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ラジオ35分
37 Episodes
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横田大輔は、常に独自の方法で写真という媒体に向き合ってきた作家である。横田はこれまで、写真の複製や劣化といったプロセスを反復することで生じるイメージやフィルム、印画紙といった写真感材そのものを暗室で変質させる手法により、写真が変容していく過程そのものを作品化してきた。これらの作品は、写真表現における実験であると同時に、「写真とは何か」という媒体への根源的な問いを投げかけるものである。一方で、近年横田が取り組むのは、多摩川中流域とそこに自生する植物を対象としたシリーズである。本作では大判カメラ(4×5)を用い、現地の風景と植物に直接向き合う撮影が行われている。なかでも、カラシナ(アブラナ科)の撮影を繰り返す姿勢には、日常的な雑草の存在を超えて、横田自身の知覚と視線が強く引き寄せられていることがうかがえる。それは「カメラで世界を見るとはどういうことか」という、視覚と写真の根本的な問題へと立ち戻る試みとも言えるだろう。本作は、横田大輔の現在の制作における重要な局面を示すと同時に、今後の方向性を示唆するものである。横田大輔 写真展「植物、多摩川中流域」2025年11月19日(水)- 12月27日(土)16:00 – 22:00定休日:日・月・火1drink orderスタジオ35分東京都中野区上高田5-47-8
2025年はじめのラジオ35分は写真家の大森克己さんとのトークとなります。収録は昨年末に行いました。 大森さんは馬喰横山のkanzanギャラリーで「心眼」という作品を展示中で、僕も昨年末に中野駅の高架下路上ギャラリーとスタジオ35分で展示していたので、久しぶりに会ってお互いの作品を見て、話さないかということになりしました。
前半部は大森さんの展示についてで、後半は僕の作品について話をしています。
大森克己『心眼 柳家権太楼』
2024.12.21 Sat - 2025.2.2 Sun
12:00am - 19:00pm (水〜土曜日)
12:00am - 17:00pm (日曜日)月・火曜定休
kanzan gallery
〒101-0031 東京都千代田区東神田1-3-4 KTビル2F
キュレーター:菊田樹子|協力:柳家権太楼・MEM
GALLERY TALK|1月18日[土]16:00- (予約不要/入場無料)大森克己(写真家)× 菊田樹子(本展キュレーター)
村越としや 写真展 「灯と煙たち」
2024年11月6日(水)-12月7日(土) 16:00 – 22:00定休日:日・月・火
スタジオ35分では村越としや 写真展「灯と煙たち」を開催いたします。村越としやは長年にわたり、故郷である福島の風景を撮影し、継続的に作品を発表しています。村越が撮影する風景は普段見過ごされがちな何でもない福島のひと場面ですが、作家自身によって焼かれたプリントに残る風景はとても美しく、静かにそこに佇んでいます。日暮れ前に撮影された仄暗い写真群から展示のタイトルが示すように、燻る灯と煙たちが鑑賞者の心にすっと立ち上がってくることを期待します。「灯と煙たち」は2023年に福島県立美術館で発表され、2024年の木村伊兵衛賞の候補となった作品です。東京での初展示となります。
2009年1月、年明け早々にそれまで元気だった祖母体調を崩し、入院した。そして検査の結果、余命は3ヵ月と宣告された。祖母が近い未来に死ぬと知らされたとき、当時東京で暮らしていた僕は出来るだけ実家に帰り少しでも写真に祖母の姿を残そうと思った。しかし会いに行くたびに痩せて弱っていく祖母の姿にカメラを向けることは殆ど出来なかった。季節が冬から春に変わるころ、死の宣告通りに祖母は他界した、それからお葬式、四十九日、お盆があっという間に過ぎて、実家は日常を取り戻した。僕はその間、地元の風景をただ写真に撮り続けた、そして祖母がいなくなってからも、実家の周辺を歩き、祖母と過ごした風景に刻まれた記憶をカメラを使って少しずつかき集めるように更に写真を撮り続けた、そして2009年12月31日で撮ることに区切りをつけた。写真の整理を始めると、少しだけ残った祖母の写真からよりも、見慣れた実家周辺を撮った写真から祖母の存在を強く感じた。記憶というのは本当に不確かなもので、例え写真を撮り、残しても時間が経つにつれ消えていくもの、ある特定の部分だけが鮮やかに残り続けるもの、少しずつ自分の都合のよいものに置き換えられるものなど様々なように感じる。それでも祖母を思い、歩き、撮影した故郷の小さな風景とその写真を見るたびに、祖母との思い出は美しい記憶となって、再び僕の中に蘇ってくる。このことが僕に家族や故郷の風景がかけがえのないものだと教えてくれた、そして僕が故郷の風景へと向かう出発点になっている。
