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ナオト博士の地球のこと知ってる!?
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オープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら2023年6月、ニューヨークの空が突如オレンジ色に染まり、まるでSF映画のような光景が現実となった日、その原因は2000キロ離れたカナダの森にありました。最新の衛星技術とAIを駆使して、科学者たちが解き明かした「見えない殺人者PM2.5」の正体と、アメリカが吸った山火事の煙の4倍がカナダ由来だったという衝撃の事実。地球の大気がいかにつながっているか、科学的データで明らかにします。NatureLong-range PM2.5 pollution and health impacts from the 2023 Canadian wildfires
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら当たり前すぎて誰も考えない疑問、「なぜ植物は動物を食べないのか」。食虫植物が800種以上もいるのに、残りの30万種が虫すら食べないのはなぜでしょう。その答えを探ると、植物が35億年前に発見した「原価ゼロ・競争なし・供給無限」という地球史上最強のビジネスモデルが見えてきます。
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら2019年まで数百機だった通信衛星が、今や15,000機。そしてこれから100万機に増える計画があります。その結果、宇宙にある望遠鏡でさえ、まともな天体写真が撮れなくなるかもしれない。2025年12月発表の最新研究が示す、便利さと引き換えに失われる宇宙への窓について解説します。NatureSatellite megaconstellations will threaten space-based astronomy
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら森を農地や都市に変えても、鳥の数はそこまで減っていないから大丈夫。そう思っていませんか?2025年11月にNature誌に掲載された最新研究が、その常識を覆しました。世界1,281か所、3,696種の鳥を分析した結果、人間が改変した環境は「今は動いているけど、スペアタイヤを使い果たした車」のような状態だったのです。次のショックで一気に崩壊するかもしれない「見えない時限爆弾」の正体に迫ります。NatureLand-use change undermines the stability of avian functional diversity
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら海は青いのに、手ですくうと透明になる。この素朴な疑問の答えを、100年前まで世界中の科学者が間違えていました。常識を覆したのは、船旅中に実験を始めたインドの天才物理学者。後にノーベル賞を受賞する彼は、発表の何ヶ月も前に授賞式行きのチケットを予約していたという逸話の持ち主。天才の思考回路に迫ります。
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら私たちの食文化は、何世代もの試行錯誤で築かれてきました。実はオランウータンも同じだったのです。最新研究で、彼らの複雑な食生活は母から子へ受け継がれる「文化的な知識のバトン」であることが判明。森で静かに受け継がれてきた"家庭の味"は、1300万年前から続く生存戦略の結晶でした。Nature Human Behaviour Culture is critical in driving orangutan diet development past individual potentials
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら宇宙の全物質の85%を占めながら、100年間誰も見たことがなかった暗黒物質。その「見えない幽霊」が光っている瞬間を、東京大学の教授が捉えたかもしれません。銀河の静かな「田舎」に目をつけた逆転の発想と、どれだけ計算しても消えなかった謎の光の正体に迫ります。Journal of Cosmology and Astroparticle Physics 20 GeV halo-like excess of the Galactic diffuse emission and implications for dark matter annihilation
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら外科手術で傷口を縫うとき、糸を引く力が強すぎても弱すぎても患者の命に関わります。ベテラン医師が10年かけて身につけるこの「力加減」を、なんと糸の結び方だけで解決した研究がNature誌に登場しました。電気もセンサーも使わない、ただの結び目が医療を変えるかもしれません。NatureSlipknot-gauged mechanical transmission and robotic operation
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちらグリーンランドの氷床のど真ん中、厚さ3キロの氷を掘り抜いた先から、植物や昆虫の化石が見つかりました。つまり、今は分厚い氷に覆われているこの場所に、かつて花が咲き、虫が飛び回っていた時代があったのです。2024年に発表されたこの衝撃の研究が、地球の未来について何を語っているのか解説します。PNASPlant, insect, and fungi fossils under the center of Greenland’s ice sheet are evidence of ice-free times
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら「1万歩歩かないと意味がない」は嘘だった。ハーバード大学が296人を最長14年間追跡し、運動がアルツハイマー病を防ぐメカニズムをついに解明。驚くべきことに、脳内のゴミ(アミロイド)を減らすのではなく、脳の炎上(タウ蓄積)を防ぐことで認知症を遅らせていた。しかも必要なのは1日5000歩という現実的な目標で、それ以上歩いても効果は頭打ち。あなたの20年後の脳は、今日の散歩で決まるかもしれません。Nature MedicinePhysical activity as a modifiable risk factor in preclinical Alzheimer’s disease
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら道端に生えている地味なコケが、国際宇宙ステーションの船外で9ヶ月間、真空・紫外線・極寒という地獄の環境に晒されました。結果は驚異の生存率80%以上。人類が火星に降り立つとき、最初に必要なのはエリート宇宙飛行士ではなく、このコケかもしれません。世界初の実験が明らかにした、植物の驚異的な生命力と、宇宙移住計画の新たな可能性に迫ります。iScienceExtreme environmental tolerance and space survivability of the moss, Physcomitrium patens
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら「高齢出産は母親だけの問題」そう思っていませんか?最新の研究で、70歳男性の精子の4.5%が子どもの病気を引き起こす可能性のある変異を持つことが判明しました。その原因は、精巣という「工場」で繰り広げられる、精子を作る細胞たちの熾烈な生存競争だったのです。超高精度DNA解析技術が明らかにした、精子の中の見えない戦いと、40個もの関与遺伝子の正体に迫ります。NatureSperm sequencing reveals extensive positive selection in the male germline
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら2019年に「AIでノーベル賞を取る」と宣言して、本当に2024年に受賞してしまった天才がいます。Google DeepMindのデミス・ハサビスです。彼らが開発したAlphaFoldはタンパク質構造予測を革命的に変え、人類の科学を加速させました。でも、栄光の裏で激しい戦いが始まっていました。ChatGPTの登場で世界が変わり、「科学のための研究」と「ビジネスのための開発」の間で、この天才集団は今、究極の選択を迫られています。Nature NewsGoogle DeepMind won a Nobel prize for AI: can it produce the next big breakthrough?
