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ラジオ 江の川探訪
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ラジオ 江の川探訪

Author: ひろしまね

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島根県と広島県を流れる中国地方最大の河川「江の川」。
この江の川を民俗学的視点から紐解き、江の川にまつわる面白くも奇しく、そして神秘的な知られざる世界を垣間見ていこうという番組です。
是非、江の川をツーリングやドライブする際のお供にお聴きください。

☆毎週水曜日更新予定
64 Episodes
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前回は、お酒のお話を聞いていきましたが、今回はお酒造りに欠かせないお水についてのお話です。江の川流域にはいくつか名水とよばれる水がありますが、今回は主に可愛川流域にある「よみがえりの水」についてお話しています。
近年、日本酒は海外で「SAKE」と呼ばれて大変人気だそうです。米と水だけでつくられる日本酒はヴィーガンの方に注目されているとか。江の川流域でも造り酒屋が多くあります。今回はそんな多様なお酒についてのお話を聞いていきたいと思います。
広島県北広島町にある「テングシデ」はイヌシデという木の突然変異種と言われており、世界でも非常に珍しい、ここでしか見られない大変貴重な植物です。また、普通、突然変異種というのはその形質が次世代に引き継がれることは稀なことで、一世代で終わることが多いそうです。なので、このテングシデの群落は国の天然記念物にも指定され、大切に守られています。今回は、そんな摩訶不思議で神秘的な植物について垣間見ていこうと思います。
江の川のおもな支流は3つあります。そのうち最も長い支流が江の川の本流となります。それが、可愛川(えのかわ)です。今回から、可愛川を下りながらお話していきます。そこで、まずは江の川の源流の一滴を探しにいったお話を聞いていきたいと思います。
だんだんと肌寒くなってきた今日この頃。今年も温泉の季節がやってまいりました。ということで、今回は江の川流域の温泉についてお話しています。わたしたちのおすすめの温泉も紹介していますので、是非江の川にお立ち寄りの際は、行ってみてくださいね!
秋といえば食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋、いろんな秋がありますよね。江の川流域においては、秋といえば神楽の秋でもあります。今回は、そんな神楽の中でも特に神秘的でプリミティヴな「大元神楽」についてのお話です。収録の数日前に邑南町の日貫地区で鑑賞した大元神楽の感想を交えながら、その一端を垣間見ていきます。
これまで番組の中でも、船にまつわる神様のお話はいくつかでてきました。今回のお話もそれに近いのですが、船霊さまはすこし特殊です。非常にユニークでスピリチュアルな船霊さまについて垣間見ていこうと思います。
言わずと知れた「歌聖」である柿本人麻呂。教科書にも登場する人麻呂ですが、その生涯は謎に包まれています。今回は、そんな非常にミステリアスな人麻呂が晩年過ごしたといわれている旧石見地方にのこる様々な伝説についてのお話を聞いていきたいと思います。
高級食材である「上海蟹」、ご存知でしょうか?わたしは一度もたべたことはありませんが、そんな高級食材と同じ種類のカニが江の川には住んでいるそうです。こちらでは「ツガニ」とも呼ばれています。今回は、そんな美味しいカニがそのへんで獲ることができるというおいしい話を聞いていきます。
「えんこう」というのは漢字では「猿候」と書きます。おそらく聞いたことのない方が多いと思いますが、実はえんこうというのはカッパのことです。あの妖怪のカッパです。今回はそんなカッパにまつわる様々な民俗学的なお話を聞いていきます。
石見地方では当たり前の風景である赤い瓦の家々。この特徴的な瓦産業がなぜ栄えることとなったのか、その理由は200万年以上前にさかのぼります。今回は、おなじみ地質学的な話から文化の話まで幅広い内容になっております。是非お楽しみ下さい。
今回は、番外編として年はじめに行ったバリ探訪の話をしながら、バリと日本の文化を比べていこうと思います。実は、バリと江の川流域というのは関係性があって、美郷町という江の川中流域にある町ではバリ島マス村と30年近く友好協定が結ばれています。また今回は以前お話した「アジアとつながる江の川」という回にも通ずる内容ですので是非合わせてお聞きください。
「神楽」という言葉は聞き馴染みはあるかと思いますが、見たことはあまりないですよね。中国地方にお住まいの方はより身近かもしれません。今回はそんな日本人にはどこかなじみ深い「神楽」についての思想や哲学的な部分についてお話を聞いていきます。神楽をより味わい深く楽しめるようになるそんなお話です。
日々の風景にあたりまえに存在している竹ですが、それについて詳しく考えたことはなかなかありませんよね。実は、一言に竹といっても日本には600種類以上あるそうで、その中でも三大有用竹に選ばれるのが、孟宗竹・真竹・淡竹の三種類です。これらの竹は石油系製品が台頭するまでは、人々の暮らしの中で非常にうまく活用されていました。現在では暮らしの様式が変化し、竹の利用が激減したことにより竹害というものが生まれました。今では厄介者扱いの竹ですが、その驚異的な成長スピードを逆手に取った持続化可能すぎる資源としての日本でも利用価値を再評価したほうが良いと思います。
広島県の上下町に矢野というところ国の天然記念物にも指定された「岩海」があります。「ごうろ」と呼ぶ地域もあるそうです。今回はそんな神秘的な風景がなぜ形成されるのか、少し紐解いてそこから流域内の同じような現象をみていきます。
中国地方といえば「たたら製鉄」。もののけ姫で知った人も多いのではないでしょうか。最近でいえばVIVANTで鉄山師の名家がでてきたりしていました。今回は、たたら製鉄にはかかせない「ふいご」の話から江の川流域におけるたたら製鉄をみていきます。是非、お楽しみ下さい。
中国地方といえばたたら製鉄が有名ですが、銀や銅の生産も盛んに行われていました。江の川流域においても、世界遺産石見銀山を中心に江戸時代には、幕府直轄領として管理されている銅山や銀山がありました。また、精錬に必要な石灰岩も合わせて産出されそれらの運搬の要が江の川でした。一つの事柄でもたくさんの要素・原因が絡み合い、その地域の歴史や文化の形成につながっていると考えると不思議な気持ちになります。
これまで様々な江の川流域に生息する魚についてはお話を聞いてきましたが、今回は「鳥」についてです。生態学的な話から鳥と田舎暮らしの関係性や子どもの遊びについてまで、色々な話題に触れています。是非、お聞きください。
邑南町の鹿子原(かねこばら)集落では、毎年7月20日に島根県の無形民族文化財にも登録されている「虫送り」が行われます。昔は多くの集落で行われていた虫送りですが、現在では農業の発展によりほとんど失われてしまいました。鹿子原集落では、虫送りという行事が民族芸能まで昇華されており、しっかりと祈りを伴った神事としての側面も合わせもち、現在まで連綿と続いている大変貴重な文化です。この時期に江の川にお立ち寄りの際は是非見てみて下さい。
江の川の勾配は非常に緩やかで、だからこそ特有の川舟が発達しました。その名も「カンコ舟」と呼ばれます。今回は、そのカンコ舟を作ることができる最後の大工についてのお話を聞いていきます。時代に埋もれてしまった技術ですが、数多の名工によって研鑽された唯一無二の技を忘れてよいはずはありません。
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