今回展示する『灯と煙たち』は2009年に祖母の死を経験したことで、地元福島の風景を撮ることと家族との思い出や記憶がリンクするようになった時期に撮影した写真で構成され、『雪を見ていた』(2010年刊)『土の匂いと』(2011年刊)『木立を抜けて』(2013年刊)『雷鳴が陽炎を断つ』(2016年刊)に続くシリーズとして、2023年に福島県立美術館で発表をした作品の東京での初展示になります。
村越としや | Toshiya Murakoshi
1980年福島県須賀川市生まれ。故郷の福島県を主な被写体に選び、人の持つ潜在的な記憶と自身の記憶、そして土地の記憶をなぞるように継続的な撮影を行う。 2011年の東日本大震災以降はより重点的に福島の撮影に取り組み、写真術を用いて風景の変化と矛盾、人々の視覚的な認識の違いなどを見出だそうとしている。これまでに多くの写真集を出版し2009年には自主ギャラリーを設立するなど、写真を発表する手段、場についても意識的である。日本写真協会賞新人賞(2011年)、さがみはら写真新人奨励賞(2015年)受賞。東京国立近代美術館、サンフランシスコ近代美術館、福島県立博物館、相模原市に作品が収蔵されている。
https://35fn.com/exhibition/murakoshi-toshiya-photography-exhibition/
卯月梨沙 / Uzuki Risa 「幽明」
2024年9月18日(水)~10月19日(土) 16:00 – 22:00定休日:日・月・火*1ドリンク制
スタジオ35分東京都中野区上高田5-47-8
前期:9月18日−10月5日(作家による作品セレクション)後期:10月9日−10月19日(ギャラリーによる作品セレクション)
近年、独自の美意識で頭角を現している写真家 卯月梨沙。現実と非現実の境に自身を介在させ、新たなる異界を創出している。本展ではライフワークである「幽明」のシリーズとして作家初の銀塩作品を発表いたします。会期は前期と後期で展示作品を入れ替えます。
https://35fn.com/exhibition/uzuki-risa-photography-exhibition/
山内悠 /Yu Yamauchi 写真展「残像 Ⅳ」
2024年7月10日(水)~8月10日(土) 16:00 – 22:00定休日:日・月・火*1ドリンク制
<作家在廊日>7月10日(水)、8月10日(土)
スタジオ35分東京都中野区上高田5-47-8
写真家・山内悠が20年に及ぶ撮影期間の中で現像やプリントをする中で時々出会う撮影した記憶にない写真たち。
それらを鑑賞者によってセレクトしてもらい作品化をするという実験的な試みです。 会場ではLサイズの写真を¥1,000で販売いたします。購入されたイメージは選ばれた「残像」として今後の作品に反映されていきます。
つまり写真家自身は作品セレクトを行わず、他者によって選ばれた写真によって出来上がってくる作品になります。 山内悠の無意識下で生まれた写真を通して、内なるものと外なるものから紡ぎだされてゆく写真世界をご高覧ください。本展示は4回目の「残像」展になります。前回3回目の展示にて選ばれた作品を展示します。
阿部淳は1979年より大阪の街を中心に路上で撮影を続けています。本展示は写真集「黒白ノート」のシリーズから80年代後半から90年代前半に撮影された「黒白ノート2」と「黒白ノート3」を前期・後期に分けて展示をいたします。
展示作品は写真集の原稿として使用されたオリジナルプリントとなります。東京では11年ぶりとなる個展となります。阿部淳の写真世界をご堪能ください。
阿部淳 写真展 「黒白ノート」
[前期]
黒白ノート 2
3/20(水)-4/6(土)
16:00-22:00
[後期]
黒白ノート 3
4/10(水)-4/27(土)
16:00-22:00
*1ドリンクオーダー
定休日:日・月・火
https://35fn.com/exhibition/abe-jun-kokubyaku-note/
花代 展「かげろうのやうに Ⅱ」を記念して行われたギャラリートークの収録になります。
花代 「かげろうのやうに Ⅱ」
2024年5月22日(水)~6月22日(土)
16:00 – 22:00 定休日:日・月・火
現在スタジオ35分で開催中の写真展「ONSEN」の作者の山谷佑介にお話をお聞きしています
山谷佑介 写真展 / YAMATANI Yusuke Photography Exhibition「ONSEN」
2024年2月7日(水) - 3月2日(土) 16:00 - 22:00
定休日:日・月・火
*1ドリンクオーダー制
スタジオ35分 中野区上高田5-47-8
https://35fn.com/
