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星置くラジオ

Author: marikojima

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私たちは、繋がりのなかで生きている。人と人との繋がり、自分自身との内なる繋がり、そして、壮大な自然や宇宙との繋がり。繋がりを感じられれば、肩の力が抜けて、リラックス。のびやかで健やかな、ユニークで魅力的な「私」が顕れてくる。

「星置くラジオ」では、繋がりを感じながら、巡る季節や自然のリズムとともに、健やかに私らしく生きるヒントを毎週お届けします。「今週の暦」では、二十四節気、七十二候、雑説、そして今週の月と、それらにまつわるストーリーをお届け。「今週の旬」では、旬の食べ物や景色を、そして、「つながるレメディ」では、繋がりを感じるヒントになりそうな詩を主にお届けしています。

のびのびと私らしくリラックスした日々を送るのが難しい現代。だけど、ふと自然に目を向ければ、今日も地球はぐるぐるとまわって、季節は巡って、たったひとりのユニークな私がここで生きている。みんなみんな、等身大のままで、ユニークな姿こそが、面白い。

古来から旅人が夜空の星を道標とするように、この番組が、それぞれの旅路をゆく私たちに、空を見上げればいつでもそこにある星のような存在になることを願っています。

毎週日曜日に、新しいエピソードをお届け予定です(時折、土曜日か月曜日)。
34 Episodes
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自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 9月30日(月)から10月6日(日)の「今週の暦」では、七十二候「水始涸(みずはじめてかる)」に込められた本来の意味と、その背後にある陰陽五行思想を紐解きます。 
 【今週の暦】 9月30日(月)から10月6日(日)/ 旧暦、葉月廿七日から長月四日 ・3日(木)「秋分」末候、七十二候「水始涸(みずはじめてかる)」 一般的には、稲刈りのために田んぼの水を抜く時期と解釈されますが、本来は自然界の水が減少し始める頃を意味します。古代中国の文献『礼記月令』から、その真意と自然観と背後にある「陰陽五行思想」へ。 【今週の月】 ・3日(木)新月 午前3時49分に新月を迎えます。新たな始まりのエネルギーを感じつつ、自分自身を見つめ直す良い機会です。この新月で、暦は長月、旧暦の9月、「秋収め」へ。 【今週の旬】 ・青く澄んだ空と冴えわたる月 「空澄む」「水澄む」といった言葉が象徴するように、秋は景色がはっきりと見える季節です。自然の音も冴えて聞こえ、「秋の声」が心に響きます。 ・蒲の穂 ガマ科の多年草である蒲。その茶色く真っ直ぐな花穂は独特の形をしており、やがて綿毛が風に乗って飛んでいきます。漢方薬の原料にもなる癒しの植物です。 ・稲架掛け 近年は機械乾燥が主流ですが、稲を天日干しする「稲架掛け」は、お米本来の美味しさを引き出します。手間と時間がかかりますが、その分美味しさも格別です。 ・落花生(らっかせい) 新鮮な落花生を塩ゆでにすると、格別の美味しさ。 
 【つながるレメディ】 月の満ち欠けをベースにした和暦手帳『和暦日々是好日』から「長月」をお届けします。和文化エディターの高月美樹さんが編集・発行するこの手帳は、自然と調和した暮らしを提案し、季節の移ろいや月の満ち欠けを感じながら日々を過ごすヒントが満載です。 
 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「澄明な秋の風満ちて実り豊かに。七十二候「水始涸(みずはじめてかる)」」ホシナコウヤ tenki.jp 2017 「月令」嶋田英誠 跡見群芳譜 「七十二候/水始涸」高月美樹 暦生活 2023 「秋分三候:雷始收声,蛰虫坯户,水始涸」发布时间 2020 「地域計画特論(12)陰陽五行説の基礎(東洋的思想の導入)」関西大学 地域計画特論セミナー 2005 「旬!生落花生のゆで方!」horseland cookpad 「稲架掛けってなに?便利な時代にあえて手作業にこだわる理由」ひりゅう 地域創生を全力で考えるメディアサイト「槻木」 2023 「カモ類の飛来経路及び移動状況について」環境省
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 9月23日から29日の「今週の暦」として、七十二候「蟄虫坏戸」から広がる古代からの自然観と、現代への繋がりについてお話しします。「つながるレメディ」では、詩人・石原弦さんの詩集「石」から「分水嶺」をお届けします。 
 【今週の暦】 9月23日(月)から9月29日(日)/ 旧暦、葉月廿一日から廿七日 ・28日(土)「秋分」次候、七十二候「蟄虫坏戸」 小さな虫たちが冬ごもりの準備を始める頃。「むし」「虫」「蟲」のお話。古代中国の「蟲」の概念と、日本の大和言葉「むし」が融合し、自然と深く繋がっていた人々の世界観を紐解きます。 【今週の月】 ・25日(水)下弦の月 先週、「中秋の名月」の翌日、18日に満月を迎えた月は欠けていく時期。次の新月は、10月3日(木)です。 【今週の旬】 ・金木犀(きんもくせい) 甘い香りが秋の訪れを告げる金木犀。しかし、日本には雄株しか存在しないという少し切ない物語をご紹介します。 ・チカラシバ 力強く根を張るチカラシバ。秋の風に揺れるその姿に、自然の逞しさと美しさを感じます。 ・新米 新米の美味しい季節がやってきました。母から受け継いだ、新米をより美味しく炊く方法をお伝えします。 
 【つながるレメディ】 詩人・石原弦さんの詩集「石」から「分水嶺」をお届けします。 
 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「七十二候/蟄虫坏戸」高月美樹 暦生活 2023  「私もあなたもみんな「虫」?七十二候「蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)」」ホシナ コウヤ tenki.jp 2016  「「虫」は「むし」ではなかった」杉本浩 漢字教育士ひろりんの書斎 2015 「虫」ウィキペディア 「北海道・利尻山で初冠雪を観測 今季全国初の冬の便り」ウェザーニュース 2024
