Discover
みちくさのみちpodcast 〜図書館×歴史〜
みちくさのみちpodcast 〜図書館×歴史〜
Author: negadaikon
Subscribed: 4Played: 68Subscribe
Share
© negadaikon
Description
近代日本の思想と文化を専攻する配信者が、「図書館」と「歴史」という切り口から、人文系の研究と教育にまつわる話題をお届けします。
なお、発信内容は個人の見解に基づくものであり、所属する組織や団体とは関係がありません。
※こんな方におすすめかと思います・・・人文系の学部・研究科等に所属する大学生・大学院生、これから人文系の学部に進学しようかと思っている受験生、研究者、教員、図書館で働いている人、図書館で働きたいと思っている人、日本史に限らず人文系の研究領域に関心のある方。
番組へのご意見・ご質問、取り上げて欲しいテーマなどがあれば以下よりご送信ください(ウェブページのリンクにもフォームのリンクを貼ります)
https://docs.google.com/forms/d/1KQIrTn4XpwSwErUIZGErLKODKiNMfk-LR-wqMmMYM1o/edit
BGM:お気に入り図書館(by MAKOOTO) https://dova-s.jp/bgm/play16559.html
なお、発信内容は個人の見解に基づくものであり、所属する組織や団体とは関係がありません。
※こんな方におすすめかと思います・・・人文系の学部・研究科等に所属する大学生・大学院生、これから人文系の学部に進学しようかと思っている受験生、研究者、教員、図書館で働いている人、図書館で働きたいと思っている人、日本史に限らず人文系の研究領域に関心のある方。
番組へのご意見・ご質問、取り上げて欲しいテーマなどがあれば以下よりご送信ください(ウェブページのリンクにもフォームのリンクを貼ります)
https://docs.google.com/forms/d/1KQIrTn4XpwSwErUIZGErLKODKiNMfk-LR-wqMmMYM1o/edit
BGM:お気に入り図書館(by MAKOOTO) https://dova-s.jp/bgm/play16559.html
56 Episodes
Reverse
戦争に関するテーマに関心を持つ卒業生や在学生有志とMOMATに行ってきました。戦争記録画の展示/凄くて2回見に行った/彩管報国/ラジオ体操/戦時中の北京観光案内/共栄圏双六/藤田嗣治がノモンハン事件を描いた作品/神話の形成/空からの視線/爆弾の色/詩歌の翼賛/戦後の保存と公開の難しさ/広島の記憶/卒業生の存在がありがたい話
AIが発展していくなかで歴史研究はどういう風に付き合って行ったらよいのか、しばらく考えたことを話しています(例によってあまりまとまっていません)。ある図書館員研修での話/レファレンスの在り方も変わる/「明確で悪意ある嘘ではないがかなり誤解を招く微妙な説明」とどう向き合うか/レポートの採点/非実在文献の登場/相談相手/使う人が減ることはない/モノクロ写真への着色/関東大震災とAI/特攻隊とAI/歴史研究と歴史教育の間/記憶の継承、記録の継承
「図書館雑誌」2025年8月号に短い文章を書きました。
おたよりをいただきました/実習で広島訪問/卒業生との再会/初日・宮島へ/厳島神社に圧倒される/大聖院の遍照窟/2日目、自由行動/旧日本銀行広島支店の市民絵画展/「写真を撮る人はいても、手を合わせる人は…」/海外に渡る移民が多かった広島/宇品から江田島へ/旧海軍兵学校、海上自衛隊教育参考館/江田島から呉へ/日本近代と軍港・軍都/3日目、平和記念公園へ/戦後80年、広島で
日本出版学会の『出版研究』55号(2024年度)に「出版史から見た坪谷善四郎」という論文を発表しました。坪谷善四郎の史料/坪谷の経歴/論文の課題/史料がどう伝わったか/名家の書簡/貴重な日記/絵葉書の情報/セルフアーカイブに熱心だった坪谷/三康図書館蔵書との関係/出版史の理解を深める/出版史における編集者の役割/編集の歴史と史料
