Discover
本の話 ポッドキャスト
704 Episodes
Reverse
今回のゲストは『家族』を刊行した葉真中顕さん。ミステリーの形式で社会の歪みをえぐり続けてきた葉真中さんが、本作でモチーフにしたのは平成の大事件「尼崎連続変死事件」。角田美代子に支配され、身内同士で殺し合うことになった人々は、なぜ逃げられなかったのか? ”家族”に潜む闇について、また平成という時代について語ります!
大河ドラマ「べらぼう」では、徳川家治の側用人兼老中の田沼意次が重要な役として描かれ、注目を集めています。時代劇や歌舞伎のなかでは、将軍側近が絶大な権力を持ち、裏方で暗躍していたかのように描かれる作品が多くあります。しかし、歴史学者の福留真紀さんは丹念な研究から将軍側近たちのリアルな実態を浮き彫りにし、実際の将軍側近たちは、けっしてフィクサーのような存在ではなかったことを示します。ではなぜ諸大名は側近たちにすり寄ろうとしたのか? 福留真紀さんが最新作『徳川将軍の側近たち』の読みどころを紹介しつつ、側近たちの本当の姿を語ります。(聞き手:前島篤志・文藝春秋編集委員)
2025年の松本清張賞を『白鷺(はくろ)立つ』で受賞し、9月に単行本デビューした住田祐(すみだ・さち)さん。失敗すれば死という過酷な修行〈千日回峰行〉を題材にした、鮮烈なデビュー作を「素晴らしい筆力。160キロの速球を見た」と激賞したのが、2013年に『等伯』で直木賞を受賞した安部龍太郎さんです。住田さん自身もこの『等伯』に深い感銘を受けていたことから、大ベテランと大型新人の対談が実現。おふたりが「歴史小説への挑み方」を熱く語り合いました!
今回のゲストは、作家で現役外科医で作家の中山祐次郎さん。今秋、刊行された、スーパードクター・カイを描いた医療エンタメ小説『最後の外科医』(文春文庫)が、早くも話題となっています。現役医師として、アウトローなスーパードクターを描いた思いや、作品で問うていること、そして非常に忙しい日々の中の執筆されている、仕事術の極意などお話いただきました。※こちらの音声の動画は文藝春秋PLUSでご覧いただけます。
舞台は台湾へ。公安外事・倉島シリーズ第7弾!警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。そこで倉島は、サイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人から捜査を要請されるが、その会社のシステム担当者が殺害され、日本人役員に疑いの目が向けられる。サイバー攻撃と殺人事件は連動していると直観した倉島は、公安のオペレーションとして正式に捜査に乗り出すが――。オーディオブック『台北アセット』のお求めはこちらから。
「オール讀物」最新号(2025年11・12月号)では、「オール讀物11・12月号」では、期待の大型時代小説「直き虎 ストレート・タイガー」が開始! さらに、人気コミックエッセイ「よちよち文藝部 古典篇」もにぎやかにスタート。各担当者がその魅力をしゃべります! 芦沢央さんの「退職刑事」や原田ひ香さんの不思議な味わいの一編、伊与原新さんの「宙わたる教室2」から宮部みゆきさん「三島屋変調百物語」まで、読みどころをご紹介!
名匠ディック・フランシスの後を次男フェリックスが書き継ぐ〈新・競馬シリーズ〉は、エンタメの王道ど真ん中なのだ! 競馬シリーズの大ファンで訳文を「写経」までする翻訳者・加賀山卓朗さんをお招きして、新作『虎口』がどんなに面白いのか、担当編集ナガシマとともに語り倒します。競馬の知識ゼロだが仕事はできる主人公の魅力から、なぜフェリックスは偉大なシリーズを見事に引き継げたのか?という謎まで、競馬シリーズ・ファンもも、きっと『虎口』が読未体験者みたくなるはず!
