D2シネマトーク

グラフィックデザイナー(カツオ)と映画監督(四世)が新作映画についてトークをします。映画の感想はもちろん、ポスターなどのデザインについて、そして二人の共通点でもあるサッカーと映画を結びつける珍コーナーまで、高校時代からの親友2人が気軽に喋る番組です。 【※ネタバレを気にせず喋る番組です。未見の方はご注意ください】 番組への感想・意見・質問があればこちらからお気軽にお送りください:https://forms.gle/i9eZRA7edZha1Fz28

#42【カツオ、名作を観るvol.5】『残菊物語』の空間と人間

映画史に残る名作をカツオが初鑑賞する旧作コーナー。第5回は溝口健二監督『残菊物語』について話します。◯お便り紹介◯映画ニュース・ヴェネチア国際映画祭◯『残菊物語』について・カツオ、はじめての溝口体験・日本家屋の撮り方・河原の長回しシーン分析・二人の立ち位置と身振りのサスペンス・森赫子と花柳章太郎のキャスティング・スイカシーンの空間の反復・「女性映画」として見るお徳の主体性・対立するものの同居・森赫子の「声」の素晴らしさ・初めてお徳の顔がしっかり映るシーン・溝口にとって長回しとは・OPクレジットと菅井きん◯お便り紹介2次回『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』回には「シネマの前で論じること」の大ちゃんさんがゲスト出演予定です。お楽しみに!

09-22
01:27:52

#41 芸術、あるいはそうでないもの『海辺へ行く道』

横浜聡子監督『海辺へ行く道』について話します。◯お便り紹介&映画ニュース◯『海辺へ行く道』について・芸術家を自称することについて・自分で基準を持つことが大事・刃物屋のエピソードの必然性・「アート」の闇のリアル・「手を動かす」ことに宿る真実・芸術と資本、ジャームッシュの発言・子供の特権と自由・「すべってない」のは何故?・印象的なシーンの数々・二回連続石井勇一さんデザイン・優秀なユース🗳️奏介(たち)の作品で欲しいものに投票してね🗳️

09-06
01:15:33

#40 撮影の映画、演出の映画『私たちが光と想うすべて』

パヤル・カパーリヤー監督の『私たちが光と想うすべて』について話します。◯お便り紹介◯映画ニュース・『旅と日々』ロカルノ国際映画祭金豹賞受賞◯『私たちが光と想うすべて』について・アジア映画らしい湿度・過去作からのスタイルの変化・「撮影の映画」と「演出の映画」・フィクション/ドキュメンタリーの捻れ・ボイスオーバーの是非・『トスカーナの贋作』『偶然と想像』・飛躍するのに理屈はいらない?・仕草の面白さ、何気なさ・演出についてブレッソンと考える・異なるフォントの繊細な組み合わせ・4種のオルタナティブポスター・人違い🗳️ 石井勇一さんが手がけたメインビジュアル+オルタナティブポスター4種からお気に入りに投票してね🗳️

08-27
01:08:24

#39 映画愛とは何か『キムズビデオ』

アシュレイ・セイビン監督、デイヴィッド・レッドモン監督の『キムズビデオ』について話します。○お便り紹介○映画ニュース・シネマカリテ閉館○『キムズビデオ』について・映画館で観るべき映像なのか・映画愛とは?・せっかく映画撮影を口実にするなら・監督たちへのリスペクトは何処に・キムさんの魅力・「芸術」は他者が認めるもの・映画の引用の仕方について・あれが本当の「キムズビデオ」・「折り目」以上の効果がない・今や通用しないサッカーでのフェイク🗳️どの監督のお面を被りたいか投票してね🗳️

08-19
49:50

#38【特別編】映画『夫の部屋』について

◆映画『夫の部屋』8/1(金)〜アップリンク吉祥寺にて公開される『夫の部屋』の余園園監督と主演の永山由里恵さんに出演していただきました。是非、劇場へ!・公式HP・公式X・公式Instagram○お便り紹介○投票結果振り返り○番組からの報告○ショーン・ベイカー『スターレット』について

08-02
56:29

#37【番外編】ゴダール展&最近見た映画について

ゴダール展と最近見た映画の感想をざっくりと話す番外編です。🗳️今回扱った映画+スーパーマンの4作で一番良かった映画に投票してね🗳️○ゴダール『イメージの本』展に行ってきた・ゴダールへの入り口として・あの会場ならではの効果・「手」について考えた・抽象化とモンタージュ○『M:I ファイナル・レコニング』について・感慨深いフィナーレ・説明だらけなのに分からない○『F1』について・F1そのものの面白さは伝わる・「マーヴェリック」のやり方は通用しない○『国宝』について・女性の描き方への不満・3時間あるのにダイジェスト的・エゴイズムとは

07-27
01:04:09

#36 今こそ希望を『スーパーマン』

ジェームズ・ガン監督『スーパーマン』について話します。○コメント紹介 ○映画ニュース・ピーター・ジャクソンが鳥を復活させようとしている○『スーパーマン』について・今見れて良かった・コード化に抗う「感情」について・キャラクターの個性と魅力・絶妙なキャスティング・未完成で途上のスーパーマン・「切り返し」で終わる対決・カツオの個人的な感動・ジェームズ・ガン映画のアクションの本質・なぜならスーパーマンだから・コミック由来の色鮮やかさ・スーパーマンは水戸ホーリーホック

