14日、東京みやこ・後楽園ホールにて『DRAGON EXPO 1995〜無我〜』が開催。ふじなみたつみの長男・LEONAが征矢学とシングルマッチで対戦した。 LEONAは“炎の飛龍”ふじなみたつみの長男であり、2013年にプロレスデビュー。イギリスでランカシャースタイルを学び、国内ではU.W.F.スネークピットジャパンで修行した上に父直伝のドラゴンさっぽうも身につけている。最前線にいる現役の先人たちからは厳しい言葉を浴びせられ続けているが、藤波と縁が深いさらに上の世代からは寵愛を受けており、数々のリングでチャンスを与えられてきた。 多くの批判を受け続けているLEONAだが「父と比べられる、一生闘わなきゃいけない人生だ」と覚悟を決めてリングに上がり続けるという精神的な成長を見せるようになった。 この日は、今年2月28日に亡くなった西村修さんへ捧げるべく『無我』の名を冠して開催された大会。この日はじっくりとしたキャッチ・アズ・キャッチ・キャンを魅せることがテーマにあり、全8試合のすべてがシングルマッチで実施。 LEONAは、第6試合で征矢学と対戦。 征矢は西村さんの愛弟子として2007年4月1ついたちの無我ワールド後楽園ホール大会でデビュー。ワイルドキャラで人気を博し全日本プロレスやれっするわんで活躍したが、現在はNOAHに所属。ワイルドは封印し、正統派の情熱ファイターとして闘っている。 試合は基礎に忠実なグラウンドレスリングに始まり、LEONAがヘッドシザースに捕らえると、征矢は師匠に捧げるかのように美しい倒立で首を抜いて脱出する。 場内では熱心なLEONAファンと思われる小さいお子様による「れおな!いくんだ!れおな!まけるな!れおなーっ!しゅぎょうをむだにするな!」といった声援に観衆がほっこりするも、LEONAの劣勢は続く。 征矢が力の差を見せつけるかのように顔面をグリグリと踏みつけると、先のお子様が「お顔を踏まれたら痛いんだよ!」と激怒。それに応えるかのように観衆は征矢に大ブーイングを浴びせる。 征矢はLEONAにチョップを誘い、すべてを受けきってから逆水平チョップ1発でなぎ倒す。さらに串刺しラリアットを狙うが、LEONAがフェイスクラッシャーで切り返してから低空ドロップキックを見舞って反撃の狼煙。
13日、みやこ内某所で12月4日に開催される『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレスVol.37-ざ 20th あにばーさりー-[20周年記念大会]』に関する記者会見が行われた。 初代タイガーマスク・佐山サトルによるストロングスタイル20周年記念イヤー最後となる本大会は、佐山総監が「今回のメンバーを見てもうちは総力戦に入っています。優れた選手たちがこんだけ揃って、最後の締めを飾るにまたふさわしい選手が全試合神経を注いで戦う姿、これこそ集大成の一部であるということを自覚しています。自信を持ってファンの皆さんにストロングスタイルを薦めていく試合なんだなと。全試合がそうだということをここにお知らせしておきます。それを僕が期待しています」と宣言。 その言葉通り、藤田和之&ケンドー・カシンvs永田裕志&間下隼人や、村上和成&高橋“人喰い”義生vsスーパー・タイガー&竹田誠志による初代タッグ王座決定戦、船木誠勝&デイビーボーイ・スミス・じゅにあvs黒潮TOKYOジャパン&関根“シュレック”秀樹によるレジェンド王座をめぐる戦いなどに加え、女子によるジャガー横田&Sareee&いろは匠vsNØRI&MIRAI&宝山愛など過去と未来を繋ぐカードが組まれている。 その中でハヤブサの初参戦が発表され、カードが1999年東京ドームのジャイアント馬場引退興行ぶりとなるザ・グレート・サスケ&タイガーマスク&ハヤブサのトリオと日高郁人&政宗&あべふみのりの対戦が決定。 これにハヤブサは「厳密には自分はその東京ドームのリングには立っていません。ですが、あの頃と変わらないと思っていただけるように、自分らしく、ハヤブサらしく試合をしたいと思っています。何よりも、26年経ってまだ現役で活躍されているタイガーマスク選手、サスケさん、このお二人の活躍があってこそが今回の対戦カードだと思います。そしてそれが初代タイガーマスクの佐山先生のこのストロングスタイルプロレスで実現するというのが何か縁があってのことだと思って自分の中でいろいろ噛み締めながら、当日は佐山先生が見て恥ずかしくない試合をし勝利したいと思います」と真面目にコメントした。 今でも昔の初代タイガーマスクの映像を見て、何か自分の技や動きに加えることはできないかと日々研究しているというハヤブサ。当日どのような動きを見せてくれるか注目だ。
