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バトル・ニュース(プロレス&格闘技)
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29日、東京みやこ・両国国技館にてスターダム『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』が開催。“ゆずポン”こと愛川ゆず季が電撃復帰を果たした。 この日の第2試合では、全20選手が参加する年忘れスターダムランブル戦が実施。リング上では大混戦が繰り広げられ、20人目の選手も登場して試合は最終盤に。 そんな中で会場に大音量の『爆乳戦隊パイレンジャー』が流れ、“ゆずポン”こと愛川ゆず季が21人目の選手として登場すると場内からは割れんばかりの大歓声。 愛川ゆず季はグラビアアイドルとして活躍していたが、2010年に“グラレスラー”としてプロレスデビュー。2011年のスターダムはたあげげ戦から女子プロレス界で話題の存在となり、女子プロレス大賞を2年連続受賞するなど中心人物としてプロレス界を牽引していた。 2013年に惜しまれながらも引退し、2017年に結婚。その後はゆるやかに芸能活動を行っていたが、2020年にYoutuberとしてデビューし、同年のスターダム10周年記念両国国技館大会では一夜限りの復帰戦を行っていた。現在は2児の母となり産後8ヶ月ということもあり、ゆずポンの電撃登場は大きな驚愕を以て迎えられた。 久々の試合となるが、愛川は水面蹴りからのゆずポンキックレッド(※かかと落とし)を見舞い、優美なポーズを決めながらの踏みつけカバーなど往年の動きそのままに大暴れ。さらにゆずポンキックブルー(※スピンキック)から完璧なタイガー・スープレックス・ホールドを決めて姫ゆりあからすりーかうんとを奪う活躍を見せるも、3人がかりで場外に放り出されてランブル優勝はならず。 試合後にはマイクを取り、2026年1月2ついたちに後楽園ホールで行われるスターダムはたあげげ15周年記念大会にも出場することを発表。スターダムのグラドル出身レスラーの系譜を継ぐゆりあを対戦相手に指名した。 バックステージに戻った愛川は、今回の試合と来年1月のゆりあ戦のみの限定復帰である旨を明かし、そのために第二子出産後から8ヶ月かけて身体を作ってきたのだと語る。 そして「自分で言うのもなんですけど、42歳で10年以上ぶりに登場してこのビジュアルを保っているのと、この動きっていうのは奇跡だと思っているので。
29日、後楽園ホールにてアクトレスガールズが『ACTwrestling後楽園ホール公演』を開催。メインイベントでは才原茉莉乃(さいはらまりの)&植原ゆきな(うえはらゆきな)が持つAWGタッグ暫定王座に夏葵(なつき)&汐月なぎさ(しおつきなぎさ)の真夏の汐風が挑戦した。 女優や声優、グラビアアイドルやコスプレイヤーやコンカフェ嬢など幅広い女性が所属しているアクトレスガールズは、現在はWWEのように台本があることを公表してプロレスを展開中。 その中で生まれたAWG王座は、技術・演技力などリング上でのパフォーマンス力を測る【実力】、パフォーマンス力を高めるための練習・習得技術などへの【努力】、集客力と物販の売上などファンへのアピール力を測る【人気】、サイコロの出目で加算ポイントが決まる【運】といったポイントを数値化して大会前に集計し、ポイントで上回った選手が試合で勝利することが決まる『ポイントマッチ』となっている。 タッグ王座はキラーズ最強の2人が組んだ【アマテラス】惡斗(あくと)&茉莉(まり)が約2ヶ月半のリーグ戦を制し今年8月に初代王者へ。だが初防衛戦を終えた後に惡斗の股関節および首の怪我が悪化し、治療に専念するため長期欠場へ。ベルトは会社預かりとなり、暫定王座戦が抽選によるタッグチームにて行われた結果、茉莉乃とゆきなが勝利し暫定王者となった。 その2人に挑戦した真夏の汐風は、アクトレスリングを代表するタッグユニット。バレエダンサーで元AWGシングル王者である夏葵と、バイクが趣味の美人女優なぎさは2022年からタッグとして活動を続けており、人気はあるがリーグ戦でも結果がなかなか伴わずタッグ王座挑戦もベルト設立から約半年で3度目。だが12月20日大阪公演でなぎさがMARUからKING王座(プリンセス天功さんのペットであるホワイトライオンのKINGくんがコミッショナーを務めるプロレスルールの王座)を獲得し、勢いに乗る中での挑戦となった。 試合は真夏の汐風の息のあった連携攻撃が冴え渡り、夏葵のキック&なぎさのダブルチョップでなぎ倒していく。