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 9月16日から22日の「今週の暦」、そして、「つながるレメディ」では、今週の「いまこのとき」とつながる、を、お届けします。 
 【今週の暦】 9月16日(月)から9月22日(日)/ 旧暦、葉月十四日から廿日 ・17日(火)「白露」末候、七十二候「玄鳥去」 燕が南へ渡っていく時期。燕の長い旅路、その壮大さに思いを馳せます。燕がどのようにして何千キロもの距離を渡るのか、その驚くべき能力と習性とは。 ・19日(木)秋の彼岸入りお彼岸の時期を迎えます。秋分の日を中日にした前後3日間、先祖供養の日とされるこの時期。土地の神様を祀り、豊作を感謝する、21日(土)の「秋の社日(しゃにち)」ついても触れていきます。 ・22日(日)二十四節気「秋分」・初候「雷乃収声」秋分の日。昼と夜の長さがほぼ同じになる頃。雷も静まり、秋の爽やかな空気が流れ始めます。雷と稲の関係、そして「稲妻」「稲光」「雷(神鳴り)」が示す豊作への期待を紐解きます。 【今週の月】 ・17日(火)「中秋の名月」・18日(水)「満月」 今週は「中秋の名月」と満月が続く特別な月。名月が満月とは限らないその理由や、平安時代から続くお月見の風習を紹介。「月を見て人を想う」遠く離れていても同じ月を見上げる、白居易の詩から千年の時を経ても変わらない月とその心。 【今週の旬】 紫苑や萩、彼岸花が咲き始め、八千草に虫時雨が響く秋の風景。 
 【つながるレメディ】 今週の「いまこのとき」に、耳を澄ませてみる。その音、そのバイブレーションを、身体でただ感じる。 そのうちに、心に生じる感覚、感情や想い。ことばや思考になるものもあれば、かたちも輪郭も持たいないものもある。 いまこのときと、わたしがつながる。 「なにか」が、そこにある。 それぞれの「なにか」を、わたしのいまこのとき、を、大事にする。 
 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「中秋の名月(2024年9月)」国立天文台 2024 「七十二候/玄鳥去」高月美樹 暦生活 2023  「七十二候/雷乃収声」高月美樹 暦生活 2023  「中秋の名月(国立天文台×暦生活)|9月17日」片山真人(国立天文台天文情報センター暦計算室長) 暦生活 2024 壮大な迫力👉「燕のねぐら入り」公益社団法人 日本野鳥の会  「消えゆくツバメをまもろう」公益社団法人 日本野鳥の会 
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 9月9日から15日の「今週の暦」、そして、「つながるレメディ」では、写真家・探検家・詩人の星野道夫さんの「森に降る枝」をお届けします。 
 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 9月9日(月)から9月15日(日)/ 旧暦、葉月七日から十三日 10日(火)雑節「二百二十日(にひゃくはつか)」 農家の三大厄日のひとつ、台風の襲来が重なる時期です。 12日(木)「白露」次候、七十二候「鶺鴒鳴(せきれいなく)」 秋が深まり、セキレイが鳴き始める頃。古事記や日本書紀に登場するセキレイの神話、そしてセキレイが持つ日本との深い繋がりに触れていきます。 11日(水)上弦の月 9月3日に新月を迎えた月は、18日の満月に向かって、満ちていく時期。満ちていく月のリズムに呼応して、「吸収」を意識する。栄養やエネルギーはもちろん、知識を取り入れるのに最適な時期です。 【今週の旬】 空には鰯雲や鱗雲が広がり、秋を感じる季節の到来。ジンジャーリリーの甘い香りが夕暮れの風にのり、トンボが空を飛び交って、「秋津島」と呼ばれた遠い日本の記憶を空に見つめる。 
 【つながるレメディ】 今週は、写真家・探検家・詩人の星野道夫さんの著書「森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて」から「森に降る枝」の冒頭部分をお届けします。 
 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 ⁠⁠「空の名前」⁠⁠高橋健司 光琳社出版 1992 「森と氷河と鯨 ワタリガラスの伝説を求めて」星野 道夫 2017 文藝春秋 セキレイの鳴き声はこちら👉⁠「セグロセキレイの鳴き声 色々な鳴き声【野鳥観察 鳥の鳴き声 バードウォッチング 川辺・河原の鳥】Motacilla grandis / Japanese Wagtail」⁠Hinoe EuforiaCh. ⁠「神様はセキレイから子づくりを教わった?! 七十二候「鶺鴒鳴(せきれいなく)」⁠うさぎだりすえ tenki.jp 2016 ⁠「【解説:日本野鳥の会】動画で野鳥観察~ハクセキレイの生態~ (Canon Official)」⁠Canon 2022 ⁠「鶺鴒と日本神話(国産み神話)」⁠林伸也 倶知安風土館「ミュージアム通信」
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 9月1日から8日の「今週の暦」、そして、「つながるレメディ」では、詩人・ナナオ・サカキさんの詩「これで十分」をお届けします。 