12月5日~7日に幕張メッセで開催される『東京コミックコンベンション2025』(以下東京コミコン)の6日に、怪獣プロレスの参戦が発表された。 『怪獣プロレス』とは雷神矢口(矢口壹琅)が今は亡き盟友・ハヤブサさんとともに昔から構想を練っていたというエンターテインメント団体。怪獣研究家UMA研究家の山口敏太郎と中沢健による解説や、電車に乗った事がある人なら大多数が聞いたことのある案内ボイスのクリステル・チアリによるリングアナ、世界的に有名な怪獣造形作家・赤松和光によるキャラクターデザインなど豪華な面々が協力。 また、出演俳優も仮面ライダー2号(一文字隼人)役として知られる佐々木剛、ウルトラシリーズや『超人バロム・1』の白鳥健太郎役として知られる高野浩幸、ウルトラシリーズやあまたの戦隊モノに出演している萩原佐代子など特撮界隈のレジェンド俳優たちがあまたく出演している。 今回は普段とは違う特別バージョンとして、ふじなみたつみの息子であるLEONAの参戦も決定。オーディションを勝ち抜いた怪獣ガールズの天野美桜(あまのみお)さん、あしゃるんさん、兎神結愛(とがみゆあ)さん、天羽えう(あまうえう)さんのお披露目も予定されている。 東京コミコンには8万5千人以上が来場し、今年は『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジャック・スパロウ役などのジョニー・デップ氏など20人の来日が発表されておりかつてないほど注目を浴びている。 同日のリングステージではないとう哲也&ぶしのトークショーや、小橋建太トークショー&ウナギ・サヤカプロデュースマッチ、ジョーズ50周年記念サメ映画トークショーなども行われる予定でありプロレスファンも映画ファンも怪獣ファンも楽しめるステージとなっている。 海外からの来場者が熱狂する怪獣プロレスがどのような盛り上がりを見せるのか注目だ。
9日(日)、みちのくプロレス所属のはしたろう(43歳)が12回目となる地元神戸凱旋大会でぜろわんの弾丸戦士・たなかまさと(52歳)と初シングルマッチで闘った。 兵庫県生まれののはしは小学6年生の時に阪神淡路大震災で被災した。プロレスとプロレスラーから勇気を貰って立ち上がった男が被災から30年目となる節目の年に地元神戸でどうしても闘いたかった相手が、ぜろわんの弾丸戦士・たなかまさとだったという。40歳を過ぎて衰えを体感する自分に対して52歳で年齢をまるで感じさせずトップを走り続ける田中に憧れを抱き、彼との闘いを通してプロレスの素晴らしさを伝えたいと語っていた。当日はのはしが地元に帰るたびに行ってきた宣伝活動や様々なメディアに働きかけるなど懸命な営業努力の甲斐もあって悲願の満員札止めを達成。オープニングの選手入場式でリングインしマイクを取ったのはしは超満員の客席を見るなり男泣き。まわりの選手に「おい、試合する前からもう泣いてるぞ!」とひやかされると「感極まっちゃって・・・」と涙。 試合開始からリーチに勝る田中がのはしを捕えると早速グラウンドヘッドロックで執拗に締め上げる。渾身の力を振り絞って頭を抜いたのはしが側転からカニ挟みで田中を倒し背中に強烈なヘッドバットを落として場外へ。リング下から長テーブルを取り出し柱に立てかけ田中を振ろうとするが、逆にのはしが飛ばされてテーブルに激突。そこから田中のペースでハードコアファイトへ突入。 田中のパイプ椅子を頭で受けたのはしが額が切れて流血し、観客席から悲鳴が飛ぶのもお構いなしで田中がのはしをテーブルに叩き落す。完全にグロッキー気味ののはしをリング上に戻して更なる追い打ち。コーナーポストにテーブルの破片をセットしてのはしを突き刺し、ダウンしたのはしをフォール。勝負が決まるかに思われたが、息を吹き返したのはしがカウント2でキックアウト。 地元ファンの大声援を受け神がかり的な猛反撃に転じ、田中をキャメルクラッチに捕え血だらけの鬼の形相で自らを鼓舞せんと咆哮。辛くもロープエスケープした田中がコーナー往復串刺しラリアットでのはしを再びダウンに追い込んでフォールするとまたものはしがキックアウト。フィニッシュを決めようとコーナーポストに上がってスーパーフライを見舞っていった田中をのはしが下からなんと足剣山で迎撃。
DDTプロレスが11月1ついたち、東京・新宿FACEで新世代興行『D GENERATIONS SP』を開催した。今大会には新日本プロレスからヤングライオン3選手が参戦。セミファイナルでは『D GENERATIONS CUP 2025』覇者の高鹿佑也が村島克哉(新日本)と越境タッグを結成し、塚本竜馬、隈取組に勝利したが、塚本との遺恨が勃発した。 高鹿は4・4後楽園で新日本に初参戦し、まおとのコンビで村島&ニンジャ・マックと対戦し、まおが村島から白星を挙げている。『DGS』のレギュラーとなっている元全日本プロレスの塚本は、高鹿と同時期にアニマル浜口ジムに在籍していた。ダンスパフォーマンス集団O-MENZメンバーでDDTでプロレスデビューした隈取は『DGS』シリーズ初参戦となった。 村瀬と塚本が激しくやり合えば、高鹿と塚本もバチバチのエルボー合戦を展開。村瀬が塚本にサンセットフリップ、高鹿がバックドロップでカバーもカット。塚本が高鹿に串刺し式チョップ、隈取が変型のキリモミ式プレス、塚本がブレーンバスターもカット。高鹿と塚本が再度エルボーの打ち合いとなった。高鹿が生ヒジを叩き込むと、塚本はバックドロップ、ラリアットもカウントは2。高鹿が塚本にインターセプトからアームロックへ。隈取が阻止に入るも、構わず高鹿は変型トライアングルランサーへ。塚本はそのまま強引に持ち上げてボディスラムも、高鹿は手を離さず、チキンウイング・アームロックで締め上げると、危険とみなしたレフェリーが試合を止めた。試合後、納得いかない塚本はレフェリーに詰め寄り、高鹿に突っかかって乱闘に発展した。 高鹿は「オイ、塚本。話せば長くなるな。要約すれば、おまえが嫌いってことだよ。負けて八つ当たりして、何も変わってねぇ。でも、こうやってDDTのリングで戦うとは思わなかった。DDTで何回でもやってもいいぞ」と嫌悪感を露わにし、「村島選手、隈取選手とももっとやりたい」と続けた。村島は「初めてDDTのリングに上がらせてもらって。高鹿選手とは1回戦ったことあるけど、今日は仲間。だけどやっぱり戦いたい」と再戦を希望した。 一方、塚本は「高鹿、覚えとけ。レフェリー、何止めてんだ。タップアウトしてねぇんだよ。おまえらグルか? おめえ、俺のこと嫌いなんだろ? だったら骨の1本2本折ってみろ!」と怒り心頭。