現在開催中の展示作家 箕浦建太郎さんに色々とお話を伺いました。この回から初めて編集ソフトを使用して繋げてみました。ジングルは友人の中岡将二朗くんに提供してもらいました。碧衣スイミングちゃんとやってる回がAMノリだとするとアーティストインタビューの回はFMいやNHKを目指しています。何かのお供に聞いてみてください。
箕浦建太郎 絵画展 「そ」
2023年9月13日(水)~10月7日(土)16:00 – 22:00定休日:日・月・火
第28回ラジオ35分は新山清写真展VINTAGE PHOTOGRAPHS 1948年から1969年を記念して行われたトークショー「新山洋一が語る新山清」の収録アーカイブをお送りします。このトークは令和5年7月15日に新山清さんのご子息 新山洋一さんと本展示の作品セレクトを監修して頂いた写真家・畠山直哉さんを聞き手に迎えてのトークになります。それではお聞きください。
アーティスト インタビュー
森 ひなた
森 ひなた 絵画展 「掘りかけの穴」
2023年5月26(金)~6月17日(土) 16:00-22:00定休日:日・月・火*1ドリンクオーダー*作家在廊日:5/26(金)・5/27(土)・6/16(金)・6/17(土)
スタジオ35分東京都中野区上高田5-47-8
森 ひなたの絵はとてもストレートだ。真正面から紙と向き合い、無意識から立ち上がってくる形や線を鉛筆やクレヨンで塗りつぶすように描き進めていく。出来上がってくる作品はどこかユーモラスで可愛いさも内包しながらも原始的でとても力強い。
スマホやモニターばかり見なきゃいけないことになってしまった僕ら現代人には森 ひなたの絵が必要だ。彼女の絵を見ることは目の保養となり、そこから何かを感じるとることは人としての大事な物事を呼び起こすきっかけになると思う。今展示では大きな鉛筆画2点とクレヨン画18点の新作を展示いたします。
スタジオ35分
掘りかけの穴
だれにもみつからないようなところで
るすばんをしながら汗をかいていたら
あっちのしごとはどうなってると
むかえにくるひとの声がして
そういえばしばらくようすをみていなくて
掘りかけの穴をみに
返事をかえして身支度をはじめたおんなのひと
森 ひなた @noshimochi8
1995年 北海道生まれ、在住2016年 女子美術大学短期大学部 造形学科 デザインコース 創造デザイン メディア卒業。主に鉛筆を用いて、紙の上に立ち現れてくる「形」と向き合いながら制作を行っている。北海道を拠点に絵画制作を行い、札幌・東京を中心に個展を開いている。
2023年3月に山梨のGallery Traxで開催された川島小鳥展「だいじだいじよ」の巡回展示を、スタジオ35分にて行います。
川島小鳥「だいじだいじよ」の写真群からはあたたかい光と澄んだ空気を感じる。写真に登場する彼らひとり、ひとり、ひとつ、ひとつの時間がゆっくりと揺らめき波のように私達になにかを問いかけているようだ。
Gallery Traxでは、昼間の八ヶ岳で自然と写真が交ざりあい唯一無二な空間をつくり出していました。今回のスタジオ35分では街なかの夕方から夜にかけての時間帯で「だいじだいじよ」を写真と映像で再構築します。川島小鳥が35分にどんな魔法をかけるのか?八ヶ岳でご覧になられた方も見逃されたかたも、ぜひ新井薬師バージョンを楽しみにいらしてください。
スタジオ35分
現在開催中の池野詩織写真展「ぬかるみの記憶」の作者 池野詩織さんからお話を聞いています。写真を始めた当初のこと、今展示の佐渡島の作品についてなど話してもらいました。
池野詩織写真展 「ぬかるみの記憶」
2023年3月15(水)~4月8日(土)16:00-22:00 定休日:日・月・火 *1ドリンクオーダー制
作家在廊日:毎週土曜日
日本海に浮かぶ稲妻のような形をした佐渡島の、真ん中に祖父母の家がある。幼少期は田植えの季節のたびに島に渡り、田んぼでよく遊んだ。田んぼの中のお玉杓子や跳ねる蛙を姉と競って捕まえた。春は筍を掘って、夏は海で泳いだ。都市生まれの私にとって、この島の自然は特別だった。祖父母の家は3年前と空き家になり、それを機に久しぶりに来島した。家主をなくした家は、あっという間にあらゆる生物に飲み込まれていた。懐かしさと入り混じって、わたしは不思議な違和感を感じていた。そして記憶を辿るように、祖父母の家と島の記録をはじめた。
池野詩織
現在、スタジオ35分で開催中の清水裕貴「よみがえりの川」の展示内で行った山田俊二のギャラリーライブの収録をお届けいたします。冒頭には清水裕貴さんによる作品説明もあります。
大森さんは写真家として知られているのですが、昨年「山の音」というタイトルのエッセイや日記などの文章をまとめた本を出版されました。スタジオ35分ではこの刊行記念イベントとして、大森克己スライドショー「山の音」を1月18日から1月28日まで行うということで、大森さん自身や本についてお話をしてもらいましたので、お聞きください。
阿部海太くんに製作についてインタビューしました!
