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視覚障害者ゆりさんの日々

視覚障害者ゆりさんの日々
Author: 藤川ゆり子
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© 藤川ゆり子
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こんにちは、藤川ゆり子です。「視覚障害者ゆりさんの日々へようこそお越しくださいました。 ご縁をいただけましたことに感謝です。
50代はじめに錐体桿体(すいたいかんたい)ジストロフィーという病気が発覚し、見えにくい/見えない世界へとフィールドチェンジしました。 この番組では、シニア世代に入った視覚障害者の日常を語っています。 病気や支援について、またその感想については、私藤川ゆり子個人が経験したこと、及びその感想です。どうぞその点ご了承ください。2022/12/27〜31にかけてのエピソード・自立訓練まとめ(準備、ICT、点字、白杖歩行、最終話)を、まずご視聴いただければ幸いです。
また、番組の最新情報や日々のつぶやきは、X(旧Twitter)で発信中です。
リンクはこちら:https://x.com/yurisanlongcane
50代はじめに錐体桿体(すいたいかんたい)ジストロフィーという病気が発覚し、見えにくい/見えない世界へとフィールドチェンジしました。 この番組では、シニア世代に入った視覚障害者の日常を語っています。 病気や支援について、またその感想については、私藤川ゆり子個人が経験したこと、及びその感想です。どうぞその点ご了承ください。2022/12/27〜31にかけてのエピソード・自立訓練まとめ(準備、ICT、点字、白杖歩行、最終話)を、まずご視聴いただければ幸いです。
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「障害福祉サービス」「介護保険サービス」「特定疾患サービス」…視覚障害者となり、徐々に年齢を重ねて高齢者へと移行していくと、公的制度が変化していくようです。
“自分ごと”となった今、お勉強することはいっぱいあります。
パソコンやiPhone、iPadで、インターネット経由で聞くことができる「radiko(ラジコ)」というアプリは、私の生活の楽しみを大きく広げてくれました。できることが一つ増えるごとに、世界が明るく感じられました。
5月20日のエピソード「深爪」の後の話です。「電動爪削り」もあるみたいだよ!」と、美容系お仕事の友人が教えてくれました…爪切り屋さんを開くつもりはないので買いませんけれど、面白そうです。爪切り道具の世界も、奥深いようです。
白杖を持ち始めて10年たちました。最初の5年間は、白杖を人目にさらすのがイヤで隠して持ち歩いていました。もうどうしようもなくなってからも、なるべく見えないように持つ…という涙ぐましいことをしていました。今は、メガネをかけるのと同じくらいの無意識となった白杖。心の変遷は、ゆっくりゆっくりなのでした。
家事援助(ヘルパーさん)に入っていただくようになって、5年がたちました。見えなくて難しいところは手助けしていただき、声をかけあいながら、私ができることは見守っていただいています。チームメイトのような頼もしい存在です。
視覚障害者向けの便利グッズには、いろいろなものがあるなぁ…と、いつも感心しています。サピエ図書館にある、視覚障害者や文字を読みにくい障害を持つ人向けの音声雑誌や、点字図書館や用具を販売しているショップのホームページ、また、友人によると、SNSなどでも役に立つ情報が出ているそうです。少しでも情報につながることは、元気になる一歩への原動力になるのです。
この春から、事業者の「障害のある人への合理的配慮の義務化」が本格的に始動したそうです。私は、まだその内容は良く理解していませんので、これから勉強です。
支え・支えられる人が、それぞれ理解しあうべくコミュニケーションをとって、お互い心地よい場所が増えていくといいなぁ、と思います。
視覚障害者に「あるある!」かもしれない、電気をつけない・つけ忘れ・消し忘れが多くなりました。10年前の私だったら、見えなくなったのか?!とショックで寝込んだかもしれません。今の私は、自立訓練、生活訓練のおかげで、楽しいシニア生活を過ごせています。
爪切りに苦労しています。もともとあまり器用ではないので、上手に爪を切ることができません。爪やすりでこまめに削ることも試しましたが、どうも今ひとつ…。何か便利で頼りになる「爪切り」を探しに行こうと思っています。
視覚障害者になりたての頃、ピアサポートという言葉を聞いたことがありました。誰にも視覚障害のことを知られたくなかった私は、そのままにしていました。それぞれの性格や事情もありますが、心を少し開いて、同じ経験をしている人のお話を聞くのも、助けになるのかもしれないと、今は思っています。
春になると、ドイツ人は大掃除をしたくなるようです。家中をさっぱりと整理・掃除し、庭やベランダの植物の手入れをして、ガーデンテーブルやチェアを出して、短い夏を待ち焦がれる日々。
「フリューリングスプッツ」=春の大掃除は家族のイベントなのでした。
視覚障害者にならなかったら、一生知る事もなく、知る必要もなかったであろう「身体障害者手帳」。病状の診断をするのは医師・相談や必要書類調達は区役所/市役所の障害支援課等・認定するのはその上の都府県…そして泣きたくなるようなガラスのハートを守るのは、自分自身なのでした。
晴眼者(せいがんしゃ・目の見える人)の友人が、普段持ち歩くものの「備え」について、ポツリと話してくれました。大地震を経験した友人の言葉は、深く心に沁みました。
今日は日々の徒然のお話と、最後に、手芸用の小さな鈴を活用しているお話をしました。インターネットで「手芸用・鈴」と検索すると、安価なものがたくさん出てきます。大事なものに、音が出るものをつけておいて、ちょっと安心しています。
ミュージアムで「QRコードの音声解説」がありました。スマホでQRコードを読み込んでデータをダウンロードすると、日本語版・英語版の展示物解説を聞くことができます。見える人も、見えない人も、お年寄りも、外国の人も、たっぷり楽しめる音声解説。良い時代に生きています。感謝です!
この春、住んでいる地域のゴミ分別ルールの変更が始まります。区役所に「視覚障害者です。配布されたパンフレットが読めないのです」と相談しました。数年前には、そんなことは絶対にできない私でしたが、「助け・助けられること」の大切さを、自立訓練を受けたり、ヘルパーさんなどと接することで学びました。
パンプスを履いて、颯爽と歩く女性の姿はとっても素敵!視覚障害者の女性も、白杖を使って颯爽とパンプスで歩く人の姿を見える頃にお見かけしました。シニア世代にちょっと足を突っ込んだ私は、「一に安全・二におしゃれ」と決めて、素敵な靴探しを始めています。
障害者と介助者(たとえはガイドヘルパー)がセットで使用する、障害者用PASMOというのがありました。小児用切符を購入したり、有人改札でPASMOの精算をしなくてすむようになり、大変快適です。他の都市にも広がるといいなと思います。
https://ssl.tokyometro.jp/support/faq_answer?lang=ja&faqno=OpenFAQ-007838
障害者手帳の等級によっては、本人と介助者(例えばガイドヘルパー)が鉄道やバスに乗る場合、それぞれの運賃が半額になることがあります。東京都に住む私は、つい最近までPASMOという交通系ICカードを、自分用とガイドさん用2枚用意して、目的地の改札で清算して貰っていました。