Discover
Challenge FUKUSHIMA ふくしま未来マップ~明日へ向かって~

Challenge FUKUSHIMA ふくしま未来マップ~明日へ向かって~
Author: rfcラジオ福島
Subscribed: 0Played: 1Subscribe
Share
Copyright© Radio Fukushima, All Rights Reserved.
Description
 東日本大震災から丸四年を迎えた現在も震災を契機とした課題が山積しており、東京電力福島第一原子力発電所事故、それに伴う風評被害の拡大など、故郷 福島県を取り巻く環境は依然として大変厳しいものがあります。さらに、風評と風化という「ふたつの逆風」に対抗していくためには、県民の生き生きとした姿や活動、そしてふくしまの現状を正確に福島県民をはじめ、より多くの方々に知っていただき、復興の輪を更に広げ、地域コミュニティの維持・再生も図りながら、ふくしまの復興の更なる前進を図っていかなければならないと思 います。そんな逆風が吹く中で、ふくしまの復興のために多くの方々が日々努力なされ、「地域の光」となり「地域の核」となり復興支援、被災者支援やボランティア、地域活動などに積極的に関わり、復興のため、地域活性化のために 尽力なされていらっしゃる姿は「勇気と元気、そして希望」を与えてくれるものです。弊社番組『Challenge FUKUSHIMA ふくしま未来マップ~明日へ向かって~』ではふくしまの更なる復興に向かって積極的に虹の架け橋となるべく活動をなされていらっしゃる個人、NPO法人等の地域活動団体やこれからの復興の担い手となる子ども・若者の皆さん(小・中・高校生・大学生)の活動状況を、インタビュー形式で放送することにより、県民が希望と誇りを持って、生き生きと暮らせる「新生ふくしま」の実現のための一助となり、さらには復 興への活動を後押しし、復興の輪の更なる形成の原動力になればと思っております。 
105 Episodes
Reverse
来年、創立70周年を迎える福島県合唱連盟。その記念事業で、来年3月特設の合唱団がヨーロッパ公演に挑む!
100名近くの中からオーディションで選ばれた15歳~28歳の36人の団員たちは、10年前の60周年での欧州派遣合唱団の活動を見て、10年間想いを温めていた方ばかり。学校や地域、年齢の枠を超え、色々な人と心ひとつに歌声を響かせようと、練習にも熱が入る。
10年前は団員として参加していた方が今回は指導者として参加しているなど、この事業を経て、多くの人材が活躍してる。
大勢の人が集まり一つの音楽を作り上げる合唱。福島の合唱の未来を担う若者が年齢の枠を超えて集まり、共に一つの音楽を作り上げようと励む姿はとても力強い。
来年3月のヨーロッパ公演では、きっと合唱王国ふくしまの今、未来への想いと合唱への情熱があふれる歌声が響き渡ることでしょう!
震災から5年、高台への集団移転や沿岸部のかさ上げ工事など、目に見えるハード面での復興が着着と進んでいる新地町。
釣師浜や舞子浜など美しい浜と海の景色は多くの人々を魅了し、県内外からたくさんの人が訪れる場所だった。震災後、海岸清掃ボランティアしんちビーチク隊の活動を始めた川上輝美さんもその一人。新地町の海、そして人の温かさに魅かれ仙台から嫁ぎこの地で被災した。被災後はふさぎ込むこともあったというが、身近な人が大好きだったはずのビーチに出ていないことに気づき、少しでも何かできないかということで海岸清掃のボランティア活動を始めた。最初は数人から始めた活動が、今では子供から大人まで県内外からたくさんの人が集まり、月に一回の活動を行っている。清掃活動だけではなく、たくさんの交流が生まれていて、時には声を枯らすほどの笑い声に溢れることもあるという。
目標は「みんなが裸足で駆け回れる浜を取り戻すこと」と話す川上さん。弾けるような笑顔の村上さんからは、新地への愛が溢れている。
現在、帰還に向けて準備が進む南相馬市小高区。そこで準備宿泊をしている住民の方や、復興に関わる方々の暮らしを支えるため、昨年9月28日に仮設店舗「東町エンガワ商店」がオープンした。
食料品や日用品など、暮らしに欠かせないものがそろっている。オープンから半年、お客様の声を反映し、商品のラインナップは徐々に豊富になってきたそう。
お客様との会話を大切に、そしてお客様同士の再会の場として“縁”があふれる場所にしていきたいと話すマネージャーの門馬さん。
そこは買い物の場所だけでなく、まさしく町の“縁側”!小高で暮らす人々の縁を繋いでいる。
震災から丸5年となる2016年3月11日、相馬子どもオーケストラの子どもたちがドイツで行われた震災の追悼式で世界最高峰のベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共演!音楽を通して世界の人々に支援への感謝の気持ちを届けてきた。
相馬市と一般社団法人エル・システマジャパンが協力して2013年4月に発足した『相馬子どもオーケストラ』。震災後の福島で、音楽を通して子供たちの生きる力を育んでいこうと、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などの協力もあり設立された。幅広い世代の子供たちが共に学び合うことで、子供たちの居場所や安らぎの場にもなっている。
今回、8歳~18歳まで総勢37名のメンバーがドイツでの公演に挑んだ。言葉は通じなくても音楽を通して多くの人々へ気持ちが伝わることを実感したと語るメンバーの声はとても力強い。
生き生きと元気に活動する子供たちの姿が、相馬、そして福島の生きる力へと繋がっている!