学生と一緒にNDLに行った話です。卒論で活用して欲しい機能も50回御礼/学生と図書館見学/国立国会図書館(NDL)に行く/納本制度/利用者登録/資料請求、受取、複写まで/一生に一度はマイクロリーダを使って欲しい/鞄を持って入れない/あらかじめ検索した資料をカートに入れて出かける/いかに時短するか/展示スペース/デジタルコレクションの威力/知り合いに会う/遠隔複写を頼む/レファレンスルーム/今の場所との共通点/大学生は図書館資料をどう使うか
新藤雄介『読書装置と知のメディア史』の書評を書きました。どんな本か/明治の書籍館、大正時代の文庫、昭和の読書会まで/本書の狙っていること/「読書装置」という概念/権力への抵抗/新聞とオーラル/学校からの政治の排除/学術研究と運動の矛盾/小学校の校舎の図書室/これまでの歴史から零れ落ちるもの/研究の難しさ/書物以外のメディアとの関係/石川県の読書会史料
学生とワイズマン監督「ニューヨーク公共図書館~エクス・リブリス」の上映会をしました。その感想と考えたことについてです。3時間半を超える映画/2019年の公開を今の大学生と見る/講演会、演奏会、幹部会議/『図書館情報学事典』も参照しつつ…/頑張ろうという気持ちになる映画/誇り高き図書館員たち/私の好きな場面/黒人文化研究図書館での議論/学生たちの感想/10年先を考えた議論/新しいことが普通になったとき、これまでの取り組みが忘れられていく/図書館好きだった子が図書館から離れていく?/特別コレクションのある図書館/専門資料のある場所についてもっと語る必要/学生の図書館イメージを変えていく/図書館は人
鈴木結生『ゲーテはすべてを言った』(2025、朝日新聞出版)を読みました。帰省先で買った本/登場人物のいかつい名前/芸亭?/作中のwebサイトが本当に作ってある/小林秀雄の全集読みのすすめ/「ゲーテはすべてを言った」とは/言葉探しは学者の本分です、でもね…/大学教員の解像度/これは図書館のレファレンスである!/「天に星、地に花、人に愛」の出典/樗牛はすべてを言った?(笑)/東京ゲーテ記念館のサイト/統一は名言サイトに辿り着く/剽窃と引用/人文学において引用とは何であるのか/大学生に読んで欲しい本
前任校で「日本の歴史」の集中講義をしてきました。自分にとってはとても良い勉強(復習)の機会でして、そこで考えたことなどお話しております。4日間の集中講義/教科書は読み通しづらい/オーディブルで読んでくれる歴史/背景がわかるとおもしろい/先入観と実態/説明が弱いところはどこか/人、史料、統計を加える/なんで歴史を勉強するのか/歴史は書き換えられる/生成AIの嘘/一人で説明する危うさ/わかりやすさは古くなる/高校と大学の知識の断絶を埋めるには/文庫本や新書の通史シリーズを読む/全ての歴史は事実を選んでいる/教科書に帝国図書館は出てこない参考文献はnoteの記事も合わせてご覧くださいhttps://note.com/negadaikon
原田宗典『おきざりにした悲しみは』(2024、岩波書店)を読みました。6年ぶりの新作長編小説/小平市の65歳男性と同じアパートに住む姉弟の物語/モデル問題/「長坂誠の朝は早い」/物語を彩る音楽/昭和の心を忘れちゃいけないよね/天才になり損ねた男/奇跡のような展開が心地よい/父親の喪失/令和版「男はつらいよ」?/それでも時間は流れてゆく作品特設サイトhttps://www.iwanami.co.jp/book/b653723.htmlおたよりフォームhttps://forms.gle/yZFRURnizUMRkMiY9
『坪谷善四郎関係資料目録―新潟県加茂市立図書館所蔵―』を刊行しました。
※古本をめくる音がノイズになってしまっています。ご容赦ください。
資料目録を作った/22年越しの実現/博文館の坪谷善四郎/歴史学者とは何をするのか/学生の協力を得る/くずし字を読む/『大東京町名早わかり便覧』から地名を解読する/『郵便消印百科事典』から年代を推定する/編集者から見た近代日本の文化史
