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「JAXAが「H3」ロケット9号機の打ち上げ延期を再発表 「みちびき」7号機の打ち上げは2026年度以降に」 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2026年2月3日、内閣府の準天頂衛星システム(QZSS)「みちびき」の測位衛星「みちびき」7号機(QZS-7)を搭載する「H3」ロケット9号機の打ち上げを延期すると改めて発表しました。当初、H3ロケット9号機は2026年2月1日に打ち上げられる予定で準備が進められていましたが、2025年12月22日に発生したH3ロケット8号機の打ち上げ失敗についての原因究明と、9号機を含め今後打ち上げられるH3ロケットへの影響を評価する必要があるとして、JAXAは2026年1月7日に打ち上げ延期を発表していました。JAXAによると、H3ロケット8号機打ち上げ失敗の原因究明と今後打ち上げられるH3ロケットへの影響評価を継続する必要があることから、9号機は2026年3月31日まで設定されていた予備期間内の打ち上げを実施しないことになりました。
「JAXAが「イプシロンS」開発計画見直しへ 2段目を変更し2026年度内の実証機打ち上げ目指す」 JAXA(宇宙航空研究開発機構)は2026年2月4日に開催された第102回宇宙開発利用部会にて、開発中の「イプシロンS」ロケットに関する最新の状況を報告しました。イプシロンSロケットは、前身となる「イプシロン」ロケットを発展させる形で開発が進められている3段式の固体燃料ロケットです。2段目をイプシロンの「M-35」からさらに強化した「E-21」に変更しつつ、1段目を「H3」ロケットの固体燃料ロケットブースター(SRB-3)と共通化。JAXAによると、1段目の共通化による相乗効果や、衛星受領から打ち上げまでの期間をイプシロンの3分の1程度となる10日以内に短縮するなどの改良を行うことで国際競争力を高め、小型衛星打上げ市場で競争可能な価格帯を実現するとともに、1年に2回の打ち上げ機会提供を目指すとされています。
「NASAの月周回ミッション「アルテミスII」打ち上げは3月以降へ リハーサルで液体水素が漏洩」 NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年2月3日付で、有人月周回ミッション「Artemis II(アルテミスII)」の地上試験「ウェット・ドレス・リハーサル(WDR)」の実施結果を発表しました。試験はおおむね順調に進み、新型宇宙船「Orion(オリオン、オライオン)」を搭載した大型ロケット「SLS(スペース・ローンチ・システム)」への推進剤充填も行われたものの、最終段階で液体水素の漏洩にともなうカウントダウンの自動停止が発生。NASAは早ければ2026年2月に予定されていたArtemis IIの打ち上げを見送り、2026年3月以降の実施を目指す方針です。WDRは、ロケットの打ち上げ本番に向けたリハーサルと言える最終試験です。SLSの燃料タンクに液体水素と液体酸素を実際に充填しつつ、フロリダ州のケネディ宇宙センターをはじめとするアメリカ各地の拠点間の連携体制の検証や、打ち上げ中止時の対応能力の確認といった作業が、発射約49時間前から発射直前までの約2日間にわたり、カウントダウンに従いながら実施されます。
「中国、次世代宇宙船「夢舟」の飛行中断試験を2月11日に実施か 文昌発射場は他の打ち上げを調整」 中国海南省の文昌宇宙発射場で2026年2月11日前後、次世代有人宇宙船「夢舟(Mengzhou)」の飛行中断試験(In-flight Abort Test)が実施される可能性があると、中国メディア「潇湘晨报」などが報じています。文昌宇宙発射場では試験に向けて一部の打ち上げ計画が調整され、リソースが集中している可能性も指摘されています。なお、中国当局からの正式発表は現時点で確認されていません。今回実施が予想される飛行中断試験は、ロケットの上昇中に予期せぬ異常が発生した場合、宇宙船がロケットから分離して安全に脱出できるかを検証する、有人宇宙飛行において極めて重要な試験です。特に重要視されるのが、上昇中にロケットへの空気抵抗(空力負荷)が最大となる瞬間「最大動圧点(Max-Q)」での脱出能力です。機体にとって最も過酷な条件下で中断シーケンスを起動し、脱出用エンジンでロケットから距離を取り、パラシュートを開いて安全に着水できるかを確認するとみられます。
