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幸せな人しかたどり着けない場所

Author: 幸せな人しかたどり着けない場所

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ちょっと小説寄りカルチャー好きの三人が、自分たちの好きなものだけしかないような幸せな空間で色々な話をします。

【登場人物】

・けむりさん
すぐロマンチックなことを言う。
 
・ざくろくん
「一人の人間が世界を描くという仕事をもくろむ。長い歳月をかけて、地方、王国、山岳、内海、船、鳥、魚、部屋、器具、星、馬、人などのイメージで空間を埋める。しかし、死の直前に気付く、その忍耐づよい線の迷路は彼自身の顔をなぞっているのだと」(ボルヘス)
 
・秕目(しいなめ)
仕事もプライベートも不健康。
 
メール:shiawase.teidan@gmail.com
 
note(Podcastで読んだ文章などが載ります)
https://note.com/shiawase_na_hito
34 Episodes
Reverse
ざくろさんの提案で柴崎友香の『百年と一日』の読書会をしました。それは百年と一日みたいな時間でした。 【あらすじ】 •「百年と一日」ってなんて読むの? •久しぶりの読書会 •どのエピソードが好きだった? •「ラーメン屋「未来軒」は、長い間そこにあって、その間に周囲の店がなくなったり、マンションが建ったりして、人が去り、人がやってきた」 •柴崎友香『百年と一日』について紹介 •「初めて列車が走ったとき、祖母の祖父は羊を飼っていて、彼の妻は毛糸を紡いでいて、ある日からようやく話をするようになった」 •話をするようになったというのがよい •昔の人の感情がビビッドにわかる •認識の歪み •人間としての奥行きが生まれる瞬間 •世界を言葉に起こすときの捻れ •影武者感 •時間ってこうだな •神というか人というか小説家 •最後の見開きめっちゃ大事だよね •「解体する建物の奥に何十年も手つかずのままの部屋があり、そこに残されていた誰かの原稿を売りに行ったが金にはならなかった」 •なにかを残そうとする人たち •そう考えると最初の話も示唆的 •百年側から一日のことを想起させることもできるし、一日の側から百年のことを想起させることもできる •短編集じゃなくて長編だよね •「駅のコンコースに噴水があったころ、男は一日中そこにいて、パーカと呼ばれていて、知らない女にいきなり怒られた」と「地下街にはたいてい噴水が数多くあり、その地下の噴水広場は待ち合わせ場所で、何十年前も、数年後も、誰かが誰かを待っていた」 •物語が生まれる瞬間 •『寝ても覚めても』にもあるよね •時間の流れの摩擦に生まれる情緒 •「戦争が始まった報せをラジオで知った女のところに、親戚の女と子どもが避難してきていっしょに暮らし、戦争が終わって街へ帰っていき、内戦が始まった」 •明るくない再生 •女性の話 •名前のつかない人の声 •「兄弟は仲がいいと言われて育ち、兄は勉強をするために街を出て、弟はギターを弾き始めて有名になり、兄は居酒屋のテレビで弟を見た」 •「国際空港には出発を待つ女学生たちがいて、子供を連れた夫婦がいて、父親に見送られる娘がいて、国際空港になる前にもそこから飛行機で飛び立った男がいた」 •柴崎友香と映画 •「雪が積もらない町にある日大雪が降り続き、家を抜け出した子供は公園で黒い犬を見かけ、その直後に同級生から名前を呼ばれた」 •こわくてきれいな世界 •そういう、読書会とか出会いみたいな良さ •人間の愛おしさ •まだ喋れるんだけど •百年と一日案件 •また『百年と一日』で読書会できるね •「その人には見えている場所を見てみたいって思うんです、一度行ったことがあるのに道がわからなくなってしまった場所とか、ある時だけ入口が開いて行くことができる場所のことを考えるのが好きで、誰かが覚えている場所にもどこかに道があるんじゃないかって、と彼は言った」 ○今回紹介した本 柴崎友香『百年と一日』 https://www.chikumashobo.co.jp/special/hyakunen_to_ichinichi/ (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
なかなか敷居が高そうな、この番組へのお便りを、三人がそれぞれ考えてきました。 【あらすじ】 •挨拶を決めよう? •挨拶のトーン (4:57) •ラジオネーム:夜庭さんのお便り (お便り送ったりしますか?/中学生の時に送ってた/プリンとプディング/youtubeの配信/つながる恥ずかしさ/素敵なエピソードですね/アドバイスは自分で見つけて/優しくしないと/自信を持って/お便りを読まれる快感/どうでもいいことを送って) (13:23) •ラジオネーム:三密さんのお便り (ちゃんと性格悪そう/高校生のときを思い出す/噂を流したり、愚痴を言ったり/自分なりのラインを引こう/誘う誘われるの力学/職場って学校ぽい/罪悪感との付き合い方/自分って100点じゃないじゃん?/友達がいるのはいいことです) (23:15) •ラジオネーム:木曜日はマイケルジャクソンさんのお便り (けむり先生と秕目さんの不仲説/不仲とは違うなにか/王様タイプと軍師タイプ/普段から圧感じてる?/けむり先生は否定することに衒いがない?/ちゃんと聞いてるからこその/世の不仲説ってなんだろうね/一番不仲説が出そうなのはここ) •もっと簡単なお便りでいい •挨拶考えました? •私の幸せ、ご開帳 •普段使いの挨拶 •挨拶も募集しています •お便りを募集しています!!! 今回取り上げたのはあくまで一例なので、自由に、書きたいと思ったときに書きたいことを送っていただければ嬉しいです。もちろん無理して送る必要なんてないし。 絵:牧野虎雄《明るい部屋》 (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
