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ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)
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自動車が単なる移動手段から「走るスマートフォン」へと進化する中、サイバーセキュリティは私たちの安全にどう関わってくるのでしょうか。インターネット接続が常識となるSDV(Software Defined Vehicle)の時代において、自動車産業はかつてない構造変革の只中にあります。 今回は、自動車ジャーナリストであり、欧州で戦略コンサルタントとしても活躍された川端由美さんをゲスト(実はホストの実姉!)にお招きし、自動車とセキュリティの現在地を深掘り。中国市場が先行するユーザー体験の革命から、ボッシュやブラックベリーといったプレイヤーの劇的な変化、そして「見えない安全」を守るための新たな課題まで、自動車業界の最前線を語ります。 ■□ハイライト □■ インターネット不在地からの脱却とSDVの衝撃: 長らく「インターネット不在地」と言われた自動車が、4G/LTEの普及により常時接続へと変化しました 。中国市場でのEV普及が加速させた「ソフトウェア定義(SDV)」の流れと、AIエージェントや車内カラオケといった新たなユーザー体験の事例を紹介します 。 サイバー攻撃のリスクと自...
9月26日に公開した前半では、「シャドーAI」に潜む情報漏洩リスクなどを中心に議論しました。後半はさらに一歩踏み込み、企業が競争力強化のために構築する「独自LLM(大規模言語モデル)」に潜む新たな脅威と、AIがAIと戦うサイバーセキュリティの未来を展望します。 自社の独自情報を安全に活用し、他社との差別化を図る切り札として期待される独自LLM。しかし、その構築と運用には、これまでとは質の異なるセキュリティリスクが潜んでいます。少し前まではSF映画の世界だった「AI対AIの攻防」が日常の現実となった今、日本企業は何を課題とし、どう立ち向かうべきなのでしょうか。 ■□ハイライト□■ 競争力の源泉か、新たなリスクか?「独自LLM」構築の光と影:なぜ今、多くの企業がパブリックな生成AIから、クローズドな環境で運用する「プライベートLLM」へと向かうのでしょうか。金融や医療といった重要インフラ分野で先行するその動きの背景と、自社でAIを運用管理することの新たなリスクを解説します。 モデルにマルウェアが?生成AIならではの巧妙な攻撃手口:オープンソースのLLMモデル自体に悪意のあるコードが仕...
生成AIの活用が企業の競争力を左右する時代、その裏側で「シャドーAI」という新たな脅威が静かに広がっています。利便性を求めて従業員が個人的に利用するAIサービスが、気づかぬうちに重大な情報漏洩の温床となるリスクを、企業はどのように管理すればよいのでしょうか。公式ツールを導入するだけでは、この問題は解決しないかもしれません。 今回は、IT調査・コンサルティングの国内最大手、株式会社アイ・ティー・アールでシニアナリストを務める入谷光弘さんをゲストにお迎えし、「IT資産管理」の視点から生成AI時代のリスクと対策の最前線を解き明かします。 前半は、クラウド化やテレワークによって様変わりしたIT資産管理の現状から議論を始め、企業の公式ツールだけでは満足できない従業員が生み出す「シャドーAI」の実態と、そこに潜む情報漏洩リスクについて深く掘り下げました。 ■□ ハイライト □■ IT資産管理、激変の20年: かつてはPCやサーバーといった物理的な「モノ」の管理が中心でしたが、クラウドやテレワークの普及で、管理対象はSaaS、そして「ID」そのものへと拡大しました 。なぜ今、資産管理の重要性が...
インテリジェンスの基本原則を紐解いた前編に続き、後編では、現代の企業が直面するサイバー・物理空間の具体的な脅威へと、さらに深く踏み込みます。技術や情報の流出は、もはやサイバー攻撃や産業スパイといった典型的な手口だけで起こるものではありません。日常業務の裏側や、見過ごされがちな組織の脆弱性にこそ、真のリスクは潜んでいます。 後編では、引き続きインテリジェンスの専門家である稲村優さんを迎え、企業の生命線を脅かすリアルな脅威の実態を明らかにします。「通常取引」という合法的な経済活動から技術が流出するメカニズムから、従業員が使う個人向けクラウドストレージ「シャドーIT」の危険性、そしてオフィスの受付を突破する巧妙な「ソーシャルエンジニアリング」の手口まで。机上の空論ではない、現場で起こりうる脅威とその対策に迫ります。 ■□ ハイライト □■ 技術流出の意外な経路: 技術情報の流出は、サイバー攻撃や内部不正といった違法なものだけではありません 。顧客に製品を販売する「通常取引」の中で、リバースエンジニアリングによって技術が流出するリスクや、価値が見過ごされがちな試作品の「失敗データ」の重要...
