藤原晴彦「昆虫にみる生命力」—公開講座「チカラ<力>」2007

東京大学公開講座「力」 「力」とはいったい何でしょうか。分子の運動から、身体のはたらき、人と人との交渉、さらには国際紛争まで、この現実世界は、すべての場面で、さまざまな「力」の交錯によってなりたっています。地震で大地が揺れるようすや、身体の運動や、武器の数量はいちおう目に見えますが、その背後にある、力のはたらきは、なかなか見えるものではありません。今回の公開講座では、自然と社会と文化、すべての領域に遍在し、ものごとを動かしている「力」というものについて、文系・理系を通じた多くの学問分野から、解明を試みます。

藤原晴彦「昆虫にみる生命力」  その1

昆虫にみる生命力 生命力とは何かを定義するのは難しい。国語辞書には「生命」の項目はあるが「生命力」という言葉はない。人を中心に考えると、生命とは固体を生きながらえさせる力と定義されるが、生物全体を見渡すと必ずしも本質的なこととは思えない。すべての生物に当てはまるのは「自らの種を継続的に維持すること」かもしれない。進化的視点からみると、生命の本質は環境(の変動)に適応する力にあると筆者は考える。本講座では、この視点から、昆虫の生命力について話をする。

06-01
21:21

藤原晴彦「昆虫にみる生命力」  その2

昆虫にみる生命力 生命力とは何かを定義するのは難しい。国語辞書には「生命」の項目はあるが「生命力」という言葉はない。人を中心に考えると、生命とは固体を生きながらえさせる力と定義されるが、生物全体を見渡すと必ずしも本質的なこととは思えない。すべての生物に当てはまるのは「自らの種を継続的に維持すること」かもしれない。進化的視点からみると、生命の本質は環境(の変動)に適応する力にあると筆者は考える。本講座では、この視点から、昆虫の生命力について話をする。

06-01
23:11

藤原晴彦「昆虫にみる生命力」  講義資料PDF

昆虫にみる生命力 生命力とは何かを定義するのは難しい。国語辞書には「生命」の項目はあるが「生命力」という言葉はない。人を中心に考えると、生命とは固体を生きながらえさせる力と定義されるが、生物全体を見渡すと必ずしも本質的なこととは思えない。すべての生物に当てはまるのは「自らの種を継続的に維持すること」かもしれない。進化的視点からみると、生命の本質は環境(の変動)に適応する力にあると筆者は考える。本講座では、この視点から、昆虫の生命力について話をする。

06-01
--:--

Recommend Channels