 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 9月2日(月)から9月8日(日)/ 旧暦、文月三十日から葉月六日 2日(月)七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」 稲が実って、田んぼが黄金色に輝く頃 3日(火)新月・旧暦8月「葉月」・田の実の節句「八朔」 「八朔」には、早稲を神に捧げて豊作を祈願したり、予祝の風習が日本各地に残る。二百十日、二百二十日と並んで、農家の三大厄日 旧暦8月は「葉月」。彼岸花が咲き、金木犀の芳しい香り漂う月の始まり 7日(土)二十四節気「白露」・七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」 夜の間に冷えた大気に、草花に降りた朝露が白く光る頃 「白露(しらつゆ)に 風の吹きしく 秋の野は つらぬき留めぬ 玉ぞ散りける」とは、平安時代の歌人、文屋朝康の歌 陽が差し込めば瞬く間に消えてしまう露は、古来のより儚いものの代名詞 【今週の旬】 万葉の歌人、山上憶良の歌った秋の七草。「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびをり)かき数ふれば 七種(ななくさ)の花」 「萩の花 尾花(をばな) 葛花(くずはな) 撫子の(なでしこ)花 女郎花(をみなえし) また藤袴(ふぢはかま) 朝顔の花」 旬の食卓には、2000年のお付き合い、梨。そして、イワシにいちじくも。 
 【つながるレメディ】 今週は、詩人・ナナオ・サカキさんの詩「これで十分」をお届けします。 
 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「七十二候/草露白」高月美樹 暦生活 2023  「八朔」ジャパンナレッジ 「空の名前」高橋健司 光琳社出版 1992 「登呂遺跡のあゆみ」静岡市立登呂博物館
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 8月26日から9月1日の「今週の暦」、そして、「つながるレメディ」では、詩人・ナナオ・サカキさんの詩「二百十日」をお届けします。 
 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 8月26日(月)から9月1日(日)/ 旧暦、文月(ふみづき)廿三日から廿九日 22日(木)二十四節気・処暑 夏の暑さは峠を越しても、まだまだ残暑の厳しい日が続く。一方で、朝夕には涼しさを感じ始めて、虫の音が次第に響き、秋の気配が混じる頃。台風が次々とやってきて、暴風雨に見舞われることも多い時期。 28日(水)七十二候「天地始粛」 厳しい暑さを伴う夏の気が落ち着いて、天と地、つまりは自然界全体が、静けさや寒さ冷たさへと変わりはじめていく 季語「秋の蜂」。この時期攻撃的になる蜂たちの様子 スズメバチの天敵、オニヤンマ。そして、ハチクマ 31日(土)雑節「二百十日」 立春から数えて210日目。収穫時期に台風がやってくる農家の三大厄日のひとつ。風鎮めの祭りもこの時期行われる 【今週の月】 20日(火)の満月から欠けていく時期 「手放し」や「浄化」に良いこの時期。心や身体の声に耳を傾けて、無理をしているようであれば、月のリズムに調和して、少し手放してもいい。少し軽くなって、より健康的でより私らしく、日々を生きていく 26日(月)は上弦の月 【今週の旬】 旬の景色は、虫の声。都会の道路で、街路樹の下で、オフィスで、家で、虫の声に、心の風景に、耳を澄ます。 野分(のわき)。「台風」という言葉は明治以降に使われるようになったもので、英語の "typhoon" に字を当てたもの。万葉の時代からそれまではずっと「野分(のわき)」。 
 【つながるレメディ】 今週は、詩人・ナナオ・サカキさんの詩「二百十日」をお届けします。 
 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 ⁠「犬も歩けば」⁠ナナオ サカキ 野草社 2004 ⁠「詩人 ナナオ・サカキ 歌は歩いていく」⁠遠藤朋之 Edge 2004 ⁠「天地始粛 / 処暑」⁠minä perhonen ⁠「オニヤンマはスズメバチの天敵?天敵を利用して駆除できるかを解説」⁠ミツモアMedia 2021 ⁠「ハチクマにハチの巣を与えてみると……」⁠東京ズーネット(多摩動物園) 2016 ⁠「タカの渡りを追う 久野公啓(写真家、渡り鳥研究家)」⁠一般社団法人セブン-イレブン記念財団
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 8月18日から25日の「今週の暦」、そして、「つながるレメディ」では、詩人・松井啓子さんの「うしろで何か」をお届け。 
 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 8月19日(月)から8月25日(日)/ 旧暦、文月(ふみづき)十六日から廿二日 22日(木)二十四節気・処暑 「立秋」から「処暑」へと移り、夏の暑さが峠を越して、その勢いは弱まり、朝夕にやや涼しさを感じ始める頃。台風が次々とやってきて、暴風雨に見舞われる時期。 22日(木)七十二候・綿柎開 綿と人類の歴史は、綿の栽培は7500年と非常に古い 江戸時代に、綿は藍染との組み合わせで広く普及し、多様な藍色に染めた着物を纏う人々に、藍色ののれんや手ぬぐい、と、「ジャパン・ブルー」と名付けられた「藍染の青」の風景が広がっていた 技術革新で綿の産業は衰退し、かつて100%だった自給率も、現代では1%以下。200種以上あった綿の在来種もほとんどの種が途絶え、数種類の「和綿」が、各地で細々と栽培されている オーガニックコットンを使いましょう 茶綿の種はこちら👉⁠⁠「茶綿 【有機栽培の種】」⁠⁠グリーンマーケット 【今週の月】 20日(火)十七夜、水瓶座で満月 緊張感が高まったり、感情的になりやすく、精神のバランスが崩れたときは、月の影響かもしれません。そんな時は、ひとりの時間を取ったり、自分をリラックスさせる時間を 【今週の旬】 旬の食卓は、イチジクにすだち、そして、身体にたまった余分な熱を取って身体を冷やしてくれる食材、旬のウリ類を積極的に摂りたい 
 【つながるレメディ】 今週は、詩人・松井啓子さんの詩「うしろで何か」をお届けします。 
 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集」斉藤 倫 著 / 高野 文子 画 2019 「七十二候/綿柎開」高月美樹 暦生活 2022 「小泉八雲が出会った青」麻布御箪笥町倶楽部 「綿とは 日本人の暮らしは「木綿以前」と「以後」でこう変わった」中川政七商店の読みもの 「藍染とは 江戸っ子に親しまれたジャパン・ブルーの歴史と現在」⁠中川政七商店の読みもの 「モンサント社の綿花事業における失態」エープリル・ ダヴィラ Our World 国連大学ウェブマガジン 2011