DDTプロレスが11月1ついたち、東京・新宿FACEで新世代興行『D GENERATIONS SP』を開催した。メインイベントでは正田壮史&藤田晃生(新日本プロレス)の“ZUTTOMO”(ずっと友達の意)タッグがダムネーションT.Aの岡谷英樹&イルシオンに快勝し、リングでの再会を約束した。 正田と藤田は、クリス・ブルックスとザック・セイバーじゅにあ(新日本)が親友関係にあることがきっかけになって親交が深まるようになった。7月に「BEST おぶ ざ すーぱー じゅにあ」を制した藤田は、その覇者としての肩書きを引っ提げて、7・13後楽園でDDT初参戦を果たし、正田とのタッグでTo-y&高鹿佑也に勝利。そして、8・30ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)でザックと組んだ藤田はクリス&正田と対戦。試合はザックが正田から白星を挙げたが、試合後、お互いに認め合った正田、藤田ともに再会マッチを熱望。今回は対戦ではなく、2度目のタッグ結成となった。 正田と藤田は2度目のタッグとは思えぬ連係技を決めていく。場外戦になると、イルシオンが正田をイス殴打。藤田と岡谷はステージ席で乱闘を繰り広げた。リングに戻ると、正田は岡谷にミドルキック連打。藤田はイルシオンにスワン式ミサイルキックを叩き込む。藤田と岡谷がエルボーのラリー。藤田がドロップキックを見舞えば、岡谷も同じ技で返し、さらにジャーマンの応酬に。イルシオンと交錯したレフェリーがダウンすると、岡谷が正田に竹刀攻撃。藤田と岡谷が竹刀で打ち合いに。岡谷が正田に串刺し式クレイモア、イルシオンがダイビング背面セントーンもカット。藤田がイルシオンにスワン式ミサイルキック、正田がジャーマンを決めるもカット。藤田が岡谷をフランケンシュタイナーで排除すると、正田が三角蹴りから正田のチカラKOBUムキムキを繰り出してすりーかうんとを奪取した。 マイクを持った正田は「コーくん、若手の『D GENERATIONS』興行に出てくれてありがとう」と感謝の弁。藤田は「この大会に参加できて、DDTのお客さんの前で試合できて。新日本と少し違う空間で試合できて、すげぇ楽しくて勉強になってます。またすぐにでも参戦したいと思ってるんで、髙木(三四郎)副社長と偉い方に、ハッシュタグをつけて、皆さんお願します」と再出場を希望した。
ガンバレ☆プロレスが11月9日、東京・新木場1stRINGで『スクール・オブ・ロック2025』を開催した。1ついたちでデビュー5周年を迎えるYuuRIが12月27日、後楽園ホール大会での記念試合で“太陽神”Sareeeとシングルマッチで対戦することが決まった。 YuuRIは「夢のようなカードだけど、夢に終わらせるつもりはありません。今まで積み重ねた5年間の力、ガンバレ魂を込めて、ガンバレを燃やして、Sareee選手をぶっ倒します!」と意気込んだ。 また、2026年の第1弾大会が1月1ついたち、すっかり恒例となった埼玉・ボートレース戸田大会(観戦無料のイベントプロレス)になり、前大会に続き、“プロレス王”鈴木みのるが参戦する。因縁深い勝村周一朗とタッグを組むのか、はたまた対峙するのか注目される。通常興行の第1弾は1月3ついたち、高島平区民館大会(昼)となる。そのほか、3月に1年半ぶりの大阪大会を開催。4月には後楽園大会が予定され、来年は年4回、聖地に進出する。 なお、現在、体のメンテナンスのため欠場中の春日萌花が11・29高島平大会で復帰することが決定した。
ガンバレ☆プロレスが11月9日、東京・新木場1stRINGで『スクール・オブ・ロック2025』を開催した。スピリット・オブ・ガンバレ(SOG)世界タッグ王者組の中津良太&塚本拓海(BASARA)がおおか健&趙雲子龍の日大OBコンビを破り、2度目の防衛に成功。11・29高島平区民館で勝村周一朗&YuuRIのミックストコンビが挑戦することが決まった。 序盤、中津とおおかがショルダータックル合戦も中津が打ち勝つ。中津組がおおかにダブルのクローズライン。おおかが塚本にブレーンバスターを見舞えば、塚本が趙雲子龍に払い腰。趙雲子龍がステージ席横の壁に飛び乗り、プロジェクトAで2人まとめて吹っ飛ばす。塚本が趙雲子龍にブレーンバスタースラムもカウントは2。塚本が趙雲子龍にずどんを狙うも、趙雲子龍が丸め込む。おおかが中津にミサイルキック、ハリケーンドライバーとたたみかけるもカウント2。中津組がおおかに合体式キックもカット。おおかが中津にカミカゼ、趙雲子龍がチャイニーズ・ボムズアェイ、おおかがスピアと波状攻撃もカット。趙雲子龍のプロジェクトAをキャッチした中津が投げ捨てジャーマン、ラリアットもカット。さらに中津が裸絞めもカット。おおかのスピアが趙雲子龍に誤爆すると、中津が趙雲子龍を裸絞めで締め上げると、危険とみなしたレフェリーがストップした。 ここで、かねて「女子の枠にはまりたくない」と発言していたYuuRIが入り、「そのベルトに挑戦させろー! お二人が強いのは今の試合見たら百も承知。でも、自分は自信に満ちあふれてる。怖いというよりワクワクしてるよ」と挑戦表明。中津は「やったってもいい。2対1か?」と問うと、勝村が上がって「パートナーが俺なら文句ないだろ。こんだけ元気なおてんば娘には保護者が必要」と名乗り。中津は「勝村さん出てくるなら、何も文句ない。いつや?」と言うと、三島通義社長が「11月29日、高島平でやりましょう」と断を下した。 中津は「おおかさんはもちろん、趙雲さんがよかったですね」、塚本は「自分たちが経験したことない攻め方してくるんで、天才的な動きやね」と試合を振り返った。次期挑戦者について、中津は「リング上がったら男女関係ないんで」、塚本は「プロレスラーとプロレスラーで、そこは関係ないんで。いい試合をして我々が勝つ」と迎撃態勢。