29日、後楽園ホールにてアクトレスガールズが『ACTwrestling後楽園ホール公演』を開催。第5試合では『アクトレスガールズ10周年記念試合~天翔ゆいアクトレスリング引退~』天翔ゆい(てんしょうゆい)&なるvsHIMAWARI&弥福かな(やふくかな)が行われた。 女優や声優、グラビアアイドルやコスプレイヤーやコンカフェ嬢など幅広い女性が所属しているアクトレスガールズは、現在はWWEのように台本があることを公表してプロレスをする『アクトレスリング』とプロレス要素を用いた舞台演劇『アクトリング』の2つに分かれて活動中。 この日引退となる天翔ゆいは、大阪府立大学を卒業した才女であり、声優・俳優・アイドルとして活動中。165cmの体格とセンスに恵まれ2023年8月に天職ゆい(てんしょくゆい)の名でアクトレスリングデビューし一躍人気選手に。大森隆男からアックスボンバーを直伝されるなど将来が期待されていたが、女優業も忙しくなる中で新たなステップに進むため、アクトレスリングの選手から引退しリングアナに転向することとなった。 天翔の希望により、対戦相手には東京女子プロレスのHIMAWARIが参戦することに。 佐藤向日葵の名で女優として活動するHIMAWARIは、2022年8月のアクトレスリング後楽園ホール公演でプロレスデビュー。しかし2戦目を終えると突如アクトレスガールズを退団し東京女子プロレスの練習生になり、2023年1月のTJPW後楽園ホール大会で再デビュー。天翔とはアクトレスガールズとしての時期は被っていないが、女優として共演するなどプライベートでの親交が強かった。 この試合ではデビュー戦のパートナーを務めたなるが対角に、天翔からアクトレスガールズ内のユニット『GENKI戦隊アクトレス5』のイエローを継承するかなをパートナーに、天翔のためついたち限りのアクトレスガールズ復帰戦へ。 試合が始まると天翔とHIMAWARIがお互いを確かめ合うようにロックアップやグラウンドの攻防へ。しかしHIMAWARIが生まれてから一度も切ったことがないという自身の髪をムチのように使って痛めつけていき、かなにも髪攻撃を要求するが、かなの髪の長さが足りずペチペチとじゃれているような状態に。これを見たなるが全員の頭をはたいて仕切り直す。
29日、後楽園ホールにてアクトレスガールズが『ACTwrestling後楽園ホール公演』を開催。第4試合で摩利乃(まりの)がデビュー戦を行った。 女優や声優、グラビアアイドルやコスプレイヤーやコンカフェ嬢など幅広い女性が所属しているアクトレスガールズは、現在はWWEのように台本があることを公表してプロレスをする『アクトレスリング』とプロレス要素を用いた舞台演劇『アクトリング』の2つに分かれて活動中。 そのアクトレスリングに新たに摩利乃がデビューした。 札幌出身で女優でありスーツアクターもしていた摩利乃は、アクトレスガールズ入団のきっかけとなったミュージカル女優でシンガーソングライターの元アイドル・永井絵梨沙(ながいえりさ)とタッグを組み、声優でプロコンカフェ嬢の入江彩乃&忍者で女子プロレスラーの茉莉と対戦。 序盤から摩利乃は必死に立ち向かっていくが、彩乃が髪を掴んでロープに押し込み茉莉とともに痛めつけていく。顔面にビッグブーツを叩き込まれてボロボロにされていく摩利乃を絵梨沙が救出するも、まだ若手である絵梨沙もボコボコにされてギブアップ寸前に。茉莉は摩利乃に「終わっちゃうよお前。何しに来たんだよ!」と挑発し、摩利乃は「私は!闘うためにこのリングに来ました!」とエプロンから大絶叫。さらに「お願いします!」と手を出し、会場からの「まぁちゃん」コールを聞いた茉莉が絵梨沙を離すと、絵梨沙は「まぁちゃんいってこーい!」とタッチする。 摩利乃はエルボーの打ち合いに応じていくが、一発一発に耐えられず倒れてしまう。負けじと立ち上がり続ける姿を見た会場は「まぁちゃん」コール一色に。絵梨沙が彩乃と茉莉を同士討ちさせて一瞬のスキを作ると、摩利乃は彩乃を踏み台にして茉莉に不知火。さらに茉莉をロールケーキ(=変形オースイスープレックス)でフォールする大健闘。 だがこれを返した茉莉が強烈なレッグラリアートを叩き込み、フロントフリップで叩きつけトドメを刺した。 試合を終えた彩乃は「久しぶりにちゃんと礼儀の正しい後輩入ってきたなっていうのをすごい感じて。すごいなんか一生懸命一人で黙々と頑張って、わかんないとこはすみません教えてくださいみたいなところがすごい応援したくなる後輩。今これはこうやろうと思ってこうやってやってるんですけど、次何を考えたらいいですか?って。
29日、東京みやこ・両国国技館にてスターダム『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』が開催。こなみが飯田沙耶を制してワンダー・オブ・スターダム王座の初防衛に成功した。 スターダムのワンダー・オブ・スターダム王座(※白いベルト)は、今年11月3日こなみがライバルのスターライト・キッドを破って悲願の初戴冠を果たした。 しかし、その直後から行われたタッグリーグ戦『GODDESSES おぶ STARDOM』ではこなみの戦績は振るわず優勝争いからは早々に脱落することに。 そんな中、タッグリーグでこなみから勝利を奪った飯田沙耶、壮麗亜美が白いベルトへ挑戦を表明。これを受けたこなみは2人へシングルマッチを命じ、勝った方と29日の両国国技館で白いベルト戦を行うという“ゲーム”を押し付けて高笑いするという悪女ぶりを魅せる。 今月8日に行われた“ゲーム”の勝者は飯田沙耶。 飯田は145cmと女子プロレス界全体で見ても小柄な体格だが、尊敬する選手として石井智宏、柴田勝頼を挙げるぶこつな女。 筋肉を信じて明日に輝いた飯田は年々バルクアップして鋼の肉体を手に入れていき、プロレスラーが肉体美を競うボディコンテスト『新日本プロレスコンクルソ 2025』では、飯田以外は全員男子選手が出場していたにも関わらず準優勝を獲得。 かつて若手・若年者専用のベルトであるフューチャー王座を戴冠したことはあるものの、その後の飯田のシングル戦線での戦績は振るわない。