田附勝が大学で「教える」体験から見えてきたこと。教師から一方的に伝えるのではなく、学生が主体的に発話をしたり行動をしたりすることを促すことの大切さ。次の世代に何かをつないでいくかを考えるとき、押し付けるのではなく「きっかけ」をどう作るのか。大学に限らず、教育の環境作りによって未来は変わってしまうのではないか、という話。 語り:田附勝/田丸尚稔 場所:オンライン 編集:弓削碧波
効率的にメッセンジャーを使ってコミュニケーションができる時代、それでも会うことの大事さとは何なのか? テキストが持つ意味以上の体感、身体で理解する「腑に落ちる」という感覚とは? そこにあるグレーゾーンは、お金を出して変えるものではなく、新しい時代の新しい価値になる、という話。 語り:田附勝/田丸尚稔 場所:オンライン 編集:弓削碧波
”課題映画”として、それぞれ『フロスト×ニクソン』を観たふたり。インタビューを通じて、言葉が引き出されていく過程にある対決、あるいはセッションの面白さについて、雑誌での経験などを踏まえながら話した。「プロフェッショナル」とは何なのか? メディアやデバイスの発達で誰でも表現できる時代だからこそ、プロとそうでない者の差がむしろ明確になってきたのではないか。そんなことお話した。 語り:田附勝/田丸尚稔 場所:オンライン 編集:弓削碧波
Tシャツ、パーカ、タイツ、靴下まで、メリノウールで全身を包む田附勝。暖かさと、速乾性と、「自然と」身体に馴染む素材の良さを実感していること、2022年はニュージーランド行きを目指して計画しよう、という話。皆さんは今年の目標を立てましたか? 語り:田附勝/田丸尚稔 場所:オンライン 編集協力:弓削碧波
5ヶ月ぶりの更新です。2021年、教える立場になった田附勝が、新しく見えてきた視点。そして、「やりたいこと」の見つけ方。気になる点の発見から、線を辿っていく過程で出会う他者との対話が自分の輪郭を写し出すことなど、いろいろ話すことができました。2022年毎週更新を目標にしながら、新しい編集協力者を得て、良いペースでアップしたいと考えています。 語り:田附勝/田丸尚稔 場所:オンライン 編集協力:弓削碧波
SUPER BOOKSがお届けするSUPER MUSIC第二弾。田附勝によるムックリの演奏、『閃光』をお届けします。およそ1分と短い曲ですが、タイトル通り、駆け抜ける音をお楽しみください。 ムックリ演奏:田附勝
学生以来、わずかだが勤め人を経験した時代の田附が夏休みに行った九十九里のエピソード。「文章が短いから」という安易な理由で田丸が高校時代、夏休みの読書感想文のために選んだ宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』。生活の中で「芸術」を感じられるようになるには? そんな問いを立てながら、新しい時代の夏休みにふさわしい大人のための「不完全な森」計画が始動する。 「われらに要るものは銀河を包む透明な意志 巨きな力と熱である」(『農民芸術概論綱要』より) 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
キューバで出会った若者たち。ストリートで、ラップに合わせて踊る、即興のライブが辺りを包んだ。日本でも、各地の祭りが似た熱狂を生み出している。最近の語られる熱狂や感動は、「届ける」などと言われたりもするが、果たして用意された意図的なものなのだろうか? それとは別次元で、熱狂し、感動”してしまう”状態は、ルールや競技性からは解放されたものではないか。間近に迫る五輪は、即興性のある祝祭になるのか、作られた感動になるのか、果たして……。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
最近、声が疲れているとの指摘を受けた二人。研究に、写真に、それぞれ根を詰めて活動しているけれど、いずれも終わりのない思索に苦しみながら、だからこそ喜ばしいことにも気づいている。揺らいだまま、真実に向かっていく作業には、歴史や地理、哲学などさまざまな学びが必要だということ、研究や写真には、限界があるという謙虚さを持つことの大切さについて話した。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
田附勝が最近のプロジェクトとして「蔵」を追いかけている。なぜ「蔵」だったのか。かつての写真への取り組みとは何が違うのか。写真家としての歩み、進化が浮かび上がる興味深い考え方に触れました。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
