PARAKEET CINEMA CLASS

映画批評家の廣瀬純さんとライターの鍵和田啓介さんが、公開中の映画をネタバレ上等で語り明かす、”真の映画批評に触れられるこの世でただ1つ”のポッドキャスト番組。 🦜「ネタバレ上等」がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を! 🦜記事はコチラ→https://popeyemagazine.jp/tag/parakeet-cinema-class/ cover design: Katsuyoshi Mawatari jingle: Kensuke Ide host: Jun Hirose, Keisuke Kagiwada cooperation: Ryoma Uchida

Vol.17『カニバイシュ』(監督:マノエル・ド・オリヴェイラ)

「『カニバイシュ』は地味とディスられがちな前半も面白いのか?」 今回取り上げるのは、ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督による『カニバイシュ』(1988年)です。物語の舞台は厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会。貴族の娘、マルガリーダとアヴェレダ子爵の婚礼の夜、厳かに進行する会。嫉妬に燃える貴族、ドン・ジョアンの登場や、子爵による“とある告白”によって驚愕の事態へと展開していく。奇想天外な監督のユーモアが炸裂するオペラ・ブッファ(喜劇的なオペラ)映画だ。現在、「オリヴェイラ 2025 没後10年マノエル・ド・オリヴェイラ特集」が「Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下」ほかにて上映中。この貴重な機会を見逃すべからず。 「左右対称についての物語」と廣瀬さん。「見る人/見られる人」の切り返し、複数の人物が水平に並ぶことで「誰がどこにいるのかわからなくなる」点や、鏡、煙、音などの要素に注目しながら読み解きます。ついついクライマックスにかけての展開が着目されがちな本作だけれど、物語前半までに「おおよそ全ての基盤が提示されている」のだとか。これから鑑賞する人も、鑑賞済みの人も、ぜひポッドキャストを聴いて『カニバイシュ』を研究してみて! ちなみに、前回(レオス・カラックス監督『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』)の動画版もYouTubeにて配信中! チャンネル登録もぜひよろしくお願いいたします。

04-30
01:11:57

Vol.16『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』(監督:レオス・カラックス)

今回取り上げるのは、『アネット』『ポンヌフの恋人』を手がけたレオス・カラックス監督新作、『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』。 カラックス監督に白紙委任するも「予算が膨らみすぎ実現不能」となったパリ・ポンピドゥーセンターの展覧会。その展覧会の代わりとして作られたのが『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』だ。ホームビデオから映画、音楽、写真とさまざまなジャンル、フォーマットの映像をコラージュしながら、自身の半生から映画そのものを追求する、謎めいた一作。カラックス監督が初めて自ら編集まで手がけたことも話題の本作に込められたメッセージとは。日本では「横浜フランス映画祭2025」にてプレミア上映され、4月26日からユーロスペース他全国ロードショーを予定している。 「“コラージュの繋ぎの論理”のような部分に面白さがあった」と廣瀬さん。赤や緑などの色や登場するモチーフ、映像の繋がりに着目しながら、カラックス監督の現在地を紐解きます。ぜひこれまでのカラックス作品を思い出しながら劇場へ足を運んでみてください。ちなみに、ポッドキャストの動画版もYouTubeにて近日アップ予定です。ぜひ登録&チェックを〜。

03-24
01:14:58

Vol.15『陪審員2番』(監督:クリント・イーストウッド)

「イーストウッドはなぜ玄関にこだわるのか?」 数多くの西部劇やアクション映画に出演するほか、『許されざる者』(1992)『ミリオンダラー・ベイビー』(2004)など数々のヒット作を世に送り出してきた、説明不要の名俳優であり名監督、クリント・イーストウッド最新作。恋人を殺害した容疑で被告となった殺人犯の裁判をめぐり、陪審員に選ばれたジャスティン・ケンプ(ニコラス・ホルト)。実は彼は思わぬかたちで事件と関わっており…? 被告を有罪にするか、釈放するか、深刻なジレンマに悩むことになる法廷ミステリーだ。 今年8月に廣瀬さんが刊行した『監督のクセから読み解く名作映画解剖図鑑』(彩図社)の中で、イーストウッドのクセとして取り上げた「疑いの眼差し」は今作でもキーポイント。舞台のジョージア州、裁判というモチーフ、「体裁を取り繕う」テーマが共通する97年の監督作『真夜中のサバナ』と比較しながら、“あからさま”な「演出」に注目しつつ、紐解いていきます。

12-25
01:25:39

特別編『他なる映画と 1・2』(著:濱口竜介)