しかし、腐ることなく鍛錬を続ける飯田の大きな背中を追いかける選手も多く、その背にはファンの期待も負っている。 選手層が厚いスターダムでは、飯田より大きい選手も、飯田よりもパワーが強い選手も多くいるかも知れない。しかし「スターダムのパワーファイターといえば?」と問われたら「飯田沙耶」と答えるファンは多いだろう。飯田の長年にわたる愚直な努力は、それだけファンの信頼を勝ち得るに至っている。 飯田は気合の現れか、顔の右半分に歌舞伎メイクを施して登場。 試合はロックアップでの力比べに始まり、飯田がパワーで圧倒しショルダータックル。しかし、追撃のラリアットを狙ったところをこなみが脇固めで切り返し、その後はリング内外で徹底した腕攻めを行って飯田の最大の武器である左腕を破壊しにかかる。
29日、東京みやこ・両国国技館にてスターダム『JR東海 推し旅 presents STARDOM DREAM QUEENDOM 2025』が開催。【BMI2000】刀羅ナツコ&琉悪夏がゴッデス・オブ・スターダム王座の3度目の防衛に成功した。 タッグ王座であるゴッデス・オブ・スターダム王座を持つのは【H.A.T.E./BMI2000】の刀羅ナツコ&琉悪夏。 ナツコは昨年9月にNetflixで世界独占配信されたドラマ『極悪女王』で一躍脚光を浴びたダンプ松本に目をかけられ、ダンプは「俺はナツコを応援してんだよ。ナツコを昔の俺みたいにしたいんだ。ナツコが有名人になるまで、知名度が上がるまで俺はずっと応援する」とナツコを後継者として指名。ナツコはこれからの“女子プロレス”という文化そのものを背負っていく存在に。琉悪夏もナツコの教えを受け、若くしてヒールのエリートとしての日々成長している。 2人が属するH.A.T.E.は、OZアカデミーの尾崎魔弓が率いる【正危軍】とバチバチの抗争を展開中であり、令和の最新型ヒールとして歴史ある巨悪にケンカを売る形でヒール軍としての格と実力を高めつつある。 今大会開始時点では、ゴッデス王座をナツコ&琉悪夏が、ワールド・オブ・スターダム王座(※赤いベルト)を上谷さやが、ワンダー・オブ・スターダム王座(※白いベルト)をこなみが、アーティスト・オブ・スターダム王座(※6人タッグ王座)をこなみ&吏南&フキゲンです★が持つというH.A.T.E.が主要王座を独占している状態。 悪の華が咲き乱れるスターダムだが、そんな中で光り輝く希望が生まれた。 今年のタッグリーグ『ゴッデス・オブ・スターダム 2025』では、数々のアイドルレスラーを輩出してきたユニット【COSMあいしー ANGELS】に属する若手タッグ【さくらら】さくらあや&玖麗さやかがナツコ&琉悪夏を破っての優勝を達成。年末のビッグマッチで今度はゴッデス王座をかけてのダイレクトリマッチが決まった。 試合、初っ端からガムシャラに攻めていくさくららに対してBMI2000は余裕たっぷりに受け止め、場外戦に持ち込んでいたぶっていく。 さくらが集中砲火を浴びる展開となり、ナツコが早々にラリアットで試合を決めにかかるが、玖麗が飛び込んできてドロップキック。さくらもサッカーボールキックで一矢報いて玖麗にタッチ。
28日、東京みやこ・後楽園ホールにて『Marvelous 2025年Final』が開催。AAAWタッグ王座が悪の手に堕ちた。 AAAWタッグ王座はかつてGAEA JAPANが管理していたベルトであり、里村明衣子&加藤園子、北斗晶&尾崎魔弓、長与千種&ライオネス飛鳥、アジャコング&アメージング・コング、豊田真奈美&カルロス天野などそうそうたる選手が巻いてきたベルト。2005年にGAEAの解散とともに封印されていたが、2022年にベルトが復活。。。現在は長与千種が率いるマーベラス管理のもとで王座戦が行われている。 この日、チャンピオンとして4度目の防衛戦に臨んだのは【スパーク・ラッシュ】いろは匠&Sareee。 女子プロレス界で最強格の2人のタッグはまさに無敵であり【チーム200kg】橋本千紘&ゆう、【いとなべ】伊藤薫&渡辺智子といった実力も実績も兼ね備えた相手からも王座を防衛。長与が「なんでこの時代に現役が出来てなかったのか。自分がもうちょっと遅くプロレスラーになってたら多分闘ってます」と悔しがるほどの試合ぶりを見せてきた。 今回の挑戦者は、マーベラスに不吉な暗雲を漂わせている【マゼンタ】Maria&RIKO。 以前の2人は闘いを通して友情を育んでタッグ結成に至り、入場時にはK-POPの人気曲に合わせて一緒に踊るなどアイドル的人気もあったベビーのタッグであった。 しかし、女子プロレス界のヒエラルキーに不満が溜まっていたのか今年5月に突然の闇堕ち。2人揃って眉毛を全剃りし、黒いコスチュームに身を包んでヘイトを撒き散らすヒールとなってしまう。 闇堕ちしたマゼンタは元々持ち合わせていた確かな実力にラフファイトが加わってさらに強力に。マリーゴールドのタッグ王座を獲得し、他団体でも外敵王者としてしっかり存在感を残してきた。 スパーク・ラッシュvsマゼンタという極上カードでのAAAWタッグ王座戦には期待が集まっていた。 しかし、互いに良い試合を見せようという思いよりも私怨が勝っていたのか、相手のやりたいことをやらせず全員が自分のエゴを貫き通したような試合展開となり全く噛み合わない。 試合は選手コール時の紙テープが舞う中でのマゼンタの奇襲に始まり、場外での殴り合いを展開。マゼンタはいろはをイスでぶん殴っていろはの手とSareeeの手に手錠をかけて固定。