エピソードが10回を越え、三人の身辺も落ち着いたこのタイミングで、「これまでやってきてどうよ?」ということと、「これからどうする?」ということを話しました。 【あらすじ】 •我々は...? •第二の自己紹介になるのかな? •ポール・ゴーギャン「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか」について (7:02) •これまでの回を振り返って (あんまり覚えてない?/文章とは違う記録/自分で聴いてる?/一番のファン、けむり先生/自分の理想の番組/神回としての「#5 涙の価値」/自分で聴いてどう思う?/「我々も付き合い長いですからね」と言いがち/カフェの隣の席の話) (16:22) •リスナーについて (ファンサ/お便りが来ない/メールするのって難しい/普段コメントとかってする?/ラジオ、Twitter、YouTube、 ニコニコ) (21:57) •リレートークについて (各々の時間が流れてる/ハードル低い?/長い会話) (24:48) •収録について (一度も集まって録ってない/公園みたいな場所/酒飲むのやめる(けむり)/話す割合/司会を回していきたい/それぞれの間/ざくろくんは自分の企画をやりたい/埋没しそうになっている言葉/生活の記録/好奇心を追求する楽しさ/自分の聴きたい企画/今回ちょっとガチ会議過ぎる/本音) (34:24) •読書会について (もっとやりたい/本を読むのは楽しい/贅沢/読書の時間に対する意識/日々の慰め/読書会のためのスイッチ/頻度/文庫とかKindleとか/秕目さんの内省) (41:38) •これからやりたいこと (ディスクレビュー/イラスト/言葉以外のこと/雑談回/哲学対話) (45:24) •エンディング (あまりにガチ会議/我々はどこに行くんだろう/問いは問いのまま/ほんとうにメールを募集しているんだよ/「文章」って重たい?/いつか付くアンチコメに震えてる/創作も読むかも/紹介しないでほしいというお便りも/「ご視聴」じゃなくて「お聴き」か) ちなみにノーカットです。ドキュメンタリー的な? お楽しみになるといいな。 絵:ポール・ゴーギャン《我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか》 (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
前回の秕目さんの話と、「孤高」という題を受けて、けむりさんが話をしました。
しばらく集まって話す時間がなかなか取れなかったので、それぞれが設定されたお題について一人で話す、リレートークをしました。 第一回の今回は、ざくろくんが出した「孤独について」というお題について、秕目さんが話をします。
今回はけむりさんの書いた『your room (春は廃墟のように)』という詩について読書会をしました。 「部屋の隅に、積まれていた本を数えることも、気が付いたらやめてしまっていた。」 【あらすじ】 (0:00) 朗読 •けむり『your room (春は廃墟のように)』 (1:46) 本編 •エピグラフについて (フリオ・ホセ・オルドバス『天使のいる廃墟』より引用) •本をめちゃくちゃ読んでるぜの系譜 •けむりが前に住んでいた部屋 •引っ越しで出ていくときって、引っ越してくるときに似てる •部屋にうずくまってる身体 •Base Ball Bear『天使だったじゃないか』によせて •同じ印象、同じ匂い •部屋の表現仕方 •ふわっとした空間 •抱えきれない怖いもの •ポップス的ザビの表現 •「天使だったじゃないか」ってすごい言葉 •この詩の言葉以外に話す言葉は持ち合わせておりません •素晴らしい! •一過的なものたちへ •人生って引っ越しだから •おめでとう! •詩はいつできあがるのか •すべての文字に納得できたらいい •フローリングを叩く足跡は「揺れて」 •泣いてるよ、悲しくて •明るいモチーフは使われてるけど、明るいかといわれると絶妙 •『春は馬車に乗って』 •いつまで廃墟の話をしてるのか •『天使のいる廃墟』 •大切なエピグラフについて •メタファーとしての天使案件 •天使案件は悲しい •「明滅する灯台と霞んで」 •ギャッツビーの灯台という天使案件 •天使案件って5年とか20年とか •『一八の猫』との共鳴 •『your room』連作について •引用、応答、アートの三原則 •アートにはまってるけむり先生 •他に検討した画家たちについて •これからのことについても書く? •未来と過去なら過去が好き •愛着人間 •言葉っていうのは常に過去のもの •そもそも過去を向こうとしている? •明滅する灯台ですから •喋りすぎたけど、喋りすぎるのは楽しい •せっかくのpodcastなので •いい詩だったじゃないか •(短時間では無理だった)ベボベの話 •ベボベのツアーに遊びに行ったという天使案件 •この収録もいつかは天使案件 •天使案件ってなに? •天使案件への応答を待っています 絵:トゥールーズ=ロートレック《倦怠》 ○今回読んだ文章はこちら 【詩】your room(春は廃墟のように)|幸せな人しかたどり着けない場所 @shiawaseteidan #note https://note.com/shiawase_na_hito/n/nbd7a53aff0df (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
#10 十八の猫