経済安全保障リスクが経営の根幹を揺るがす時代、企業は押し寄せる情報の波をいかに乗りこなし、羅針盤とすべき「知」を手にすることができるのでしょうか。「インテリジェンス」という言葉は頻繁に聞かれるようになりましたが、その本質的な意味や実践方法について、いまだ理解が進んでいません。ただ情報を集めるだけの活動で、激化する国際競争や地政学リスクの荒波を乗り越えることはできるのでしょうか。 今回は、日本カウンターインテリジェンス協会代表理事の稲村悠さんをゲストにお招きし、「企業インテリジェンス」の核心について、サイバーセキュリティの視点を交えつつ解き明かします。 前半は、単なる情報収集にとどまらない戦略的な「インテリジェンス・サイクル」の重要性から 、OSINT(公開情報)やフェイクニュースが氾濫する「ポスト・トゥルース」時代に求められる情報の「目利き」について議論しました。 ■□ ハイライト □■ インテリジェンスの本当の意味: 「インテリジェンス」とは、単なる情報収集活動ではありません 。知識・活動・組織という3つの側面からその本質を解き明かし 、企業の意思決定に貢献するための戦略立案か...
新興国ファイナンスと地政学リスクの最前線に、サイバーセキュリティはどのような影響を与えているのでしょうか。インフラ投資や資源開発といった巨大プロジェクトは、従来からクーデターや紛争、契約不履行などの「政治リスク」と隣り合わせでした。しかし、デジタル化が加速する現代において、そのリスクの様相は大きく変化しています。 今回は、世界銀行グループの多数国間投資保証機関(MIGA)で東アジア太平洋地域代表を務める林田修一さんをゲストにお招きし、新興国ファイナンスの現場で起きている地政学リスクのリアルな変化を深掘り。国家の意思決定を左右する「ポリティカルウィル」の重要性から、海底ケーブルやデータセンターが新たな標的となるサイバー空間の脅威まで、国際金融のプロフェッショナルが見るリスクの本質に迫ります。 ■□ハイライト □■ 教科書には載っていないリスクの捉え方: 一般的な格付けだけでは見えない、新興国投資の真のリスクとは何か 。プロジェクトの優先順位や、国のトップが持つ「ポリティカルウィル(政治的意思)」が、事業の成否を分ける重要性を解説します 。 国際機関MIGAの役割: 民間の保険...
「ロシアはランサムウェア攻撃グループと密約を結び、中国は大学でサイバー攻撃を教え、アメリカは天才ハッカーを司法取引でリクルートする」—。これはSF映画の話ではありません。日本の「能動的サイバー防御」を議論する上で、避けては通れない世界の現実です。 前回に引き続き、ホワイトハット(ホワイトハッカー)として著名な東京大学先端科学技術研究センター客員研究員の西尾素己さんをゲストにお招きしたセミナーの模様をお届けします。今回は、西尾氏とJCGR川端との対談パートです。 日本の常識を揺るがす海外のサイバー戦の実態から、企業が明日から実践できる具体的な防衛策まで、さらに深く掘り下げます。「セキュリティ対策に多額の投資をしているのに、なぜか不安が拭えない」—。その答えは、意外にも「ガバナンス」という基本にありました。 前編の講演パートは下記からアクセス Spotify | Apple JCGR Podcast ホームページ ■□ 収録後記 □■ 西尾さんとの対談を終え、日本の「常識」がいかに世界の「非常識」であるかを突きつけられ、一種のめまいにも似た感覚を覚えました。ロシアがランサムウェア集団...