今年、市制11年目となる田村市。
旧町村の枠にとらわれない地域づくりに取り組んでいる田村市で、市制10周年の2015年3月1日から始まったのが『田村市ご当地グルメプロジェクト』。田村市の美味しいものを多くの人に食べてもらおうと、地域の農家や飲食店らが協力してご当地グルメの開発に取り組んでいる。
昨年発表された第1弾は「たむら八彩カレー」。田村市の食材をふんだんに使い彩りよく仕上げたカレーで、市内の複数店でそれぞれがオリジナルのカレーを提供している。
そして今年3月2日、第2弾となる「たむらご当地スイーツ『北醇』」が発売!田村市滝根町で長年作られてきた山ぶどう『北醇』を使用したオリジナルのスイーツを、市内の菓子店3店舗で開発!計7種が販売されている。売れ行きは上々で品切れになることもあるという。
このプロジェクトがきっかけでできた新たな人との繋がりが、新たなご当地グルメ開発につながっているとう。
田村市の皆さんの想いが詰まったご当地グルメ、切磋琢磨して出来上がったスイーツ、ぜひご賞味ください!
東日本大震災から丸5年。節目の年となった今日、3.11ふくしま追悼式復興祈念行事~キャンドルナイト 希望のあかり~が行われた。県北会場の福島市、街なか広場には1,000個のキャンドルに明かりが灯され人々が途切れることなく訪れ、福島の希望のあかりを見つめていた。
県内7会場を結んだ合唱「311人のハーモニー」に参加した県立福島高校合唱部のみなさんは、音楽でのつながりを強く感じたという。会津喜多方のご当地アイドルKIRA GIRLの皆さんは、歌とダンスで復興への後押しをしたいという。新しい福島をつくろうとする若者たちの力強さと優しさをしっかりと感じることができました。彼らこそがふくしまの希望のあかり。未来を照らしてくれるでしょう!