#10 十八の猫

2024-05-0636:00

今回は(職場で起きたなかなかな事件をきっかけに)秕目さんが書いた『十八の猫』について読書会しました。 「僕は猫を最も深く理解する人間の一人だった。」 【あらすじ】 (0:00) 朗読 •秕目『十八の猫』 (4:40) 本編 •二人はオフラインで録ってます •18才の季節 •意味の通りよりイメージ •18才のときに書いていたメモをもとにしています •パソコンに眠っていたメモ •きっかけは職場で起きた事件 •天地がひっくり返るくらい恥ずかしい •裏垢ばれみたいなもの •18のときに考えていたことが残ってる •18のとき何してた? •本何冊分かくらいある、人に言えないようなメモ •サカナクションの山口一郎的な •メモ魔 •日常的になにかを書き残す習慣 •自分の言葉の使い方の変遷 •昔の秕目と今の秕目は違う? •むしろ声が聞こえてくる •ごつごつとした言葉、キュビズム •袂別って読めない •音節の収まりがいいという感覚 •連続している個性 •修飾的な表現を削ぎ落とす •三周くらい読んでほしい •別の人が読んでも面白いかも? •妻夫木聡の「ノルウェイの森」の朗読 •「二人は囚われた身の根底で通じ合っていた。」→「交わった遡行しない矢印の分離を歩き出した。」 •「雪の世界」、「白く無音な立方体」 •無垢さと痛みを画面越しに見る •セカイ系的な、あまりに虚淵玄的な •いま振り替えると繊細だったな •我を愛する歌 •島全体を見れてない自分 •今とは違う、が浮き彫りになる文章 •「だった」 •「最も深く理解する」 •理解することへの怯え •大人? •好きな作家って十代の頃のはなし •動いてないのに身体は遠いところまできてしまっている •春だね •何かを思い出しながら •その記録が道標に? •18才の季節 ○今回読んだ文章 【詩】十八の猫|幸せな人しかたどり着けない場所 @shiawaseteidan #note https://note.com/shiawase_na_hito/n/na8685a84fb66 冒頭でこれから何本かこの体制で録ると話していたり、この後読むけむりさんの作品についての言及があったりしますが、それらは幻になりました。そういうことで今回のオフライン感はとてもレア回です。 (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
「哲学対話をしたい」というけむりさんの発案から、「哲学ってなんだろう?」ということを、永井玲衣の『水中の哲学者たち』という本を参考にしつつ考えてみました。   【あらすじ】 ・水に入ることってある? ・「哲学」ってどういうイメージ? ・哲学対話をしたい(「夜ふかしの読み明かし」を聞いて) ・「哲学してる?」ってなに? ・アテナイの学堂 ・テオーリア ・永井玲衣『水中の哲学者たち』の紹介 ・言葉の手触りと、不確かな言葉で触れる世界 ・同世代的ポエジー ・「前のめり哲学エッセイ!」 ・こういう風に対話できたらいいな ・他人の話をちゃんと聞くってむずかしい ・ロールプレイ的飲み会 ・わからないことをわかりたい ・すぐわかった気になる ・「うまく言えないんだけど」 ・「バランスってむずかしいですね」 ・「でも」って言っちゃう ・自分のことをわかってほしい ・主張するということ ・主張ごと変わっていけたら ・人類は哲学してきたのか? ・世の中の仕組み ・レスバ師 ・正解がないということでもない ・前に進んでる感 ・本と対話する快楽 ・その場で水に潜る ・「話しましょう」から始まる話 ・居酒屋で一人で読書 ・Base Ball Bear「夕日、刺さる部屋」と相まって泣ける ・作者個人のパーソナリティに惹かれる ・息遣いが聞こえてくるような本 ・寄り道の楽しさ ・どこかでは終わらないと ・ふしぎな時間でした ・対話って楽しい   ちなみに、失われた時間(過去)が居酒屋や本で簡単に取り戻せる、というのは、それいいよね、というよりむしろ、そんな簡単に取り戻せてしまうのかな……というちょっとした絶望だったりもします。人生ってむずかしいね。(けむり)   ◯今回紹介した本 永井玲衣『水中の哲学者たち』 https://www.shobunsha.co.jp/?p=6703    (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