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら「科学に国境はない」と言われてきたのは過去の話かもしれません。2億4000万件の論文データが明かす衝撃の事実。2000年代から急速に深まっていたアメリカと中国の科学協力が、2019年を境に突然"逆回転"を始めていた。50年分のデータで読み解く、科学の世界に引かれた見えない国境線。これは一時的な冷却期間なのか、それとも科学界の「新冷戦」の始まりなのか。Humanities and Social Sciences CommunicationsThe altering landscape of US–China science collaboration: from convergence to divergence
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちらAIは犬と猫の違いは分かっても、「どっちも動物」という当たり前のことを理解していなかった?Nature誌掲載の最新研究が明かす、AIの意外な弱点とは。研究者たちが「人間の常識」をAIに教え込んだところ、予想外の結果が。人間らしくなったAIは、実用性能まで劇的に向上してしまったのです。あなたの冷蔵庫が「あれ取って」を理解する日も近いかも?NatureAligning machine and human visual representations across abstraction levels
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら東南アジア最大の湖が「呼吸」を止めようとしています。毎年水が逆流して6倍に膨れ上がるという奇跡の湖、トンレサップ湖で何が起きているのか。犯人は気候変動でもダムでもなく、まさかの「砂」でした。私たちが使うコンクリートが、遠く離れた国で200万人の生活を奪い、巨大な湖を殺しつつある衝撃の真実。川底で起きている見えない変化が、どうやって生態系全体を崩壊させるのか、最新の科学が解き明かします。Nature sustainabilitySand-mining-driven reduction in Tonle Sap Lake’s critical flood pulse
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら各国が報告する「ゴミ埋立地からのメタン排出量」、実は誰も測ってなかったって知ってました?全部計算値だったんです。そこで人工衛星を使って世界6大陸151か所を実測したら、報告値との相関係数はなんと0.03。つまり完全にバラバラ。気候変動対策の大前提が崩れる衝撃の研究を、ナオト博士が分かりやすく解説します。NatureGlobal satellite survey reveals uncertainty in landfill methane emissions
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら植物が光合成する時、実はごく微弱な光を放出しているって知ってましたか?2022年に打ち上げられた中国の句芒衛星は、この「植物のささやき」を従来の10分の1という超高解像度で捉えることに成功しました。東京ドームのナイター照明の隣でマッチ一本の光を見つけるような技術で、地球の「呼吸」が見えるようになった最前線をお届けします。Geophysical Research LettersFirst Global Retrievals of Solar Induced Chlorophyll Fluorescence From the SIFIS Instrument Onboard the Chinese Goumang Satellite
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら野菜を食べる、運動する、禁煙する──健康のためにやるべきことは分かっています。でも「選挙に行く」が健康に関係するって、考えたことありますか?フィンランドの研究者たちが21年かけて発見したのは、投票行動が学歴よりも強く死亡リスクと関連しているという衝撃の事実でした。そこに隠された「社会参加と長寿」の秘密を、徹底解説します。Journal of Epidemiology & Community HealthVoting is a stronger determinant of mortality than education: a full-electorate survival analysis with 21-year follow-up
Youtube 「ナオト博士の地球まる見え」の登録はこちらオープンチャット「ナオト博士の研究室」への参加はこちら歯医者さんの「キーーン」という音、誰もが恐れるあの削る治療が、もしかしたら過去のものになるかもしれません。イギリスの研究チームが、塗るだけで歯のエナメル質を再生させる驚きのジェルを開発しました。硬さは天然の歯の約90%まで回復、長期間の咀嚼にも耐える耐久性を実現したこの技術の裏には、自然のタンパク質を模倣した巧妙な仕組みがありました。Nature communicationsBiomimetic supramolecular protein matrix restores structure and properties of human dental enamel