「学ぶ」と認識していたものは、実は「教えられている」に過ぎないのではないか? 自ら進んで学ぶことを阻む、個人の姿勢や教育のシステム、両方から変えていかないといけないかもしれない。何歳になっても学び直しはできるということ。そのために大事なのは、「サムライ」ではなく「百姓」を目指すことかもしれない。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:新潟と東京(オンライン)
新潟に仕事で移動中、田附勝が食べたもつ煮込み定食から、地域の独自性について考えた。サンフランシスコでは、地元の器の店が、地元のコーヒーやドーナツ屋と組んで、小商いを大きなビジネスに変える手法があったりする一方、日本では大手資本が地域を支配する寂しさもある。地元が地元のまま発展するにはどうすればいいのか。そんな思いで旅をする時は、実はカメラを景色に向けないという田附。そこで有効なツールとしてGoogle Mapsがあると言うが、その真意とは? 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:新潟の旅館/東京(オンライン)
「善意ってなんだろうねえ」という疑問から出発した議論。良かれと思って、他人に向けられる善意が時々辛く、重たいのはどうしてなのか。一つの答えしか正解ではない、という脅迫観念。一方通行の思いやり。それらを回避する技術はどうしたら磨くことができるのか。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
畑仕事から、関わっているファッションブランドのコンセプトなど、最近の田附勝は「分解」というキーワードが身近にある。環境にやさしくない時代に、自然に「還る」ための分解という考え方は正しいのだろうけれど、それでも残っていくもの(残すべきもの)はないのだろうか? あるいは、人間が作るものがすべて「自然に還る」と考えることは、むしろ本質から目を背け、傲慢だったりしないのだろうか? 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
コロナ禍が続く中、対面で何かをすることがなかなかできないけれど、一方で遠隔でやれることをテクノロジーで補う議論を事業で進めていたりする。しかし、リアルに会うことと、オンラインで繋がることに違いはないのか。改めて考えると、そこにある「波」が伝わることが大事ではないか、と気づく。「波」を感じることができないとすれば、人の身体は少なからず影響を受けるだろうし、もしかしたら我々は人間の進化(ないしは退化)の大きな転換点にいるのかもしれない、という話。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
広島に行く機会があった。原爆資料館などを見て回って、戦後70年以上が経つ今も、本質的なところは変わっていない気がして少し落ち込んだ。根性論のような気持ちのみに頼る危うさ、変わりにくいシステム。動き出すにはまずは自分を知ること。そして小さな集団から変わっていくことだと改めて思った。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
目まぐるしい時間が流れる現代で、常にアップデートし、人に承認されることを求めるよりも、時には「埋没する勇気」が必要ではないか。然るべきタイミングに向けて、自己を磨くこと。そして自己を知るには、他人というフィルターを通すこと、さらには他人と「触れ合うこと」が動物としては自然な行為かもしれない。コロナ禍で距離を取らざるを得ない状況で、人の本質を考える。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
今週のSUPER RADIOは趣向を変えて、田附勝によるムックリの演奏をお届けします。短い曲ですが、何も考えず、ただ自然にいたい時に、ムックリの反響音が身体を包む感覚を味わってみてください。 ムックリ演奏:田附勝 曲:『迷風』
新年度を迎え、田附勝が大学で教えることをスタートさせる。「学び」とは何なのか。教えられることではなく、自ら何かを発見し、考える力を身につけるには「遊び」こそが必要なのではないか。そんなことを話した。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)
猟師の体捌きから古武術の話へ、そして田附勝が参加した同窓会や写真家としての悟りとは、と今回の話題は文字通り「雑談」に。雑談のまさに「雑」であることを楽しんだ回になりました。 語り:田附勝/田丸尚稔 録音場所:埼玉と東京(オンライン)