今回はけむりさんの『your room (There will be Time after Time.)』という詩について読書会しました。   「さわれない詩と、戻れない過去は、なにがちがうの?」   【あらすじ】 (0:00) 朗読 ・けむり『your room (There will be Time after Time)』   (2:39) 本編 ・朗読してみてどうだった? ・「少しだけ扉が開いているようです」 ・引用との接続(クラムボン「君は僕のもの」、アニメ「けいおん!」によせて) ・川口晴海「春とシ」 ・君と僕のバランス ・アニメ「けいおん!」 ・幻の放課後 ・それは実体験? ・フィクションと自分の思い出の区別 ・懐かしいもの/遠くにあるもの ・喚起、想起、惹起 ・詩の言葉と戻れない過去 ・「さわれない詩と、戻れない過去は、なにがちがうの?」 ・ごっちゃにするのを敢えて楽しむ ・過去の自分は他人だと思ってる ・自分がこれまで、あの体験をどう語ってきたのだろう? ・思い出したくないことは思い出さない ・川野芽生「Blue」 ・自分のための自分史 ・あのとき放課後ティータイムに加入していれば ・「けいおん!」の影響 ・平沢唯ちゃんが好き ・あずにゃんが先輩だったらよかった ・悲劇をなかったことにしてない、と言いたくなる ・日常のシーンとその背後の結びつき ・悲劇と社会生活 ・直接的に書かれていなくても、書いた人はその世界に生きてる ・アキ・カウリスマキ「枯れ葉」 ・戦争との距離 ・半径5メートルの話 ・詩人としてのけむりさん ・横書きと英題 ・西脇順三郎の横文字 ・メディアの違い ・詩集を作ろう ・平沢唯さんのどこが好きか ・根源としての優しさを煮詰めたようなあなたへ ・曲がいい   ◯今回読んだ文章 【詩】your room (There will be Time after Time.)|幸せな人しかたどり着けない場所 @shiawaseteidan #note https://note.com/shiawase_na_hito/n/nc552029b55e0   絵:フェルメール ≪天文学者≫   (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
今回は粃目の書いた『転勤ブローカー』という短篇小説について読書会をしました。   「大阪転勤が発令された真っ先に、友人の新居を趣味で仲介し周っているという、とある転勤ブローカーに連絡を入れた。」   【あらすじ】   (00:00) 朗読 ・粃目『転勤ブローカー』   (06:59) 本編 ・朗読してみてどうだった?ーー窒息しそうだった。 ・「転勤ブローカー」って怪しすぎない? ・住居探しの真のサイト ・春樹みを感じました ・僕という一人称 ・私/僕の使い方 ・住居探し楽しくない? ・転勤ブローカーに頼ってよかった ・コンクリート打ちっぱなしなど ・自分は人であることを認識させられる ・自己分析大事 ・住居に求める条件 ・自分の健康 ・二口ガスコンロ ・キッチンについて ・けむりさんの変な家 ・引っ越しの不思議な感慨 ・雑談的記事 ・冒頭が好き ・文士って感じ ・中身が詰め詰めになった文章としての創作 ・小説的語り ・新生活にまつわる虚脱感 ・まっさらな思考↔新居のイメージ ・語りによって立ち上がるイマジナリー人物 ・これでよかったのか? ・その後が知りたい ・窪美澄『よるのふくらみ』 ・新生活の季節 ・ブローカーという言葉   ◯今回読んだ文章 【短編】転勤ブローカー|幸せな人しかたどり着けない場所 @shiawaseteidan #note https://note.com/shiawase_na_hito/n/n6d091343ef58   (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
#6 水族館の廃墟

