2007年 29分 科学医療フロンティア 再生医療や人工臓器の開発が進められている現在にあって、依然として臓器移植が多くの患者を救う重要な手段に挙げられています。日本での臓器移植の数は決して多くありませんが、その成功率から日本の技術はトップクラスにあるといえます。ドナー(臓器移植提供者)の家族、レシピエント(移植を受けた人)、移植コーディーネーター、医師と臓器移植を支える様々な立場の人々に取材し、そこから臓器移植の現在に迫ります。(注:「献心」という表現はこの番組のテーマに即したタイトルとして造語したものです。) 暮らし 科学館/研究所 寺岡慧 東京女子医科大学 福嶌教偉 大阪大学移植医療部 東京女子医科大学
2007年 29分 科学医療フロンティア アルコール依存症患者が入院治療を行っている「久里浜アルコール症センター」は、同依存症の専門クリニックです。センターで展開されるアルコール依存症の最新治療法とはどのようなものでしょうか。 またアルコール依存症のイロハを知ることからその対処法を探り、回復に至った元入院患者さんの証言なども絡めて、アルコール依存症からの脱却を願う人々に、その手がかりを提供します。 暮らし 科学館/研究所 松下 幸夫 独立行政法人・国立病院機構 久里浜アルコール症センター精神科診療部長 宮川 朋大 独立行政法人・国立病院機構 久里浜アルコール症センター精神科 丸山 勝也 独立行政法人・国立病院機構 久里浜アルコール症センター 小林 賢二 全国アルコール健康教育研究会 竹林 義男 自助グループ「銀鈴会」 山川 建夫 東京俳優生活協同組合 独立行政法人・国立病院機構 久里浜アルコール症センター精神科診療部長
2007年 29分 科学医療フロンティア 最近では、殆どの産婦人科で超音波検査による胎児治療が行われています。細かい診断ができるようになった事で、病気の早期発見につながり、救える命が増えています。最先端の医療現場では、胎児に直接治療を施す「胎児治療」も始まっています。今回は、そうした最新の胎児診断・胎児治療について紹介します。 暮らし 科学館/研究所 馬場 一憲 埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター 母体・胎児部門 森 まどか オフィスキーワード 埼玉医科大学総合医療センター 総合周産期母子医療センター 母体・胎児部門
2007年 29分 科学医療フロンティア 医療現場における様々な最先端技術をレポートします。今、骨折の治療方法として超音波骨折治療法が注目されています。超音波骨折治療法とは、断続的に幹部に超音波を当てることによって骨折の治癒を促す治療法で、難治性骨折などに効果があるといわれています。帝京大学医学部の松下隆教授はこの有効性に着目し、実際の治療に取り入れています。痛みもなく、副作用もほとんどないと言われる、超音波骨折治療法を紹介します。 暮らし 科学館/研究所 松下隆 帝京大学医学部 帝京大学医学部
2007年 29分 科学医療フロンティア 医療現場における様々な最先端技術をレポートします。日常生活の基本となる「歩く」動作で激しい痛みを伴う、股関節障害。その治療法の一つである人工股関節置換術では、長期に渡る入院が課題となっていました。しかし、近年最小侵襲手術(略称MIS)が取り入れられ、現在では1~2ヶ月に渡っていた入院期間が2週間程度まで短縮されています。今回は股関節障害の治療法の進化と、その最新治療法を紹介します。 暮らし 科学館/研究所 石部基実 石部基実クリニック 院長 石部基実クリニック 院長
2007年 29分 科学医療フロンティア 糖尿病が進行すると合併症で足の一部が壊死し、切断へと至ることがあります。足の切断は、精神的・身体的な負担と共に、「歩く」という血糖コントロールに有効な運動の手段も制約を科せられることになり、その後の病状に大きく関わってきます。岡山大学病院の三井医師は足の切断を避けるため、壊疽の治療にうじ虫を利用した”マゴットセラピー”を取り入れています。自然の摂理を利用し、副作用の少ないマゴットセラピーの方法と症例を紹介します。 暮らし 科学館/研究所 三井秀雄 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 心臓血管外科 岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 心臓血管外科