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。8月12日から18日の「今週の暦」、そして、「つながるレメディ」では、作曲家、佐藤礼央さんの「銀河鉄道の夜」から、「星めぐりの歌」曲:佐藤礼央、詩:宮沢賢治、歌:本田みちよ、をお届け。👇「星めぐりの歌」はこちらから再生 YouTube / Apple Music
【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】8月12日(月)から8月18日(日)/ 旧暦、文月(ふみづき)九日から十五日​12日(月)、七十二候は立秋の次候「寒蝉鳴」​日中はまだまだ暑い盛りでも、朝晩の風に交じる涼しさや虫の音、少しずつ色づいてきた草木などに秋の立ち上がりを感じる、「立秋」の頃​蝉たちの夏、アブラゼミからミンミンゼミ、そしてツクツクボウシと渡ってきた主役のバトンは、ヒグラシへ​17日(土)、立秋の末候「蒙霧升降」​深い霧が立ち込める幻想的な景色が広がり、立ち上がる秋の到来を感じる頃​かつて日本のどこでも見られたその風景も、ここ数十年で、都市化によって、霧の発生は急速に減少している
【今週の月】​4日(日)に迎えた新月は、20日(火)十七夜での満月に向かって満ちていく時期
【今週の旬】旬の景色​水辺の禊萩、ほおずき、おんぶばった、旱星(ひでりぼし)旬の食卓​冬瓜にマダコ
【つながるレメディ】今週は、作曲家、佐藤礼央さんの「銀河鉄道の夜」から、「星めぐりの歌」曲:佐藤礼央、詩:宮沢賢治、歌:本田みちよ、をお送りします。

【参考】「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993「七十二候/蒙霧升降」高月美樹 暦生活 2023「七十二候/寒蝉鳴」高月美樹 暦生活 2023⁠「気象部「相対湿度の月別平年値」をくわしく解説!」理科年表 2006「都市と田舎の霧日数長期変化」近藤純正 2006「ミソハギ(禊萩)」オザキフラワーパーク 
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 8月5日から11日の「今週の暦」、そして、「今週のレメディ」は、北野武さん作詞・玉置浩二さん作曲と歌で「嘲笑」をお届けします。 👇今週のレメディ「嘲笑」はこちらを再生(YouTube) https://youtu.be/fo0dmOfsO6A?si=WknAobYMShU9tLEc 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 8月5日(月)から8月11日(日)/ 旧暦、文月(ふみづき)二日から八日 ​​7日(水)、二十四節気はいよいよ「立秋」、秋の立ち上がり。七十二候は、立秋の初候「涼風至(すずかぜいたる)」 10日(土)七夕、笹の節句。私達は2000年以上に渡って、七夕の空を、愛の物語を見上げている 伝統的七夕と言われる旧暦の七夕。織姫星と彦星は、実は、伝統的七夕だから、一年に一度の逢瀬で愛を交わすことができた、のかもしれない。 8月1日から7日は「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」 星月夜に空を見上げれば、壮大な宇宙のなか、小さなひとつの命である自分を感じて、繋がりの感覚が内に広がる。見上げた空を美しい帯状に横断する天の川は、銀河の辺境に位置している地球だからこそ見える、円盤状の形をした天の川銀河を側面から見た姿。私達は太陽系は、この天の川銀河を約2億3千万年かけて一周する、途方もない旅の途中にいる。 【今週の旬】 旬の景色 ツユクサ(露草)に、アメリカデイゴ、そして夕方の虫の音 旬の食卓 ゴーヤに枝豆、そして蜆(しじみ) 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は、北野武さん作詞、玉置浩二さん作曲と歌、「嘲笑」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「伝統的七夕について教えて」国立天文台  「スター・ウィーク、伝統的七夕(2024年8月)」国立天文台 2024 「新暦七夕(7月7日)と伝統的七夕(8月20日)」AstroArts 「8月7日は旧暦の七夕 もう一つの織姫星と彦星」中日新聞 2019 「【秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる】徹底解説!!意味や表現技法・句切れなど」 短歌の教科書 2020  「年に1度しかない二星の逢瀬、「七夕」について詠んだ和歌を7首を古今和歌集より紹介」ワノココロ 
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 7月29日から8月4日の「今週の暦」、そして、詩人・長田弘さんの詩「海を見にゆこう」をお届けします。 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 7月29日(月)から8月4日(日)/ 旧暦、水無月廿四日から文月(ふみづき)一日 8月2日(金)、暦は「大暑」の末候「大雨時行(たいうときどきふる)」へ 梅雨明けの猛暑続きの日々が終わると、いよいよ台風の季節の到来 台風という言葉は、「typhoon」の当て字で明治以降に使われるようになったもの。それまでは「野分」。平安の頃からの言葉 暦の上では、「大雨時行(たいうときどきふる)」が終われば夏の土用の18日間が明けて、いよいよ立秋、秋の立ち上がり 4日(日)の新月で、暦は文月(ふみづき)へ 新月の頃、暗い夜空に夏の大三角から南の空へと続く天の川の淡い光を楽しみたい 前日の3日(土)は、旧暦の6月30日、一年の折り返しの「夏越の祓(なごしのはらえ)」。旧暦では必ず新月の前日にあたり、浄化や解毒に良いとされる新月の時期と重なり、半年間の穢れを払い、新たな気持ちで後半を迎える良いタイミング 【今週の旬】 旬の景色 浜辺の、鰹の烏帽子 道路脇の、鬼百合 青い空に、入道雲 360°の、夏の夕焼け 旬の食卓 オクラ、太刀魚、青唐辛子 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は、詩人・長田弘さんの詩「海を見にゆこう」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「長田弘全詩集」長田弘 みすず書房 2015 「鎌倉 覚園寺」 「七十二候/大雨時行」高月美樹 暦生活 2023 「オニユリ(鬼百合)」オザキフラワーパーク 「夏こそ夕焼けのベストな季節である3つの理由」naosuke21036 光つかまえて~雫と海と季節のフォトブログ~ 2019 「青唐辛子のお醤油漬けと8つの活用法:覚書」火水流整体術院 Cookpad 2015 「水無月」河田容英 美味求真.COM 2024