#6 水族館の廃墟

2024-03-1736:30

今回は、ざくろくんの書いた『水族館の廃墟』という短篇小説について読書会します。   「私の姉は人生のある時期、水族館の廃墟に住んでいた。」   【あらすじ】   (00:00) 朗読 ・ざくろ『水族館の廃墟』   (07:05) 本編 ・第六回にして初の通常回です ・書くとき/黙読するとき/朗読するときの時間の流れ方 ・接点の溶ける瞬間 ・「近く」と「遠く」/「あちら」と「こちら」 ・余韻が残る作品 ・心象風景的フィクション ・何してるかわからない親戚っているよね ・姉って近くない? ・兄弟の話 ・連絡来るといいね ・メタ的な媒体の話 ・文章を書くという一方的な営み ・ざくろくんのフェチ的描写 ・「真っ白な人型」 ・ばか列挙 ・姉の生活感 ・ノマドへの憧れ ・ざくろくんのラインのアイコン ・「絵画のよう」とか「交換日記」とか ・水族館の話 ・廃墟の話 ・まとめ   ◯今回読んだ文章 【短篇】水族館の廃墟|幸せな人しかたどり着けない場所 @shiawaseteidan #note https://note.com/shiawase_na_hito/n/naa0a2b6079b3   (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
#5 涙の価値