「【G17-32】スペースXが「ファルコン9」でスターリンク衛星25機を打ち上げ」 スペースXは日本時間2026年2月3日、ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットを打ち上げ、スターリンク(Starlink)衛星25機を所定の軌道へ投入しました。打ち上げに関する情報は以下の通りです。・ロケット:Falcon 9 Block 5・打ち上げ日時:日本時間 2026年2月3日 0時47分・発射場:ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(アメリカ)・ペイロード:Starlink衛星 25機(Starlink Group 17-32)
「ブルーオリジン、「ニューシェパード」の飛行を2年以上停止へ 有人月面活動にリソース集中」 アメリカ企業Blue Origin(ブルーオリジン)は2026年1月30日付で、同社の再使用型ロケット「New Shepard(ニューシェパード)」の飛行を、少なくとも2年間停止すると発表しました。Blue Originによれば、今回の決定は、同社のリソースを有人月面活動能力(human lunar capabilities)の開発加速へとシフトさせるためのものです。同社は今回の方針転換について、アメリカの目標である月への帰還、および恒久的な月面拠点の確立に対する同社のコミットメントを反映したものだと述べています。Blue Originの有人月面活動能力の中核を担うのは、同社が開発を進めている月着陸船「Blue Moon(ブルームーン)」です。同社は2023年5月、NASA(アメリカ航空宇宙局)が主導する有人月面探査計画「Artemis(アルテミス)」において、SpaceX(スペースX)に続く第2のHLS(有人月面着陸システム)開発事業者に選定されています。
「史上初、火星探査車が「AIが計画したルート」で走行 大規模言語モデル「Claude」を活用」 NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年1月30日、火星探査車「Perseverance(パーシビアランス)」が、AIによって計画された“別の天体で初”の走行(ドライブ)を完了したと発表しました。2025年12月8日と10日に行われたデモンストレーションはJPL(ジェット推進研究所)が主導し、Anthropic社との協力のもと、大規模言語モデル(LLM)「Claude」を用いたとしています。NASAによると、Perseveranceは12月8日に約210m、12月10日に約246mを走行しました。場所はいずれもジェゼロ・クレーターの縁に沿うルートで、従来は人間が手動で行っていた複雑なルート計画作業の一部をAIで担った点が特徴です。今回のデモでは、視覚情報も扱える生成AIの一種である「ビジョン言語モデル(VLM)」が用いられました。AIはJPLの地表ミッション用データセットに含まれる既存データを分析し、人間のプランナーが普段利用するのと同じ情報をもとにウェイポイント(探査車が次の指示を実行するための区切りとなる地点)を生成。Perseveranceが安全に走行できるよう、連続した走行経路を作成したといいます。分析に用いられたデータには、火星周回機「Mars Reconnaissance Orbiter(MRO)」搭載カメラ「HiRISE」による高解像度の軌道画像や、デジタル標高モデル(DEM)から得られる地形傾斜データが含まれ、岩盤やむき出しの岩石、危険な岩だらけの地帯、砂の波紋などの地形特徴を識別したとされています。
「中国が「長征2号C」ロケットを打ち上げ アルジェリアの衛星「AlSat-3B」を軌道投入」 CASC(中国航天科技集団)は2026年1月31日、酒泉衛星発射センターから「長征2号C」ロケットを打ち上げ、アルジェリアの地球観測衛星「AlSat-3B」を所定の軌道へ投入したと発表しました。【関連リンク】直近のロケット打ち上げ情報リスト打ち上げに関する情報は以下の通りです。
「【G6-101】スペースXが「ファルコン9」でスターリンク衛星29機を打ち上げ」 スペースXは日本時間2026年1月30日、ケープカナベラル宇宙軍基地から「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットを打ち上げ、スターリンク(Starlink)衛星29機を所定の軌道へ投入しました。打ち上げに関する情報は以下の通りです。・ロケット:Falcon 9 Block 5・打ち上げ日時:日本時間 2026年1月30日 16時22分・発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)・ペイロード:Starlink V2 Mini 29機(Starlink Group 6-101)