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 7月22日から28日の「今週の暦」、そして、歌人・岡本かの子の短歌二首お届けします。 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 7月22日(月)から28日(日)/ 旧暦、水無月十七日から廿三日 先週19日(金)に夏の土用入りを迎えて、季節の変わり目 22日(月)から、二十四節気は「大暑」に。一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃 七十二候は、「大暑」の初候「桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)」。桐の木が、卵形の実を結び始める頃 古来から神聖な木とされてきた桐。平和や繁栄を象徴する神鳥、鳳凰が宿るとされたことから。 27日(土)には、次候「土潤溽暑(つちうるおいて むしあつし)」へ 日本の暑さは、容赦ない猛暑の日照りが続くこの梅雨明けの時期が一番きつい。 翠蓋がオアシス。よく茂って天蓋のように張り出した木の枝でできた、緑の蓋 今週の月は、欠けていく月。先週21日(日)に満月を迎えて、28日(日)の下弦の月に向けて、徐々に欠けていく 月のリズムに乗って、身も心も軽くするには最適の時期。物事を整理し、古いものや不要になったもの、溜め込んでいるものを手放して、新しい物事が入って来れるように、物理的にも心理的にもスペースを作りたい 【今週の旬】 旬の景色は、カンナ、凌霄花(ノウゼンカズラ)に夾竹桃(きょうちくとう) 旬の食卓には、きゅうりにそうめん、穴子に枝豆 新生姜でジンジャーシロップも良いかも 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は、小説家、歌人、そして、仏教研究家でもある岡本かの子さん。芸術家岡本太郎を生んだ母としても知られている彼女の短歌を二首、お届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「七十二候/桐始結花」高月美樹 暦生活 2023 「七十二候/土潤溽暑」高月美樹 暦生活 2023 「第4話 「桐と鳳凰」」広島大学高等教育研究開発センター 2009 蝉の声はこちらから👇 「《癒しの自然音》セミの鳴き声(真夏の森林)【1時間16分】安らぎ・リラックス・リフレッシュ・ストレス解消・安眠・快眠・熟睡」 asz1 2013
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 7月15日から21日の「今週の暦」、そして、アートドキュメンタリー「Edge」の「詩人・藤富保男に関する余計な考察 詩の姿・形・像」より、詩集「第二の男」から「『考証』より」をお届けします。 再生の前に検索👉江戸時代の浮世絵師、歌川広重による「名所江戸百景」の一枚、第52景の「大はしあたけの夕立」 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 7月15日(月)から21日(日)/ 旧暦、水無月十日から十六日 先週6日の新月で暦は水無月に入り、二十四節気は「小暑」の頃 12日(金)、七十二候 「小暑」末候、「鷹乃学習」へ 鷹の雛が飛び方を覚え、生きていくための術を親から学んでいく頃 かつて鷹は、人々にとって身近な存在でした。その歴史はとても古く、起源を辿れば紀元前3000年頃へ。広大な平野が広がる中央アジアやモンゴル遊牧民の間で生まれた「鷹狩り」です 19日(金)には、夏の土用入り。立秋直前の18日間が夏の土用 暑い盛りで夏バテしないよう、精のつくものを食べる習慣が広まったのは江戸の頃。代表格は、なんといっても土用の鰻。 江戸の名コピー「本日土用丑の日」 実は近年減少しつつある絶滅危惧種のウナギ。過剰な利用という漁業資源としての危機と、生息環境の悪化という野生生物としての危機 暦という、人々の営みの智慧を通して、見えてくる現代の姿 6日(土)の新月から満ちていく月は、14日(日)に上弦の月を迎え、21日(日)に十六夜で満月を迎える。登り始めた満月の上に輝くのは、夏の大三角形に、できれば天の川銀河も見つめたい 【今週の旬】 旬の景色は、木槿に稲穂の香り 旬の食卓には、モロヘイヤにスイカ、そして、土用の食卓 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は、アートドキュメンタリー「Edge」の「詩人・藤富保男に関する余計な考察 詩の姿・形・像」より、詩人、藤富保男の詩集「第二の男」から「『考証』より」をお届けします。 再生の前に検索👉江戸時代の浮世絵師、歌川広重による「名所江戸百景」の一枚、第52景の「大はしあたけの夕立」 この浮世絵を一度目に焼き付けてから、再生してみてくださいね。 今週はいつもより長いです(20分)。お時間の余裕のあるときに。 【参考】 「Edge 詩人・藤富保男に関する余計な考察」 Edge 2017 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「GoPro: Eagle Hunters in a New World」GoPro 2017 「シリーズ:ウナギをめぐって」「【第一回】ウナギという生物の知られざる素顔と生態」、「【第二回】ウナギという魚の絶滅の危機」「【第三回】人とウナギの歴史」WWFジャパン 2018 「シラスウナギには、いま「逆風」が吹いているのかもしれない」Science Portal 2018 「<スポーツ探偵>徳川家康×鷹匠 天下人が愛した鷹狩り 今も」谷野哲郎 東京新聞 2023 「夏の大三角:3つ星座の3つ星」Star Walk 2024