#5 涙の価値

2024-03-0839:39

今回は粃目さんの問いから、「涙の価値」について考えてみました。   人が泣くって、冷静に考えてみるとどういうことなんでしょう?   【あらすじ】   ・眼の前で人が泣いてたらどうする? ・嬉し泣きについて ・泣いたから大事みたいな風潮 ・泣いたら対話が終わる ・綾波の涙 ・涙は人間しか流さない ・人類はいつから涙を流すようになったのか? ・源氏物語の時代の涙 ・「泣けない」ということの意味 ・泣けると安心する/自然に泣けない自分に違和感 ・涙は指数じゃない ・涙神話/涙の誕生 ・涙は目で見てわかりやすい ・悲しいから泣いてる→泣いてるから悲しいの転倒 ・日常系アニメにおける涙 ・あなたは絶対泣く、という映画 ・他人が泣いてないシーンで泣く(「君たちはどう生きるか」「ゴジラ−1.0」「PERFECT DAYS」) ・いつかは必ず終わる、という悲しさ ・必ず終わる、ということに安心する ・始まる瞬間から終わりが見えてる ・神回?   (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
先日発表された、第170回芥川賞について、あれこれ話しました。   その最終回である今回は候補作の「猿の戴冠式」と「アイスネルワイゼン」について紹介します。   【あらすじ】   ・もはや選考委員?   (03:58) ・小砂川チト「猿の戴冠式」について   ・小説とあらすじについて紹介 ・あらすじには映らない面白さばかり ・ざくろくんの推し作品 ・語りが話を引っ張っていく作品 ・人とボノボとの語りの区分 ・言葉が与えられることの悲劇 ・ジャック・ラカン的存在 ・言葉以前のつながり ・名付けの妙 ・ラストのドライブ感   (19:04) ・三木三奈「アイスネルワイゼン」について   ・小説とそのあらすじについて紹介 ・そのキャリーケース重たいよな ・笑えない毎日を送っているのに、くすっときちゃう感じ ・主人公には世界がこう見えてる ・声がよく聞こえる小説 ・家族こそ幸せ、みたいな価値観 ・人物像が語りから浮かび上がってくる ・「この人」の話 ・今村夏子の系譜? ・人と人のあいだにあるグロテスクさ   ・選考会ってこんな感じ? ・「名付け」と「視線」   ◯今回紹介した本   ・小砂川チト「猿の戴冠式」 https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000386060   ・三木三奈「アイスネルワイゼン」 https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918129   小説の話をするときに、それを読んでいない前提で読書会ができるの?という思いから、今回はあらすじをかなりきちんと紹介してから作品の話をしたのですが、この形がよかったのか、微妙だったのか、どうなんだろうって感じなので、アドバイスなどあれば教えてください。   (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
先日発表された、第170回芥川賞について、あれこれ話しました。   今回は候補作の「迷彩色の男」と「Blue」について紹介します。   【あらすじ】   ・「なにかがはみ出してくる」(堀江敏幸)   (04:05) ・安堂ホセ「迷彩色の男」について   ・小説とそのあらすじについて紹介 ・悲しい話 ・暴力へと追い込まれていく過程 ・前作にも出てくる登場人物 ・内在化「してしまっている」視線、ステレオタイプ ・スリラー小説としての魅力 ・匿名性と固有の身体性 ・現代のリアリティ ・私という一人称、それを選ぶということ ・象徴的な冒頭、色彩のモチーフ、語りの鮮やかな小説   (20:20) ・川野芽生「Blue」について   ・小説とそのあらすじについて紹介 ・「いま最も読みたいトランスジェンダーの物語」(集英社) ・いま、読んでほしいと勧めたくなるような、世代感の話 ・コロナ禍の大学生 ・映画「ムーンライト」からの引用 ・「おまえが何者かを決めていいのはおまえひとりだよ」 ・冒頭の脚本とか、語りの構成の面白さ ・作中作の文量がいい ・等身大の話、温度感の心地よさ ・誠実な語り ・人と人のあいだにある小さいこと、繊細な感覚 ・にこにこと読める会話、連帯したくなる切実さ ・「おやすみ、ほむほむ、LOVE(いままみの中にあるそういう優しいちからの全て)。」(穂村弘)   ・同じ時代に書かれた、同じ賞の候補になった作品   ◯今回紹介した本   ・安堂ホセ「迷彩色の男」 https://www.kawade.co.jp/sp/isbn/9784309031415/   ・川野芽生「Blue」 https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents_amp.html?isbn=978-4-08-771866-9   けむりさんめっちゃ喋ってるな。と思いました。話したくなることがたくさんあるのは嬉しいこと、それが作中の人物たちを取り巻く「視線」とつながっていることは留意しつつ、やはり小説を読むことは楽しいです。聞いてくれてありがとうございました。ぜひ、今回の2作も読んでみてください。(けむり)   (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