2006年 29分 科学医療フロンティア 年々下がっていく脳卒中の死亡率。しかし後遺症を患う人の数は、むしろ増加しています。罹患した場合の治療法は大きく分けて3つ、開頭クリッピング術など手術を行う外科的治療、投薬などの内科的治療、脳動脈瘤コイル塞栓術・頚動脈ステント治療などを行う血管内治療です。脳卒中の場合は、その後のリハビリテーションの質も大きな意味を持ちます。原因と予防も踏まえながら、最新の脳卒中治療に迫ります。 暮らし 科学館/研究所 坂井信幸 神戸市立医療センター中央市民病院 先端医療センター 豊田一則 国立循環器病センター 長束一行 国立循環器病センター 尾谷寛隆 国立循環器病センター 神戸市立医療センター中央市民病院 先端医療センター
2006年 29分 科学医療フロンティア いまや国民病とも言えるアレルギー疾患。そしてその代表格が花粉症です。日本では花粉症患者は人口の一割を越します。それだけに、様々な治療法が試みられています。アレルギー疾患の仕組みを解説しながら、アルゴンプラズマ療法、減感作療法などの最新治療を紹介します。 暮らし 科学館/研究所
2006年 29分 科学医療フロンティア 今や女性の死亡率トップに迫る勢いで増え続けているのが乳がん。今や年間4万もの女性が罹患します。しかも、30歳代から50歳代と、働き盛りの年代にかかる人が多いのも特徴です。乳がんは全ての女性にとって身近で切実な問題なのです。しかし、それに対抗する医療も進化を遂げつつあります。そんな乳がんの検査・治療にむけての最新技術・先進的研究を紹介します。 暮らし 科学館/研究所
2006年 29分 科学医療フロンティア 現在、脳卒中、心疾患とともに、日本における三大死亡原因として知られ、その第一位であるがん。近年、いままで確たる原因をつかめなかったがんの発病に、バクテリアやウイルスが関わっているものがあることが解ってきました。HTLV1、HPV、ピロリ菌に焦点を当て、専門家に話を聞きながら、そのメカニズムから治療、予防に至るまで、研究の今を紹介します。 暮らし 科学館/研究所
2006年 29分 科学医療フロンティア 口腔医療の最新情報をお届けします。口の病気の中で最たる脅威とも言える口腔がん。口腔がんも早期発見、早期治療が大切です。また、外科手術を行った場合、食物を噛めなくなったり、顔の形が変わるなど特有な問題があります。手術後の再建術や放射線での治療法について紹介します。また、「噛む」ことにもアンチ・エイジング効果があるそうです。ESR(電子スピン)を使った活性酸素の量の分布を測る実験に基づいた研究も紹介します。 暮らし 科学館/研究所 顎顔面外科顎講座 教授 久保田 英朗 神奈川歯科大学 顎顔面診断科学講座 放射線学分野 臨床教授 櫻井 孝 神奈川歯科大学 ハイテクリサーチセンター長 教授 畑 隆一郎 神奈川歯科大学 生体管理医学講座 薬理学分野 電子スピン共鳴(ESR)研究室 教授 李 昌一 神奈川歯科大学 神奈川歯科大学
2006年 29分 科学医療フロンティア 以前は痴呆症として知られていた認知症は以前は老化現象であり治療は不可能とされていました。そんな認知症に治療の可能性が見えてきました。認知症のメカニズム、最新の検査技術、治療方法の研究を追います。治療法の研究には根本療法から対症療法まで幅広くありますが、そのなかから、世界発の認知症の薬「塩酸ドネペジル」や脳トレーニングなどを紹介します。 暮らし 科学館/研究所
2005年 29分 科学医療フロンティア 骨の強さを表す重要な指標である骨密度測定。しかし、本当の骨の強さを測るには”骨の構造”も知る必要があるそうです。骨には、カルシウムを主成分とした硬い皮質骨の中に、骨基質というスポンジ状の構造があります。この骨基質にカルシウムがつくことで強固な骨が造られていくのです。X線撮影をして、そのデータをもとに骨の中の構造を画像化する『モルフォロジカル・フィルター』で紹介します。 暮らし 科学館/研究所 鹿島 勇 神奈川歯科大学 教授・副学長 神奈川歯科大学 教授・副学長
2005年 29分 科学医療フロンティア 日本人の死因の第1位、がん。誰もが罹りうるこの病について事前に知っておくべきことを、上下編に分けて説明しま す。そもそもがんにはなぜなるのか、なぜ痛いのか、またがんに対する世間の認識と実情の違いなど、がんの基礎知識 をまとめます。後半では、主となるがんの標準療法は3つ、手術・放射線治療・抗がん剤のうち、局部療法となる手術・ 放射線治療を紹介します。 暮らし 科学館/研究所 中川恵一 東京大学付属病院 放射線科 助教授/緩和ケア診療部長 南雲吉則 医療法人社団ナグモ会 ナグモクリ ニック 理事長・院長 東京大学付属病院 放射線科 助教授/緩和ケア診療部長