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 7月8日から14日の「今週の暦」、そして、詩人、金子みすゞさんの詩集「空のかあさま」から「夕顔」をお届けします。 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 7月8日(月)から14日(日)/ 旧暦、水無月三日から九日 先週6日の新月で暦は水無月に入り、二十四節気は「小暑」の頃 12日(金)、七十二候 「小暑」の次候、「蓮始開(はす、はじめてひらく)」へ 「天上の花」とも呼ばれる蓮は、仏教では、蓮は極楽浄土に咲く花とされ、慈悲の象徴。早朝、まだ静かな水面にその姿を現す。 蓮の歴史は古く、万葉の時代には「はちす」と呼ばれて数多くの歌にも詠まれ、平安時代には、香を焚いて楽しむ薫物として、蓮の香りを模したお香を身に身に纏っていた。江戸時代には、蓮を見る、早朝イベント、「蓮見」。料理茶屋が並んでの大賑わいに、「蓮飯」という蓮の香りをご飯に移していただく風流な逸品を楽しんでいました。 蓮見(はすみ)には、朝7時から9時頃が最適。 6日(土)に新月を迎えた月は、満ちていく時期。8日(月)には三日月。月の入りは20時51分。お天気に恵まれれば、日没後の西の空に浮かぶ美しい三日月を楽しみたい。 14日(日)は上弦の月。お昼間も夜も美しさを楽しめるのが、上弦の月。 【今週の旬】 旬の景色は、合歓の木 (ねむのき)に、姫檜扇水仙(ヒメヒオウギズイセン) 旬の食卓には、カレイにとうもろこし 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は詩人、金子みすゞさんの詩集「空のかあさま」から「夕顔」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「現代こよみ読み解き事典」岡田 芳朗 阿久根 末忠 柏書房 1993 「七十二候/蓮始開」高月美樹 暦生活 2023 「七十二候≪蓮始開~はすはじめてひらく~≫泥より出でて泥に染まらぬ崇高で清らかな花」ゴトウヤスコ tenk.jp 2015 「源平池(鶴岡八幡宮の源氏池と平家池)」鎌倉手帳(寺社散策)
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 7月1日から7日の「今週の暦」、そして、詩人、茨木のり子さんの詩「自分の感受性くらい」をお届けします。 健やかに生きること。それは、科学技術が発展した現代においても、私たちの根本的な願いであることは変わらない。人類の歴史の中で、科学技術の発展は比較的新しい出来事。それ以前、人々は長い間、自然と共に暮らし、連綿と続く智慧を受け継いできました。彼らは何を見つめていたのか。その感性の輪郭が、暦の向こう側に見えてきます。 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 7月1日(月)から7日(日)/ 旧暦、皐月廿六日から水無月二日 1日(月)七十二候 「夏至」末候、「半夏生(はんげしょうず)」、雑節「半夏生」。半夏(はんげ)という薬草が生じて、田植えの季節に終わりを告げる頃。 半夏とは、「烏の柄杓」と書く「カラスビシャク」という植物のこと。田畑の畦道などに自生するサトイモ科で、その根っこ部分、正確には、ジャガイモのように、地下にある茎の一部が大きくなったものを取って乾燥させたものが、漢方薬、「半夏」。半夏と人類の歴史は古く、約2000年に遡る。 半夏は夏至のあとに開花する。その習性が、いつしか農耕の目印となり、夏至から数えて十一日目が、雑節、「半夏生」となりました。 6日(土)朔(新月) 。暦は皐月から水無月へ。 同日、二十四節気は、「夏至」から「小暑(しょうしょ)」、七十二候は 「小暑」の初候、「温風至(あつかぜいたる)」 へ。 この日から「暑中」に入り、夏の暑さが最も厳しい盛夏を迎える。蝉の声が響き、青空には入道雲が現れる。海や山での遊びが楽しい時期が始まる。 7日は七夕ですが…、実は、旧暦だからこそ織姫と彦星が会える。このお話はまた1ヶ月後、旧暦の七月七日、8月10日頃に。 【今週の旬】 旬の景色は、半夏水(はんげみず)に半夏雨(はんげあめ)、そして荒梅雨(あらつゆ) 半夏とはまた別の、ドクダミ科の「ハンゲショウ(半夏生)」。植物の戦略の面白さを感じる、花の季節のみに白くなるその葉っぱ。. 百日紅(さるすべり)に待宵草(まつよいぐさ) 旬の食卓には、この時期積極的にとりたい、ひじきや干し椎茸、高野豆腐などの乾物類 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は詩人、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「七十二候/半夏生」高月美樹 暦生活 2023 「【七十二候 半夏生】雑節でもある半夏生とはいったいどんな季節?意味は?」ウェザーニュース 2022 「七十二候/温風至」高月美樹 暦生活 2023 「生薬百選 71 半夏(ハンゲ)」江崎 宣久(養命酒中央研究所 副所長)養命酒 2010 「7月2日は「半夏生(はんげしょう)」」吉海直人(同志社女子大学日本語日本文学科 特任教授) 同志社女子大学 2021 「「自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ」詩人・茨木のり子 現代に響く魅力」NHK クローズアップ現代 2022 「雨が続くのに、どうして「水無月(みなづき)」!? たくさんある"6月の呼称"とは」ウェザーニュース 2022