「ロケットラボが「エレクトロン」で韓国の地球観測衛星「NEONSAT-1A」を打ち上げ」 ロケットラボ(Rocket Lab)は日本時間2026年1月30日、ニュージーランド・マヒア半島の射場から「エレクトロン(Electron)」ロケットを打ち上げ、韓国の地球観測衛星「NEONSAT-1A」を所定の軌道へ投入することに成功しました。今回のミッション名は「Bridging The Swarm(群れをつなぐ)」です。打ち上げに関する情報は以下の通りです。・ロケット:Electron・打ち上げ日時:日本時間 2026年1月30日 10時21分・発射場:ロケットラボ発射施設(ニュージーランド・マヒア半島)・ペイロード:NEONSAT-1A
「エアバス、解像度20cm級の地球観測衛星「プレアデス・ネオ・ネクスト」を2028年初頭に打ち上げ」 Airbus(エアバス)は2026年1月27日、次世代地球観測衛星「Pléiades Neo Next(プレアデス・ネオ・ネクスト)」の初号機を2028年初頭に打ち上げると発表しました。打ち上げはフランス領ギアナのクールーにあるギアナ宇宙センター(CSG、欧州宇宙基地)から、「Vega-C(ヴェガC)」ロケットで実施される予定です。プレアデス・ネオ・ネクストは、現行の「Pléiades Neo(プレアデス・ネオ)」衛星コンステレーションの後継となるプログラムです。現行のプレアデス・ネオが30cmのネイティブ解像度を持つのに対し、プレアデス・ネオ・ネクストは20cm級のネイティブ解像度を目指します。商用地球観測衛星として世界最高水準の性能を掲げています。また、取得画像は、防衛・情報、農業、環境、海事、災害対応、地図作成、位置情報サービス、土木、都市計画、公共事業など、幅広い分野での活用が想定されています。
「【G17-19】スペースXが「ファルコン9」でスターリンク衛星25機を打ち上げ」 スペースXは日本時間2026年1月30日、ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットを打ち上げ、スターリンク(Starlink)衛星25機を所定の軌道へ投入しました。打ち上げに関する情報は以下の通りです。・ロケット:Falcon 9 Block 5・打ち上げ日時:日本時間 2026年1月30日 2時53分・発射場:ヴァンデンバーグ宇宙軍基地(アメリカ)・ペイロード:Starlink V2 Mini 25機(Starlink Group 17-19)
「NASA有人ミッション「Crew-12」のクルーが隔離期間入り 早ければ2月11日に打ち上げへ」 NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年1月28日付で、アメリカ企業SpaceX(スペースX)の有人宇宙船「Crew Dragon(クルードラゴン)」によるISS(国際宇宙ステーション)への有人宇宙飛行ミッション「Crew-12(クルー12)」のクルー4名が打ち上げ前の隔離期間に入ったことを発表しました。NASAによると、Crew-12の打ち上げは早ければアメリカ東部標準時2026年2月11日6時(日本時間同日20時)に、アメリカ・フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地で実施される予定です。Crew-12のクルーは、コマンダーを務めるNASAのJessica Meir宇宙飛行士、パイロットを務めるNASAのJack Hathaway宇宙飛行士、ミッションスペシャリストを務めるESA(ヨーロッパ宇宙機関)のSophie Adenot宇宙飛行士およびRoscosmos(ロスコスモス)のAndrey Fedyaev宇宙飛行士です。
「ブルー・オリジンが「ニューグレン」でASTの次世代衛星を打ち上げへ ブースターを再使用」 アメリカ企業Blue Origin(ブルー・オリジン)は2026年1月22日付で、同社の大型ロケット「New Glenn(ニューグレン)」の次期ミッション「NG-3」において、アメリカ企業AST SpaceMobile(以下、AST)の次世代通信衛星「BlueBird 7」を搭載することを発表しました。NG-3の打ち上げは2026年2月下旬以降に、アメリカ・フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地第36発射施設で予定されています。本ミッションは、New GlennにとってASTの衛星を軌道へ輸送する初のフライトとなります。New GlennはBlue Originが開発した2段式液体燃料ロケットです。
