Discover「田名網敬一 記憶の冒険」 オーディオガイド
「田名網敬一 記憶の冒険」 オーディオガイド

「田名網敬一 記憶の冒険」 オーディオガイド

Author: 田名網敬一 記憶の冒険

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Description

類いまれな想像力と表現で近年急速に再評価が進む日本人アーティスト、田名網敬一(1936~)。

1960年代よりデザイナーとして培った方法論、技術を駆使し、現在に至るまで様々なジャンルを越境しながら制作を続け、美術史の文脈に重要な爪痕を残してきました。

そんな田名網敬一の60年以上にわたる創作活動を一望する大回顧展が、六本木・国立新美術館で絶賛開催中!

奇想天外なモチーフがうごめく、摩訶不思議な記憶の迷宮へ皆さんを誘います…。


ナビゲーター:セレイナ・アン


「田名網敬一 記憶の冒険」

会期:2024.8.7(水)~11.11(月)

会場:国立新美術館


※本オーディオガイドは本展会期中、何度でもご利用いただけます。

14 Episodes
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これまでに膨大な数の作品を手がけてきたアーティスト、田名網敬一。その作品群には、ミュージシャンに宛てたアートも存在します。今年、田名網の作品を携えワールドツアーを行ったRADWIMPS・野田洋次郎を迎え、田名網の所属ギャラリー・NANZUKAの南塚真史と、田名網のクリエイティブ、その創造性をさらに深く紐解きます。アーティスト、田名網敬一の記憶を巡る壮大な旅を終えて、同じアーティストとして野田が抱いた思いとは?ゲスト:野田洋次郎(RADWIMPS)、南塚真史(NANZUKA)ナビゲーター:セレイナ・アン
これまでに膨大な数の作品を手がけてきたアーティスト、田名網敬一。その作品群には、ミュージシャンに宛てたアートも存在します。今年、田名網の作品を携えワールドツアーを行ったRADWIMPS・野田洋次郎を迎え、田名網の所属ギャラリー・NANZUKAの南塚真史と、田名網のクリエイティブ、その創造性をさらに深く紐解きます。コロナ禍に田名網が手がけたピカソシリーズを前に、野田が語ったこととは?ゲスト:野田洋次郎(RADWIMPS)、南塚真史(NANZUKA)ナビゲーター:セレイナ・アン
これまでに膨大な数の作品を手がけてきたアーティスト、田名網敬一。その作品群には、ミュージシャンに宛てたアートも存在します。今年、田名網の作品を携えワールドツアーを行ったRADWIMPS・野田洋次郎を迎え、田名網の所属ギャラリー・NANZUKAの南塚真史と、田名網のクリエイティブ、その創造性をさらに深く紐解きます。病に伏せた田名網が、病床で見つめたインナービジョンを作品として展開していく「人工の楽園」に到着しました。ゲスト:野田洋次郎(RADWIMPS)、南塚真史(NANZUKA)ナビゲーター:セレイナ・アン
これまでに膨大な数の作品を手がけてきたアーティスト、田名網敬一。その作品群には、ミュージシャンに宛てたアートも存在します。今年、田名網の作品を携えワールドツアーを行ったRADWIMPS・野田洋次郎を迎え、田名網の所属ギャラリー・NANZUKAの南塚真史と、田名網のクリエイティブ、その創造性をさらに深く紐解きます。このスペシャルエピソードでは、プロローグに登場する新作のインスタレーション《百橋図》を前に、野田が田名網に感じた「柔軟性」について振り返ります。ゲスト:野田洋次郎(RADWIMPS)、南塚真史(NANZUKA)ナビゲーター:セレイナ・アン
江戸時代の絵師・伊藤若冲からパブロ・ピカソまで、古今東西のイメージを飲み込んできた、田名網敬一の「記憶の冒険」。なかでも大きなインパクトを放っているのが、日本を代表するギャグ漫画家・赤塚不二夫とのコラボレーションです。
第10章 貘の札

第10章 貘の札

2024-08-0502:27

昔の日本には、夢を食べるといわれる動物「バク」を描いたお札を、枕の下に敷いて眠る風習がありました。見た夢が現実にならないようにする魔除け、いわば “おまじない” です。では、田名網の場合はどうでしょうか——。
2020年からの4年間で描かれた、パブロ・ピカソの絵がモチーフになった無数のペインティング——。なぜこんなにたくさん、ピカソばかり描いたのでしょうか? ヒントは2020年に始まる新型コロナウイルス感染症をめぐる出来事でした。
自らの創作手法について、「夢と記憶のイメージを組み合わせ、編集している」と語る田名網。“記憶を編集する” とは、どういうことでしょうか? 背景にあるのは、「人間は無意識のうちに、記憶を作り変えながら生きている」という心理学の理論です。
幼い頃から田名網は、「昭和の竜宮城」と呼ばれた目黒雅叙園(がじょえん)や、アルチンボルドの作品など、複雑怪奇な発想の産物に心惹かれてきました。そこにあるのは、人間の驚異的なイマジネーションが作り出す迷宮。得体の知れない恐ろしさと、探検する興奮がないまぜとなり、胸騒ぎを覚えるといいます。
うねる線で描かれた、カタツムリやカメ、サイ、長い鼻や大きな耳をもつゾウのような人間たち——。これらは、田名網敬一が日々、描き続けるドローイングの作品たちです。描き続けて数十年。いったい、どんな思いが込められているのでしょう?
1981年、田名網は病院のベッドの上にいました。多忙すぎる生活で肺に水が溜まり、胸が苦しく、生死の境をさまよう日々。高熱にうなされるなか、窓の外に見える松の木がグニャグニャに歪み、サルバドール・ダリの絵や、幼い頃の記憶のイメージが現れては消える——。これは夢か、現実か。4カ月に及ぶ入院生活の中で田名網は、目の前に浮かぶビジョンをノートに描きはじめます。
『虚像未来図鑑』——田名網敬一が1969年に出版したビジュアルブックのタイトルです。広告や新聞など、世の中にあふれる虚像のイメージを組み合わせ、印刷メディアを用いてメッセージを発信する。デザインとアート、分野にとらわれない田名網の社会に対する姿勢がここに表れています。
第1章 NO MORE WAR

第1章 NO MORE WAR

2024-08-0402:08

色彩と躍動感にあふれたグラフィックの数々。その原点にあるのは、幼少期の戦争体験と、戦後受容した少年漫画やアメリカB級映画といった大衆娯楽文化でした。アーティスト・田名網敬一誕生の背景に迫ります。
田名網敬一が本展のために新たに制作した新作インスタレーション《百橋図》。そこには、現在までの創作に続く田名網自身の「記憶」が大きく関わっていました。
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