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 6月24日から30日の「今週の暦」、そして、詩人、長田弘さんの詩「ねむりのもりのはなし」をお届けします。 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 6月24日(月)から30日(日)/ 旧暦、皐月十九日から廿五日 先週21日(金)から、二十四節気は「夏至」 26日(水)七十二候「夏至」次候、「菖蒲華(あやめはなさく)」。「菖蒲」と書いて、「アヤメ」と読むこの時期、アヤメ科の花々が順番に美しい花を咲かせます。アヤメ科の花々は、いずれもその紫色が鮮やか。特に、雨に濡れた葉や茎の緑色と花の紫色は一層鮮やかになり、見る者を魅了します。 雨の季節には、青や紫の花が特に多く見られます。雨音を聴きながら、花々を眺めていると、心が穏やかになり、内側に静寂が訪れるのを感じる。青の光は、副交感神経を刺激して、心身をリラックスさせてくれるそう。 29日(土)は下弦の月。夏至の翌日、22日(金)に迎えた満月は、7月6日の新月に向けて徐々に欠けていく時期。 【今週の旬】 旬の景色は、「青の風景」。まだ稲穂が出るには至らない頃、青々とした稲がどこまでも続く青い稲田、青田の風景。青田に風が吹けば、「青田風」。風の通り道にそって揺れ動くは「青田波」。時折吹く強い風は、「青嵐」。 もうひとつ、「夏越の祓」。茅の輪をくぐって、一年の前半の厄を祓い、身を清めて、後半の無病息災を祈ります。 …すこしのモヤつきを抱えながら。 旬の食卓は、茗荷にカンパチ 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は詩人、長田弘の「ねむりのもりのはなし」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「長田弘全詩集」長田弘 みすず書房  2015 「空の名前」高橋健司 光琳社出版 1999 「七十二候/菖蒲華」 高月美樹 暦生活 2023 「一初 (いちはつ)」季節の花 300
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 6月17日から23日の「今週の暦」、そして、詩人・山之口貘の詩のアンソロジー「桃の花が咲いていた」から、「天」をお届けします。 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 6月17日(月)から23日(日)/ 旧暦、皐月十二日から十八日 21日(金)、二十四節気は、「芒種(ぼうしゅ)」から「夏至」へ 太陽が最も高く昇るこの日。古代の人々にとっては、太陽の聖なる力が最高潮に達する特別な日でした。太陽と地球が織りなす大いなるリズム。このダイナミックなダンスを体現するかのように造られた古代遺跡の一つが、グレートブリテン島にあるストーンヘンジです。 日本では、梅雨時にやってくる夏至。厚い雲に覆われることも多く、その光のピークを感じにくい。再び日本を飛び立って、次は北欧へと向かいます。そこは夏至が全く異なる、特別な意味を持ちます。 21日(金)、七十二候は、夏至の初候、「乃東枯 なつかれくさ かるる」。なつかれくさ、とは「靫草」のこと。古くから、東洋では漢方で生薬「夏枯草」として、西洋では「セルフヒール(自己治癒)」として、人々とともにある、太陽の光のリズムを持つ靫草。 夏至の翌日、22日(金)は満月。長い初夏の日が終わりを告げれば、関東では午後7時半頃、一年で最も遅く昇り、最も高度の低い、最も南寄りの軌道を通る、特別な満月が、東南東の地平線の彼方から姿を表します。特別な天体ショーを、ぜひ楽しみたい。 【今週のレメディ】 自分自身との内なる深い繋がりを、そして、自然や宇宙との大いなる繋がりを感じるヒントをお届け。 今週は詩人、山之口 貘の詩のアンソロジー「桃の花が咲いていた」から、「天」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「桃の花が咲いていた」山之口貘 童話屋 2007 「Summer Solstice At Stonehenge ( 2023 )」Brunton Media (YouTube) 2023 「Decoding the ancient astronomy of Stonehenge」Vox (YouTube) 2017 「七十二候/乃東枯」高月美樹 暦生活 2023 「夏至」内藤誠一郎 国立天文台 天文情報センター 2021 「古代人の宇宙」」名古屋市科学館 「生薬百選 52 夏枯草(カゴソウ)」養命酒 2008 「さんいんきらめく星月 低い満月 ここ数年の夏、さらに低く見える」竹内幹蔵(島根県立三瓶自然館サヒメル天文事業室長)2023
自らと繋がり、大いなる自然や宇宙との繋がりを感じて、のびのびと、ユニークな私を生きていく。 6月10日から16日の「今週の暦」、そして、作家、ミヒャエル・エンデの「だれでもない庭、エンデが遺した物語集」から、「内なる世界が荒れはてないために」をお届けします。 【自然や宇宙との繋がりを感じる「今週の暦」】 6月10日(月)から16日(日)/ 旧暦、皐月五日から十一日 10日(月)は雑節「入梅」、暦の上の梅雨入りを迎え、この日から約30日間が暦上は梅雨の期間 同日、七十二候は「芒種」の次候、「腐草為蛍(くされたるくさ ほたるとなる)」へ。江戸時代の前期には、腐った草が蛍になる、と、信じていました。短い蛍の季節はもうすぐ終わる。明治の俳人、高浜虚子が「蛍火の今宵の闇の美しき」と詠んだ、その闇の美しさを、感じたい 16日(日)には、末候「梅子黄(うめのみきばむ)」へ。梅雨と夏を前に、梅は実りのピークを迎える。自然の摂理、その美しいまでの見事さを、すっぱしょっぱさに顔を歪めながら堪能したい 【旬の景色・旬の食卓】 旬の景色は、泰山木の花。英語名「マグノリア」。その白い大輪は甘く優雅な香りで人々を振り向かせる。そして、立葵。学名に「治療」が入るほど、古代から人々を様々に癒やしてきた薬草は、現代でもハーブティとして愛されている。英語名「マシュマロ」。もっと遡って5万年前、ネアンデルタール人の埋葬地からも、人骨とともに赤い立葵が見つかっている。 【今週のレメディ】 作家、ミヒャエル・エンデの「だれでもない庭 エンデが遺した物語集」から、「内なる世界が荒れはてないために」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「だれでもない庭 エンデが遺した物語集」ミヒャエル・エンデ著、ロマン・ホッケ編、田村都志夫訳 岩波現代文庫 2015 「七十二候/梅子黄」高月美樹 暦生活 2023 「ホタル・神秘の光の秘密とは?七十二候「腐草為蛍」ホシナコウヤ tenki.jp 2018 「雨空にすっくと立つ名花・タチアオイは癒しと希望の魔法薬!」ホシナコウヤ tenki.jp 2016⁠