「中国初、宇宙空間で「金属3Dプリント」実験に成功 微小重力環境下で金属部品を造形」 中国が宇宙空間で初めて金属3Dプリント(積層造形)実験に成功したと、CAS Space(中科宇航)が発表しました。発表によると、この実験はCAS(中国科学院)傘下の力学研究所が開発した回収型科学実験ペイロードを使用して行われました。ペイロードはCAS Spaceが開発したサブオービタル用宇宙船「Lihong-1(力鴻1号)」に搭載され、2026年1月12日に酒泉衛星発射センターから打ち上げられました。発表によると、Lihong-1はカーマンライン(大気圏と宇宙空間の境界とされる高度100km)を超え、約120kmの高度に達した後、微小重力環境下で金属部品の自動造形が行われました。微小重力環境は300秒以上維持されたとのことです。
「スペースXが「ファルコン9」でGPS III衛星「Ellison Onizuka」を打ち上げ 全10機中9機目」 スペースXは日本時間2026年1月28日、ケープカナベラル宇宙軍基地から「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットを打ち上げ、アメリカ宇宙軍のGPS III衛星9号機「Ellison Onizuka(エリソン・オニヅカ)」を所定の軌道へ投入しました。打ち上げに関する情報は以下の通りです。・ロケット:Falcon 9 Block 5・打ち上げ日時:日本時間 2026年1月28日 13時53分・発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)・ペイロード:GPS III SV9「Ellison Onizuka」
「近畿大学・エクセディ共同開発のX線カメラ「SUIM」が完成 2026年にISSで超高層大気を観測へ」 近畿大学と株式会社エクセディは、共同開発を進めてきた超高層大気専用X線カメラ「SUIM(スイム)」が完成し、アメリカのAegis Aerospace社への引き渡しが完了したことを発表しました。(※近畿大学は1月21日、エクセディは同23日に発表)SUIMは2026年中に打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)の船外プラットフォーム「STP-H10」に搭載され、約6か月間の観測ミッションを行う予定です。地球大気のうち高度60〜110kmの領域は「中間圏・下部熱圏(MLT)」と呼ばれ、航空機が飛べる高度より高く人工衛星が安定周回できる高度より低いため、直接観測が非常に困難な領域です。しかしこの超高層大気は気候変動の影響を敏感に受けるほか、人工衛星の軌道変化や再突入時の落下点予測にも関わる重要な領域であり、宇宙利用が拡大する中でその理解が求められています。
「スペースシャトル「チャレンジャー」の事故から40年 NASAが2026年の「追悼の日」を迎える」 NASA(アメリカ航空宇宙局)は2026年1月22日に、今年の「追悼の日(Day of Remembrance)」の記念行事を執り行いました。毎年1月下旬から2月上旬にかけては、NASAにとって特別な時期です。アポロ計画で1回、スペースシャトル計画で2回の事故がこの時期に集中するように起きていて、合わせて17名の宇宙飛行士が命を落としているからです。NASAは1月の第4木曜日を追悼の日と定め、毎年アメリカ各地で記念行事を行っています。
「中国初の再使用型液体ロケット用海上プラットフォーム、2月にも試験運用開始へ」 中国初となる再使用型液体燃料ロケットの海上発射・回収用プラットフォームが、2026年2月5日頃に試験運用を開始すると報じられています。中国メディアグループの報道によると、春節(旧正月)前後には国産商業液体燃料ロケットによる初の海上打ち上げ・回収試験が実施される予定とのことです。新華社などの報道によると、このプラットフォームは山東省煙台市海陽市の「東方航天港(Oriental Aerospace Port)」内に新たに建設されているものです。東方航天港は中国唯一の商業海上打ち上げ母港として知られ、これまでに22回の海上打ち上げを成功させ、137基の衛星を軌道に投入してきた実績があります。
「スカパーJSAT、NASA有人月周回ミッション「アルテミスII」地上局に選定 アジア民間企業で唯一」 スカパーJSAT株式会社は2026年1月26日、NASAの有人月周回ミッション「アルテミスII」の地上局に選定されたと発表しました。宇宙船「Orion」からの信号を受信する地上局として、アジアの民間企業で選ばれたのはスカパーJSATのみです。同社の地上局が担うのは、Orionが発する電波の「一方向ドップラー測定」です。宇宙船から届く電波の周波数変化を捉えることで、速度や軌道の情報を割り出す技術で、ミッションの安全確保に欠かせません。測定には国内3基の13.5mアンテナを使用。2026年2月から4月にかけて、地球周回軌道からシスルナ空間(地球と月の間の領域)を飛行するOrionを追跡し、取得したデータをNASAへ提供します。