福島市内でも最大の世帯数である福島市南矢野目仮設住宅。
現在も118戸の浪江町の人々が避難生活を送っている。ここで自治会長を務めるのが舛倉美津枝さん。
とても明るくテキパキと動き、“元気”という印がついているように思える頼れる女性。
しかし、5年前のあの日。大切な家族と家、そしてふるさとを失った一人。
沈んでばかりの日々があったというが、改めて感じた家族との絆、避難先での人との出会い、地域の人々とのつながり、そうしたすべてのことへの感謝と未来へ向けて自分ができることを胸に、一歩を踏み出しています。
いわき市最北の久之浜末續地区。震災後の原発事故の影響で避難を余儀なくされ1か月後に解除されたもののその土地で暮らすことへの様々な“不安”が課題として浮き上がってきた。この時住民が自ら線量を測り始めたが、果たしてそれは何を意味するのか?それを解決すべくつながったのが、「福島のエートス」
安東量子さんは自らも放射線への不安と大きな疑問を持ったことから、自分自身が“知る”ことが必要と国際放射線防護委員会(ICPR)など、専門家と共にこの地域の人々の支援を行ってきた。
末續地区は「放射線への理解を深める地域モデル事業」として定期的な食物の放射線量測定やこれらの説明会、情報発信などを行い、地域住民みんなで課題を共有し話し合うなどふるさとを守り、次世代につなげるべく活動している。地域の人々と共に取り組む安東さんは、ちょっとの不安は言葉にして話し合う環境をつくることが解決への糸口。地域再生へとつながっています。
今も4000以上の蔵があり国の有形文化財にも指定される蔵もあるほどの『蔵のまち喜多方』その故郷の文化を守り、次の世代につなげようと並みの再生に取り組む高校生がいます。県立喜多方桐桜高等学校の2年生。建設課と日本でも唯一というエリアマネジメント科の生徒さんが地域の人々と共に崩壊した蔵の壁の再生から始め、蔵の周辺に芝を植え、季節の花々で彩り、さらにはウッドデッキなどを作り観光客はもちろん町の人々の憩いの場、コミュニティの場として蘇らせようと取り組んでいる。
代々、2年生がこの活動を受け継ぎ次の世代へバトンタッチするこの活動は、地域の人々の活力となりさらに学校の目標である“将来の地域の担い手として活躍できる人材”になっているのではないでしょうか。
彼らが作る新しくもなつかしい蔵のまち。是非たくさんの人に訪れてほしい“まち”です。
プロの劇作家、音楽家らの指導の下ミュージカルを創作するという「パフォーミングアーツプロジェクト」震災後の県内の中高生が夢や希望を持って挑戦できる場所を提供しようと企画された県の事業で、作品を作り上げる達成感を味わってもらうことはもちろん、県内外に福島県の現状を発信しようとするもの。
練習が行われているいわき市芸術文化交流館アリオス5階の大リハーサル室には、軽快な楽器の音と生徒たちの声が響いていた。公演日まであと1か月と迫り緊張に包まれているかと思いきや!早く舞台に立ちたい!!と意気込むメンバーたち。大人が押し付けたモノづくりでなく、名だたるプロたちが一切手を抜くことなく対している現場で見えるのは、キリリと引き締まった表情と真剣なまなざし。
中高生のリアルな日常がテーマのミュージカル「タイムライン」は3/26(土)福島県文化センターで公演。
福島を担う若者の姿を目と心に焼き付けてほしい。
須賀川の魅力を日本中に知ってほしい、そして地元の人にも須賀川の良さを改めて感じてほしいという思いで、「須賀川市のギフト」製作に取り組んでいる女子大生チームSukagawaCheers!
「地元のギフト」とは、地元の産品とその作り手が描かれたポストカード型のカタログギフトで、ギフトを送ることで、地元の魅力を伝えることができるという仕組みだ。
震災当時高校生だったSukagawaCheersの関根さんは、連日復旧作業にあたる両親の姿などをみて、自分でも何かしなければという思いをずっと抱えていた。進学で須賀川を離れた後もその想いを持ち続け、大学3年で出会ったのがこの「地元のギフト」。すぐに運営している会社に連絡を取り、「須賀川市のギフト」製作へ向け行動を始めた。
資金調達から商品の選定、出品してくださる方との交渉や取材など、大学のある神奈川と地元須賀川を行き来しながら進めていった。地元須賀川の方や須賀川出身の方など多くの方の協力があり、ようやく完成が見えてきた「須賀川市のギフト」
活動を通してたくさんの人と出会い、つながり、須賀川の一番の魅力は“人”だと話す関根さんのまなざしは、地元への愛に溢れている。
「須賀川市のギフト」で、たくさんの人に須賀川の魅力が届く日は近い!
福島県が平成25年から開催し今年度3回目を迎えた、子ども「ふるさと福島」魅力発掘プロジェクト事業。県内の小・中・高校15校が参加し、ふるさとの魅力いっぱいの観光プランを競い合った。この中から参加最年少で優秀賞に輝いたのが、西会津町立西会津小学校4年生31人の児童のみなさん。学校にお邪魔すると元気な声や笑い声が柔らかな木造校舎に包み込まれていた。そして出会った4年生31人は元気そのもの!そして何よりもみんな仲良く一生懸命に物事に取り組む姿勢が見えました。
その子どもたちがチャレンジし作り上げた旅行プランが『西会津お宝さがし探検隊~ふるさと西会津へようこそ~』子どもたち自身が直接歩き、地元の人々とふれあい、先人が作り上げたふるさとを受け止めたドキドキワクワクがギュッと詰まった旅行プラン。
みんなにとっての宝物は「西会津町」そんな子どもたちこそが『たからもの』そのもの!!