9日、新日本プロレスが1月4日に東京ドームで開催される『サンセイアールアンドディ Presents れっする KINGDOM 20 in 東京ドーム 棚橋弘至引退』における、棚橋引退試合の対戦カード発表会見を行った。 棚橋は立命館プロレス同好会(RWF)を経て新日本プロレス入団。1999年にプロレスラーとしてデビューし、むとう敬司の付き人へ。鈴木健三や中邑真輔とのタッグで活躍後、新日本プロレス暗黒期である2006年にIWGPヘビー級王座を初戴冠し「愛してます」を初めて叫ぶ。 2007年から始まった1・4東京ドームレッスルキングダムシリーズでは幾度もメインイベントを務め、2012年のブシロードグループ入りまで暗黒期を照らし続けた。 闘龍門から新日本プロレス入りし再デビューしたオカダ・カズチカが、2012年のレッスルキングダムで凱旋帰国し棚橋弘至の前に現れるとIWGPヘビーへ挑戦表明。レインメーカーショックと呼ばれるこの事件以降、新日本プロレスに金の雨が降り注ぎ始めた。 2016年に中邑真輔がWWEへ、2024年にオカダ・カズチカはAEWへ移籍するが、棚橋は新日本に残り続け2023年に社長に就任。だが2026年1・4東京ドームでの引退を発表し、その対戦相手に注目が集まっていた。 11月8日の愛知大会でYuto-Iceとのシングルマッチに勝利した棚橋の「愛してまーす!」の直後、『RAIN MAKER』が鳴り響きレインメーカーショック当時を彷彿とさせる黒シャツ姿に外道を携えたオカダ・カズチカがリングに登場。 オカダは「棚橋さん、引退おめでとうございます。そして、お疲れ様でした。2026年1月4日、良かったら僕がやりますよ。それまで疲れんじゃねえぞ、コノヤロー!というわけで、あとは外道さんに喋ってもらいます」とマイクし、外道が「レインメーカーが来た限りは、史上最高の引退試合になるぞオイ。なんでか分かるかオイ?レェェェベルが違うんだよコノヤロー!。れっする KINGDOM 20、東京ドームに、カネの雨が降るぞォォ」と煽る。 オカダのレインメーカーポーズに棚橋も腕を上げてポーズで応えていた。 この日の会見で菅林直樹会長より正式に引退試合の対戦カードが発表され、棚橋とオカダが出席。
8日、東京みやこ・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『STAR NAVIGATION 2025』が開催。NXTから凱旋帰国したYoshiki InamuraがGHCヘビー級王座初戴冠を果たした。 Yoshiki Inamura(稲村愛輝)はスモー&ジュードーのバックボーンを持ち、カレッジプロレスリング時代はレジェンドパーソンとしてジェネレーションをディファイン。 2018年9月にNOAHでデビューしてからはヘビーウエイトファイターとしてエクスペクトされ続けたが、グッドリザルトを残せず。2023年9月には海外遠征を経てYOあいしーHIとしてNOAHにトライアンフリターンしたが、その後はノットシャイニング。 しかし、2024年11月からWWE傘下のNXTへトレーニングジャーニーすると、ついにInamuraが持つ本来のポテンシャルがアウェイキング。2025年7月にはWWE(NXT)の所属でない選手がNXT王座にチャレンジするというアチーブメントを成し、そのプレゼンスをワールドワイドなものにした。 そんなInamuraは今年10月の両国国技館大会にて行われたKENTA vs マサ北宮のGHCヘビー級王座戦に突然姿を現し、反則三昧の北宮側を蹴散らしてKENTAを助ける形でリングに上がる。 そしてKENTAの防衛成功後には「コングラッチュレーションズ、GHCヘビーウェイトチャンピオン!ミスターKENTA。ワッツアップ!プロレスリングNOAHのファンの皆様!Yoshiki Inamuraが、アメリカからこのプロレスリングNOAHのリングにカンバックしました。ミスターKENTA、YOUの持つそのGHCヘビーウェイトに、是非チャレンジさせてください」と独特な言い回しで挑戦表明。 KENTAは「どうした急に?どうした?どうした?1年行っただけで絵に描いたようにアメリカにかぶれてるじゃねーかよ。こっちは10年以上住んでんだよお前」と冷静にツッコミ。 Inamuraは負けじと「ミスターKENTA、僕がアメリカで得たエクスペリエンス、それを十分活かして、あなたのそのベルトにチャレンジさせてください。僕はダーティなファイトは嫌いです。是非、僕とフェアーアンドスクエア、正々堂々勝負しましょう」とキャラを貫いて挑戦を認めさせ、方舟シップのキャプテンになることをプロミスしていた。
