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超リアルな行動心理学
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超リアルな行動心理学

Author: FERMONDO

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ヒトの思考、意識、感情、行動を本気で科学する「超リアルな行動心理学」。
日常に潜むヒトのナゾを紐解き、あなたの観察力と洞察力を最大限に引き出すエピソードを地上波では語れない本音トークでお届けします。

『内向型人間が声と話し方でソンしない本』の著者であり、言語学、発声法の専門家テノール齋藤と、『心を動かす音の心理学』の著者であり、音楽心理学、行動心理学の専門家フェルモンド齋藤がそれぞれのリアルな体験を元に分かりやすくお伝えしています。

2009年から継続している大人のコミュニケーションスキルが学べる「音色塾」ではさらに濃い内容でお届けしています。
https://www.neirojuku.com/
208 Episodes
Reverse
安くしても売れなかった宝石が、値段を2倍にした途端に完売。そこには「高いものは良いもの」という思い込み=ヒューリスティックが働いていました。値下げは魅力を下げるリスクもあり、逆に価値を伝えるには値上げが効果的な場合も。価格はただの数字ではなく、商品の意味を決める“メッセージ”なのです。
朝起きてすぐスマホを見ると、脳は一気に高ドーパミン状態に。動画やSNSの刺激に慣れると、勉強や仕事といった“静かな活動”に魅力を感じなくなってしまいます。成果を上げる人は、掃除や練習のような低ドーパミン行動から快感を得られる人。興奮より「静かな満足」を選ぶことが、フローやゾーンに入るカギとなります。
私たちが見ている世界は「実物そのもの」ではなく、生存に最適化されたインターフェイスにすぎません。認知科学者ドナルド・ホフマンはそれをPCのアイコンに例えます。スズメバチの黄色と黒を「危険」と覚えたり、サイゼリヤの天井の青空を「爽やか」と感じるのも、すべて意味を記号化して知覚しているから。私たちは世界を“便利に生き残るための仕組み”として見ているのです。
目の写真を貼るだけで不正が減る!? ニューカッスル大学の実験で、監視されている感覚を与えるだけで、正直箱への支払いが約3倍に増加。人は「誰かに見られている」と思うと行動が変わる。不正防止には、厳しい警告より「目のパワー」を活用したナッジが有効かもしれません。
GAFAなどの大手プラットフォームは、私たちの行動データを大量に収集・分析し、知らぬ間にニーズを先読み。おすすめ商品や広告で無意識に行動を誘導されている。今や生活インフラなので避けるのは難しいですが、「自分の行動は企業にコントロールされている」と意識して使うことが大切です。
今やサブスクが人気なのは「現状維持バイアス」のせい。始めるとやめるのが面倒になり、つい続けてしまう心理が働く。実験でも、人は一度手に入れたものを手放したがらないことが分かっている。これを機に、本当に必要なサブスクだけに絞ってみよう
人を動かす力のある人や企業は、まず「なぜそれをするのか(Why)」から語ることが特徴。Appleの例のように、Why→How→Whatの順で伝えることで相手の共感や行動を引き出しやすくなる。多くの企業は逆に「何をするか」から話しがちだが、本当に心を動かすには、理由(Why)を中心に伝えることが大切。行動を促したいときは、まず理由から語ろう。
集中力を高めたいときは、目を閉じて眉間を見るように意識してみよう。人は視覚から多くの情報を受けているため、目を閉じるだけで気が散りにくくなる。さらに視線を眉間や脳の中に向け、深呼吸を数回繰り返すと、外部の刺激が気にならなくなり、意識が自然と静まって集中できます。
多くの人が「記憶力は良いほどいい」と思いがちですが、実はすべてを忘れず記憶し続けるのは大きな苦しみでもあります。脳は適度に忘れることで、嫌な記憶や失敗を和らげ、心の安定を保っています。忘れることは人間らしい自然な力であり、不要な記憶に執着しないことが、幸せな人生につながります。
割れ窓理論とは、小さな乱れや汚れを放置すると、やがて全体が大きく乱れてしまう現象のこと。部屋の中も同じで、ちょっとした散らかりやゴミをそのままにしておくと、次第にどんどん居心地が悪くなります。きれいな場所では人も自然と丁寧に扱う一方、少しでも荒れていると、無意識に「まあいいか」と気が緩みがち。快適な空間を保つためには、日々の小さな片付けや気配りがとても大切です。
人は確率を正確に判断できず、ほぼ起きないことほど「もしかして」と期待してしまいます。プロスペクト理論によれば、宝くじや保険はその典型例。宝くじは当たる確率を実際より高く感じ、保険も必要以上に入りがち。数字に惑わされず、現実を冷静に見直す視点が大切です。
ネットで何でも調べられる時代、私たちは「もっと安く」「もっと良いものを」と選択肢を広げてしまいがちです。しかし心理学の研究では、選択肢が多いほど迷いが増し、むしろ満足度が下がることが分かっています。バリー・シュワルツ博士によれば、「最高のものを選ぼう」と合理的に決めようとするほど、後悔や不安が膨らみやすいのだとか。たくさん比較して悩んだ末に「えいっ!」と購入しても、後から「もっと安く買えたのでは?」「別の機種のほうが良かったのでは?」と疑念の時間が始まってしまいます。大切なのは、合理的決定に自信を持とうとするのではなく、「これでいい」と納得し、自分で選んだ道を肯定する気持ちです。その方が、結果として心の満足度が高まります。
トップレベルの選手は、「できること」ではなく「できないこと」に、より多くの時間を費やしています。ある研究では、一流でない選手ほど成功する技ばかりを繰り返し、反復の安心感にとどまっていることが示されています。今回は、技術や能力を本質的に高めるために必要な「練習の質」について掘り下げます。成長とは、心地よさの外側でしか起こらない。その視点が、日々の取り組み方を根本から変えていきます。
人は一日の多くの時間を、「今ではないこと」に意識を向けて過ごしています。この状態は心理学で「マインドワンダリング」と呼ばれ、集中力の低下やストレスの一因となります。今回は、そうした思考の迷走を静かに断ち切るためのマインドフルネスを紹介します。呼吸に意識を向けるという、わずか数分の実践が、感情の波を穏やかに整えてくれます。
人間関係のトラブルは、怒りや焦りといった“感情の暴走”から始まることが多いもの。でも、感情は「認知の仕方」で変えられます。「なぜ自分はこんなに腹が立つのか?」と問いかけることで、論理思考が始まり、感情をコントロールする力が手に入る。今回は、感情に振り回されずに冷静な自分を取り戻すためのシンプルな思考法を紹介します。
思い通りに物事を進めたいとき、カギになるのは「ワーディング」。相手の性格に合わせた言葉選びで、反発を避けつつ自然に誘導する技術です。根回しや部下への声かけにも応用できる、言葉の力を解説します。
安物に物語を添えるだけで高額に売れる実験から、人がいかに物語に影響されやすいかが見えてきます。「物語の誤謬」とは何か、その正体と注意点を解説します。
いつの間にか高価格に慣れてしまう…。その原因は「アンカリング効果」にあります。心理的な錯覚に惑わされず、自分の基準を取り戻すための視点をお伝えします。
言葉を変えるだけで、実態が変わったように感じる錯覚を、フレーミング効果といいます。呼び方や枠組みを変えるだけで、受ける印象が変わり、魅力的に感じたり受け入れやすくなったりするのです。
物事の習得は、3つの段階を経ておこなわれる。日常のほとんどの行為は、自動化によって上達が止まっても問題になりません。しかし、真に高度に身につけたいなら、自動化に委ねず意識的に学習を続けることが肝心です。
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