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ナカマヘルツ

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「見える」ということは「見えない」があり、「聞こえる」ということは「聞こえない」があることを暗に証明している。では、「見えないを見て」「聞こえないを聞いて」生きてきた存在は、今どう在るのか。
信じるのは直感じゃなく縁。縁が生む流れの中で自分を検証し、取扱説明書にページを書き加えながら、次の流れに乗るのみ。
沈黙の中座る日々を経て、無常という概念に磨きがかかり、常にあった感覚に、哲学に磨きがかかる。今、生まれ変わり続ける、私たちへ、今、の、オ、ト、を。
点が、結果、繋がっている。いつだって点を集めている最中は、線を繋げているつもりだったり、点に没入していたりする。でもそんな瞬間さえも点だったと気づいた時に、奇想天外な線をかたどる人生を知る。
腹を割ることで浮き彫りになる関係性や本心。揺れながら心の仲間に出会い、また浮き彫りになる未来の展望。
ルールの中にある自由か、自由の中にあるルールか。瞬間の違和感かトキメキを頼りにしながら、自分らしい空間のバランスを探求する。
関わる人はいつだってヒントをくれている。そのヒントから自分の得意を見出してやってみると、好きが見えてくる。好きをやっていくと、更なる得意が見えてくる。生き様にコクと旨みが加わる。
人が好きでたまらないからこそ、自分が置き去りになることがある。自分を一つ一つ拾い集めながら「瞬間の声」を聞いた時に、魂は何を言うのか。
静があるから動がある。新しい動に向けた、これまでにない静へ。痛みを伴う「今」を感じては手放し、感じては手放し、感性を研ぎ澄ましていく。光の見えない洞窟の中で。
瞬間を生きることで時空に惑う自分から離れ
自分を生きることで比較に惑う自分から離れ
過程を生きることで結果に惑う自分から離れ
そして初めて人生というアート作品を拓き彩っていくんだ。
その確信を胸に、日々、毎秒、もがき、なお燃える。
静ゆえに動。静けさに潜ることで、聴こえる動きがある。わずかな勇気と交換に、静けさのアップデートを済ませたら、微細な動きに耳を澄ます。ほら命の音が鳴っている。
祈り、生きる。
手を合わせてもいい、何を唱えてもいい。
手を合わせなくてもいい、何も唱えなくてもいい。
ただ、毎秒を丁寧に過ごす中に、いつだって祈りは在る。
それは目に見えない何かを目の前に現すかもしれない。
仲間と立ち、個を生きる。
想いが引き合うようにご縁を形づくり、
想いの共鳴が明日の旅路を形づくり、
衝撃の共鳴が明日の旅路をいとも簡単に壊す。
感情、人、事が動く。どんなに無謀に見えても、どんなに瞬間風速が強くても、知らない角度から光は差すし、晴れ間が見えてくる。半歩進んでみる勇気か安心か元気があれば。
淡々と生きる。騒がしい世界がある一方で、穏やかに境内をはらう世界がある。淡々と過ごす日々で、自分の内側の些細な音に気づいて、ただ淡々と取り出した時に、それは自分を淡々と新しい世界に連れていく。それは美しい。
力みを抜く
掲げた理想を追いかけようとする時、そこに力みが生まれる。理想からそれた自身を笑い、楽しい祈りを習慣にし、今日も息を整える。
人は「あるはず」と根っこで期待し続ける何かが、「ない」と感じた時に小さな絶望を何千回と繰り返す。その感情のどよめきと共にどう人生を歩むことが、そのプロセスを前に進めるのか。
不自然の中にいることで自然を知り、自然の中にいることで、不思議な計らいを知る。
人の間(あわい)と書いて人間。縁を持った全て人の「あわい」にいるワタシには、確かな不確かさがいつだって生まれる消える。そんな美しい矛盾に囲まれて、揺れる、もがく、笑う。
本当の音(本音)は鳴っているか。
その音に執着もしない、期待もしない。
自分から?他者から?どっちでも良い。
それが本当の音であれば、人は自ずと踊る。
『場にDJされた空間』を”ぜん”から鳴らす。