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Author: 文藝春秋BOOKS

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毎週月・水・金曜日に配信! 文藝春秋で刊行される書籍、文芸誌を中心に、書籍に関するさまざまなお話をお届けします。
712 Episodes
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今回のゲストは『家族』を刊行した葉真中顕さん。ミステリーの形式で社会の歪みをえぐり続けてきた葉真中さんが、本作でモチーフにしたのは平成の大事件「尼崎連続変死事件」。角田美代子に支配され、身内同士で殺し合うことになった人々は、なぜ逃げられなかったのか? ”家族”に潜む闇について、また平成という時代について語ります!
大河ドラマ「べらぼう」では、徳川家治の側用人兼老中の田沼意次が重要な役として描かれ、注目を集めています。時代劇や歌舞伎のなかでは、将軍側近が絶大な権力を持ち、裏方で暗躍していたかのように描かれる作品が多くあります。しかし、歴史学者の福留真紀さんは丹念な研究から将軍側近たちのリアルな実態を浮き彫りにし、実際の将軍側近たちは、けっしてフィクサーのような存在ではなかったことを示します。ではなぜ諸大名は側近たちにすり寄ろうとしたのか? 福留真紀さんが最新作『徳川将軍の側近たち』の読みどころを紹介しつつ、側近たちの本当の姿を語ります。(聞き手:前島篤志・文藝春秋編集委員)
2025年の松本清張賞を『白鷺(はくろ)立つ』で受賞し、9月に単行本デビューした住田祐(すみだ・さち)さん。失敗すれば死という過酷な修行〈千日回峰行〉を題材にした、鮮烈なデビュー作を「素晴らしい筆力。160キロの速球を見た」と激賞したのが、2013年に『等伯』で直木賞を受賞した安部龍太郎さんです。住田さん自身もこの『等伯』に深い感銘を受けていたことから、大ベテランと大型新人の対談が実現。おふたりが「歴史小説への挑み方」を熱く語り合いました!
今回のゲストは村山由佳さん。2025年1月の発売直後から出版業界を震撼させ続けているのが、「どうしても、直木賞を取りたい」人気作家・天羽カインを主人公に描いた『PRIZE―プライズ―』です。作家や編集者を突き動かす「承認欲求」を題材にした理由、作品に反映されている村山さんの経験などについて詳しく伺いました。作中にもそっくりな人物が登場する、「オール讀物」編集長の石井一成もインタビュアーのひとりとして参加しています!※この音声の動画は「文藝春秋 PLUS」でご覧いただけます。
今回のゲストは小説家の塩田武士さん。2025年5月に発売された塩田さんの『踊りつかれて』は直木賞候補に選ばれ、年末にかけて未来屋小説大賞、「あの本、読みました?」大賞、読書メーター・オブ・ザ・イヤーなどに続々にノミネートされている話題の作品です。「週刊誌の罪とSNSの罰」を描いた本作は、「週刊文春」上で24年8月まで連載されていました。なぜ、塩田さんは「週刊文春」でこのテーマに取り組もうと考えたのか。塩田さんが考えるSNSと人の適切な距離感とは……新聞紙記者を経て作家となり、数多くのヒット作品を手掛けてきた著者の本音に迫ります。※こちらの音声の動画は「文藝春秋PLUS」にてご覧いただけます。
“距離感”を描き続けてきた著者の最高傑作街の小さなテーラーを舞台に、しなやかに生きる力をくれる物語。☆デビュー10周年記念作品☆幼い頃から可愛いものが大好きで、頭のリボンがトレードマークの百花。”よくわかんない店”で働きながら、マイペースに日々を過ごす彼女は、あるとき伯母の加代子が営むテーラーを手伝うことになる。女性であることを理由に、紳士服を作ることが許されなかった加代子は、夫亡き後、日用品を中心に製作しているが、あるとき「下着のリメイク」の依頼が届き、手芸好きの百花の力を借りることにしたのだった。下着にまつわる固定観念を軽やかにすり抜け、読む人の心をそっと解きほぐす物語。オーディオブック『リボンちゃん』のお求めはこちらから。
2025年11月21日より、誉田哲也さんの最新警察小説『たとえば孤独という名の噓』が発売になりました。〈姫川玲子シリーズ〉や〈ジウシリーズ〉といったシリーズものの警察小説を手掛ける誉田さんですが、本作はノンシリーズ、一冊完結の警察×スパイミステリーです。それぞれ視点人物の異なる全5篇を通して、一つの事件の真相に迫る手に汗握る一作となっています。幕開けとなる「レイン」から一体どうやって長篇ミステリーが出来上がっていったのか。そして気になるタイトルの秘密についても伺いました。