12月5日~7日に幕張メッセで開催される『東京コミックコンベンション2025』(以下東京コミコン)の6日に、“LOS TORANQUILOS de JAPON"(ロス・トランキーロス・デ・ハポン)ないとう哲也&ぶしの出演が発表された。 東京コミコンとは、8万5千人以上が来場する日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱ったイベント。ディズニーやDCコミックスなども出展する他、有名ハリウッドスターたちが来日することでも注目を集めている。 今年は『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジャック・スパロウ役などのジョニー・デップ氏、『ロード・オブ・ザ・リング』フロド・バギンズ役などのイライジャ・ウッド氏、『グーニーズ』マイキー役などのショーン・アスティン氏、『DEATH STRANDING』主人公のノーマン・リーダス氏、『インディー・ジョーンズ/若き日の大冒険』インディー・ジョーンズ役のショーン・パトリック・フラナリー氏、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』40周年を記念してドク役のクリストファー・ロイド氏、ロレイン・マクフライ役のリー・トンプソン氏、ビフ役のトム・ウィルソン氏、ジェニファー役のクローディア・ウェルズ氏など20人の来日が発表されている。 展示ブースには撮影で実際に使用された貴重なアイテムが展示される予定だが、今回もブースの一角にプロレスのリングが組まれる事が決定。STARDOM、アクトレスガールズ、関東学生プロレス、怪獣プロレス、SET UP&IWAタイランド、ウナギ・サヤカが参戦するほか、小橋建太のトークショーやジョーズ50周年記念サメ映画トークショー、全日本プロレスが協力している映画『ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦』イベントなども行われる。 今回そのリングステージにないとう哲也&ぶしが出演しトークショーを行う事が決定。さらにMCはドラゴンボール芸人などでフリーザとして有名な吉本興業の『BANBANBAN』が務め、盆踊り風アニソンディスコも行う予定だ。 ないとう&ぶしは場内にあるコミコン神社ともコラボし、2人が監修した御守り・御朱印帳・絵馬を数量限定で販売する。 今年5月に新日本プロレス退団後は人前に姿を表すことも少なくなった2人だけに、近況を生で聞くことができる貴重な場となりそうだ。
7日、東京みやこ・後楽園ホールにてSTARDOM『第15回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ開幕戦~ in KORAKUEN』が開催。フワちゃんがプロレスラー転向を電撃発表した。 フワちゃんは、日本テレビ『行列のできる相談所』内の企画でプロレスデビューすることとなり、2022年10月23日にスターダムでデビュー。 芸能人のネタの一部として軽く終わるかと思いきや、フワちゃんは約4ヶ月の練習でしっかりとした危なげない受け身を習得。オカダ・カズチカ直伝のドロップキックも見事なものであり、ミサイルキックの滞空時間と飛距離は一線級のプロと遜色ないレベル。 プロレスにドはまりしたフワちゃんはどんどん試合をしていくことを熱望したが“大人の事情”があってのプロレスデビューであったため、3回目の試合は組まれないまま時が過ぎた。 そして、フワちゃんは昨年8月にSNS上で女性お笑い芸人に向けて発した不適切発言で大炎上。レギュラー番組も降板となり、一気にテレビからも姿を消して干されたままフェードアウトしていくものと思われていた。 しかし、今大会では岡田太郎社長とともにフワちゃんがリングに上がり、場内は大きなざわめきに包まれる。 緊張のあまり笑顔が引き攣った状態でマイクを取ったフワちゃんは「皆さん、お久しぶりです。フワちゃんです。昨年は私の発言でお騒がせをしてしまいまして申し訳ございませんでした。(※ふかぶかと一礼)今日は皆様にお話したいことがあり、お時間を頂戴してもよろしいでしょうか。あれから1年半、時間をかけて自分自身を振り返り、私なりにたくさん考えてきました。改めなければならないことがたくさんあり、猛省しております。一方で、自身の強みをまた発揮できるところはあるのか試行錯誤しながら考え、日々精進し生活しておりました。この期間で敬語も学びました。そして、新しい夢ができました!この1年間、いろいろな可能性を考えている中で、私にとってどうしてもまた挑戦したいもの……それはプロレス一択でした!反省や禊ぎのためではありません。私自身、プロレスには3年前のテレビ番組の企画で挑戦して以来、ずっと大切に思っていた存在であり、かつ、命をかけて闘う覚悟がある者しか上がれない舞台です。
12月5日~7日に幕張メッセで開催される『東京コミックコンベンション2025(以下東京コミコン)で、小橋建太トークショー&ウナギ・サヤカのプロレス試合の開催が発表された。 東京コミコンとは、8万5千人以上が来場する日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱ったイベント。ディズニーやDCコミックスなども出展する他、有名ハリウッドスターたちが来日することでも注目を集めている。 今年は『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジャック・スパロウ役などのジョニー・デップ氏、『ロード・オブ・ザ・リング』フロド・バギンズ役などのイライジャ・ウッド氏、『グーニーズ』マイキー役などのショーン・アスティン氏、『DEATH STRANDING』主人公のノーマン・リーダス氏、『インディー・ジョーンズ/若き日の大冒険』インディー・ジョーンズ役のショーン・パトリック・フラナリー氏、『バック・トゥー・ザ・フューチャー』40周年を記念してドク役のクリストファー・ロイド氏、ロレイン・マクフライ役のリー・トンプソン氏、ビフ役のトム・ウィルソン氏、ジェニファー役のクローディア・ウェルズ氏など20人の来日が発表されている。 