「濱口竜介は神秘の人なのか?」   今月は大ボリュームの特別編です。映画批評家の廣瀬純さんとライターの鍵和田啓介さんが、公開中の映画……ではなく、発売中の“本”をネタバレ上等で語り明かしています。取り上げるのは、濱口竜介監督による映画論『他なる映画と』(1・2巻)。 『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』そして当番組でも取り上げた『悪は存在しない』。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭を制覇し、米国アカデミー賞国際長編映画賞にも輝いた、世界が注目する映画監督・濱口竜介による全2冊の映画論集成だ。1巻目の「映画講座」篇には、仙台・神戸・鎌倉・ソウルなどで開かれたレクチャーを初の活字化。2巻目の「映画批評」篇では、各所で発表してきた作品レビュー、映画をめぐる論考、エッセーにくわえ、日本語未発表原稿や書き下ろし2篇(7万字に及ぶブレッソン『シネマトグラフ覚書』論ほか)も収録された、充実の書。 1巻目のレクチャーでは「声」、2巻目の批評は「言葉」であるとし、濱口監督自身が声と言葉をもって映画に触れようとしている、と廣瀬さん。『他なる映画と』からみなぎる「有限性」の問題に焦点を当て、映画によって産出される「何か」の意味を、その文章を引用しつつ読み解いていきます。1時間50分と本書にも匹敵する大ボリュームでお送りします!

11-25
01:49:35

Vol.14『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』(監督:フレデリック・ワイズマン)

「ワイズマンの新作タイトルにはなぜ『苗字』が含まれているのか?」 監督はドキュメンタリー界の巨匠フレデリック・ワイズマン。親子3代にわたりミシュラン三つ星を55年間保持しつづけるフレンチレストラン「トロワグロ」の裏側に迫ったドキュメンタリー作品だ。 ワイズマン監督の「細かい技がてんこ盛り」な本作。番組では少し趣向を変えて、今作の”お通し”部分ともいえる「最初の1時間」にフォーカスし、じっくり作品を読み解いていきます。それでは、縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!

08-25
01:20:18

Vol.13『フェラーリ』(監督:マイケル・マン)

「アダム・ドライバーはまたしても”しょうもない男”なのか?」 『ヒート』や『ブラックハット』のマイケル・マン監督最新作。イタリアの自動車メーカー・フェラーリ社の創業者エンツォ・フェラーリ(アダム・ドライバー)を主人公に据え、私生活と会社経営の両面で窮地に陥った彼の激動に満ちた1年間を描く。 本作で多用される「ピン送り」は、「2つの存在が1つのショットの中でバラバラの時間を平行に生きる」ことを描き出していると廣瀬さん。マイケル・マン監督が製作総指揮として関わった『フォードvsフェラーリ』(ジェームズ・マンゴールド・監)との比較や本作における言語の問題に触れながら、作品を紐解いていきます! それでは、縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう!

07-08
01:13:49

Vol.12『蛇の道』(監督:黒沢清)

「柴咲コウにピントが合うのはいつなのか?」 黒沢監督が1998年に発表した同名作を、フランスへと舞台を移してフルリメイクした本作。何者かによって8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)が、偶然出会った精神科医の新島小夜子(柴咲コウ)の協力を得て、犯人を突き止め復讐することを生きがいに殺意を燃やすリベンジ・サスペンスだ。 「本作の面白いポイントは『ピントが合う/合わない』こと自体が演出になっていること」と廣瀬さん。被写体の距離に合わせてピントがずらされる「ピン送り」と「画面内でのボケ」(=画面の中の不透明さ)が多様される本作。黒沢監督のピントの扱い方が生み出すドラマを追っていきます。それでは、縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう!  

06-15
51:06

特別編『続・廣瀬純はどう生きてきたか』

実は今月で番組スタートから1周年!ということで、年始に放送し好評を博した「特別編」の続きをお届け。題して「続・廣瀬純はどう生きてきたか」。そもそも廣瀬さんとは何者なのか、鍵和田さんが根掘り葉掘り聞いていくシリーズの続編です(前回はこちら)。大学時代のNYの話から、アンソロジー・フィルム・アーカイヴスでのインターンとジョナス・メカスの思い出、ジャマイカと電通面接の話etc。興味深い話題が次々飛び出しました。空き時間やお散歩のお供にも、ぜひお聴きください!

05-30
38:10

Vol.11『悪は存在しない』(監督:濱口竜介)

「あの声の主は東出昌大なのか?」 今回は番組初となる日本人監督による映画『悪は存在しない』(濱口竜介・監)を取り上げます。舞台となるのは、自然豊かな高原が広がる長野県の水挽町(みずびきちょう)。その地に先祖代々暮らす巧(大美賀均・演)と娘の花(西川玲・演)が主人公だ。ある日、近くにグランピング場を作る計画が持ち上がる。コロナ禍のあおりを受けた芸能事務所が政府からの補助金を得て計画したものだったが、ずさんな計画に町内は動揺し、その余波は巧みたちにも及んでいく。 濱口監督の新たな実験精神に溢れる本作は「良い意味での”普通の映画”」という廣瀬さん。「小さい驚きが次から次へと連続的に起こる」本作をショットごとに分析。そして「画面外から”あの人”の声が聞こえる」真相とは!? 縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!  