チェス盤の下に隠れている彼を、どうか見つけて下さい。伝説のチェスプレーヤー、リトル・アリョーヒンの、ひそやかな奇跡を描き尽した、切なく、愛おしい、宝物のような傑作長篇小説。「大きくなること、それは悲劇である」。この箴言を胸に11歳の身体のまま成長を止めた少年は、からくり人形を操りチェスを指すリトル・アリョーヒンとなる。盤面の海に無限の可能性を見出す彼は、いつしか「盤下の詩人」として奇跡のような棋譜を生み出す。静謐にして美しい、小川ワールドの到達点を示す傑作。オーディオブック『猫を抱いて象と泳ぐ』のお求めはこちらから。
混雑した美術館よりも、コンパクトな新書で世界の名画をゆっくり味わいましょう。『名画の謎』シリーズで人気の中野京子さんが今回キーワードとしたのは、「希望」。世界各地に混乱と戦争が起き、私たちの心も不安に苛まれる中、名画のなかに希望を見出していこう、というのが『希望の名画』の通奏低音です。紹介される名画は30点。作品の背景にある歴史や人間ドラマを読み解けば、狂気の画家や悲劇の王妃の生涯にも、希望にあふれた佳き日が浮かび上がってきます。紹介される作品は必ずしも「希望」に満ちたものだけではないのですが、中野さんの名文は「希望」と結び付けてしまうのです。名画と名文のマリアージュはこんなにも面白いものかと唸らされます。セレクションに込めた狙いを、中野さんが明かします。(聞き手:池内真由・文春新書編集部)
近刊『愚道一休』で新田次郎文学賞と渡辺淳一文学賞をW受賞、『秘色の契り』は直木賞候補にもなり、いまもっとも注目を浴びている歴史小説作家、木下昌輝さん。最新刊の『豊臣家の包丁人』のキーパーソンは、秀吉が木下藤吉郎だった時代から仕えていた料理人、大角与左衛門。戦国時代の「食」にスポットライトをあてた、まったく新しい豊臣家の物語になっています。2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」の予習としても楽しめる本作の裏側を、木下さんが語りました!
誰かが死ななきゃ分かんないの?首相暗殺テロが相次いだあの頃、インターネット上にももう一つの爆弾が落とされていた。ブログに突如書き込まれた【宣戦布告】。そこでは、SNSで誹謗中傷をくり返す人々の名前や年齢、住所、職場、学校……あらゆる個人情報が晒された。ひっそりと、音を立てずに爆発したその爆弾は時を経るごとに威力を増し、やがて83人の人生を次々と壊していった。言葉が異次元の暴力になるこの時代。不倫を報じられ、SNSで苛烈な誹謗中傷にあったお笑い芸人・天童ショージは自ら死を選んだ。ほんの少し時を遡れば、伝説の歌姫・奥田美月は週刊誌のデタラメに踊らされ、人前から姿を消した。彼らを追いつめたもの、それは――。オーディオブック『踊りつかれて』のお求めはこちらから。
今回のゲストは、作家で現役外科医で作家の中山祐次郎さん。今秋、刊行された、スーパードクター・カイを描いた医療エンタメ小説『最後の外科医』(文春文庫)が、早くも話題となっています。現役医師として、アウトローなスーパードクターを描いた思いや、作品で問うていること、そして非常に忙しい日々の中の執筆されている、仕事術の極意などお話いただきました。※こちらの音声の動画は文藝春秋PLUSでご覧いただけます。
舞台は台湾へ。公安外事・倉島シリーズ第7弾!警視庁公安部外事一課の倉島は、台湾の警察から研修の講師を務めるよう要請され、ゼロの研修から戻った後輩の西本と台北に向かった。そこで倉島は、サイバー攻撃を受けた日本企業の現地法人から捜査を要請されるが、その会社のシステム担当者が殺害され、日本人役員に疑いの目が向けられる。サイバー攻撃と殺人事件は連動していると直観した倉島は、公安のオペレーションとして正式に捜査に乗り出すが――。オーディオブック『台北アセット』のお求めはこちらから。
「オール讀物」最新号(2025年11・12月号)では、「オール讀物11・12月号」では、期待の大型時代小説「直き虎 ストレート・タイガー」が開始! さらに、人気コミックエッセイ「よちよち文藝部 古典篇」もにぎやかにスタート。各担当者がその魅力をしゃべります! 芦沢央さんの「退職刑事」や原田ひ香さんの不思議な味わいの一編、伊与原新さんの「宙わたる教室2」から宮部みゆきさん「三島屋変調百物語」まで、読みどころをご紹介!
