BOOK 沼 RADIO

「BOOK 沼 RADIO」は、オカ・コン・カフカの3人が、毎回、1冊の書籍を取り上げ、そこから生まれた問いに対して、具体と抽象を行き来しながら、答えを出そうとする。そんな対話番組です。3人で思考の沼を楽しんでいきます。 Notionページ→ https://tricky-wallaby-04e.notion.site/BOOK-RADIO-1ec73bca327f4adca851a40ab543134a?pvs=4 毎月第二、第四日曜日に更新予定。

#15 最も“あなたらしいもの”はどう見つける?(『コンテンツ・ボーダーレス』より)

今回取り上げる書籍はカン・ハンナ著『コンテンツ・ボーダーレス』。オカさん復帰回!本書によれば、“あなたらしい”コンテンツこそが、より多くの人に届く。そこで“あなたらしさ”の見つけ方について、3人で話していきます。 ・日本らしさは余白の美しさ ・ニンジャやサムライは“らしい”けど刺さる部分が狭い? ・孤独のグルメは“らしい”かつ“余白がある” ・“らしさ”は世界観なのでは? ・オカの好きな世界観は“Eテレ” ・「〜み」と言われて何が嬉しい? ・カフカの好きな世界観は“ドラクエ” ・“ドラクエ”と何かを組み合わせよう! ・ビジュアルボードを作る意味 ・掛け合わせた“世界観”は外から繋がってくる

09-09
31:09

#14 アスリートにコーチは必要なのか?(『熟達論』より)

今回も取り上げる書籍は『熟達論』。#13に引き続き、naomiさんがゲスト。 イシューは「アスリートにコーチは必要なのか?」 本書における「観」のフェーズでは、自分自身と向き合う内省の時間が大事 さらに為末さんはセルフコーチングを貫かれたそう。 3人ともアスリートにコーチだと思う。ではなぜ必要なのか?話していきます。 ・アスリートにおけるコーチの役割とは ・カフカの先輩の話 ・コーチの役割はコーチングとマネジメントがある ・アスリートは孤独 ・naomiが合気道歴20年で気づいたこと ・アスリート側とコーチ側の課題 ・カフカのアスリート人生と受けたコーチング ・中村天風は自分のメンターに出会えなかった ・人として好きになることから始まる ・人との出会いは運

08-26
31:11

#12 良い自己紹介ってなんだろう?(『投資家みたいに生きろ』より)

今回も取り上げる書籍は『投資家みたいに生きろ』。#12に引き続き、みづゐさんがゲスト。 本書では自己紹介すらも投資になると言う。 では、良い自己紹介ってどんなものなんだろう?という問いを3人で対話していきます。 ・自己紹介の苦い思い出 ・良い自己紹介は良い引っ掛かりを生む ・行動を現在、過去、未来の順で話す ・どういうキャラとして認識してほしいのか? ・今好きなことを言ってみる ・周囲とのギャップを意識してみる ・記憶に残る自己紹介をしてみよう

07-23
30:02

#11 良い浪費と悪い浪費の違いって何?(『投資家みたいに生きろ』より)

今回取り上げる書籍は藤野英人著『投資家みたいに生きろ』。(ゲスト:みずゐさん) 本書によれば、すべての行為の前に「これって投資?それとも浪費?」と自問自答せよ、とのこと。 投資は未来に向けられている。一方、浪費は現在を向いている。 でも、浪費には良い浪費と悪い浪費があるのでは?そんな話をしています。 「馬とジョッキー」「ラーニングパレット」「美意識」「スノードーム」など、今回は補助線多め。

07-09
32:35

#9 インサイダー兼アウトサイダーになるにはどうしたらいい?(『アンソロ・ビジョン』より)