2005年 29分 科学医療フロンティア 日本人の死因の第1位、がん。誰もが罹りうるこの病について事前に知っておくべきことを、上下編に分けて説明しま す。現在がんに対する標準療法は主として3つ、手術・放射線治療・抗がん剤です。下編では、このうち全身療法となる 抗がん剤治療を紹介します。また、もしも完治が難しくなった場合、患者とその家族には延命治療と緩和ケアという2つ の選択肢が与えられます。そもそも緩和ケアとはどういうものか、医師たちに聞きました。 暮らし 科学館/研究所 中川恵一 東京大学医学部附属病院 放射線科 助教授/緩和ケア診療部長 高野利実 東京共済病院 腫瘍内科 岩瀬 哲 東京大学医学部附属病院 緩和ケア診療部 副部長 安田恵美 東京大学医学部附属病院 看護部 副 看護師長 杉浦宗敏 東京大学医学部附属病院 薬剤部 麻薬管理主任 東京大学医学部附属病院 放射線科 助教 授/緩和ケア診療部長
2005年 29分 科学医療フロンティア 内臓脂肪の過剰蓄積に高血圧・高血糖・高中性脂肪が重なった病気、メタボリックシンドローム。動脈硬化を促進し 、心筋梗塞や脳梗塞につながる危険で、また、身近な病気でもあります。現在日本では、計測の難しかった内臓脂肪をX 線CTの画像を元に測定、瞬時に計算するパソコンソフトが開発されています。東京逓信病院の宮崎滋教授の解説を中心 に、蓄積した内臓脂肪の影響と測定方法、対策を紹介します。 暮らし 科学館/研究所 宮崎 滋 東京逓信病院 内分泌・代謝内科 東京逓信病院 内分泌・代謝内科
2005年 29分 科学医療フロンティア 今、重症皮膚病の治療に、紫外線等を使う光線治療が、注目されています。ソラレンを外用・内服等した後にUVA(長波長紫外線)を浴びるPUVA療法、UVB(中波長紫外線)の中の311~313nmという選択的な光を使うナローバンドUVB療法がありますが、更にUVA1療法もあたらに登場してきました。日本の光線治療をリードする名古屋市立大学の森田明理教授の解説を中心に、重症皮膚病治療の過去・現在・未来を紹介します。 暮らし 科学館/研究所 森田明理 名古屋市立大学大学院 医学研究科 名古屋市立大学大学院 医学研究科
2005年 29分 科学医療フロンティア がん検診や脳科学研究で活躍するPET装置の多くは外国製ですが、放射線医学総合研究所の村山秀雄博士は、当初大学院生3人と共に純国産のPET開発をスタートさせ、遂に実用レベルの次世代PET試作機の開発に成功します。世界に例の無い、放射線検出素子を4層3次元に配置した次世代PETは、従来型より遙かに高い解像度・感度を併せ持ち、今後の医学や生物学に新しい領域を開くものとして期待されます。その開発のドキュメントです。 暮らし 科学館/研究所 村山秀雄 独立行政法人 放射線医学総合研究所 山谷泰賀 独立行政法人 放射線医学総合研究所 稲玉直子 独立行政法人 放射線医学総合研究所 石橋浩之 日立化成工業 株式会社 山下貴司 浜松ホトニクス 株式会社 北村圭司 株式会社 島津製作所 小尾高史 東京工業大学 長谷川智之 北里大学 金野真人 株式会社 PTS 独立行政法人 放射線医学総合研究所
2003年 29分 科学医療フロンティア 人の話し声やテレビの音が聴き取りづらいと感じたことはありませんか?今回の「科学医療フロンティア」では、難聴を取り上げます。人間の耳を感知するメカニズム、難聴の起こる原因を神尾記念病院大河原先生にうかがいます。老人に限らず、若い人にも起こる難聴、その検査法や治療法についても紹介します。 暮らし 科学館/研究所 神尾友和(監修) 神尾記念病院院長 大河原大次 神尾記念病院医局長 田中美郷 神尾記念病院医師 熊川孝三 虎の門病院医長 神尾記念病院院長
2003年 29分 科学医療フロンティア みなさんは甲状腺が体のどこにあるのかご存知ですか?今回の『科学医療フロンティア』では、甲状腺疾患の検査と治療をテーマに伊藤病院伊藤公一院長をうかがいます。甲状腺の病気、バセドウ病、橋本病そして腫瘍をとりあげ甲状腺の検査と治療法を紹介します。 暮らし 科学館/研究所 渡辺正好 放射線検査 放射線検査室統括室長 岸川佳代 血液検査 臨床検査室主任 長浜充 細胞診ペイト外科 外科部長 佐々木栄治 臨床検査 臨床検査技師 辻仁 リニアック 放射線技師 伊藤公一 伊藤病院院長 放射線検査 放射線検査室統括室長