名匠ディック・フランシスの後を次男フェリックスが書き継ぐ〈新・競馬シリーズ〉は、エンタメの王道ど真ん中なのだ! 競馬シリーズの大ファンで訳文を「写経」までする翻訳者・加賀山卓朗さんをお招きして、新作『虎口』がどんなに面白いのか、担当編集ナガシマとともに語り倒します。競馬の知識ゼロだが仕事はできる主人公の魅力から、なぜフェリックスは偉大なシリーズを見事に引き継げたのか?という謎まで、競馬シリーズ・ファンもも、きっと『虎口』が読未体験者みたくなるはず!
「オール讀物」最新号(2025年11・12月号)は、人気ベテラン作家による鼎談「作家の稼ぎ」や、千早茜さんと金原ひとみさんによる離婚対談、伊坂幸太郎さんに聞く「創作の核心」など話題企画が目白押し! 第105回オール讀物新人賞の受賞作、なぜか話題のグラビア「作家と着物」の裏事情について、編集部員が語ります。
信じることの危うさと切実さに痺れる11篇。「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」好きな言葉は「原価いくら?」現実こそが正しいのだと強く信じる、超・現実主義者の私が、同級生から、カルト商法を始めようと誘われて――。世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の11の短篇+エッセイ。オーディオブック『信仰』のお求めはこちらから。
年間3万人もの患者さんが頼る名医、伊藤大介先生(一之江駅前ひまわり医院院長)は、「健康診断は宝の山だ」と断言します。「重大な病気を見つける唯一のきっかけ」というのです。では、どこに注目したらよいのか? 「血圧は『差』に着目する」「血糖値は万能ではない」「がん検診を受けるなら、まずは便潜血検査」といった重要ポイントを、素人にもわかりやすく示してくれたのが『総合診療医が徹底解読 健康診断でここまでわかる』です。高校時代、東大理Ⅲをめざして糖分の多いものを食べながらひたすら勉強した伊藤先生は、大学入学後に「これでは医者にはなれない」と猛省したことで、健康診断の大切さに目覚めたそうです。今回は伊藤先生みずからが語ります。(聞き手:祖父江崇・文藝春秋ノンフィクション出版部)
今回のゲストは直木賞作家で松本清張賞の選考委員も務める作家の小川哲さんと住田祐さん。住田さんは『白鷺立つ』で第32回松本清張賞を受賞され、作家デビュー。松本清張賞の選考委員を務める小川さんは、『白鷺立つ』を受賞作に推したおひとりでした。 空想を交えながら過去の出来事を浮かび上がらせる「歴史小説」というフィールドで活躍するお二人に、作品の背景やそれぞれがもつ「小説法」をお伺いしました。※こちらの音声の動画は文藝春秋PLUSでご覧いただけます。
離婚して名前まで変えて挑んだ潜入ルポの傑作!柳井社長の「うちの会社で働いてどういう企業なのかぜひ体験してもらいたい」という言葉を自分への招待状と受け止め潜入を決意する。目次序 章 突きつけられた解雇通知第一章 柳井正社長からの〝招待状第二章 潜入取材のはじまりイオンモール幕張新都心店1(二〇一五年十月~十一月)第三章 現場からの悲鳴イオンモール幕張新都心店2(二〇一五年十二月~二〇一六年五月)第四章 会社は誰のものかららぽーと豊洲店(二〇一六年六月~八月)第五章 ユニクロ下請け工場に潜入した香港NGO第六章 カンボジア〝ブラック告発〟現地取材第七章 ビックロブルースビックロ新宿東口店(二〇一六年十月~十二月)終 章 柳井正社長への〝潜入の勧め〟オーディオブック『ユニクロ潜入一年』のお求めはこちらから。
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