先日発表された第170回芥川賞の、受賞作や候補作について、あれこれ話したので、3つのエピソードにわけて紹介します。   今回は、受賞作の「東京都同情塔」についてです。    【あらすじ】   ・あなたにとって「芥川賞」とは?   (05:54)   ・九段理江「東京都同情塔」によせて   ・小説とあらすじの紹介  ・色んな主題があって、議論が弾むような作品 ・未曾有の体力のある語り ・建築的な美しさがある作品 ・見る↔見られる(言葉で規定する↔名付けられる)の関係 ・現代的なテーマへの皮肉 ・色んな注釈が付いてる論文 ・その姿勢にあんまりノれない ・ 名付けのトレンドについて ・モチーフや語りのおしゃれさ ・「おしゃれ」な建築 ・最近の建築好きですか? ・面白みのないビル ・自分の意味は自分の言葉で決める ・牧名さんのものの考え方が自分に似てる   ・小説について話すことなんて、ほんとうにたくさんある   ◯今回紹介した本 九段理江「東京都同情塔」 https://www.shinchosha.co.jp/book/355511/   (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)
メンバーがそれぞれ三者三様の、「私は、その男の写真を三葉、見たことがある」から始まる自己紹介文を書いてきたので、それを読み合います。   【あらすじ】   ・自分の声好きですか? ・自分のアバターネームについて   (5:30) 『第一の手記(けむり)』 ・好きなものの話をするラジオ ・夏目漱石「三四郎」 ・Base Ball Bear「short hair」 ・今泉力哉監督「愛がなんだ」 ・好きなもので自分を語ろう   (16:54) 『第二の手記(ざくろ)』 ・自分を見つめる語り ・太宰治「人間失格」を読んで ・自己紹介というより文体紹介 ・そして(甘噛しつつ)「祝福」へ ・好きな文芸誌   (24:43) 『第三の手記(秕目)』 ・話を始める前に一言言っておきたい ・自分を言語化ってむずかしい、普通に ・自己紹介をしてくださいって言われて、「あなたは……」と語り始めたらむしろクール ・主題があって、血肉の通っている文章 ・自分のことを自分の言葉で語ることができる場所≒幸せな人しかたどり着けない場所?   (35:19) ・「人間失格」のはしがきは天才 ・好きな作家は?という軽さ ・じゃあ、最近読んだ本は? ・ジェイムズ・ジョイス「死せるものたち」 ・ボードレール「パリの憂愁」 ・ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ「パターソン」(×ジム・ジャームッシュ) ・小川哲「君が手にするはずだった黄金について」   ・これからよろしくお願いします (メールアドレス:shiawase.teidan@gmail.com)   ◯朗読した文章 【Podcast】#1「私はその男の写真を三葉、見たことがある」【自己紹介】|幸せな人しかたどり着けない場所 @shiawaseteidan #note #自己紹介 https://note.com/shiawase_na_hito/n/n8604093be2dc
幸せな人しかたどり着けない場所、第二シーズン始まります!【あらすじ】・第二シーズンスタート・けむりとざくろの対談・最近読んだ本の話(桜井晴也「愛について僕たちが知らないすべてのこと」/駒田隼也「鳥の夢の場合」)・大阪と東京の話・kurayamisaka・リスナーへの挨拶・再会する人々
そして、ついにけむりさんがこの作品を見てなんで、「人類の最高到達点なんじゃないか、、」と感じたのかをめちゃくちゃ語ります!【あらすじ】そして、ついにけむりの感想絵画という系譜の上でベラスケス「織女たち」とティツィアーノ永遠を描いてきた絵画一瞬のことを永遠のものとして掴んでいる奇跡絵画がそれまでに達成してきたような、今ここにないものを顕然させて留め置くような奇跡で、地続きの今ここ、を描いている今ところけむりさんの意見としては絵画の最高到達点なんじゃないかとそれまでの絵画と、我々と地続きの現実が交わっている瞬間しかもそれを美の系譜の上で達成できている美を紡ぎ続けてきた人類の勝利じゃないか宮廷画家という時代的な特別さ何気ない瞬間にこそ永遠があるよね美の系譜の上にこの絵画があることがすごいそんな美に触れる機会ってあんまりないから自分で作るのも目指したい?/いや、そんな欲もなくなるかも日常の中にある美っていいよなという話すごい楽しかったですっていうことだけむり選プラド美術館の推し絵画七選の紹介(ティントレット「使途の足を洗うキリスト」/ティツィアーノ「ダナエと黄金の雨」/クロードロラン/ムリーリョ「無原罪の御宿り」/マリアーノフォルトゥーニ「日本間にいる画家の子どもたち」/ゴヤの黒い家シリーズ/ヴァレス「The Madness of Joanna of Castile」)ヨーロッパを旅行できるようになって古典絵画にはまった感動することって日々の中でそんなにはないからねまた雑談回もしましょうベラスケス「ラス・メニーナス」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/las-meninas/9fdc7800-9ade-48b0-ab8b-edee94ea877f?searchMeta=las%20meninas「織女たち」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-spinners-or-the-fable-of-arachne/3d8e510d-2acf-4efb-af0c-8ffd665acd8d〇その他けむり推し絵画たちティントレット「使徒の足を洗うキリスト」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-spinners-or-the-fable-of-arachne/3d8e510d-2acf-4efb-af0c-8ffd665acd8dティチアーノ「ダナエと黄金の雨」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/danae-and-the-shower-of-gold/0da1e69e-4d1d-4f25-b41a-bac3c0eb6a3cムリーリョ「無原罪のお宿り」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-immaculate-conception-of-los-venerables/76179d81-beaf-4f9e-9a05-ef92340a00d1マリアーノ・フォルトゥーニ「日本間にいる画家の子どもたち」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-painters-children-in-the-japanese-room/d3dce4e3-08bb-4bff-bbdc-6a3c445cce46フランシスコ・デ・ゴヤ「ボルドーのミルク売り娘」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-milkmaid-of-bordeaux/b531f836-85c4-4cf3-b76a-70f3106d9e41?searchMeta=goya%20bordeauヴァレス「The