古典と現在 2012

現代の問題に根元的に取り組もうとするなら、逆説的なことだが、「今・ここ」の直接性からいったん離れてみる必要がある。「今・ここ」を相対化して普遍と永遠を地平とする視野の中に捉え直す上で、時代を超えて残ってきた古典的著作ほどに助けになるものはない。現在を没却して古典を骨董品のように愛でるのではない。現在に密着したまま手前勝手に古典をつまみ食いするのでもない。現在を生きている人間として古典と出会い、対話することを試みよう。まずは、個々の著作をそれが書かれた当時の状況を念頭に置きつつ虚心に読み込むことに努めなければならない。さもないと、古典の内に他者の声を聴き取ることはできない。この講義では、ヨーロッパ(ときに古代ギリシャ・ローマに遡る)の古典のうちから、人間の生死の意味をめぐる問題、および共生の課題(=倫理・政治)を追究した幾つかの著作を取り上げることになるだろう。

総括

担当教員による評釈。

07-18
01:28:27

エルネスト・ルナン「国民とは何か」を読む(2)

担当教員による評釈。討議。

05-30
01:29:48

ソポクレス「アンティゴネ」を読む(2)

担当教員による評釈。討議。

05-09
01:19:02

ソポクレス「アンティゴネ」を読む(1)

担当教員による評釈。

05-01
01:30:04

ソポクレス「オイディプス王」を読む(2)

担当教員による評釈。討議。

04-25
01:32:21

ソポクレス「オイディプス王」を読む(1)

担当教員による評釈。

04-18
01:25:10

はじめに

読むとはどういう営みか。+履修選抜のための文章作成。

04-11
01:01:22

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