたの?系図は書かなかったの?年表とかなしでぶっつけで?などいろいろと突っ込みたいところはたくさんあるのですが、それはさておいて。
さあさあ、今宵も友がたりをいたしましょう。いつものつぼねにおいでませ。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
『源氏物語』第27帖篝火(かがりび):玉鬘を引き取った源氏に対抗して、内大臣が探し出した近江の君に大変な悪評が経っていることを知った玉鬘が胸をなでおろす章段。源氏物語の章段にしてはとても短い。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
『枕草子のたくらみ』 山本淳子著 朝日新聞出版https://publications.asahi.com/product/18976.html
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/pnW9kgekV4/
【用語集】第29回より「四十の賀、御薬の儀」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pMGjW6qrOn/
#19 おぎたまこの一冊「枕草子のたくらみ」
https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2as07l
#30 蜻蛉日記 妄想キャスティング
https://podcasters.spotify.com/pod/show/eu26ri8sjn/episodes/ep-e2jhgju
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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とうとうこの日が来てしまうことを、もちろん知ってはいたのですが、いざその時が来てみると、なんとも言葉にできないものでございます。
東京と九州の距離が近くなったとはいえ、今日のこの回ばかりは、隣で見ることができなかったことが悲しく、辛い時間でありました。もちろんそれは、定子の身罷った後、独りで涙を流す塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)に比ぶべきものでもないのですが。
本当は、一帝二后の立役者・渡辺行成(藤原行成・渡辺大知さん)の活躍や、御堂関白記を黒塗りにする柄本道長(藤原道長・柄本佑さん)様子や、笛を吹く塩野一条(一条天皇・塩野瑛久さん)と見上彰子様(藤原彰子・見上愛さん)のやりとり、青ざしをそっと差し出すウイカ少納言など、名場面・名シーンてんこ盛りだったのですよ。
そんなことも吹っ飛ぶほどの、この辛くて悲しい回を友がたりしましょう。いつものつぼねにお越しください。
<今回配信の注意>
※おぎたまは史実は史実として、ドラマはドラマとして大いに楽しみたいと考えています。
※この配信は終始ネタばれ注意回です。「光る君へ」の放送を純粋に楽しみたい方は、番組をご覧になった後に視聴なさるのをお勧めします。
<おぎ注>
「夜もすがら 契しことを 忘れずは 恋ひむ涙の 色ぞゆかしき」(栄花物語)
→おぎ訳:「ずっと一緒にいよう」と一晩中約束したことを覚えていてくれるのなら、あなたは泣いてくれるでしょう。その涙の色を見てみたい。
「夢路にも露や置くらむ夜もすがら かよへる袖のひちて乾かぬ」(紀貫之/古今和歌集574)
→おぎ訳:あなたのところへ行きたくても行けない夢を一晩中見た。起きたら泣いていたんだ。
「光る君へ 第23回雪の舞うころ」で、一条天皇が定子の好きな歌として行成に紹介した。定子が最後に残した歌はこの歌が元ネタではなかろうかとおぎは思っている。
※おぎがわかりやすく概要を説明したものにつき、テストで書いてもマルはもらえませんので要注意!
<参考>
『藤原道長「御堂関白記」を読む』 倉本一宏著 講談社学術文庫https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000377871
『枕草子のたくらみ』 山本淳子著 朝日新聞出版https://publications.asahi.com/product/18976.html
・ダイジェスト映像はこちらでご覧になれます
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/pyVjX9MK7y/bp/p7myl949D7/
ドラマをもっと楽しむコラム
「をしへて!風俗考証 佐多芳彦さん 清少納言が『枕草子』に記した青ざしの思い出」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pqdOjxMLJo/
「をしへて! 佐多芳彦さん ~本宮の儀に臨んだ藤原彰子の衣装」
https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pO3Y0o532k/
【用語集】第28回より「青ざし/立后」https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pDdQY6Renx/
※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。
※内容は諸説あります。
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