「双葉郡未来会議」は、震災以降バラバラになった双葉郡の住民同士がつながり、情報や問題、心情を共有し、双葉郡のこれからを考えていく住民主体の場。
震災以降、それぞれの町村で復興や地域再生に向けて活動していた40代以下の若い世代中心のメンバーが町村の枠を超えてつながり、広域で協力しあおうと、昨年の7月に行われた“飲ミーティング”から始まった。お酒を酌み交わしながら本音で語り合い、お互いの状況や立場の違いを知るところから、これからの双葉郡のあり方を探っていく。
キャッチフレーズは『はなれていてもおとなりさん』
双葉郡8町村それぞれ、お互いの文化や歴史を大事にしながら、協力できるところは協力していこうという思いが込められている。
年に4回行う予定の本会議をはじめ、各町村の視察や定期的なミーティングなど、取り組みは様々。
未来をがっちり決めるのではなく、住民一人一人の“誇り”を大切にし、今のあり方、歩み方を考えていきたいと話す事務局の下枝浩徳さん。
それぞれのふるさとを大事にしながら、新しい双葉郡に向けて歩みが始まっている!
南相馬市原町区栄町の駅前通りに面したCANDY CANDY 2ndというお店から飛び出してくる笑い声!
ここが『劇団キャンディ』の活動拠点。芝居の練習場所でもあり、ネタの宝庫にもなっているとか。
演劇という文化をこの地で広めたいと活動をしていたが、「さあ、いよいよ!」という時に震災により活動休止。しかし“笑顔”こそが必要だと、2014年5月旗揚げ公演を行い現在活動中。仙台などでも活動するほか、地元の介護施設などで公演を依頼されることも増えているという。これまでは2人でコントを披露してきたがつい先日、地元の若い人が入団!!井出さんは、南相馬に演劇文化を根付かせることは、地域の子どもたちや若い世代の人々が目の前で体験できる。世の中にはもっともっと楽しい世界があることを知ってほしい!と時折見せる真面目な横顔からその本気度を感じました。たくさん方にこの劇団のドアをたたいてほしいなぁ~
東北有数の魚の水揚げがあった小名浜港。震災後水産業の自粛が続き試験操業が続いている。
いわき市小名浜を拠点に活動するフリーライターの小松理虔さんは、自分のふるさとが置かれている現状が数字や活字だけの平面的な情報ばかりで、自分たちが生活する日常にあることは、その報道が本当なのかどうかということに疑問をもった。そうした同じような疑問を持つ仲間たちと始めたのが「いわき海洋調べ隊 うみラボ」アクアマリンふくしまの協力で、福島の海や魚を独自に調査し、自分たちが実際に見たこと、体感したことありのままを発信することで一般の人たちが「正しく理解」してもらおうと活動をしている。
こうした地域の人々との地道な活動が、「国連生物多様性アクション大賞2015」において復興支援賞を受賞!小松さんのアクションのポイントは、日常を大切に積み重ねること。それが自分の未来に、やがて地域の未来につながっていく。ふくしまの未来につながってくのですね。
福島市立岳陽中学校のイノベーション部の生徒さんが日本一に!!
内閣府主催の「地方創生☆政策アイディアコンテスト2015」で最高賞の地方創生担当大臣賞を受賞!
これは、経済産業省開発した「RESAS(リーサス)」という地域の産業・観光・人口移動などの分析システムを参考に、自分が暮らす地域の現状や課題を見つけ、それを解決するためのアイディアを競うもの。
中学生の視点で福島を見つめ観光プランを作るために、観光協会や農家に実際に足を運び、机上だけでなく“足で稼いだ情報”が生かされていることが評価につながったそう。魅力あふれる旅行プランには「楽しい」「行ってみたい」と思うことが満載。お客様を迎える際には「福島中学生案内人」も務める予定とか!
「自分たちでできる一歩」はふるさと“ふくしま”を思う気持ちが溢れている『頼もしい一歩』につながっています!!