Madness of Joanna of Castile」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-madness-of-joanna-of-castile/00d4d88d-590b-4798-a41c-b46a32634d5e?searchMeta=vallesたまに音声ががびっててすみません。特に誰にでもできるわけでもない熱い話をしているときに通信が乱れたりして、なんかそういう幽霊がざくろくんの代わりに聴いていたんだなって思いました。
第二回はついに見ることのできた「ラス・メニーナス」についての第一印象と、絵画自体にまつわる一般的な解説などについて話しました。【あらすじ】前回までのあらすじプラド美術館は写真撮影禁止写真の代わりに取ったメモ(第一印象編)これを美しいとしてきた人類にも感動した永遠的なものを描く絵画で瞬間的な尊さをがちっと掴んでるすごい大きい(308×276)絵の仕掛けについて説明ベラスケス(絵の中の画家本人)が国王夫妻(鏡の中)の肖像画を描いている場面その他登場人物たちの紹介空間を立ち表せる仕掛け(天井の高さ/じぐざぐの視線誘導/ピントの合い方)絵画へのリスペクトサンティアゴ騎士団の紋章(王様が自ら書いた説も)構成がまじですごいゴヤの似たような作品完成度が高い、コンポジションがすごい(と僕も言いたい)これがすごい絵画なんだと言わせるほどの自信と知性ここまではけむりさんの感想というより言説と知識です瞬間をキャッチしている光、構図とか絵画が尊いなって思ったんですよ(感想)スタンダードな感想ですねずっと楽しみにしてて、ちゃんと楽しかった絵画史順に見たよヨーロッパの美術館はすごいヨーロッパの美術館に行ってからアートにはまったなんだかんだ目玉作品が一番印象に残るまだ僕の感想を言ってないけむりさんの魂の感想はPt.3で語り倒しているので、そちらもお楽しみに。〇参考文献プラド美術館公式ガイドブックhttps://tiendaprado.com/en/books/2704-la-guia-del-prado-2014-japones-9788484802938.html【超絶テク満載!】ラス・メニーナスが巨匠から愛される秘密とは?【名画中の名画】—山田五郎 オトナの教養講座https://youtu.be/uk2-jTR4i3Q?si=N9ItPbmphVpPKO7B話の流れ上、けむりさんが秕目さんにこの絵についてレクチャーしていますが、この動画でよりわかりやすく面白く解説されています。つまりめちゃおすすめです!(けむり)ベラスケス「ラス・メニーナス」https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/las-meninas/9fdc7800-9ade-48b0-ab8b-edee94ea877f便宜上podcastのカバーアートで使っている画像はプラド美術館公式のものではなくwikipediaのパブリックドメインのものを使っていますが、よかったらこのサイトの画像を見ながら聴いてみてください。〇メールアドレスshiawase.teidan@gmail.com
ざくろくんがお休みということで番外編で、けむりさんがスペインでベラスケスの「ラス・メニーナス」を見てめっちゃ感動したんだよっていう話をゆるゆると秕目さんに聴いてもらう回です。全三回。第一回はプラド美術館にある「ラス・メニーナス」にたどり着くまでの旅の様子を主に話しています。なので、アートの話だけ興味がある方はPt.2から聴いていただければ幸いです。ちょっと旅行の話も楽しくなってしまったじゃないか。【あらすじ】息してますか?LiSAの「Catch the Moment」とキリアスが尊いマドリード一拍二日ひとり旅人類史上最高傑作じゃないか、、ってなったんだよ!世界三大絵画旅行楽しかったなんでスペイン行ったの「ラス・メニーナス」を見たかったプラダ美術館はすごいオーディオガイド仕込みの知識ですソフィア王妃芸術センターピカソの「ゲルニカ」も見たよティッセン=ボルネミッサ美術館には行けなかったマドリードはなんとなくスペイン感あったシスティーナ礼拝堂の「最後の審判」を見るための列夜ご飯はパエリアを食べたよ「けむりマドリード路上ワイン」「けむりマドリード路上パエリア」そしてついにプラド美術館へ〇「ラス・メニーナス」(プラド美術館のページ)https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/las-meninas/9fdc7800-9ade-48b0-ab8b-edee94ea877f〇ざくろくんはなかなか忙しいわけですが、そんな「忙しい」という言葉について改めて考察してみた回。(リンクはspotify)https://open.spotify.com/episode/41XzFRpQpy3D0HvWhFgGvt?si=azAXMnUHSYWqoSOEcUWz2Q〇メールアドレスshiawase.teidan@gmail.comけむり先生ちょっと鼻声です。そして(ちょっとうるさくて)とても楽しそうで、それはいいことだ。
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