28日、長与千種率いるMarvelous(マーベラス)が後楽園ホール大会を開催。約3年半ぶりに凛(門倉凛/かどくらりん)が後楽園ホールに登場した。 凛はいわたにまゆに憧れて女子プロレスラーを目指し、長与千種の指導のもと2016年のMarvelousはたあげげ戦に参加し23歳でデビュー。 “真紅の後継者”いろは匠(いろはたくみ)、日高郁人の弟子である青木いつ希(あおきいつき)、同期の桃野美桜(もものみお)らとWAVEやセンダイガールズのタッグ王座も戴冠し、女子プロレス界を団体問わず活躍していた。 2022年に北斗晶&佐々木健介の息子である健之介さんと結婚しマーベラスを退団。映像作家である健之介さんが住むカナダに引っ越し、2023年に第一子を出産する。2025年夏に日本に帰国しており、12月2ついたちのマーベラス新木場大会にサプライズ登場し現役復帰した。 この日ははたあげげメンバーでもある桃野美桜とタッグを組み、盟友である青木いつ希&堀田祐美子の弟子である叶ミクと対戦。 試合が始まると青木が「凛ちゃん久しぶり!」と笑顔で握手をするも、その手を握った凛が丸め込み瞬殺を狙う。さらに「アッ!」と視線を逸らしたり足を踏みつけたりと小細工を続け、怒った青木がショルダータックルでなぎ倒しボディプレスで潰すと「変わってしまって・・・」と寂しそうにミクとタッチ。 凛はミクにはボディスラムや顔面への低空ドロップキックなど厳しい攻めを見せ、桃野とともにダブルのドロップキックと息のあった連携攻撃。 だがミクがブーメランクロスボディで迎撃すると、青木が出てきて凛と桃野をまとめて迎撃する。その勢いのままブランクのある凛に「久しぶりだからてんこ盛りにしてやる」と強烈なエルボー連打を見せるが、凛はトラースキックからノーザンライトスープレックスで反撃し、最後は桃野が切り返しの攻防を制してミクを長与式ジャーマンで叩きつけすりーかうんとを奪った。 試合を終えた青木は熱く凛を抱きしめ「私がどんな人よりも誰よりも凛ちゃんに会いたかったでしょうから、今日会えたけど凛ちゃん変わっちまったぜ!でもまた会えたんで、今度は隣でも対角でも、また凛ちゃんあたりたいですね」と笑顔。
東京女子プロレスが12月27日、東京・新宿FACEで年内最終大会『TJPW Year-End Party 2025』を開催した。辰巳リカがアイアンマンヘビー級王座を奪還するも、桐生真弥が執念で獲り返した。 この日、同王者としてリングに上がった桐生はセミファイナルで関口翔とのそっくりコンビで、辰巳&凍雅と対戦。辰巳が桐生にストンピングを浴びせるも、そっくりコンビは交互にボディスラムで辰巳を叩きつけた。辰巳が桐生に低空ドロップキックを叩き込めば、桐生は逆エビ固めで締め上げた。桐生と関口がグルグル回って判別不能にすると、辰巳は2人まとめてチョーク攻撃。桐生はコーナーからリバース・ダブルニーも自爆。辰巳はホワイトドラゴンスリーパーでギブアップを奪い、王座を奪い返した。 メイン終了後、締めのためリングに上がった辰巳だが、大会が終わると、一目散に控え室へ。だが、桐生と関口が控え室まで辰巳を追いかけて詰め寄ると、辰巳は『ババ抜き勝負』を提案。そのババ抜きでイチ抜けしたのは関口で新王者に。勇躍、控え室を出た関口は廊下に落ちていたバナナの皮で滑って転倒。そのすきに桐生がカバーしてすりーかうんとを奪い、もはや執念としかいえない返り咲きを果たした。
東京女子プロレスが12月27日、東京・新宿FACEで年内最終大会『TJPW Year-End Party 2025』を開催した。2026年イッテンヨン(1月4日)後楽園ホールでOber Eats(かみふくゆき&上原わかな)の持つプリンセスタッグ王座に挑む、『春雷烈火!!プリズムグリード』(愛野ユキ&風城ハル)の風城がシングルマッチでの前哨戦で上原を破り初のベルト獲りに弾みをつけた。 タイトル戦に向けた最後の前哨戦は上原と風城の一騎打ち。レスリング勝負から、ドロップキックの応酬に。風城が串刺し式エルボー、ドロップキックを放てば、上原はドロップキック、側転式エルボーもカウントは2。風城は低空クロスボディからフィッシャーマンズ・スープレックス狙い。かわした上原がドロップキックも自爆。風城は反転式ドロップキック、ストレートアームバーで絞り上げるも決められず。上原はバナナピローで逆襲もエスケープ。上原がブレーンバスターも、風城はフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで電撃のすりーかうんとを奪った。12・21東京たま未来メッセでの6人タッグでの前哨戦では愛野がかみふくから直接勝利を挙げており、これで挑戦者組は連勝を飾った。 3月で高校を卒業する“現役JKレスラー”の風城は「わかなさんとのシングルは『ねくじぇねトーナメント'24』準決勝以来、1年ぶり。あのとき、わかなさんは前年覇者、私は初めての準決勝で、あのときもその頃の私たちにとって大事なポイントだった。今回はタッグベルトをかけて戦う前哨戦でのシングルで一つランクが上がった。イッテンヨン前の最後の前哨戦が終わって、私自身の力も少しアップしたと思うので。この勢いをイッテンヨンで全部ぶつけたい」と気炎が上がった。 上原は「今回は負けてしまいました。今までならメソメソ泣いてたんですけど、かみふくさんと組んで防衛も重ねて心も強くなったので泣きません。ハルとは去年の『ねくじぇねトーナメント'24』準決勝で敗退してしまって。その後の大田区のビッグマッチ(3月16日)ではハルから直接獲ってるんで。デカいところでは私が勝ってるんで、次のイッテンヨン、1年の始まりの大事な試合なので。そこでも私がハルから獲りたいと思います。しっかり防衛して、この大事なベルトを防衛し続けます」と王座戦での雪辱を期した。