07-20
01:06:14

#35【カツオ、名作を観るvol.4】『オルエットの方へ』の奇跡

映画史に残る名作をカツオが初鑑賞する旧作コーナー。第4回はジャック・ロジエ監督『オルエットの方へ』について話します。○映画ニュース・堀越謙三氏死去○『オルエットの方へ』について・「物語」の無さとの向き合い方・どうしたらこんな瞬間が撮れるのか・「ドキュメンタリー的」ではない・編集の鋭さこそ真骨頂?・ギヨーム・ブラックとの比較・音のメリハリ・ヨットシーンの凄さと背中・ジルベール最高・絶妙な配色、絶妙なフォント・疎まれるけど不可欠な存在

07-06
01:01:23

#34 言葉の不在、映画の揺らぎ『ルノワール』

早川千絵監督『ルノワール』について話します。◆Podcast「シネマの前で論じること」4ヶ月連続の成瀬巳喜男特集「成瀬、乱れ打ち」第二弾に四世が出演しました。『妻よ薔薇のように』について話しています。是非お聴きください。○お便り&コメント紹介○映画ニュース・ワン・バトル・アフター・アナザー○『ルノワール』について・揺らぎの映画・ノンヴァーバルなコミュニケーション・『お引越し』との差異について・魅力的な大人が見たかった・リアル=面白いではない問題・大学生シーンの必要性の是非・『お引越し』で「死」を感じるシーンの凄み・印象派から来た黄色?・ポスターにするならどのシーン?・アシスト王になれ・次回ゲストはブラピ

06-27
01:08:20

#33【番外編】1年間振り返り&雑談回

番組開始から1年、これまでの振り返りに加えて、映画とは関係のない完全な雑談をお届けします。※録音ミスにより途中からカツオの声が小さめになります。・カツオの『よそ者の会』感想・ペドロ・コスタ特集・再生回数トップ5エピソード・面白い映画とは何か、判明・「映画」は存在しない41:00頃〜 雑談タイム・電車の中で自分の眼を見つめる・絵が下手・すぐ映画の話になってしまう・サカナクションの出身地・好きな映画館発表・ポップコーンはふりかけ・カレーの独立・母親の旧姓珍しさ対決・パルムドール速報・星野源、ロックマン、Bon Iver、caroline・朝が弱いとは何か・悪夢と正夢

05-27
01:42:38

#32 来るのか、行くのか『ノスフェラトゥ』

ロバート・エガース監督『ノスフェラトゥ』について話します。◆Podcast「シネマの前で論じること」ゲスト出演決定4ヶ月連続の成瀬巳喜男特集「成瀬、乱れ打ち」第二弾に我々がゲスト出演することになりました。配信予定は6/13(金)、乞うご期待!○映画ニュース・トランプ、映画に関税?・『ヤンヤン 夏の想い出』レストア版公開決定○『ノスフェラトゥ』について・ホラー映画は苦手だけれど・ロバート・エガースは真面目・メタファーに逃げない誠実さ・ウィレム・デフォーの埃・ホラー映画の「怖さ」はどこから?・come/goと受動/能動について・コロナ禍を経てから見る疫病描写・物語の楽しみ方が分からない問題・フォント「ブラックレター」の起源・帰ってきたサッカー選手

05-19
01:05:37

#31 レオス・カラックス自画像?『IT'S NOT ME イッツ・ノット・ミー』

レオス・カラックス監督『IT'S NOT ME イッツ・ノット・ミー』について話します。◆映画『よそ者の会』について5/23(金)〜27(木)テアトル新宿、6/24(金)テアトル梅田にて劇場公開される『よそ者の会』の西崎羽美監督に出演していただきました。是非、劇場へ!・公式HPhttps://www.yosomononokai.com/・公式Instagramhttps://www.instagram.com/yosomono_movie?igsh=MWVoYjJ6cWp5ZWVrYQ==○映画ニュース・ゴダール展開催決定○『It's Not Me』について・初カラックス、カツオの印象は?・ゴダールよりも分かりやすい・「かけ離れていて、かつ正しい」・『めまい』と『ホーリー・モーターズ』・物質性とエモーションの共存・最後に待っていたプレゼント・結局一番カッコいいのはゴダール・コラージュとグラフィックデザイン・イッツミー

05-06
01:08:13

#30【カツオ、名作を観るvol.3】『カップルズ』とエドワード・ヤン新/再発見

映画史に残る名作をカツオが初鑑賞し、ざっくりと感想を語るコーナーです。第3回で扱うのはエドワード・ヤン監督の『カップルズ』。○映画ニュース・カンヌ国際映画祭ラインナップ○『カップルズ』について・面白すぎる・長回しと作品ごとに異なるスタイル・光と闇、出来事の強度・シルエットと睫毛・叫び声による画面のリレー・暗転の後、何かが変わった・「ポン寄り」の衝撃・キャラクターの魅力はどこから?・今後もエドワード・ヤンを発見していこう・新旧ポスター比較と当時の本国ポスター・スーパーサブマルト