5月16日に成立した「能動的サイバー防御(ACD)」法。これは、政府がサイバー攻撃の兆候を事前に察知し、攻撃者を無力化することを可能にするという法律です。しかし、その実態と企業への影響は、まだ広く理解されていません。攻撃者を「ハッキングし返す」ことも辞さないこの法律は、会社のセキュリティ体制にも、これまでにない形で影響を及ぼす可能性があります。 今回は、東京大学先端科学技術センター客員研究員で著名なサイバーセキュリティの専門家である西尾素己さんをゲストにお招きし、このACD法のポイントと、企業が直面する新たなリスクについて解説したJCGRセミナーの模様をお届けします。政府が想定するサイバー攻撃と現実の間にあるギャップとは? そして、なぜSaaSの不適切な管理が、自社を意図せず国のサイバー防衛の「標的」にしてしまう可能性があるのか? 専門家の視点から、その核心に迫ります。 <ゲスト・プロフィール> 西尾 素己(にしお・もとき)さん 東京大学 先端科学技術研究センター 客員研究員 幼少期より世界各国の著名ホワイトハットと共に互いに各々のサーバーに対して侵入を試みる「模擬戦」を通じてサ...
私たちの生活に不可欠な「水」。蛇口をひねれば当たり前に出てくるその水が、今、サイバー攻撃という見えない脅威に晒されています。普段意識することの少ない水インフラの裏側では、施設の老朽化とデジタル化の遅れという深刻な課題が進行しており、私たちの安全を根底から揺るがしかねない状況です。 今回は、水インフラとデジタル化の専門家であり、かつ、企業で情報システム部門長の経験もあるウォーターデジタル合同会社代表の原田篤史さんをゲストにお迎えしました。国内外の事例を基に、水インフラが直面するサイバーセキュリティのリアルと、その未来について深掘りします。 日本の大手企業が海外子会社で受けたランサムウェア攻撃から、アメリカの浄水場が制御システムを乗っ取られ、水道水に危険なレベルの化学物質を混入されかけた事件まで、具体的なケーススタディーを通して、私たちが学ぶべき教訓を紐解きます。 ■□ハイライト □■ 日本の大手企業が受けたサイバー攻撃の教訓: 海外子会社のM&A(合併・買収)時に見落とされがちな「サイバーデューデリジェンス」の重要性とは? サプライチェーン攻撃の起点となりうる海外拠点のIT...
中国のテクノロジーは今、どうなっているのか? かつての「深圳ブーム」以降、米中対立やコロナ禍を経て、最前線の情報は日本に届きにくくなっています。しかし、その間にも中国の技術革新は止まることなく、新たなプレイヤーが次々と登場し、独自の進化を遂げています。 今回は、中国を専門とするジャーナリストで千葉大学客員准教授の高口康太さんをゲストにお迎えし、情報のベールに包まれがちな中国のテクノロジーとネットの「今」を深掘り。社会現象を巻き起こした生成AI「DeepSeek」の実態から、知られざるサイバーセキュリティ事情、そして米中技術覇権の未来まで、等身大の中国像に迫ります。 ■□ハイライト □■ 沸騰する中国AI最前線:「AI四小龍」に代わる「AI六虎」の台頭や、ダークホース「DeepSeek」が引き起こした社会現象、さらに人型ロボットなどディープテック企業群「杭州六龍」の勃興まで、中国AIのダイナミックなプレイヤー交代と進化の実態を解説します。知られざるサイバーセキュリティ事情:「世界最大のサイバー攻撃被害国」と主張する中国。独自の「サイバーセキュリティ法」や市場の実態、日本企業が現地で...
生成AIの急速な台頭、そしてそれを支える半導体開発競争、サスティナビリティの課題、新しいコンピューティングとしての量子技術への期待、は今、国際的な技術覇権の行方を左右し、「サイバー地経学」という新たな視点をもたらしています。これらは、企業や国家が適応すべき複雑な外部環境そのものです。 今回は、これらの先端技術と国際動向に深い知見を持つ日本アイ・ビー・エム株式会社エコシステムテクニカルリーダーシップの平山毅さんをゲストにお迎えし、技術革新が地政学や経済安全保障にも与えるインパクトと、私たちが取るべき針路について深掘りします。 ■□ハイライト □■ 生成AIの進化とサスティナビリティ: 生成AIの進化が求める膨大なコンピューティングリソース、それを巡る国家間の競争、そしてデータセンターの持続可能性といったサスティナビリティの課題を地政学的な視点から解説します。IT発展史と国家戦略: インターネット黎明期からクラウド、そしてAIへ。技術革新の歴史的背景と、それが米中をはじめとする国家戦略にいかに組み込まれてきたかを紐解きます 半導体エコシステムと経済安全保障: 設...
