グレープフルーツムーン

<p>【いい声の語りを聴きながら、本を読むとストーリーが豊かになる、Voice & Books プロジェクト】。</p><p>クリエイティブディレクター高崎卓馬の SF 小説『グレープフルーツムーン』(小説集『はるかかけら』中央公論新社刊・収録作) を俳優・向井理の声で聴くプログラム。</p><p> </p><p>『グレープフルーツムーン』</p><p>2012 年刊行の小説集『はるかかけら』(中央公論新社刊) に収録された高崎卓馬初の SF 小説。ほろ苦く、笑えて切ないSFラブコメディ。</p><p>2246 年、「上級労働者」の試験に落ちたサカキは、親友のトミーとふたり、奪った惑星探査機で幻の石・ブルーガーネットを探す旅に出る。女ばかりが地下に暮らす星ルージュ、自殺志願者たちが危険な仕事に従事する“ナナメ”の星シロドランなど、奇妙奇天烈な星を経由しつつサカキたちは旅を続けるが、トミーは途中の星で水牛女に肉体を乗っ取られてしまい…</p>

#05

ナナメの星。地軸が曲がったその星は自殺志願者が労働者として宇宙中から雇われていた。この星は精神をゆっくり破壊する。老婦がなぜそう笑いながら言ったのかはわからなかった。

09-11
24:11

#04

その頃、トミーは体を乗っ取られていた。奪ったのは娼婦の水牛女。その体を奪い返すためにボクとトミーは必死に追った。それがまさかこんなことになるとは。

09-11
24:15

#03

惑星ルージュ。そこでボクはひとりの女と出会った。同じ男とは一度しかセックスができない運命の女。その女の名前はスンキ。ボクはすぐ夢中になった。

09-11
21:33

#02

通行許可書を手に入れるため、ふたりはエデンという小惑星に立ち寄る。そこには犬と再婚した老人がいた。地球を離れると徐々に常識も溶けていく。

09-11
20:40

#01

2246年。地球は、下層階級しか住まないスラムになっていた。ボクとトミーはゴミダメのような場所から抜け出すために、ある計画を立てる。

09-11
16:57

#10

永遠の友だち。ブルーガーネットを手に入れたようで手に入れていない僕らはそれをふたりの生きる理由にするためにひとつの約束をする。

09-25
13:37

#09

ブルーガーネット。その幻の石があれば大金持ちになれる。それが僕らのものになる。でも、奇跡はそんなに簡単に微笑んではくれないのが宇宙の常だった。

09-25
18:16

#08

トミーが代替ボディで手をうつことにした。ところがその手に入れたボディには複雑な問題があった。

09-25
23:53

#07

それは僕を僕の夢のなかに連れていくドラッグだった。その夢のなかで僕はスンキと素晴らしい時にひたった。貸切の世界で。

09-25
21:00

#06

スンキが襲われた。その瞬間僕はスンキへの愛を確信した。マユミを失ったのはなぜだったか。輪郭が甘くなっていく記憶がその事件のせいでまた僕を傷つけてくる。

09-25
22:52

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