もっとノートを取ってもらおう/アクセス可能な情報が増えている/読書ノートの記事/読書記録は大事/researchmapに載せていた資料がたくさんダウンロードされている/大学の板書/復習して考える材料を書き溜める/20年前のノートから授業内容を復元する/昔の学生のノート/脱線や板書しなかったことから内容を思い出す/『アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門』における授業ノート「傾向と対策」/友人に回覧されていた/アナログへの回帰
関連情報
小島よしおが「本」をたくさん読む理由 「読書が栄養になって、個性につながっていく」
https://dot.asahi.com/aerakids/articles/-/247579
『アカデミック・スキルズ 大学生のための知的技法入門』第3版
https://www.keio-up.co.jp/np/detail_contents.do?goods_id=5128
高校生から大学生になったときに迫られた(?)勉強観の転換に関する話です。
学生との読書会から/固有名詞に苦戦する/穴埋めと論述/受験科目と専門の講義/足りないものを自分で補う方法/オープンキャンパスで高校生を前にして/単語から文脈を回復すること、点を線にすること
拙稿「媒介者としての姉崎正治:『意志と現識としての世界』受容小史」『ショーペンハウアー研究』第29号(2024年12月)の紹介をします。
年末におたよりフォームを作りました/論文の紹介/姉崎正治という人/なぜ『ショーペンハウアー研究』か/2023年度学会大会の成果/翻訳する人・姉崎/日本におけるショーペンハウアー受容史/訳文の特徴/検索と表記揺れ問題/大正時代以降の受容の特徴/帝国図書館所蔵ショーペンハウアー本の受難/図書館本に落書きする読者/議論の根拠づけに採用
なぜ配信するのかについて少し振り返ってみました。
40回を迎えて~年間20回更新が限界?/Youtubeチャンネルの使い道/質問回答ウェブサービス/おたよりフォーム、作るべきか?/研究成果を知ってもらうために/ホームページを見ている人に話しかけられた/図書館総合展!/図書館のサインの話/研究の成果と意義とを発信/PRとは/関係の築き方/ファンよりもアンチの方が内容をよく読む?/やっぱりおたよりフォームあった方がいいのかも/
私の博士論文/<憧憬>とは?/明治期における「美術」の語り方と「美学」の誕生/高山樗牛・姉崎嘲風におけるドイツ哲学の受容/日清戦後における<憧憬>の萌芽/世紀転換期における<憧憬>の精神/日露戦争期における<憧憬>のゆくえ/全集の史料批判/雑誌メディアの研究が便利になるなかで/周辺人物にも分析を広げる/いろんな形態の資料を探す/読者―「誌友交際」ネットワークの研究
前回の続き…/脱線も「ノイズ」?/最短でゴールに着くために人の話に耳を傾けるのは無駄か/人の話を聞いていない人のコメント/いろいろな分野の本を読む/松岡正剛の千夜千冊/ある妄想/技術革新が構想を塗り替える/どうしたら博覧強記の人になれるか/博覧強記は求められなくなっている?/教養への期待が変わった?/なんでも知っている個人よりも/力をあわせれば乗り越えられること/One-pieceの「仲間」/再び「好きなことを役立てるには仲間を作ること」について/自分の問題を解決したら次は/専門的であることを手放さず、理解を得る道を諦めず
前回の続き…/なぜ「人文系は何の役に立つか」と考え続けるのか?/そもそも社会が変わっている/国家須要の学とされた時代と現在/ビジネスと教養/読書は仕事の役に立つのか/『UP』掲載の文章「日中の読書史を比べ読む」/中国史上の読書論争/読書は趣味にとどまるのか/社会変革が実感できる時代と経済性が優先される時代/「ノイズ」になってしまう他者のコンテクスト/他人の考えに触れる機会/共感がすべてか/わかりあえそうもないものに付き合う/会議の議事録取りが上手くなる?/いろんな人の話に興味を持つ訓練/次回へ続く…
なぜかうまく話せない話題/友人の個展を見に行って/好きな仕事ができていいよね/好きなことを突き詰めた職業/問いかけに答える/「歴史が好き」のなかに潜む微妙さ/好きなことを役に立つことにするためには/自己表現と納得感の先にあるもの/期待してくれる人を増やしていく/会をつくる