04-28
01:11:19

Vol.10『オッペンハイマー』(監督:クリストファー・ノーラン)

「オッペンハイマーは”原爆の父”なのか?」 第96回アカデミー賞で作品賞含め7部門で最多受賞を果たした本作。監督は『ダークナイト』『TENET テネット』などの大作を送り出してきた鬼才クリストファー・ノーラン。第二次世界大戦下で原子爆弾の開発を指揮し、「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマー(演・キリアン・マーフィー)の生涯を描いた作品だ。 この映画は「連鎖反応(chain reaction)」の「原因」と「結果(効果)」の話が描かれていると廣瀬さん。物理現象としてだけではない、様々な意味での「連鎖反応」を分析していきます。縦横無尽に広がる話を聞き逃さぬよう! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!  

03-30
01:10:12

Vol.9『瞳をとじて』(監督:ビクトル・エリセ)

「愛らしい犬はなぜ映っているのか?」  22年前、映画『別れのまなざし』撮影中に謎の失踪を遂げた、かつての人気俳優・フリオ(ホセ・コロナド・演)。元映画監督であり、親友でもあったミゲル(マノロ・ソロ・演)は、テレビ番組をきっかけにその真相を追い始める。ふたりの記憶をめぐる 「人生」と「映画」の物語だ。 「監督がこの映画でやろうとしていることを一言で表すと、『映像の二重性』である」と廣瀬さんはいう。過去と現在、映像と現実、均衡と不均衡、母と子……様々な「二重性」が存在する本作を読み解いていきます! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!

02-10
01:09:17

特別編『廣瀬純はどう生きてきたか?』

2024年最初の放送は「特別編」をお届け! 題して「廣瀬純はどう生きてきたか」。ポッドキャスト開始から一年ほど経ちましたが、そもそも廣瀬さんとは何者なのか、気になる方も多いはず。幼い頃の映画体験から、映画ゼミの思い出、『パート2理論』、紅白歌合戦を目指した話、「音楽」を書けない理由……etc。鍵和田さんが根掘り葉掘り質問するエクスクルーシブ・バージョン(続編も計画中)です!ぜひお聴きください!

01-27
38:12

Vol.8『ファースト・カウ』(監督:ケリー・ライカート)

「なぜ1個目のドーナツはあれほどまでに光を放っているのか?」 今回取り上げたのは、廣瀬さんが「現代の最も優れた監督」と太鼓判を押すケリー・ライカート監督による『ファースト・カウ』。 舞台となるのは1820年代、西部開拓時代のオレゴン。アメリカン・ドリームを求めてやってきた料理人のクッキー(ジョン・マガロ・演)と、中国人移民のキング・ルー(オリオン・リー・演)。甘いドーナツで、ちょっぴり危険な一攫千金を夢見る友情物語だ。 『神の道化師、フランチェスコ』(ロベルト・ロッセリーニ・監)との類似性をみつつ、廣瀬さん曰く本作は「地面を撮る映画」!? 「大画面での見方以外ない」と語るこの映画を、ぜひ劇場で鑑賞してからポッドキャストをチェックしてみて下さい! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!

12-24
01:16:01

Vol.7『ゴーストワールド』(監督:テリー・ツワイゴフ)

「二人の間に映る”三人目”は何を表しているのか?」 今回は初の試みとして、現在リバイバル上映中の過去作をピックアップ。テリー・ツワイゴフ監督による『ゴーストワールド』(2001)です!  監督はロバート・クラムを描いた『クラム』(1994)など、ドキュメンタリーに定評のあるテリー・ツワイゴフ。アメリカで「ティーンエイジャー のバイブル」として高い人気を誇ったダニエル・クロウズ の同名グラフィック・ノベルを原作とした本作は、2001年の公開当時、“低体温系” 青春映画 として大ヒットを記録。「時代を先取りしていた」と再評価がすすむなか、11月23日(木・祝)より、22年ぶりの全国ロードショー。 ポッドキャストでは、「ステレオタイプに満ち溢れた世界で、どのようにリアルを見つけることができるのか」そんな主人公の悩みと「色」に着目し、ミケランジェロ・アントニオーニ監督『赤い砂漠』、エリック・ロメール監督『緑の光線』と比較。そしてこの作品のポイントとなる「二人の間に一人が入ってくる構図」について解説。それでは、縦横無尽に広がる話しを聴き逃さぬように!

