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朗読『声の本棚』
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リヤカーの台車にりんごが三かご。こどもが後ろから押してお手伝いしています。きっと、りんごのようにほっぺたを赤くして、ころころと。 #朗読 #青空文庫 #新美南吉 #りんごの車 #声の本棚
《33冊目》ゆずの季節が訪れましたね。冬にまぶしいあざやかな黄色い実。思わず捥いでしまいたくなる気持ち…わかりますよね。 #朗読 #小川未明 #声の本棚 #青空文庫
《32冊目》今日は、冬の入口「立冬」です。星がひとつずつ消えていく夜明けの時、つめたい北風にのせて、千の黄金色をしたまあるい子どもたちがワイワイ旅立ちます。この季節、いちょう並木の下を歩くとき、ついついつま先歩きになってしまいますが、これを聴いたら、ちょっとぎんなんの見え方が変わるかもしれません。 #朗読 #宮沢賢治 #立冬 #声の本棚
《31冊目》宮沢賢治の代表作「雨ニモマケズ」。実はこれは、作品として発表されたものではなく、賢治さんが亡くなった後に見つかった手帳に記されていたメモでした。そのページの上には「11/3」の数字。日付です。昭和6年11月3日に書かれたもののようです。初めて発表された時のタイトルは『一一月三日』でした。
世に伝わっている「雨ニモマケズ」は、東西南は「行ッテ」とありますが、北にはありません。でも、手帳の文字を見ると、「北ニ…」の前に赤鉛筆で大きく「行ッテ」とちゃんんと書いてあります。このメモの最後には、日蓮上人の曼荼羅が書かれています。両側2つ合わせて4つの「行」の文字。「行ッテ」は4つ書きたかったはず。(いや、書いています!)そのためあえて北にも「行ッテ」を読みました。
もう一点、「ヒドリの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き」は、意味合いから「日取り」ではなく「日照り」だという説があります。私もそう思いますので「ヒデリ」で読みました。
結核で亡くなる2年前、苦しい中での賢治さんの祈りのことばです。
#朗読 #宮沢賢治 #雨ニモマケズ #声の本棚
《30冊目》食欲の秋。ぐつぐつぐつぐつ、ぱくぱくぱくぱく♪ #朗読 #グリム兄弟 #声の本棚
《29冊目》このタイトル「初恋」の意味とは一体?ぜひラストまでお聴きください。 #朗読 #国木田独歩 #声の本棚
《28冊目》9月19日付けで、山猫から、裁判の呼び出しのはがきを受け取った一郎くん。日曜日の森の中で一体何が起きるのでしょうか。 #朗読 #宮沢賢治 #声の本棚
《27冊目》きりぎりすのくつ屋さん。寝ないでこしらえたあひるさんのくつ。残念なくつ。でもきっと気にいってくれたはず。 #朗読 #村山籌子 #声の本棚
《26冊目》真夜中の散歩は、お互い顔がみえないからよかったのですね。月明かりに見えてしまったばかりに、最後の散歩となってしまうとは。 #朗読 #小川未明 #声の本棚
《25冊目》戦争の苦い思い出の地を十数年ぶりに訪れたサラリーマン。そこで偶然見かけた葬列に人生の残酷さをつきつけられるお話。戦後八十年の夏に。
#朗読 #山川方夫 #声の本棚 #終戦の日
《24冊目》酷暑の中、雨が降らずに田んぼの心配をしている農家さんも多いことと思います。太郎さんの作る雨ふり坊主は効果てきめん。水不足解消への願いをこめて… #朗読 #夢野久作 #声の本棚
《23冊目》「春はあけぼの」でおなじみの枕草子ですが、今日は第四十二段「あてなるもの」を。清少納言が感じる上品ですてきなものを並べていますが、この中にかき氷が出てきます。かき氷は平安時代からあったのですね。今日のかき氷の日にちなんで。 #朗読 #かき氷の日 #清少納言 #声の本棚
《22冊目》刈り取ったあとのすっきりとした麻畑のへりに一列に並んで残っていたのは、蛙が言うことには「カマジン国の兵隊」です。彼らが脇に抱えた恐ろしい幽霊は、歯が70枚、足から頭の方へ青いマントを6枚もきています。そんな幽霊をガリガリ捕まえていく恐ろしい存在とはいったい・・・真夏のかわいい怪談です。 #朗読 #宮沢賢治 #声の本棚
《21冊目》浜辺で拾ったボタンを捨てられずに袂に入れた作者。先に朗読した「夏の夜の博覧会はかなしからずや」では、亡くなった息子と遊具から見た灯りが貝ボタンのようだと綴っていました。この浜辺で手にしたボタンにあの上野の楽しかった日の思い出を重ねていたのかな…と思い、2作並べて読みました。 #朗読 #中原中也 #声の本棚
《20冊目》中原中也が、ニ歳で亡くなった長男の死を哀しんで書いた詩。親子三人で出掛けた上野の思い出。不忍池が息子が見た最も大きな水だったと振り返るところは、わずか二歳という短すぎる人生を悔やむ気持ちが伝わります。博覧会の遊具、回旋飛行機から見た四囲の燈光が貝のボタンのようだと綴っています。
#朗読 #中原中也 #声の本棚
《19冊目》七月七日の七夕の伝説。ベガとアルタイル、星の寿命で換算したら、年に一度会えるのは、人間の感覚よりもずっと頻繁に会ってることになるとかならないとか。
#朗読 #昔話 #七夕 #声の本棚
《18冊目》がんばれば報われるおはなし。40分を超える少し長めの作品です。ごゆっくりお楽しみください。好きなキャラクターは、小太鼓担当の子ダヌキ。消しゴムくらいの子野ネズミも。
#朗読 #宮沢賢治 #声の本棚
《17冊目》太宰治の誕生日であり、命日(ご遺体が見つかった日)である 六月十九日「桜桃忌」に寄せて。ラストのサクランボの登場が切ないおはなし。
#朗読 #太宰治 #桜桃忌 #声の本棚
《16冊目》蟹がみんなハサミを持っている理由のおはなし。好きなフレーズは『なるほど、タコさんはつるんこでありました』
#朗読 #新美南吉 #声の本棚
《15冊目》新緑の季節、雨上がりのさっぱりとしたとあるお庭。木々がそれぞれに、よろこんだり、愚痴をいったり。おうちに明かりが灯るまでのお庭のかわいいおしゃべりのおはなし。
#朗読 #芥川龍之介 #声の本棚