27日、東京みやこ・後楽園ホールにて『MARIGOLD TRUE VあいしーTORY 2025』が開催。山岡聖怜(やまおかせり)&心希(しんの)の10代新人タッグが1DAYタッグトーナメント優勝を果たした。 今大会では9チームが参加した1DAYタッグトーナメントが開催。 当初は後藤智香&勇気みなみ、桜井麻衣&山中絵里奈も参加して全11チームで行われる予定であったが、勇気は左ヒザの負傷により欠場中。そして桜井は大会前夜に急性胃腸炎に罹ってしまったことで急遽欠場に。それぞれパートナーを失った2組はトーナメント不参加に。 そして、1回戦で行われたいわたにまゆ&南小桃vs野崎渚&瀬戸レア、ビクトリア弓月&田中きずなvsはやししたうたみ&越野SYOKO.の2試合がともにフルタイムドローで両組失格となるなど、波乱に波乱が続いたトーナメントとなった。 そんな中、決勝戦に駒を進めたのは現在ツインスター王座(※タッグ王座)を持つ松井珠紗&CHIAKI、そして山岡聖怜&心希の新人タッグ。 チャンピオン特権としてシード枠で出場した松井&CHIAKIは、2回戦で石川奈青&ハミングバードを余裕で撃破して決勝戦進出。 聖怜&心希は1回戦で青野未来&メガトンを撃破し2回戦進出が決まるも、他の試合でフルタイムドローによる両組失格が相次いだことで繰り上がって決勝戦へと駒を進めることに。 決勝戦ではゴングを待たずに聖怜&心希が奇襲をかけるも、ラフファイトならば松井&CHIAKIが一枚も二枚も上手。2人は軽くあしらった上で余裕たっぷりな様子で新人2人をいたぶっていく。 最もキャリアの浅い心希が集中砲火を浴びる展開となるも、聖怜が積極的に救援に入ってコンビネーション攻撃。試合の流れを引き戻そうとするも、松井&CHIAKIが得意の場外戦へと持ち込んでペースを掴ませない。 CHIAKIが心希にキャノンボール、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド、ムーン・ウルフ(※アルゼンチン・バスター)と大技連発で猛攻をかけるが、聖怜が飛び込んできて心希とドロップキックの編隊飛行。場外に逃れた2人へ聖怜がプランチャを見舞うことでついに逆転を果たす。 聖怜のスパインバスターに心希がアッパー掌底を合わせる合体攻撃をCHIAKIに決め、聖怜がサイド・スープレックス。
12月24日、大仁田厚が『NK株式会社主催プロレス興行板橋大会』に初参戦した。 ”邪道流”のクリスマスイブは、有刺鉄線と凶器のオンパレード。ノーロープ有刺鉄線デスマッチ形式で行われたメインイベントは、大仁田、さのなおし、清水基嗣 vs 雷神矢口、長谷川一孝、酒井博生で行われた。 大仁田は、有刺鉄線で飾られたクリスマスツリー片手に、不適な笑みを浮かべて入場。冷たい雨が降ったこともあり、邪道はカイロを観客に撒きながら場内をまわった。 試合は激しい場外乱闘で始まった。観客の傘は凶器となり、椅子やドリンクが乱れ飛ぶ。清水が佐野、長谷川に捕まり、有刺鉄線に投げられる。劣勢かと思われた大仁田組だったが、場外乱闘で流血した酒井の脳天を、追い討ちをかけるように大仁田がギターで打ち抜くなど、徐々に追い詰めていき、最後は有刺鉄線ボードに大仁田が酒井を沈め勝利した。 試合後のマイクで大仁田は、「クリスマスイブにプロレス観にくるお前らは、変わってるよ。でもリングにいる俺らも、プロレスが大好きなんだよな」と目を細め、最後は「良い年をお迎えください、ファイヤー!」の絶叫で大会を締めくくった。
24日、東京みやこ・後楽園ホールにて『STARDOM YEAREND X'mas NIGHT 2025』が開催。水森由菜が星来芽依を下して悲願のハイスピード王座初戴冠を果たした。 NEO女子プロレスから受け継がれる歴史深きベルトであるハイスピード王座。 伝統あるベルトだが、2025年から現王者の星来芽依の提案により新ルールで運用することに。以前は通常のプロレスルール(+場外カウント10カウント)で30分1本勝負での試合が行われていたが、【合計10分の中で3本勝負】【10分終了時に同点引き分けの場合は王座防衛】という変更が為された。 新たな時代を創ろうとしていた星来だったが、9月に7度目の防衛に成功した後には「この10分3本勝負に対して、結構批判が多かったんですよ。自分はハイスピードの歴史を変えるっていうのに必死になりすぎてちょっと焦りすぎたかな」と憂いを帯びた表情で語り、10月の防衛戦は15分1本勝負で月山和香と闘いコミカルな試合運びながらも10分25秒でチェックメイト。そして、11月ではかつてハイスピード王座戦線の象徴とされてきた葉月を下して防衛回数を重ねる。 ここ数年のスターダムを見ていないプロレスファンにとっては意外かもしれないが、水森由菜は今のハイスピード王座戦線の中心にいる。 