今回取り上げる書籍はジリアン・テッド著『アンソロ・ビジョン』。 本書によれば、アンソロ・ビジョン(人類学的視点)を持って「インサイダー兼アウトサイダー」になることを目指すべし、とのこと。 でも、我々は人類学者のように見知らぬ土地に行ってフィールドワークをすることは難しい。 そこで今回は、様々な切り口で「インサイダー兼アウトサイダー」になる方法を探っていきます。 ・日本→アメリカ→日本への転居による違和感 ・まずはプチインサイダーとプチアウトサイダー目指せ! ・インサイダーになりやすい人とアウトサイダーになりやすい人 ・両極のどちらかに居続けるのは危険? ・身体性を持って没入して、複数の場所にインサイドしていく

06-10
30:44

#8 「2ミリの学びの削り出し」をどう楽しむ?(『独学の地図』より)

今回も『独学の地図』を取り上げて、「2ミリの学びの削り出し」の楽しみ方について語っています。 ・「2ミリの学び」を楽しむコツは対話にあり! ・『独学の地図』は果たしてマッチョ本なのか? ・学びはふわふわと浮かせる必要がある ・“それっぽいまとめ”にならないコツ そんな内容を3人で語っています。

05-27
37:21

#6 意図的戦略の”やめ時”をどう判断する?(『イノベーション・オブ・ライフ』より)

第6回目。今回も引き続き、クレイトン・M・クリステンセン著『イノベーション・オブ・ライフ』を切り口に、個人や組織で「計画通りにいかない場合に”やめ時”をどう判断するか?」を考えていきます。 キャリア、プロジェクト、読書、サブスク、人間関係。。。“やめること”はとても難しい。なので3人それぞれの視点から“やめ時”や“やめ方”について探っていきます!

04-23
33:03

#5 意図的戦略と創発的戦略のバランスをどう取る?(『イノベーション・オブ・ライフ』より)

第5回目の今回は、クレイトン・M・クリステンセン著『イノベーション・オブ・ライフ』を切り口に「意図的戦略と創発的戦略のバランス」について話していきます。「意図的戦略」とは最初から逆算で考えられた戦略、「創発的戦略」とは行動して結果として起こった問題や機会に対処する中で、形成される戦略のこと。良いキャリアを築く上ではどちらも大事。あなたはどうバランスをとっていますか?

04-08
33:54

#4 どこからが失敗だと言えるだろうか?(『失敗の科学』より)

第4回、取り上げた書籍は引き続き『失敗の科学』(マシュー・サイド著)。 3人それぞれの「失敗の線引き」について語るはずが、お互いの「失敗の定義」が違っていて、話がなかなか噛み合わない。。 番組のコンセプトからは外れてしまったけれど、お互いの価値観に気づくのも対話の醍醐味。 あなたはどこからが「失敗」だと思いますか?

03-25
31:53

#3 私たちはなぜ失敗から学習できないのか?(『失敗の科学』より)

第3回、取り上げた書籍は『失敗の科学』(マシュー・サイド著) 組織や個人は失敗を経験しても変わることが出来ない場合がある。それはなぜなのか?conさんの経験をきっかけに対話していきます。

03-12
33:12

#2 ChatGPTとの対話は思考が深まるのか?(『思考の整理学』より)

第2回、取り上げた書籍は引き続き『思考の整理学』(外山滋比古著)。 話題の「ChatGPT」をテーマに“対話の本質"について対話していきます。

02-26
29:03

#1 思考が深まる対話の条件とは何か?(『思考の整理学』より)

第1回、取り上げた書籍は『思考の整理学』(外山滋比古著)。書籍に登場する「三人会」をテーマに“思考が深まる対話の条件とは何か?”について対話していきます。

02-11
26:34

#57 『「風の谷」という希望』(安宅和人著)

今回はカフカの選書。・「風の谷」とは何か?・「ブレードランナーの世界」への危機感・「風の谷」がプロジェクトで行われる理由・求心力と「三絶」・机上の空論にならないためには?・ニセコは30年でかなり変わった・都市を地方へ行ってみる実験はどう?・「風の谷」プロジェクトに必要な多様性・地方から東京の街を選ぶのが難しい

09-13
35:01

#56 『坂の途中の家』(角田光代著)