「オール讀物」最新号(2025年11・12月号)は、人気ベテラン作家による鼎談「作家の稼ぎ」や、千早茜さんと金原ひとみさんによる離婚対談、伊坂幸太郎さんに聞く「創作の核心」など話題企画が目白押し! 第105回オール讀物新人賞の受賞作、なぜか話題のグラビア「作家と着物」の裏事情について、編集部員が語ります。
信じることの危うさと切実さに痺れる11篇。「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」好きな言葉は「原価いくら?」現実こそが正しいのだと強く信じる、超・現実主義者の私が、同級生から、カルト商法を始めようと誘われて――。世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の11の短篇+エッセイ。オーディオブック『信仰』のお求めはこちらから。
年間3万人もの患者さんが頼る名医、伊藤大介先生(一之江駅前ひまわり医院院長)は、「健康診断は宝の山だ」と断言します。「重大な病気を見つける唯一のきっかけ」というのです。では、どこに注目したらよいのか? 「血圧は『差』に着目する」「血糖値は万能ではない」「がん検診を受けるなら、まずは便潜血検査」といった重要ポイントを、素人にもわかりやすく示してくれたのが『総合診療医が徹底解読 健康診断でここまでわかる』です。高校時代、東大理Ⅲをめざして糖分の多いものを食べながらひたすら勉強した伊藤先生は、大学入学後に「これでは医者にはなれない」と猛省したことで、健康診断の大切さに目覚めたそうです。今回は伊藤先生みずからが語ります。(聞き手:祖父江崇・文藝春秋ノンフィクション出版部)
今回のゲストは直木賞作家で松本清張賞の選考委員も務める作家の小川哲さんと住田祐さん。住田さんは『白鷺立つ』で第32回松本清張賞を受賞され、作家デビュー。松本清張賞の選考委員を務める小川さんは、『白鷺立つ』を受賞作に推したおひとりでした。 空想を交えながら過去の出来事を浮かび上がらせる「歴史小説」というフィールドで活躍するお二人に、作品の背景やそれぞれがもつ「小説法」をお伺いしました。※こちらの音声の動画は文藝春秋PLUSでご覧いただけます。
離婚して名前まで変えて挑んだ潜入ルポの傑作!柳井社長の「うちの会社で働いてどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」という言葉を自分への招待状と受け止め潜入を決意する。目次序 章 突きつけられた解雇通知第一章 柳井正社長からの〝招待状第二章 潜入取材のはじまりイオンモール幕張新都心店1(二〇一五年十月~十一月)第三章 現場からの悲鳴イオンモール幕張新都心店2(二〇一五年十二月~二〇一六年五月)第四章 会社は誰のものかららぽーと豊洲店(二〇一六年六月~八月)第五章 ユニクロ下請け工場に潜入した香港NGO第六章 カンボジア〝ブラック告発〟現地取材第七章 ビックロブルースビックロ新宿東口店(二〇一六年十月~十二月)終 章 柳井正社長への〝潜入の勧め〟オーディオブック『ユニクロ潜入一年』のお求めはこちらから。
日本人が「ええっ!?」と驚くような世界の常識・非常識をわかりやすく提示した『常識の世界地図』(2001年初版発行)はロングセラーとなり、以来24年間も版を重ね続けてきました。その後、発展途上国にもスマホが普及し、世界の誰とでもリアルタイムでつながるようになりました。また、円安で世界各地から観光客が日本に押し寄せています。そうした中で、私たちが「常識」と思うようなことを無意識にしてしまったら、とんでもないトラブルに巻き込まれるかもしれません。そこで『新・常識の世界地図』では、時代とともに移り変わった「常識」を一挙にリニューアル。執筆の舞台裏を、21世紀研究会の松本弥さんが語ります。(聞き手:池内真由・文春新書編集部)
日夜メスを握る現役外科医にして、ドラマ化もされた『泣くな研修医』シリーズの著者・中山祐次郎さんが、初めて真正面から「スーパードクター」に挑んだ小説『最後の外科医』が話題です。誰からも匙を投げられた患者にとって「最後の希望」たるDr.カイ。戦場帰りの規格外医師が起こす奇跡とは?