展示ブースには撮影で実際に使用された貴重なアイテムが展示される予定だが、今回もブースの一角にプロレスのリングが組まれる事が決定。STARDOM、アクトレスガールズ、関東学生プロレス、怪獣プロレス、SET UP&IWAタイランドが参戦するほか、ないとう哲也&ぶしのトークショーやジョーズ50周年記念サメ映画トークショー、全日本プロレスが協力している映画『ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦』イベントなども行われる予定。 今回そのリングステージに後楽園ホールを有する『Tokyo Dome City』が協力し、として小橋建太トークショー&ウナギ・サヤカのプロレス試合が行われる事となった。 小橋さんはプロデュース大会『Fortune Dream』を後楽園ホールで開催しており、ウナギ・サヤカも里村明衣子とのワンマッチや自主興行で後楽園ホールを満員にしてきた。その縁もあり、ウナギ・サヤカが東京コミコンでプロデュース試合を行う事に。
7日、東京みやこ・後楽園ホールにて『第15回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ開幕戦~ in KORAKUEN』が開催。メーガン・ベーンが衝撃のスターダム再登場を果たした。 『ゴッデス・オブ・スターダム』はスターダムの秋の風物詩であるタッグリーグ戦。年末~年明けのビッグマッチのカードを大きく左右するシリーズだ。 ユニットやパートナー間の絆が試されたり、余り物同士で組まされたとしか思えないタッグが思わぬ化学反応を起こしてタッグ戦線の光景を変えたりするというプロレスの醍醐味が味わえるシリーズとして注目を集めている。 今年も【レッドゴッデス】【ブルーゴッデス】の2ブロックに分かれ、16組(32名)が参戦している。 この日の第6試合では、今大会では公式戦がないメンバーで8人タッグマッチを実施。 HANAKO&X&月山和香&梨杏vs壮麗亜美&レディ・C&ボジラ&鉄アキラというカードであり、“X”がHANAKOのタッグパートナーであるということで当日まで期待を集めていた。 一番最後にまんをじして入場してきた“X”の正体は、なんとメーガン・ベーン。 メーガンは 2023年7月に初来日を果たし、180cm超えの圧倒的パワーで大暴れ。舞華とのタッグで『GODDESSES おぶ STARDOM 2023』優勝を果たしたり、当時中野たむが保持していた赤いベルトへ挑戦していたりと、数年スターダムを見ているファンには馴染みの深い選手だ。 2024年1月に日本ラストマッチを行い、現在はAEWで活躍。米国でのGCWではボジラとのシングル戦を経験し、そのボジラに鈴季すずが目をつけてスターダムへと呼び込んだという経緯がもあり、メーガンのスターダム再参戦は様々なストーリーが収束する最後のピースとなった。 これにより、181cmのボジラとHANAKO、180cmのメーガン、177cmのレディ、170cmの壮麗が暴れまわることになり、6m40cmのリングがとても小さく見えるという女子プロレスではめったに見られない光景が広がった。 ゴングを前にメーガンとボジラは好戦的な笑みを浮かべながら額を突き合わせての視殺戦を展開。これを梨杏とアキラが引き剥がして先発で出ていき試合開始。
7日、東京みやこ・後楽園ホールにて『第15回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ開幕戦~ in KORAKUEN』が開催された。 『ゴッデス・オブ・スターダム』はスターダムの秋の風物詩であるタッグリーグ戦。年末~年明けのビッグマッチのカードを大きく左右するシリーズだ。 ユニットやパートナー間の絆が試されたり、余り物同士で組まされたとしか思えないタッグが思わぬ化学反応を起こしてタッグ戦線の光景を変えたりするというプロレスの醍醐味が味わえるシリーズとして注目を集めている。 今年も【レッドゴッデス】【ブルーゴッデス】の2ブロックに分かれ、16組(32名)が参戦している。 この日は、ブルーゴッデス公式戦として[さくらら]さくらあや&玖麗さやかvs[New☆Sisters]こなみ&吏南、[Gorilla trigger]飯田沙耶&ビー・プレストリーvs[02line]AZM&天咲光由、[凹アネコン凸]しゅり&鹿島沙希vs[押忍!血みどろ女塾]鈴季すず&山下りなの4試合が実施。 レッドゴッデス公式戦として、星来芽依&水森由菜vs Sareee&叶ミク、[なつ&さおりー]なつぽい&あのうサオリvsテオトレコ&オシータ、[BMI2000]刀羅ナツコ&琉悪夏vs妃南&八神蘭奈の3試合が実施。 10月30日にNEW BLOODタッグ王座を獲得したばかりのさくららだったが、New☆Sistersのラフ攻撃を交えた連携には及ばず。最後はこなみがトライアングル・ランサーでさくらを仕留めて順当に初戦白星。 STARS内で最強のパワーファイター2人が組んだことで生まれたGorilla triggerは、タッグ歴も長くなってきた02lineを圧倒。パワーvsスピードの好勝負となったが、最後はビーが天咲をプラン・ビーで仕留めた。 凹アネコン凸vs押忍!血みどろ女塾という、なにかのタッグ王座戦でもおかしくない豪華カードの試合。しかし、山下がわざわざしゅりの土俵に上がって同じ技で勝負して押し負けるというコミカルな展開からピンチに。ならばと女塾は鹿島をターゲットに定めるも、鹿島は逃げ回りつつ美味しいところだけいただき、最後は起死回生で山下からすりーかうんと。 ハイスピード王座戦を経て絆を育んだ星来&水森は序盤からスピーディな連携で先攻し、キャリアの浅いミクに集中砲火。