04-25
01:24:10

#29【番外編】アラン・ギロディ特集紹介

アラン・ギロディ監督特集にて上映されている『湖の見知らぬ男』『ミゼリコルディア』の紹介です。今回は四世だけが映画を観ているため、番外編としてお届けします。・カイエ・デュ・シネマベスト10常連監督・性愛とサスペンスの同居・唯一無二な『ミゼリコルディア』・フラットに描かれる人間達・特集上映ポスターについて

04-11
22:06

#28 意外と死なない?!『ミッキー17』

ポン・ジュノ監督『ミッキー17』について話します。○映画ニュース・ワン・バトル・アフター・アナザー○『ミッキー17』について・『パラサイト』の次作、率直な感想・導入に時間をかけ過ぎ?・期待していた物語とのギャップ・海外作品で苦戦の原因とは・細部の面白さは随所に・「ボタン」の映画・ポン・ジュノの一貫した主張・「韓国映画」を見渡してみて・サイゼリヤの間違い探し的ポスター・サッカーにもあるサインプレー

04-04
48:36

#27 【カツオ、名作を観るvol.2】『白夜』とロベール・ブレッソンのシネマトグラフ

映画史に残る名作をカツオが初鑑賞し、ざっくりと感想を語るコーナーです。第二回で扱うのはロベール・ブレッソン監督の『白夜』。○映画ニュース・テクニカラー社の閉鎖・ダグラス・サーク傑作選○『白夜』について・初のブレッソン、率直な感想・意外と笑えるシーンが多い?・濱口竜介「ある覚書についての覚書」について・四世にとってのブレッソンと『ラルジャン』・ブレッソンの影響と模倣・「シネマトグラフ」における「モデル」について・厳格さ、厳密さの源とは・画面と音、目と耳のリレー・映画を「勉強」してみるのも悪くない・フランスでも採用された日本版ポスターデザイン・ワンツー、ティキタカ、メッシ、ブレッソン

03-25
01:18:57

#26 刺激的な人生、喜劇と見るか?悲劇と見るか? 『ANORA アノーラ』

ショーン・ベイカー監督『ANORA アノーラ』について話します。○映画ニュース・アカデミー賞受賞結果振り返り○『ANORA アノーラ』について・ショーン・ベイカー作品の特徴・オーラルセックスの不在と村上春樹・アノーラにとっての「口」とは・ラストシーンの解釈とイゴールの存在・ショーン・ベイカー作品のエンディングについて・無邪気には笑えないシーンも?・「社会的弱者」に向ける眼差し・ユーリー・ボリソフとマイキー・マディソン・日本版ポスターのアプローチについて・色から受ける印象の文化圏ごとの違い・実は過去作と共通する〇〇・サッカー界での「ハイジャック」とは?

03-11
01:04:35

#25 傑作!!『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』

ジェームズ・マンゴールド監督『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』について話します。〇映画ニュース・007とAmazonスタジオ・アカデミー賞授賞式を明日に控えて〇『名もなき者』について・高い期待を超えてきた最高の映画・とにかく「顔」に尽きる・四世にとって映画とは〇〇である・『風に吹かれて』が歌われるタイミング・ステージを見つめるエル・ファニング・ジョニー・キャッシュと『ウォーク・ザ・ライン』・画面の隅々まで行き渡る豊かさ・我々は映画を「見て」いる・ディラン×シャラメの魅力・デザインにおける左右と大戸屋のタッチパネル・サーチライト作品のパンフレット・とある名もなきサッカー選手

03-03
01:03:52

#24 映画のデザイン、映画とデザイン 『ブルータリスト』

ブラディ・コーベット監督『ブルータリスト』について話します。〇映画ニュース・2024年の興行収入トップ10発表・マノエル・ド・オリヴェイラ特集上映・ベルリン国際映画祭と政治〇『ブルータリスト』について・すぐには咀嚼できない大作・姪の描き方について抱いた違和感・「省略」と「欠落」は違う・アーティストとしての覚悟・「閉塞と解放」に貫かれた演出・ケレン味ありすぎ、キメすぎ問題・画面と音の分離の効果とは?・バウハウス的デザインによる統一感・物議を醸しているAIの使用・勝ちにこだわる名将といえば

02-24
01:06:20

#23【カツオ、名作を観るvol.1】『お引越し』

映画史に残る名作をカツオが初鑑賞し、ざっくりと感想を語る新企画です。初回で扱うのは相米慎二監督の『お引越し』。 ○映画ニュース ・米アカデミー賞ラインナップ ○『お引越し』について ・カツオが印象に残ったシーン ・相米といえば長回し ・終盤の不思議な展開とその解釈 ・今につながる相米映画の影響 ・リマスター版ポスターのタイトルデザイン ・当時のオーディション用ポスター ・サッカーでも重要なあの形 ・これからどんな名作を見ていく?

02-03
40:09

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