6月3日から6月9日の、季節と月の満ち欠けを感じる今週の暦「今週の宙模様」と、今週のレメディは、詩人、石原弦さんの詩集「石」から「光の種」を。 【季節を感じ、月の満ち欠けを感じる「今週の暦」】 6月3日(月)から9日(日)/ 旧暦、卯月廿七日から皐月四日 5日(水)、二十四節気は「芒種」へ。稲や麦など、「芒(のぎ)」を持つ穀物の種を撒くとき。 七十二候は、初候「蟷螂生(かまきりしょうず)」へ。秋に生みつけられた卵から、かまきりが誕生する頃。かまきりは農作物には手をつけず、害虫を捕まえてくれる、私たちにとってありがたい存在。 6日(木)の新月で、暦は卯月から「皐月」へ。皐月は、水の恵みに触れる月。 【旬の景色・旬の食卓】 旬の景色。初夏から一段と深くなった緑にもっとも映えるは、青や紫の花々。紫陽花や花菖蒲。湿度が高い梅雨時期は、香りをより強く感じられる季節。雨の日には外に出て、雨 に濡れて立ち上る土の匂いで、自分を満たしてみる。 そして、関東では見頃を迎えた蛍。月が輝けば闇が退く。明るい夜を、蛍は嫌う。新月を迎える今は、蛍を見るのにちょうど良い頃。 【今週のレメディ】 詩人・石原弦さんの詩集「石」から、「光の種」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「空の名前」高橋健司 光琳社出版 1992 「七十二候/蟷螂生かまきりしょうず」高月美樹 2023 暦生活 「折節の記ーあじさいを詠んだ和歌ー」水垣久 やまとうた 2015 「源氏ぼたる」いすみ市観光ポータルサイト
5月27日から6月6日の、季節と月の満ち欠けを感じる今週の暦「今週の宙模様」と、今週のレメディは、詩人・茨木のり子さんの詩集「倚りかからず」から「行方不明の時間」を。 【季節を感じ、月の満ち欠けを感じる「今週の暦」】 5月26日(月)から6月6日(日)/ 旧暦、卯月二十日から二十六日 先週20日(月)からの、二十四節気「小満」、万物が成長し、天地に満ち始める季節 七十二候は、末候「麦秋至(むぎのときいたる)」へ 麦が熟して、収穫の時を迎える季節 23日(金)に満月を迎えて、6月6日に新月を迎えるまで、欠けていく月の時期 月が欠けていく時期は、いろいろなものを手放すのに良いと言われている。今の自分には、もう不要になったものが、あるだろうか? もうひとつ。植物のように、花を咲かせたり実や種を結んでみる、そんな働きをしてみるのにも良い。書いてみたり、表現してみたり、伝えてみたり、ゆっくり、少しずつ、自分のために、形にしてみる。 【旬の景色・旬の食卓】 旬の景色はホタル。旬の食卓には、山菜の王様「シドケ」、生きとし生きるものの万病を治す植物、「大薬王樹」との名を持つ「ビワ」。そして「シソ」。 【今週のレメディ】 詩人・茨木のり子さんの詩集「倚りかからず」から、「行方不明の時間」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「七十二候/麦秋至」高月美樹 暦生活 2023 「山菜採りシリーズ⑦ シドケ(モミジガサ)」森と水の郷あきた 「 “大薬王樹”の異名を持つ「ビワ」」生薬ものしり事典 2014年6月号 養命酒 「冬の身体を温め癒す和ハーブー大薬王樹“ビワ”ー」湯癒草々 2021
5月20日から26日の、季節と月の満ち欠けを感じる今週の暦「今週の宙模様」と、今週のレメディは、詩人・石原弦さんの詩集「石」から「水の石」を。 【季節を感じ、月の満ち欠けを感じる「今週の暦」】 5月20日(月)から5月26日(日)/ 旧暦、卯月十三日から十九日 20日(月)二十四節気は「小満」へ。万物が成長し、天地に満ち始める季節 七十二候は、初候「蚕起食桑」へ 白い蚕が桑の葉をたくさん食べて成長し、やがて静かに動きを止めて、白い糸を吐き始める時。美しい絹糸となる真っ白な繭には、弥生時代から今も続く物語があります。 23日(金)は満月。この季節にしか見られない、満月の光景は、「田毎(たごと)の月」。 25日(日)七十二候「小満」次候「紅花栄」。 【旬の景色・旬の食卓】 五月晴れにひなげしの花、矢車草に、木苺、苔、そしてテントウムシ。 旬の食卓には、この時期、上げきれないほどの旬の味わいが溢れています。筍、いんげん、そら豆にゼンマイ、鱚、車海老、いさき、かつお、味、鯖、アオリイカ… 旬のものを見つけたら、最大限にその美味しさを堪能できる調理法で楽しみましょう。 【今週のレメディ】 詩人であり、岐阜県恵那市で養豚場を営む、石原弦さんの詩集「石」から、「水の石」をお届けします。 【参考】 「くらしを楽しむ七十二候」広田千悦子 株式会社アース・スター エンターテイメント 2013 「和暦日々是好日」LUNAWORKS(主宰・高月美樹)2024 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠国立天文台暦計算室⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 「日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―」白井 明大・有賀 一広 東邦出版 2012 「知られざる日本の養蚕ーー近代から現代まで続く「科学知」と「信仰心」」沢辺満智子 Fashion Tech News 「石」石原弦 あさやけ出版 2020 「スマート養蚕工場が変える、日本産シルクの未来」横山 泰明 WWD 「「中秋の名月」②信州更級田毎の月」
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