11-26
01:08:15

Vol.6『ドミノ』(監督:ロバート・ロドリゲス)

「ロバート・ロドリゲスはヒッチコック主義者なのか?」 監督は『エル・マリアッチ』や『シン・シティ』を手がけたロバート・ロドリゲス。主人公となるのは、最愛の娘が行方不明になってしまった刑事のダニー・ローク(演:ベン・アフレック)。彼は”決して捕まえられない男”を追い、現実と見紛う〈世界〉に踏み込み追い詰められ……。多重構造のストーリー&世界観が展開されていく。 ポッドキャストでは、本作におけるヒッチコックへのオマージュ描写や登場人物の「外観」と「内実」の差異について考察。また、監督の「催眠術への関心」を『Cure』(黒沢清・監)と比較する。最後に廣瀬さんが語る「この作品の強さ」とは? 縦横無尽に広がる話しを聴き逃さぬように! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!

10-29
58:17

Vol.5【後編】『アステロイド・シティ』(監督:ウェス・アンダーソン)

Vol.5「”ウェス・アンダーソンすぎる風景”に穴は開けられるのか?」 ポッドキャスト後編では、細かなシーンに触れながらシステムの「穴」がどこにあるのか考察していきます。縦横無尽に広がる話しを聴き逃さぬように! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!

09-03
59:07

Vol.5【前編】『アステロイド・シティ』(監督:ウェス・アンダーソン)

Vol.5「”ウェス・アンダーソンすぎる風景”に穴は開けられるのか?」 1955年のアメリカ南西部に位置する砂漠の街・アステロイド・シティを舞台に、5人の天才キッズや町の人々が宇宙人の襲来騒動に巻き込まれる……。ジェイソン・シュワルツマンを筆頭に、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、マーゴット・ロビーなどハリウッドスターが集結したウェス・アンダーソン監督の最新作。 「ウェス・アンダーソンの本当のクリエイションは『アステロイド・シティ』から始まった」!? そんな廣瀬さんの言葉でスタートした今回は、収録時間を延長して前・後編でお届け。番組前編では、ウェス作品全体の見取り図と、今作冒頭のシーンについて解説! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!

09-03
38:08

特別編『君たちはどう生きるか』(監督:宮﨑駿)

特別編「僕たちはなぜPARAKEET(インコ)なのか」 スタジオジブリ最新作『君たちはどう生きるか』(監:宮﨑駿)にも登場し、当番組タイトルにも使用している「PARAKEET(インコ)」。実は前回収録時の廣瀬さんのトークにて、この「PARAKEET(インコ)」の示す壮大な意味について触れる場面がありました。「ネタバレ上等」を謳う『PARAKEET CINEMA CLASS』ですが、いわば、本番組のネタバレともいえる話に。これはカットするにはもったいない! ということで今回はちょっと短めに「特別編」をお送りします。ぜひお聴きください。

08-27
20:01

Vol.4『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』(監督:デヴィッド・クローネンバーグ)

Vol.4「クリステン・スチュワートはなぜ人を制止しまくるのか?」 数々の受賞歴と共に物議をかもしてきた鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督最新作。舞台となるのは、医療技術が進化し人類が痛みを感じることがなくなった未来。⾃⾝のカラダから臓器を⽣み出すアーティスト・ソール(演:ヴィゴ・モーテンセン)、パートナーのカプリース(演:レア・セドゥ)らによるアートパフォーマンスは思わぬ方向に進んでゆき……。「人類の進化」について恐ろしくも刺激的な世界が描かれる! トークでは、クローネンバーグ監督が徹底する構図・システムについて分析。また、廣瀬さんが語る「この映画での一番面白いシーン」とは!? 番組の最後には夏休みの宿題も出題。ぜひ挑戦してみて下さい! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を! 関連記事はこちら:https://popeyemagazine.jp/post-172570/

08-20
01:02:04

Vol.3『小説家の映画』(監督:ホン・サンス)

独創的なスタイルから、“韓国のゴダール”、”エリック・ロメールの弟子“などと称され絶賛されてきたホン・サンス監督日本公開最新作。主人公となるのは長らく執筆から遠ざかっている著名作家のジュニ(演:イ・へヨン)。今は第一線を退いている人気女優のギルス(演:キム・ミニ)との偶然の出会いから、ジュニは短編映画を作る話を持ちかける……。人との出会いと創作をめぐる物語だ。 ポッドキャストでは、「今作は決定的に画面外が重要」と語る廣瀬さん。カール・テオドア・ドライヤーとの共通点を分析しつつ、今作において「唯一、繋ぎ(モンタージュ)がある」シーンも考察。また、「ジェントルマンなズーム」とは? 縦横無尽に広がる話しを最後まで聴き逃さぬよう! ※繰り返しますが、ネタバレ上等がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を!

07-03
01:01:43

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