ISOやISMS(ISO27001)は今、クラウド技術の進化、カーボンニュートラルへの要請、そして地政学リスクといった現代の複雑な外部環境に、企業が適応していくための重要な指針となっています。 今回は、クラウドセキュリティアライアンスジャパン代表理事でISOの動向に精通した笹原英二さんをゲストにお迎えし、これらのテーマが企業経営に与えるインパクトと、私たちがビジネスで対応すべきポイントを深掘りします。 ■□ハイライト □■ ISO・ISMSと地政学: ISO基準の策定プロセスやISMSのガイド改訂における地政学的な影響力がITインフラにもたらすリスクについて専門家の視点から解説します。クラウドセキュリティの新潮流: ISO27001(ISMSの基礎となる規格)やISO27017といったクラウドセキュリティ基準の重要性 、そして米国のビッグテック企業が国防総省レベルのセキュリティ基準をどのように展開しているのか、その実態に迫ります。SaaS利用の盲点と責任: 利用者側が見落としがちなSaaSのセキュリティ課題や、シャドーITの問題、そしてインシデント発生時における法人代表者の責任に...
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)がお届けするポッドキャスト。今回は、富士通株式会社のシニアエバンジェリストで、DXやAIなどの講演多数、サイバーセキュリティに関する著作もある松本 国一さんをゲストにお迎えし、デジタル時代の企業経営に不可欠な「AI・DX・セキュリティ」の本質に迫ります。 DX推進担当者、情報システム部門、経営層、そしてデジタル時代のビジネスに関わるすべての方へ。「目的」を見失わず、攻めと守りのバランスを取りながらデジタル経営を実現するためのヒントが満載です。 【今回のハイライト】 生成AI:導入しても使われないツール、手段が目的になっていませんか?DX:それは本当に「変革」? DX推進で陥りやすい「既存IT部門への丸投げ」は失敗するセキュリティ:コストではなく「防衛予算」、経営層・現場・IT部門が一体となって取り組む「トータルディフェンス」へゲスト:松本国一さん(富士通株式会社シニアエバンジェリスト) <プロフィール> 著書に『20分で誰でもわかるサイバーセキュリティ超入門』(ワニブックス)。1991年に富士通株式会社へ入社。情報・通信・モバイル分野を中...
第7回は、トレジャリー・パートナーズCEOの戸田裕大さんをゲストにお迎えしました。戸田さんはメガバンクにて10年間にわたり外国為替ディーラー・アナリストとして活躍された後、独立された為替・金融市場の専門家です。 現在は金融機関や事業法人に対し、為替レポートの提供やリスク管理のコンサルティングを手掛けるなど、国内外の市場動向と企業財務の双方に精通されています。 今回は、年間6兆円規模に達する「デジタル赤字」が日本経済と為替相場に与える影響を分析。「約1.5兆円の需給で1円変動する」という為替ディーラーとしての実務感覚を持つ戸田さんが、この赤字規模から読み解く構造的な円安圧力について深掘りします。 そして、為替リスクの管理には地政学リスクや歴史的な視点と複数のシナリオに基づく備えが不可欠であると語ります。 さらに話題は、為替から金融取引におけるサイバーリスク、そして、企業として取引先に信頼を勝ち得るためのSaaSアカウント管理の重要性まで及びました。 複雑化する市場環境を読み解き、サイバーリスクから事業を守りつつ成長させるための洞察が得られる内容となっています。ぜひ最後まで...
第6回は、国際連合安全保障理事会にある北朝鮮制裁専門委員会の専門家パネル委員を経験した竹内舞子さんをゲストに迎え、北朝鮮がサイバー空間どのような活動をしているのか、その実態に迫ります。 経済制裁の盲点となるハッキング、暗号資産の窃取、リモートワークによるIT業務の受託、ソーシャルエンジニアリングなど、これまで物理的な制裁では捉えきれなかった多様な活動が、どのように国際社会を揺るがしているのかを明らかにします。 特に日本企業や自治体も標的となった北朝鮮によるサイバー攻撃の具体例を紹介しつつ、企業や政府が取るべき対策、制度的な課題、そして「我々一人ひとりができること」にもフォーカス。 “遠い話”と思われがちな北朝鮮に起因する地政学リスクが、いかに、私たちのすぐ隣にあり、ビジネスリスクをもたらすのかを実感できる内容となっています。 竹内さんは専門家グループCCSI(https://ccsi.global/)と連携して活動しているほか、日経Think!でも専門家として、国際情勢などにコメントを投稿しています(https://www.nikkei.com/topics/EVP01156)。...