かつての水森は“ぽっちゃり女子”を売りにしており、恵まれた体格を活かしてのパワーファイトが持ち味としていた選手。しかし、体重を約15kg落とす肉体改造に成功してからは持ち前のパワーにスピードも手にし、同期でもある星来が持つハイスピード王座を強く意識するようになっていった。 今年9月にも水森は星来に挑戦しているが、その際には10分フルタイムドロー決着。 この試合は両者が本当にノンストップで動き続けた濃密な10分の死闘であり、星来が10分3本勝負のルールで初めて相手を仕留めきれなかった試合。水森のハイスピードファイターとしての資質を存分に魅せるものとなった。 試合後に2人は再戦を約束するものの、ダイレクトリマッチとは行かず約3ヶ月半が経過。その間にも星来は2度の防衛を重ねており、さらに高みへ登った上で水森を迎え撃った。 今回の2人のハイスピード王座戦は15分1本勝負の通常ルールで実施。
LLPW-Xの年内最終戦は定期開催中の神田明神大会。第1試合では中学2年生・14歳の藤原あむ(練習生・彩夢、改め)が、マーベラスの桃野美桜を相手にデビュー戦に臨んだ。開始早々から執拗なヘッドロックで絞め上げる桃野は、前後からドロップキックを撃ち込むとキャメルクラッチへ。続いてロープに振られる藤原だが、ドロップキックとエルボーの連打で反撃を開始。ボディスラムで投げ切ると再びドロップキックを連打して、逆さ押さえ込みでフォール。さらにはロープ際の桃野に619を繰り出して会場を驚かせる。桃野のダイビング・ボディープレスを受けてもカウント2でキックアウトしてみせるが、最後は厳しい角度の逆エビ固めにギブアップ。小学4年生から続けてきた空手の技を封印しプロレス技のみでの初陣ながら、上々のスタートを切った。 試合を終えた藤原は「桃野美桜選手の強さを体に実感しました。試合の記憶があいまいなところがあるんですけど、つらいところもあったし痛いし苦しかったんですけど、その倍ぐらい楽しくて。すごい、いいデビューができたなって思います。どんな年代の方でも“プロレスを目指してみたい”って思われる選手になりたいです」とコメント。神取忍は「新人のデビュー戦にしては“闘おう”っていう意欲があって、体の使い方もできてるから常識を破ってくるかなって。中学2年生のなかでは肝も据わってるし、いいと思いました」と合格点を与えた。次の試合は年明けの1月7日(水)、同じくLLPW-Xの神田明神ホール大会となる。
東京女子プロレスが12月2ついたち、東京・東京たま未来メッセで『せ~の、メリークリスマス!2025』を開催した。来年イッテンヨン(1月4日)後楽園ホールでのプリンセス・オブ・プリンセス選手権試合(王者=わたなべみうvs挑戦者=鈴芽)、プリンセスタッグ選手権試合(王者組=かみふくゆき&上原わかな《Ober Eats》vs挑戦者組=愛野ユキ&風城ハル《春雷烈火!!プリズムグリード》)のダブル前哨戦が行われ、愛野がかみふくから直接勝利を挙げ、ベルト獲りに弾みをけた。 この日、王者チームの渡辺&かみふく&上原が挑戦者チームの鈴芽&愛野&風城と対戦。風城が上原にドロップキックを叩き込めば、愛野はショルダータックルをぶちかました。かみふくが風城に串刺し式ビッグブーツ、上原が串刺し式エルボーを繰り出すなど、目まぐるしい攻防に。鈴芽が渡辺にフェースクラッシャー、ミカヅキ流星群。リング・ア・ベル狙いを阻止した渡辺はアバランシュホールド。さらにジャイアントスイングにいこうとするも、鈴芽が踏ん張って回避。鈴芽が渡辺にドロップキック3連発。だが鈴芽をキャッチした渡辺が開花式ジャイアントスイング。かみふくが愛野を雪崩式ブレーンバスターでぶん投げると、愛野も愛と炎のフルネルソンで反撃もカット。風城がロープを利したドロップキックを繰り出しと、鈴芽がエプロンから断崖式フェースクラッシャーで渡辺を排除。最後はかみふくを捕獲した愛野がヴィーナスDDTの体勢に入ると、風城が両足を持ち上げて、そのままマットに叩きつける合体技(アップドラフト!!オーバードライブ)を決めてすりーかうんとを奪った。 試合後、愛野は「挑戦者組、勝ったぞ! 私と鈴芽は前哨戦はもうないけど、でもあと1試合(12・27新宿)あるんだよ。あと1試合戦うってことは、私たちはまた強くなるってことだからら。イッテンヨンに向けてたくさんパワーを溜めていこう!」と勝利の雄たけび。 バックステージで愛野は「私はタイも行ってないから2週間ぶりでうずうずしてて。タイトルマッチが決まってから試合がないというお預け状態だったから。今日に向けて気合いが入りまくっていたんですよ。なので今日、この3人で戦えて勝てて本当によかった」と笑み。風城は「ユキさんたちとできる前哨戦は今日が最初で最後だったけど、イッテンヨンに向けて残り2週間。
