オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら2023年6月、ニューヨークの空が突如オレンジ色に染まり、まるでSF映画のような光景が現実となった日、その原因は2000キロ離れたカナダの森にありました。最新の衛星技術とAIを駆使して、科学者たちが解き明かした「見えない殺人者PM2.5」の正体と、アメリカが吸った山火事の煙の4倍がカナダ由来だったという衝撃の事実。地球の大気がいかにつながっているか、科学的データで明らかにします。NatureLong-range PM2.5 pollution and health impacts from the 2023 Canadian wildfires
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら植物が光合成する時、実はごく微弱な光を放出しているって知ってましたか?2022年に打ち上げられた中国の句芒衛星は、この「植物のささやき」を従来の10分の1という超高解像度で捉えることに成功しました。東京ドームのナイター照明の隣でマッチ一本の光を見つけるような技術で、地球の「呼吸」が見えるようになった最前線をお届けします。Geophysical Research LettersFirst Global Retrievals of Solar Induced Chlorophyll Fluorescence From the SIFIS Instrument Onboard the Chinese Goumang Satellite
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら野菜を食べる、運動する、禁煙する──健康のためにやるべきことは分かっています。でも「選挙に行く」が健康に関係するって、考えたことありますか?フィンランドの研究者たちが21年かけて発見したのは、投票行動が学歴よりも強く死亡リスクと関連しているという衝撃の事実でした。そこに隠された「社会参加と長寿」の秘密を、徹底解説します。Journal of Epidemiology & Community HealthVoting is a stronger determinant of mortality than education: a full-electorate survival analysis with 21-year follow-up
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら歯医者さんの「キーーン」という音、誰もが恐れるあの削る治療が、もしかしたら過去のものになるかもしれません。イギリスの研究チームが、塗るだけで歯のエナメル質を再生させる驚きのジェルを開発しました。硬さは天然の歯の約90%まで回復、長期間の咀嚼にも耐える耐久性を実現したこの技術の裏には、自然のタンパク質を模倣した巧妙な仕組みがありました。Nature communicationsBiomimetic supramolecular protein matrix restores structure and properties of human dental enamel
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら金属とバクテリア。普通なら絶対に組み合わせないこの二つが出会ったとき、エレクトロニクスの常識が覆りました。液体金属の最大の弱点「酸化膜問題」を、まさかのバクテリアが解決。しかも発芽すると小さな発電機になり、材料の導電性が銅や銀レベルまで上昇します。ウェアラブルデバイスから医療インプラントまで、この「生きた金属」が拓く未来を、ナオト博士が分かりやすく、そしてちょっと興奮気味に語ります。次世代のノーベル賞候補、見逃すな。Advanced Functional MaterialsLiving Liquid Metal Composites Embedded with Electrogenic Endospores for Next-Generation Bioelectronics
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら「薄いプレートは弱い」という地球科学の常識が、東アフリカで見事に覆されました。Nature掲載の最新研究が明らかにしたのは、過去に「乾燥」した岩盤は薄くても強いという驚きの事実。せんべいとカステラ、どちらが割れやすいか?この身近な問いから始まる、地球史の新発見を10分で。教科書が書き換わる瞬間に立ち会ってください。NatureThe importance of past rifting in large igneous province development
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちらあなたが毎日吸っている空気、実は「重さ」だけでは測れない危険が潜んでいるかもしれません。Nature誌に掲載されたヨーロッパ43地点・11,500サンプルの大規模研究が、同じPM2.5濃度でも場所によって毒性が最大3倍も違うことを発見しました。特に幹線道路沿いに住んでいる人は要注意です。今回は、従来の環境基準では見逃されてきた「空気の質」という新概念と、私たちの健康を守るために何が必要かを徹底解説します。NatureOxidative potential of atmospheric particles in Europe and exposure scenarios
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら「火山の心臓部」を、まるでレントゲン写真のように透視する——それを可能にしたのは、わずか30グラムの超高精度磁気センサーを積んだドローンでした。2022年と2024年の「時間差攻撃」で、溶岩の冷却プロセスを可視化し、さらに人工衛星データとの合わせ技で「マグマが好んで通る道」まで特定。火山学に「4D」という新次元をもたらした画期的研究を、ワクワクする物語仕立てでお届けします。Earth, Planets and SpaceInsight into magmatic pathways and subsurface structures from repeated UAV magnetic prospecting at Piton de la Fournaise volcano, Réunion Island
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら今あなたが使っているインターネット回線、その海底ケーブルが実は地球温暖化を監視する最強センサーになるかもしれません。カリブ海のグアドループで、研究者たちは通信ケーブルにレーザーを流すだけで、海底の温度を0.1℃の精度で3年間測り続け、サンゴの30%を死滅させた1.5℃の海洋熱波を検出することに成功しました。新しいセンサーを作るのではなく、世界中に150万キロも敷かれている既存インフラを賢く使う、この画期的な発想がどう地球を変えるのか、最新研究から紐解きます。Geophysical Research LettersMonitoring Long-Term Seafloor Water Temperature Changes Using Fiber Optic Sensing on Submarine Telecommunication Cables
ナオト博士の地球まる見えYoutube short『ナオト博士の地球まる見え』を明日から配信スタートします!60秒で地球の科学を楽しめる縦型動画です。 ぜひチャンネル登録してください。Podcastは今まで通り平日毎日配信。両方楽しんでいただけると嬉しいです。
オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちらインド洋には海面が106メートルも低くなる「重力の穴」がある。1948年の発見以来、誰も解けなかったこの謎を、インドの研究チームがついに解明した。彼らはスーパーコンピューターで1億4000万年前からの地球の歴史を再現し、古代テチス海のプレートが沈み込み、マントルの底で熱い巨大領域を揺さぶり、プルームを発生させるまでの壮大なプロセスを突き止めた。地球が生きているシステムであることを実感させる、時空を超えた科学ミステリー。Geophysical Research LettersHow the Indian Ocean Geoid Low Was Formed
「年を取ったら物忘れするのは仕方ない」は本当でしょうか?ノースウェスタン大学が25年間かけて発見したのは、80歳を超えても50代並みの記憶力を持つ「スーパーエイジャー」という人たちの存在でした。しかも彼らの脳を解剖して調べたところ、一般的な高齢者とは細胞レベルで違っていたんです。「脳にゴミが溜まっても記憶が衰えない人」がいる理由、前帯状皮質が若者より厚い謎、そして私たちが今からできることまで、希望に満ちた老化研究の最前線をお届けします。Alzheimer's & DementiaThe first 25 years of the Northwestern University SuperAging Program
オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら体長わずか数ミリのアリが、私たち人間より先に「建築で病気を防ぐ」という戦略を編み出していました。イギリスの研究チームが2025年に科学誌Scienceで発表したこの驚愕の研究は、アリが病原体を検知すると巣の構造そのものを変えて感染拡大を防ぐ「建築的免疫」を世界で初めて証明したものです。マイクロCTスキャンとコンピューターシミュレーションで解き明かされたアリの都市計画術は、私たちの未来の都市設計にも革命を起こすかもしれません。小さな建築家たちが数百万年かけて獲得した知恵を、今日は一緒に探検しましょう。ScienceArchitectural immunity: Ants alter their nest networks to prevent epidemics
オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら世界最高級コーヒー「コピ・ルアク」は、ジャコウネコのフンから取り出した豆で作られ、1杯最高11,000円もします。「動物のうんちを通過しただけで味が変わるわけない」と思いますよね?ところが2025年、インドの研究チームがガスクロマトグラフィー質量分析という最新技術で徹底比較したところ、風味成分が普通の豆の10倍以上も含まれていることが判明しました。ジャコウネコの消化管は天然の発酵タンクだった。Scientific ReportsCivet Robusta and natural Robusta coffee are different on key fatty acid methyl esters and total fat
オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら天王星の衛星で海があるのは大きなタイタニアやオベロンだと思われていましたが、最新研究でその常識が完全に覆されました。小さなミランダやアリエルこそが、今まさに液体の海を持ち、「自己調整共鳴」という驚くべき仕組みで何億年も海を維持している可能性が示されたのです。まるで生き物のように自分で温度を調整する海の秘密と、地球外生命の可能性について、632万通りの計算から導かれた新発見をお届けします。Geophysical Research LettersOcean Worlds Maintained by Ocean Tidal Heat Expected on Several Uranian Moons
オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら骨のない、グニャグニャのタコ。でも彼らは這うとき、腕に「一時的な関節」を作り出していました。しかも平均3本の腕で体を支え、使う順番にもリズムがある──。Nature誌に掲載されたこの研究は、史上初めて深海の野生環境で、タコの動きを3Dで定量測定したもの。「本物を見ずにタコ型ロボットを作ろうとしていた」工学者たちに衝撃を与えた、革命的な発見を解説します。NatureIn situ light-field imaging of octopus locomotion reveals simplified control
オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら地震はなぜ「ジワジワ」じゃなく「ドカン」と起きるのか?その謎を解くカギは、断層が時間とともに「天然のスーパーグルー」で固められていることだった!古代ローマのコンクリートを使った革命的実験により、従来の摩擦理論だけでは説明できなかった「セメンテーション治癒」の存在が明らかに。この発見は、浅い地震の謎から、CO2地中貯留が引き起こすかもしれない未来の地震リスクまで、私たちの地震理解を根本から変える可能性を秘めています。2000年前の技術が現代科学の最前線で活躍する、驚きのストーリーをお届けします!Earth and Planetary Science LettersThe influence of cementation on fault stability
「お金のなる木なんてない」って言われてきたけど、実は本当に木が金を作ってる現象が科学的に証明されつつあるんです。フィンランドの金鉱山近くで育つトウヒの木の葉を調べたら、ナノサイズの金の粒が見つかって、しかもその周りには特定の細菌が住んでいた。地下から溶けた金を吸い上げた木の中で、細菌たちがこっそり金の粒を作ってるかもしれないという、まるでSFみたいな最新研究を徹底解説!これ、環境に優しい資源探査や汚染水の浄化にも使えるかもしれないです
あなたが今朝流したトイレの水、実は想像以上に地球温暖化に関わっていました。環境の味方だと思っていた下水処理場が、公式発表の2倍もの温室効果ガスを排出していたことが、全米96施設・5万キロを走破した史上最大規模の調査で判明。Nature Water誌に掲載されたこの衝撃の研究は、私たちの日常が地球に与える「見えない影響」を明らかにしました。でも実は、ここに大きな希望も隠されているんです。Nature waterComprehensive assessment of the contribution of wastewater treatment to urban greenhouse gas and ammonia emissions
オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちらあなたの初恋や人生で一番怖かった体験、なぜ何年経っても鮮明に覚えているのでしょうか?実は記憶を「残すか捨てるか」決めていたのは、神経細胞ではなく、その隙間を埋めるだけと思われていた「アストロサイト」という星型の細胞でした。2025年10月にNature誌に発表された日本発の最新研究が、100年以上続いた脳科学の常識をひっくり返します。間隔を空けた復習がなぜ効果的なのか、トラウマ記憶はなぜ消えないのか、その答えがついに明らかに。NatureThe astrocytic ensemble acts as a multiday trace to stabilize memory