第5回はイギリス政府が公認するサイバーセキュリティ専門家の足立照嘉さん(英国アプリオ・テクノロジーズCEO/ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンLondon Centre for Nanotechnology客員研究員)をゲストにお迎えしました。 足立さんは、イギリス政府から“エクセプショナル・タレント・ビザ”が発給されて移住し、サイバーセキュリティの企業を起業。同国のサイバーセキュリティー戦略立案にもアドバイザリーした経験があるなど、国内外で幅広い実績をお持ちです。日本語の著書もAmazonのカテゴリーランキング1位を獲得。 今回は、サイバーリスクのグローバルな最新動向をはじめ、深刻さを増すサプライチェーンに対するサイバー攻撃の現状と対策について深掘り。イギリスで開発し、日本でもローンチされたサイバーリスク可視化プラットフォーム「Cyber Insight Portal」といった具体的なソリューションもご紹介いただきます。 「セキュリティはブレーキではなく、ヘッドライト」。足立さんは、サイバーセキュリティは企業が成長するための戦略的投資と語りました。暗闇を照らすヘッドライトがあれ...
第4回はJCGRの独自分析をお届けします。テーマは、米国で大きな話題となっているDOGE、政府効率化省による効率化がもたらすサイバーリスクです。遠い海の向こうの話ではなく、日本企業にも影響が及ぶ可能性があります。その影響とは何か、そしてどのような対策をとれば良いのかについて解説をしました。 このポッドキャストの内容は、JCGR公式ブログと連動していますので、そちらも是非、お読みください。https://note.com/josys0901/n/n75cc41eaf9ef ホスト・解説:川端隆史(JCGR)
第3回は福本勲さん(アルファコンパス代表CEO/東芝「DiGiTAL CONVENTiON」アドバイザー)をゲストに迎え、製造業DXの理想の姿から地政学リスクとサプライチェーン、クラウドセキュリティの重要性などについて幅広くお話を伺いました。長年の大手製造業におけるソリューション事業やデジタル事業企画の経験や、欧州などの海外取材の最新情報を踏まえて、多岐にわたる論点を分かりやすく存分に語っていただきました。超高齢化が一層進む日本社会への提言にも議論が及びました。 福本さんは製造業DX中心としたテーマで著作やビジネス・IT誌への寄稿も多数あり、人気の著作者でもあります。下記に一部を掲載しました。是非、ご覧下さい。 ●最新著作「製造業DX: EU/ドイツに学ぶ最新デジタル戦略」(近代科学社、2024年)https://www.amazon.co.jp/dp/4764906767 ●ビジネス+IT連載「第4次産業革命のビジネス実務論」https://www.sbbit.jp/article/cont1/76706 ●アルファコンパスホームページ https://www.alphacom...
第2回は、神保謙先生(慶應義塾大学総合政策学部教授/国際文化会館常務理事/キヤノングローバル研究所主任研究員)をゲストに迎え、国際政治や安全保障におけるサイバー空間の重要性を中心にお話を伺いました。神保先生は、内閣府「内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)」重要インフラ専門調査会委員をはじめ、政策形成に携わった豊富な経験をお持ちです。近年、地政学や地経学への関心の高まりを受け、ビジネス界との対話も飛躍的に増えているとのことでした。そうしたご経験を踏まえつつ、神保先生の視点を存分に語っていただきました。 グローバル化が進む中、なぜ企業経営において地経学の視点が不可欠になってきたのでしょうか。また、サイバー空間の発展がどのような影響を与えているのでしょうか。さらに、発足したばかりの「トランプ政権2.0」がもたらす影響についても議論が及びました。 ゲスト:神保謙 慶應義塾大学総合政策学部教授/国際文化会館常務理事(代表理事)/キヤノングローバル研究所主任研究員 ホスト:JCGR 川端隆史
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)ポッドキャストの記念すべき第1回放送。初回ゲストは、ジョーシス代表取締役CEOでラクスル創業者の松本恭攝さん。 なぜ、ビジネスパーソンが地経学的な視点を持つ必要があるのでしょうか。スタートアップや企業経営に与える重要性について対談しました。各国政府の政策や国際情勢といったマクロな動きが企業経営に及ぼす影響や、日本におけるデジタル赤字問題、そしてそれらの課題に取り組むJCGRの使命についても語られています。 ゲスト:松本恭攝 ジョーシス株式会社代表取締役CEO/ラクスル株式会社取締役会長 ホスト:JCGR川端隆史