東京女子プロレスが12月2ついたち、東京・東京たま未来メッセで『せ~の、メリークリスマス!2025』を開催した。名古屋・栄を拠点とする人気アイドルグループSKE48の元メンバー・荒井優希が初代リーダー・やましたみゆとのシングルマッチで痛恨の秒殺負けを喫した。 今年3月でSKE48を卒業した荒井は4月からプロレスに専念し、念願だった海外遠征も経験。7・21大田区では同団体最高峰のプリンセス・オブ・プリンセス王座(当時の王者は瑞希)に初挑戦するも惜敗。その後もコツコツと地道に経験値を上げてきた。 今大会では『9大シングルマッチ(各7分1本勝負)』が行われ、元SKE48の谷真理佳さんの抽選により組み合わせが決定。荒井は山下との一騎打ちが決まった。 荒井はデビュー1年目の2021年12・18名古屋で山下との初のシングル戦に臨み完敗。2023年8・12後楽園での『東京プリンセスカップ』準決勝で約2年ぶりに山下と対戦するも惜しくも敗れた。あれから2年4ヵ月の月日を経て、3度目の一騎打ちに挑んだ。 『9大シングルマッチ』の最終試合として行われた、この一戦はロックアップから始まり、山下がフロントヘッドロック。荒井はロープに押し込んで抜け出すとエルボー連打。山下はエルボーで返すと、首投げ。荒井はビッグブーツ、串刺し式ビッグブーツで反撃。山下のカウンターのハイキックがヒットし、荒井がダウン。立ち上がると、山下がもう一発ハイキック。そして狙いすましたSkull kickを叩き込んですりーかうんとを奪った。 わずか65秒での敗戦に荒井は「くじで山下さんとの対戦が決まってチャンスだと思ったから、7分という短い時間だけど絶対に今までの全部をぶつけて勝ちたいと思っていたので…。自分の思い描いていた、想像していたこうなりたい自分と、今日の自分がかけ離れすぎていて、自分でも涙も出ないくらいショックです。幻だったのかなと思うぐらい一瞬だったので、悔しすぎて向き合いきれてないんですけど、もう年も変わるし、来年に向けて荒井もできることやりたいし、自分としても一番ピークに持っていけるようにと思っていたタイミングでの秒殺、今までで一番次に続けられなかった試合になってしまった」とぼう然自失。
DDTプロレスが12月19日、東京・後楽園ホールで『RING FINALE 2025 ~全員主役のカーテンコール~』を開催した。KO-Dタッグ王者組のまお、KANONのストレンジ・ラブ・コネクション(S.L.C.)がF-SWAGの政岡純&ガイア・ホックスを破り、2度目の防衛に成功。2026年1・25後楽園で前王者のThe Apex(飯野雄貴&納谷幸男)がベルト奪回に挑むことが決まった。 各団体で暴れ回り、プロレスリング・ノアのGHCジュニアヘビー級タッグ王座に挑戦したこともある名タッグのF-SWAGは序盤から絶妙の連係技を決めていく。政岡がまおに低空ドロップキックを決めれば、まおは「あ!」からのグーパンチで返す。KANONがガイアをブレーンバスターで投げれば、ガイアはスタナーを発射。まおの旋風脚をかわしたガイアは逆に旋風脚を叩き込んだ。F-SWAGは必殺の合体技F-DRIVEⅡをKANONに決めるもカット。KANONはガイアの腕を取って、ラリアット5連発。ガイアが看板でKANONの脳天を殴打もカット。KANONはラリアットから変形LONELY DEZIRESをさく裂させてすりーかうんとを奪取した。 まおが「勝ててよかった。流出させなくてよかった。危なかったけど、めちゃくちゃ安心しています。KANONさん、順調に狂ってきてるね」と言えば、KANONは「またDDTに来てください。なんとかこのまま年を越せそうなので、2026年も突っ走っていくのでよろしくお願いします」と勝ちどきを挙げた。 すると飯野が現れ、誰かを探している様子。探していた人物はまおで、いきなりスピアを放った。納谷も入ってきて「飯野、先に手を出しちゃダメだって言っただろ。オイ、まお、KANON、飯野はおまえらに負けてから、『まお』しか言わないマシンになっちまったんだ。どうしてくれるんだ。次は俺と飯野とサシでタイトルマッチ、戦え!」と挑戦表明。まおは「急に何すんだよ。でも飯野、やっと振り向いてくれたんだね。(橋本)千紘、千紘って言ってたけど。俺の数少ないライバルだよ。(11・3)両国は3WAYで納得いかなかったんだろ? サシでやってやろうじゃねぇか」と受諾し、1・25後楽園での王座戦が決定した。 バックステージでまおは「ビックリした。でもうれしかった。
DDTプロレスが12月19日、東京・後楽園ホールで『RING FINALE 2025 ~全員主役のカーテンコール~』を開催した。うえのゆうきが正田壮史の挑戦をしりぞけ、KO-D無差別級王座のV4に成功。2026年1・25後楽園で佐々木大輔、クリス・ブルックスと同王座、DDT UNIVERSAL王座の2本のベルトをかけて変則3WAYマッチによるタイトル戦を行うことが決まった。 11・30後楽園でのスーパー・ササダンゴ・マシンとの2冠戦を制した上野はKO-D無差別級を3度目、UNIVERSALの初防衛に成功。試合後、上野の希望で新世代D GENERATIONSメンバー10選手による、じゃんけんトーナメントが実施され、正田が勝ち抜いてKO-D無差別級王座への挑戦が決まった。 正田は2022年8月14日、後楽園で同団体史上最速の入門3ヵ月で破格のデビュー。2023年2月には『D GENERATIONS CUP』を制覇。2024年8月にはクリスとのコンビでKO-Dタッグ王座を戴冠。だが、なかなかシングル王座(アイアンマンヘビーメタル級王座は除く)にたどり着くことはできず、2度のUNIVERSAL王座挑戦では当時王者のまお、鈴木みのるに完敗。KO-D無差別級へは初挑戦となった。両者の一騎打ちは昨年12・28両国国技館以来、丸1年ぶり。12・3新宿FACEでのタッグマッチでの前哨戦では上野が失神TKO勝利を挙げ、若き挑戦者にゲキを飛ばしていた。 