6日、東京みやこ・後楽園ホールにてどらごんげーと『KING おぶ GATE 2025』が開催。ISHIN、シュン・スカイウォーカー、田中良弥、吉岡勇紀が1回戦を突破した。 毎年恒例となっているどらごんげーとのシングルNo.1決定戦『KING おぶ GATE(以下KOG)』が今大会より開幕。今年は32選手が参加し、全国を巡業しながら14大会に渡って開催。12月3日の後楽園ホール大会にて優勝決定戦が行われる。 この日は、KOGトーナメント1回戦としてルイス・マンテvsISHIN、土井成樹vsシュン・スカイウォーカー、田中良弥vs帆希、吉岡勇紀vs菊田円の4試合が実施。 最初に行われたのはマンテvsISHINの1回戦。 マンテはマスクマンのディアマンテ時代にはドリームゲート王座の戴冠歴もあり、ツインゲートは1回、トライアングルゲートは3回も戴冠している実力者。対するは、2度のブレイブゲート王座戴冠歴もあり、現トライアングルゲート王者のISHIN。 スピードや跳躍力ではマンテが勝るものの、パワーやインサイドワークではISHINが上回るという勝負論のある対面だ。 ISHINは正々堂々のルチャ・リブレで闘うことを宣言するが、もちろんこれは真っ赤な嘘でありISHINの奇襲から試合が始まる。しかし、マンテのルチャに対応した結果ISHINも結果的に正統派のルチャで闘ってしまい、大歓声を受けて苦笑い。 マンテが3次元的な動きで翻弄してトペ・スイシーダを決めるが、2発目を放ったところをISHINが鉄板で顔面をぶん殴ることで阻止。最後はマンテがウラカン・ラナを狙ったところをISHINが全体重をかけてのスクールボーイですりーかうんと奪取。 次に行われたのは土井vsシュンの1回戦。 シュンはユニットや団体の枠に縛られない型破りのサイコパス系ヒールであり、3度のドリームゲート王座戴冠などの経歴よりも唯我独尊なそのキャラクターが高く評価されている選手。 対する土井は数々の栄冠を手にしてきた説明不要の実力派ベテラン。現在はどらごんげーとの所属ではなくなってしまったものの、どらごんげーとと全日本プロレスへ継続参戦し、両団体の橋渡し役としてプロレス界全体の活性化の立役者となっている。 試合は土井の奇襲から場外乱闘となる中で始まるが、ここではシュンが圧倒。
5日、東京みやこ・六本木ヒルズアリーナにてRIZINが大晦日大会についての公開記者会見を実施。ホベルト・サトシ・ソウザの持つライト級王座へ野村駿太の挑戦が決定した。 サトシは2019年にRIZINへ初参戦し、2022年にライト級王者へ。以降は日本人相手には無敗の圧倒的な強さを誇っている。そのサトシへ挑戦するのは、現DEEPライト級王者でありアメリカン・トップチームの野村駿太。 野村は今年3月のRIZIN初参戦でルイス・グスタボから勝利し、7月の『超RIZIN.4』で元Bellator世界ライト級王者のパトリッキー・ピットブル相手に判定勝利。最短距離で王座戦へと上り詰めた。 野村は「こんにちは、DEEPライト級チャンピオンの野村です。僕がデビューする前から、サトシ選手がRIZINライト級のベルトをずっと守ってくれてたんですけど、10周年大晦日、僕がそれを奪って、新時代のライト級を築くんで、みんな応援お願いします!(堀口恭司からは)技術的なこと。まあ気持ちとかじゃなくて、まあこういうことやってった方がいいよねとか、こういう感じで作ってった方がいいよねっていうのは、やっぱ一緒の空手ならではの対処法だったりいろいろ教えてもらったんで、もうそれをしっかり試合で実践したいなと思っています」と意気込む。 サトシは笑顔で「もちろんみんなこのベルトが取りたいけど、まだまだ5年、6年、7年ぐらい絶対にこのベルト守るから。日本のため、RIZINのためだから、大晦日にみんな楽しみに見てください。彼のスタイル面白いね。大晦日何が勝った道とか、ミスポイントとか、絶対に面白いの試合ですね。応援よろしくお願いします」と強者の貫禄を見せた。
6日、東京みやこ・後楽園ホールにてどらごんげーと『KING おぶ GATE 2025』が開催。新橋二郎が後楽園ホールに初出勤を果たした。 新橋二郎は、今月2日にデビューしたばかりのサラリーマンレスラー。 現代のビジネスマンらしくコンプライアンス意識が非常に高く、出身地(島根県出雲市)を除いた身長・体重・生年月日などの情報はすべて「個人情報に関することはお答え出来かねます」と回答を拒否する徹底ぶり。どらごんげーとの巡業先に合わせて全国を飛び回る営業マンであることしか分かっていない。 しかし、二郎は今月2日のエディオンアリーナ大阪大会でのデビュー戦でくいしんぼう仮面を破ってオープン・ザ・お笑いゲート王座を戴冠。サラリーマンとしての営業力と、プロレスラーとしての実力は確かであることは判明した。 この日の第2試合では、望月成晃vs新橋二郎のシングルマッチが実施。 