今回はconの選書。・母親による虐待死事件の裁判を通じ、主人公が自らの家庭の不安と孤立に向き合う物語。・リアルすぎて読むのがしんどそう。(オカ)・容疑者と自分を重ね合わせて葛藤する主人公に、重ね合わせてしまう。・マイノリティの自分と同調圧力、境目がなくなる感覚。・夫婦関係、結婚の意味まで考えてしまう物語。(con)・家族だからこそ難しい。

08-23
36:34

#55 『さみしい夜のページをめくれ』(古賀史健著)

今回はオカの選書。・『さみしい夜にはペンを持て』の続編。前作が「書くこと」、特に「日記を書くこと」を勧める内容だったのに対し、本作は「読むこと」—特に本を読むことの魅力と意味をテーマにしている。・本の中に「現実世界に流れない時間」が流れている。・本と他のメディアはどう違うのか?・文章→頭の中で映像化できること・現実はなぜ小説にならないのか?

08-09
33:23

#54 『努力の地図』(荒木博行著)

今回はカフカの選書。「努力は報われるのか?」という普遍的な問いに対し、努力と報酬の関係を構造化し、成果につながるまでのプロセスを9つの型=“神話”としての努力論を提示する本書。・色んな努力があっていいし、“引っ張られるような形”で認められる努力があってもいい・「即時達成の報酬」ではない報酬があってもいい。当の本人が認められるかどうか。・「即時達成以外の報酬」を語りきっている人がほとんどいない。・「即時達成の報酬」を追い求めてることの尊さ。・努力と報酬をつなぐ神話の多様性・昭和と令和をつなぐ「努力の地図」

06-28
34:00

#53 『BUTTER』(柚木麻子著)

今回はconの選書。・木嶋佳苗事件から8年を経た長編小説・男たちから次々と金を奪い、三件の殺害容疑で逮捕された女性、梶井真奈子・世間が注目したのは、決して若くも美しくもない梶井の容姿

06-14
35:37

#52 『This コミュニケーション』(六内円栄 著)

今回はオカの選書。BOOK 沼 RADIO 初の漫画の紹介!・あらすじ20世紀後半――地球に突如として現れた謎の生物「イペリット」。敵と認識された人類の多くは滅ぼされ、地上は廃墟と化していた。生き残りのデルウハは、絶望の果てに自ら死を選ぶが、ある研究所の人間によって一命を取り留める。その研究所では、イペリットに対抗するべく造り出された少女たちがいた!・チームで結果を出すためには悪いことをしても構わない?・「話せば分かり合える」という幻想・モチベーションを上げる関係性とは・読者から見える、ボスと少女たちの関係性・コミュニケーションとは曖昧なもの・秘密裏に行われる大企業の意思決定とコミュニケーションコスト・「話しても分からない」と思える読後感

05-24
33:47

#51 『プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン』(株式会社カラー編)

今回はカフカの選書。・「シン・エヴァ」のプロマネ術とは?・プロマネに必要な「目的」と庵野監督のリーダーシップ・メンバーへの権限移譲と信頼関係・クリエーターとモチベーター・加点方式と減点方式

05-10
24:33

#50 『無理の構造』(細谷功著)

今回はオカの選書。・「理不尽だと感じるのは、あなたの認知が歪んでいるから。ほとんどの人は世界の認知がズレている。」という本書の主張。・情報には非対称性、不可逆性がある。・上司と部下の関係性は「対称」ではない。・小さい争いごとほど認知は歪みやすい?・政治は二項対立のように分かりやすくない。・部下に対して、「成果を上げて欲しいか」「成長して欲しいか」・コロナ禍の「ズルい」という感情と本当の公平性・1:9の法則、実際には能動性が1、受動性が9・『他者と働く』を読んで、相手が何を考えているかを考えるようになった・他者を同じ人間と思わないようになった。自分と他者は非対称性である。自分はかわいい。・人は分かり合えないのではなく、自分の認知が歪んでいるのかもと思った。

04-27
29:09

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