[042] デザイナーと思想家がオススメする少女漫画 – 前編 –
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本日は少女漫画について。
デザイナーと思想家がオススメする三冊をそれぞれ紹介します。
僕等がいた / 小畑友紀
一冊目は『僕等がいた』。
作品の内容は2〜3割くらいしか覚えていないんだけど、今まで読んだなかでも思い入れがある作品。
学生時代に友達に勧められて読んだんだけど、これを読んで少女漫画の印象が変わった。
それまで少女漫画って子供っぽかったり、逆ハーレムものみたいな印象が強かったんだけど、こんなに辛い恋物語があるのかと……!
なるほどね(笑)
学生時代の狭い世界の、人間関係の切なさやもどかしさを感じた。
割と辛い展開が多い。
あと、矢野の友人のセリフがとても良い。
こいつが喋るたびに俺が泣くみたいな感じ(笑)
さらば、佳き日 / 茜田千
自分が2016年で一番良かった漫画『さらば、佳き日』。
絵柄は違うんだけど空気感が志村貴子さんに似ている気がする。
一言で表すなら兄弟の恋愛もので、もうすぐ新刊が出ます。
暖かい雰囲気や、余白の美しさは本当に素晴らしい。
いけない恋は、少女漫画での一つのメインジャンルだよね。
作者の茜田千さんは、映画にもなった『ひだまりが聴こえる』を違う名義で出しているので、もしそちらを読んでいてこちらを未チェックの人はぜひ読んでみて欲しいです。
砂時計 / 芦原妃名子
田舎に住む主人公の女の子と男の子、そして友人の男女。
絡まっていく四人!みたいなのが描かれています。
これもまぁ辛い!
takeruさん辛いの好きだね。
そうだね。
手が触れてドキドキ!みたいなのよりも、辛いものの方が胸にキュンとくる。
砂時計は、そこまで長くなくて読みやすい作品なんだけど、辛いまま突入する最終局面は辛すぎて読む手が震える。
辛い気持ちになりたかった読んで。
お前は俺を殺す気か / シギサワカヤ
二冊目はデザイナーらしく『お前は俺を殺す気か』。
この作品の主人公はデザイナーです。
タケミツアンと一緒じゃん。
違うのは売れているか売れていないかかな……。
売れっ子デザイナーの個人事務所に、美人な新人が入ってきて……みたいな話。
デザイナーのあるあるネタみたいなものがちりばめられているから、少女漫画を読むのに抵抗がある人は、そっちの楽しみ方から入ってみても良いのかなと思います。
放送ではその他にも、
志村貴子さんの原画展でタケミツアンが買ってしまったものとは
僕らがいたのなかでtakeruが感動した台詞は
takeruが砂時計の聖地で買ってきてお土産
について話しています。
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次回、二人が最後まで温めておいたオススメの少女漫画は近日公開予定