二郎はスーツ姿でビジネスバッグにビニール傘を携え、さながら仕事帰りにふらりと寄ったサラリーマンような格好で入場ゲートから登場。 観客へ名刺を渡して顔を売りながらリングインし、週末の接待ゴルフに向けて傘でスイングして練習を始める。しかし、試合前のボディチェックではビジネスマンの身体の一部とも言えるスマホも凶器として没収され「仕事の電話がかかってくるんですよぉ!」という抗議もむなしく本部席に預けられてしまう。 大人と大人の付き合いは名刺交換から始まる。リング上では初対面の望月に対して二郎はしっかりと挨拶をしながら名刺を差し出す。望月が困惑しながらも名刺を受け取ると、二郎は何かをやり遂げたような晴れやかな表情でそのまま帰ろうとする。 望月が「お前プロレスラーだろぉ?!何しに来たんだ!」と蹴飛ばすと、二郎は「なにをなさるんですかァーッ!」と顔面をぶち抜く打点の高いドロップキック。望月も思わず素で「いいドロップキックだったじゃねーかぁ」と褒めてしまう。 その後、二郎は傘を差しながら望月の手首を取ってロープ渡りを始める。望月は「これどっかで見たことあんなあ。俺どっかで見たことある気がすんだよなあ……」とぼやきながらも付き合うが、二郎が足を踏み外してロープに股間を痛打。その後に望月が逆エビ固めに捕らえると、二郎は身体の一部(?)である傘の持ち手をロープに引っ掛けることでブレイク。望月は「これも見たことあんなあ。
5日、東京みやこ・六本木ヒルズアリーナにてRIZINが大晦日大会についての公開記者会見を実施。井上直樹の持つRIZINバンタム級にダニー・サバテロの挑戦が決定した。 RIZINバンタム級は不遇の王座となっており、初代王者の堀口恭司が防衛戦をせずに怪我で返上、2代目王者のマネル・ケイプは防衛戦をせずにUFCに移籍したため返上、3代目王者の朝倉海は初防衛戦で堀口恭司に敗北するも、堀口はフライ級転向に伴い防衛戦をせずに返上、5代目王者のフアン・アーチュレッタは初防衛戦で体重超過により王座を剥奪され、6代目王者の朝倉海は初防衛をせずにUFCに移籍し返上。2024年に井上直樹が王者となると、やっと防衛戦が普通に組めるようになった。 井上は2017年に19歳でUFCと契約するが、2018年にフライ級が廃止され2020年にRIZIN初参戦。アーチュレッタとの王者決定戦に敗れたものの、キム・スーチョルを倒して王座戴冠。以降は元谷友貴、福田龍彌を相手に防衛を果たした。 対するサバテロはBellatorで活躍し、2023年の『超RIZIN.2』でRIZIN初参戦。2025年の『RIZIN漢祭り』で2度目の参戦となり、太田忍から3RTKO勝利をしていた。 この日の会見にサバテロは現れなかっったものの、「RIZINファンのみんな元気か?前回の試合の後に次に日本に戻る時、俺はあの美しいベルトを賭けて戦うと言っただろう。そしてどうだ?大晦日にさいたまスーパーアリーナでやっと俺のベルトをかけて試合をする。俺が生きている間ずっと夢見ていたベルトがついに自分のものになる。その日は俺の人生最高の日になるだろう。そしてみんなにとっても特別な日になるから、是非会場に来てほしい。ただ単純に井上直樹に勝ってベルトを取るわけじゃない。奴の顔面を粉砕して自分のものにするんだ、2ヶ月後に会おう」と傲岸不遜なメッセージ。 これを聞いた井上はイラつきを隠さず「やっと強いアメリカ人選手と戦うことができてワクワクしてます。まあ、サバテロ選手口うるさいんで、その口かち割ってやろうと思います。この前の試合みたいにつまんない試合になっちゃうと思うんで、まあ早めに顎打ち抜いて喋れなくしてやろうと思うんで、ストレートで決めてやります」とコメントした。
5日、東京みやこ・六本木ヒルズアリーナにてRIZINが大晦日大会についての公開記者会見を実施。元谷友貴vs扇久保博正のRIZINフライ級王座戦が発表された。 RIZINフライ級は2023年大晦日に神龍誠を倒した堀口恭司が初代王者へ。1年後の2024年大晦日に一度防衛戦が組まれたものの、その後堀口がUFCへ移籍したため空位となっていた。 今回RIZINが10周年ということもあり、7月から開幕していたRIZIN WORLD GPフライ級トーナメントを勝ち抜いた元谷友貴と扇久保博正による決勝戦が2025年大晦日で決定した。 RIZINはたあげげ戦から参戦している元谷友貴は「DEEPの元谷です。僕が優勝してベルトをいただきます。フライ級グランプリの決勝、相手が扇久保選手ということで本当に楽しみです。RIZIN10周年の年末に自分を出し切って、扇久保選手を超えて、僕を応援してくれる皆さんと一緒に喜びたいなと。ベルトを手に入れる準備はできているし、いいパフォーマンスできると思います。年末はRIZINで一緒に楽しみましょう。ありがとうございました」と、会見には出席できなかったが代読にてメッセージ。 これを聞いた扇久保は「7年間、RIZINで戦ってきました。とにかく、今、RIZINのベルトが欲しいです。元谷選手、本当に強い選手なんですけど、その元谷選手に勝てば、誰もが認めるチャンピオンになれると、そういうふうに思っています。大晦日、絶対僕が勝ってチャンピオンになります。この戦いは本当、僕の中で集大成だと思ってるんで。今までやってきたものを本当全てぶつけて、あの元谷選手と一緒に最高の戦いがしたいなと、そういうふうに思っています」と真っ直ぐな目で思いを語った。 元谷が36歳、扇久保が38歳。ともに格闘家としてはベテランの域に達している2人が集大成として見せる戦いに注目だ。