作家デビュー十年で新境地となった、出産を巡る問題作!長く辛い不妊治療の末、自分たちの子を産めずに特別養子縁組という手段を選んだ夫婦。中学生で妊娠し、断腸の思いで子供を手放すことになった幼い母。それぞれの葛藤、人生を丹念に描いた、胸に迫る長編。第147回直木賞、第15回本屋大賞の受賞作家が到達した新境地。オーディオブック『朝が来る』のお求めはこちらから。
蛇口をひねれば当たり前に水が出る日本。しかし、その裏側では水をめぐる熾烈な戦争が始まっているとしたら⁉ 水ジャーナリストの橋本淳司氏が警鐘を鳴らすのは、もはや国家間の領土的な争いだけではない「新しい水の戦争」です。生成AIとのいくつかのやりとりで500mlの水が消費されているという事実。各地で急増するデータセンターや半導体工場が地域の水を奪い合っているという現実。なぜ今、水が戦略的な資源となっているのか?――文春新書『水の戦争』著者自らが、その知られざる実態を語ります。(聞き手:池田誉・文春新書編集部)
フランスの歴史学者であるエマニュエル・トッド氏は、家族類型と人口統計にもとづく分析で国家や社会の変動を大胆に予言し、ことごとく的中させてきました。ソ連の崩壊、イギリスのEU離脱、トランプ政権の誕生などがその代表的なものです。近年もトッド氏は「ウクライナ戦争でのロシアの勝利」「米国と欧州の混乱と分裂」を予言し、事態はほぼその通りに推移しています。トッド氏は折々で『文藝春秋』に論考を発表し、次々に生じる予想外の事態の本質を見抜き、歴史的見通しを与えてきました。その集大成が『西洋の敗北と日本の選択』です。なぜトッド氏の予言は的中するのか?その素顔は?――担当編集者の西泰志が、秘密を語ります。(聞き手:西本幸恒・文春新書編集長)
第37回将棋ペンクラブ大賞を受賞した、鈴木忠平さんの『いまだ成らず 羽生善治の譜』。25歳で七冠を制した棋士・羽生善治の強さとその人生を描くべく、トップ棋士や関係者たちの取材を通して見えてきた棋士たちの素顔について伺いながら、現代将棋界の若き王者・藤井聡太七冠のこれからに迫りました。(聞き手:村井弦「文藝春秋PLUS」編集長)/寺島史彦『文藝春秋』編集部)※こちらのインタビューは文藝春秋PLUS公式チャンネルにて動画がご覧いただけます。
奥田 英朗さんの直木賞受賞作の大ベストセラー、『空中ブランコ』のオーディオブックが完成しました。伊良部総合病院地下の神経科には、跳べなくなったサーカスの空中ブランコ乗り、尖端恐怖症のやくざなど、今日も悩める患者たちが訪れる。だが色白でデブの担当医・伊良部一郎には妙な性癖が……。この男、泣く子も黙るトンデモ精神科医か、はたまた病める者は癒やされる名医か!? 直木賞受賞、絶好調の大人気シリーズ第2弾!オーディオブック『空中ブランコ』のお求めはこちらから。
2025年、鈴木忠平さんの『いまだ成らず 羽生善治の譜』が、第37回将棋ペンクラブ大賞を受賞しました。本書は25歳で七冠を制した棋士・羽生善治の強さとその人生を、トップ棋士たちの闘いを通じて描いたノンフィクションです。 ノンフィクション賞三冠制覇を達成した『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたか』をはじめ、『虚空の人 清原和博を巡る旅』や『アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち』など、これまで野球を題材にした作品を発表してきた鈴木忠平さん。 なぜ、本作で初めて‟野球以外”を題材にしようと思ったのか。執筆までの経緯と、取材を通して見えてきたトップ棋士たちの姿について伺いました。((聞き手:村井弦「文藝春秋PLUS」編集長)/寺島史彦『文藝春秋』編集部)※こちらのインタビューは文藝春秋PLUS公式チャンネルにて動画がご覧いただけます。