蔵のまち、そしてラーメンのまちで知られる喜多方。
蔵造りの建物がずらりと並ぶ町の一角で、高校生たちが知られざる喜多方の魅力を伝えようと奮闘している。
サポートをするのは、NPO法人まちづくり喜多方の石島来太さん。大学のない喜多方で高校生のうちに色々な体験をしてほしい、そして喜多方の良さに気付いてほしいという思いで、高校生によるフリーペーパーの製作を企画した。
実際に製作するのは地元喜多方の高校生6人!8月に編集チームフリッペが結成され、ゼロからフリーペーパーを製作し始めた。紙面の企画から取材、編集まですべて高校生が担当。高校生の“努力”と、喜多方への“想い”がたくさん詰まっている。高校生として、喜多方を応援していこうという思いでつけたフリーペーパーの名前は『クラップ』!
創刊は間もなく!このフリーペーパーで、沢山の人に喜多方の魅力が届くことでしょう!
震災後避難が続いており、この春に避難指示が解除になる予定の川俣町山木屋地区。避難指示解除を前に、5年ぶりに田んぼのスケートリンクが復活する。
1984年、子供たちに外で元気に体を動かしてほしいという思いで、収穫後の田んぼを利用し、田んぼのスケートリンクを開設。最低気温が-15℃にもなる山木屋の自然を生かし、山木屋地区内の小中学校はもちろん、川俣町内の小中学校の冬の体育の授業にこのスケートリンクが利用されていた。そして数多くの国体選手を山木屋地区から排出していた。
震災の影響で休業を余儀なくされていたが、帰還を考えている人々の背中を押したいとの思いで、避難指示解除を前に、田んぼリンクを復活させることに。スケートリンクを仲間と立ち上げ、長年スケートリンクを見守ってきた、川俣スケートクラブの副会長の大内秀一さん。スケートリンクで遊んだり、練習に励む子供たちの姿をずっと見ていた大内さんの、田んぼリンク復活にかける想いは強い。
5年ぶりの田んぼリンクの復活で、再び子供たちの笑顔と笑い声が山木屋に溢れていくことでしょう!
富士山の麓から生まれたホールアース自然学校。「ホールアース=ひとつの地球」を学び舎に、自然から“生き抜く力”を学ぼうと、全国5つの拠点で活動している。
福島校代表の和田祐樹さんは、震災後の2013年、湖南町福良地区を拠点として福島校を立ち上げた。かつて宿場町として栄え、猪苗代湖をはじめ豊かな自然に恵まれているこの場所は、四季を感じられるとともに、人との繋がりも感じられる場所。
自然の中に身を置き、自ら“わくわくすること”を発見し、身の回りにあるもので自分で工夫して楽しみを作り出していく子供たち。その体験を通して人との繋がりや、人のまなざしを学んでいる。
震災を経験したこの福島で、生きていくのに本当に必要なことは何か、まずは自分で経験して失敗から学んでいくことが大切。自然の中にいるとうまくいかないこと、思い通りにいかないことも多い。その中から、他者を許すこと、多様性を受け入れることを一番感じてほしいと話す和田さんの表情には、優しさがあふれていた。
会津を代表する郷土料理「こづゆ」祝い事やお祭りなどの“晴れ食”冠婚葬祭にも必ず振る舞われる料理。
県立若松商業高校の3年生が、この郷土料理を生かした商品を開発!!
授業の一環としての取り組みで、“課題研究・調査研究講座 商品開発班 チーム赤べこ”の25名の生徒が5班に分かれて8か月かけて商品を企画立案。このおにぎりは会津産のもち米に、こづゆの中身である里芋、にんじん、干ししいたけ、ホタテの貝柱、レンコンなど一緒に炊き込み、さらにそれを包むパッケージには朱塗りの椀「手塩皿」をイメージしたものに!!そしてもう一つ!そのパッケージには「こづゆにぎり“会津の郷土料理にぎっちゃいました”」というキャッチコピーがある!高校生ならではのお茶目さも感じられるのです。すでに販売は終わっていますがなんとも気になるこのおにぎり。
そんな彼らの心にあるのは「ふるさとの魅力発信」若い視点で発信されるふるさとへの想いは、「食」と共にすべての人の記憶に刻まれるでしょう!























