「アリとキリギリス」は、イソップ寓話の人気トップ10に入るお話です。将来を計画し、真面目に努力することが重要だという教訓を学ぶことができます。

▼ 字幕付き動画 ▼
https://youtu.be/p0bYqrgh434

▼ 全体スクリプト▼
アリとキリギリス

森の中に、働き者のアリと怠け者のキリギリスが住んでいました。毎日アリは夜明け前に起きて一生懸命働きましたが、キリギリスは昼近くになってようやく起きて、いつも歌を歌っているだけでした。

アリ: 天気がいいね。最近は日差しも良くて、果物も美味しそう。今日も頑張ろう！

キリギリス: あ～　夏だよ～　楽しく遊ぼう～　アリ、一緒に遊ぼうよ！　こんなに天気がいいのに働きばかりじゃ命もったいないよ。今遊ばないといつ遊ぶの？

アリ: もうすぐ冬になると、食べ物を見つけるのが大変でしょ？キリギリスも一緒に食べ物を集めたらどう？

キリギリス: アリ、この暖かい空気を感じてみて？　こんなに天気がいいのに冬の話なんて。。。　食べ物は寒い風が吹き始めてから集めても遅くないよ。アリこそ少し遊んだらどう？そんなに働きばかりじゃ、何の楽しみもないじゃない。

アリ: 食糧を集めておかないと、遊んでも心が落ち着かないの。私は先に食べ物を集めておくね。じゃ、ね！

キリギリス: そう、じゃあね〜 どこまで歌ったっけ？　ああ、そうだ。毎日が休日～

やがて時間が過ぎ、冬がやって来ました。空からは雪が降り、冷たい冬の風がビュービュー吹きつけました。

キリギリス: ああ、寒い。。。　お腹も空いた。。。　アリに食べ物をちょっともらわなきゃ。　アリ〜　私キリギリスなんだげど～　ドア、開けてみて～

アリ: キリギリス、どうしたの？

キリギリス: アリ～　私、寒くて、お腹も空いて、泊まる場所もないの。アリの家に少し居させてくれてもいい?　大丈夫なら食べ物も少し分けてもらったらどうかな?

アリ: キリギリス、食べ物がたくさんある時に集めておくべきだったのよ。私の家族も食べるのに十分じゃないから、分けてあげられないの。

キリギリス: アリの言うとおりにその時働ければよかった。。。　次は私も一生懸命働くよ。

アリ: そう、その心を忘れないで。じゃ、ね。

キリギリス: ア、アリ...！アリ！　うううう

キリギリスはあちこちを転々としながら、厳しい冬を辛く過ごさなければなりませんでした。