序盤、正田はエルボー連打、サミング、ドロップキックとたたみかけた。場外戦になると、上野が鉄柱にぶつけ厳しい攻め。上野がジャーマン、変型カナディアン・デストロイヤーを繰り出せば、正田はスワン式ミサイルキック、ぶっこ抜きジャーマンで反撃。上野はハーフネルソン・スープレックス、シャイニング・ウィザード、フロッグスプラッシュもカウントは2。正田はトラースキック、飛びヒザ、三角蹴りとキックを連発し張り手を一閃。上野はドロップキック、ラリアットで応戦。正田がカナディアン・バックブリーカーの体勢から強引に叩きつけ、正田のチカラKOBUムキムキも2カウント。コーナーでの攻防から、上野が雪崩式フランケンシュタイナー、ドロップキック。エルボーの打ち合いから、正田が張り手、ミドルキックを見舞うと、上野はドロップキックからWRで奮戦した正田にトドメを刺した。
DDTプロレスが12月19日、東京・後楽園ホールで『RING FINALE 2025 ~全員主役のカーテンコール~』を開催した。LDH JAPAN 所属の16人組ダンス&ボーカルグループざ RAMPAGE・武知海青が“ミスターDDT”HARASHIMAとのコンビで、“ミスターIWGP”永田裕志(新日本プロレス)、髙木三四郎組と激突し、自力2勝目を奪取。来たる2026年に向けて、さらなる飛躍を誓った。 武知は2024年2・25後楽園でプロレスデビュー。今年6月にはプロレスラーとして、DDTに入団。9・28後楽園ではうえのゆうき、To-yとのトリオで、岡谷英樹&MJポー&イルシオンとのKO-D6人タッグ王座決定戦に臨み、イルシオンに勝利。わずかデビュー5戦目で自力初勝利、タイトル初戴冠の快挙を達成した。11・3両国国技館ではIWGP世界ヘビー級王者KONOSUKE TAKESHITAとのドリームタッグで、樋口和貞&正田壮史と熱闘を繰り広げて白星をマーク。11・19後楽園では新日本に初参戦し、2026年1・4東京ドーム大会でのNEVER無差別級6人タッグ選手権(トルネードランボー)への参戦につながった。それらの活躍が認められて、先に発表された『プロレス大賞』(東京スポーツ新聞社制定)の新人賞を受賞した。 この日が9戦目となった武知は51歳のHARASHIMAと組み、57歳の永田と55歳の髙木とタッグ対決。大ベテラン3人に囲まれるなか、武知は“レジェンド”の永田とエルボーのラリー。場外戦になり、髙木から南側客席に連れて行かれると、戦闘用チャリンコ・ドラマティックドリーム号でひかれ、髙木流の洗礼を受けた。リングに戻ると、永田が武知にミドルキック連打。武知はドロップキックで返した。髙木がぶっこ抜きの雪崩式ブレーンバスターで武知をぶん投げ、永田がエクスプロイダー。それでも体勢を立て直した武知は髙木にドロップキックから、スワンダイブ式フォアアームを叩き込んですりーかうんとを奪った。 永田がマイクを持つと「いい根性してるよ。1・4東京ドーム、頑張れよ!」とエール。武知は「永田さん、ありがとうございました。僕はまだまだ新人ですが、情熱と覚悟は誰にも負けないつもりです。
22日、東京みやこ・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to TOKYO DOME』が開催。棚橋弘至が最後の後楽園ホールでの試合に臨んだ。 棚橋は立命館大学在籍時に学生プロレスを始め、卒業後の1999年に新日本プロレスに入団。同年10月10日にデビューし、後にIWGPヘビー級王座最多戴冠記録を樹立するエースへと成長。2023年12月には新日本プロレスの代表取締役社長に就任。背広組としての仕事も増え、現年齢も49歳とベテランの域に入りリングの最前線から遠ざかりつつあった。 そんな中、棚橋は昨年10月に両国国技館で行ったデビュー25周年試合の後に2026年1月4日の東京ドーム大会での引退を表明。以降の約1年あまりは棚橋のキャリアを振り返るかのようなメモリアルな一戦や、これからの新日本を背負っていく若手選手たちとのシングルマッチなど『ファイナルロード〜継(つなぐ)』『棚橋弘至ファイナルロード~縁(えにし)』と題した試合を全国の会場で見せる引退ロードを展開してきた。 棚橋がプロレスラーとしてのキャリアを歩み始めたのは、空前の格闘技ブームによってプロレスが最も世間から馬鹿にされていた時代。後楽園ホールはガラガラであり、残った観客層は昭和プロレス原理主義的なファンが多数。棚橋のきらびやかなスタイルにも冷ややかな目を向けられ、肉体的なピークの期間のほとんどを冬の時代の中で過ごした。時が流れ、再びプロレスが注目される時代になった頃には棚橋のキャリアも晩年の域に入りつつあった。 棚橋も長年の酷使で身体の故障やその深刻度も増すばかりであり、新日本プロレスにも新たなスターが次々と誕生していった。しかし、冬の時代から今日に至るまで太陽のごとくプロレス界を照らしてきた棚橋をファンは今でも口を揃えて“エース”と呼ぶ。 年内最終大会となる今大会は、立ち見も含めて全席完売の超満員。メインイベントでは棚橋弘至vs藤田晃生の最初で最後のシングルマッチが行われた。 藤田は2021年4月に入門し、わずか4ヶ月後の8月にヤングライオンとしてデビュー。世界的なコロナ禍が残る中で海外遠征の道を選ばず日本に残り、ヤングライオンのままザック・セイバーじゅにあ率いるユニット【TMDK】に所属して一線級の選手へ成長。