阿部 海太 絵画展「洞より来たる仔」
2022年11月18日(金)~12月17日(土) 16:00~22:00
定休日:日・月・火
*最終日は13時より営業いたします。作家もこの日は在廊いたします。
洞より来たる仔 (ほらよりきたるこ)
ぽこぽこと
木の股から 岩の隙間から
生まれたかのように溢れ出る清水
でもそれは
地の下をとうとうと伝った
永い時の果てのできごとで
母の躰から滑り出た
緑色の目をした赤子
頰を初めての風が撫でる
でもそれは
もっともっと小さなあなたが
赤い薄暗がりを
魚のように漂い泳いだ
それからのできごとで
始まりの点をどこに打てよう
生まれ来たることと
その曖昧さを包む
暗がりのこと
夜と朝の間
まるで点などありはしないかのように
ただ絵の具を伸ばしていく
阿部海太・Abe Kaita
画家・絵本作家。1986年生まれ。埼玉県出身。東京藝術大学デザイン科卒業後、ドイツ、メキシコに渡る。2011年に帰国後、神話や根源的なイメージをモチーフに絵本や絵画作品を発表。書籍の装画なども手掛ける。絵本に『みち』(リトルモア)、『みずのこどもたち』(佼成出版社)、『めざめる』(あかね書房)、共著に『はじまりが見える世界の神話』(創元社)、『えほん遠野物語 しびと』(汐文社)、『ほっきょくでうしをうつ』(岩崎書店)などがある。2020年刊行の『ぼくがふえをふいたら』(岩波書店)で第26回日本絵本賞を受賞。
http://kaita-abe.com
約5ヶ月ぶりのラジオ35分通常回です!気がついたら今年もあと2ヶ月ちょっと。こんな感じだと人生はあっという間に終わってしまいそうなので、ラジオ35分で心を豊かにしよう!
今回のメニューは
碧衣スイミングの1曲
モヤモヤ相談の踏切があきませんっ!
酒 航太の俳句への道
35分よる1曲:山田俊二 ため息で風穴を
アーティストインタビュー:石神雄介
などと盛り沢山なので、何かのお供にどうぞお聴きください。
『川』写真展
2022年 9月7日(水)ー 10月1日(土) 16:00-22:00 定休日:日・月・火
川 / kawa カワ
2016年、2人のフォトグラファー荒川晋作と関川徳之により始まったプロジェクト。チーム名は両人の姓に共通する「川」の文字に由来する。十代の頃より変わらず(変われず)スケートボードとカメラに没頭したままの生活を続けている。近年は釣竿も持ちながら、世に隠された「スポット」を求め津々浦々を流れる。自ら縫う和綴じで制作した「川の本」に始まり、2020 年からはおよそ半年に一冊のペースでオークラ出版より本をリリースし続けている。2022年8 月には「川」4号目「◯」を出版。
今回は『川』の関川徳之君にお話しを伺っています。
うつゆみこ 写真展 『いかして ころして あたえて うばって』
2022年 7月14日(木)〜8月7日(日)
現在展示開催中の写真家うつゆみこさんのインタビューです。
https://35fn.com/exhibition/utsu-yumiko-exhibition/
僕らは若者の言葉をちゃんと理解しているのか⁈
碧衣スイミングの1曲
「男は山 女は海」
定番コーナー「踏切があきません!!」
sweet dreams pressの福田さんはスタジオに登場し、Jad Fair, Tenniscoats and Norman Blake によるアルバム「How Many Glasgow」を紹介してくれています。
http://sweetdreams.shop-pro.jp/?pid=81622465
俳句のコーナーではスタジオ35分の俳句同人「分」の句集を紹介
アーティストインタビュー
現在展示中の作家 濱崎仁精さんに電話インタービュー
などなど























