Discover吉本隆明の183講演【A173】文学の戦後と現在──三島由紀夫から村上春樹、村上龍まで
【A173】文学の戦後と現在──三島由紀夫から村上春樹、村上龍まで

【A173】文学の戦後と現在──三島由紀夫から村上春樹、村上龍まで

Update: 2015-08-151
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Description

【A173】文学の戦後と現在──三島由紀夫から村上春樹、村上龍まで


時間:198分

音質:5

ジャンル:文学

講演日:1995年7月24日

主催:日本近代文学館 後援・読売新聞社

場所:有楽町・よみうりホール

収載書誌:朝日出版社『埴谷雄高・吉本隆明の世界』(1996年)


音源について

恒例で参加していた

「近代文学館・夏の文学教室」

での講演。この年のテーマは

「戦後50年の文学」。客席は満席。

音源は主催者提供。聞き取りやすい。


講演より

文学作品はいつもある時代の作品です。

『源氏物語』は別な面から見ると

ものすごいジャーナリズム小説なんです。

当時の誰それが失恋して失踪したとか、

そういう風俗的な事件がとてもよく入っているんです。

いま読むとその面が沈んで

僕らもよくわからなくなっているけど、

よくよく見れば当時あった人が騒いだ事件は

ことごとく作品のなかにおさめられています。

そのように、ある作品が長生きするかどうかということは

偶然性にもよりますが、いずれにせよ時代の風俗性と、

永続性みたいなものが両方ないと、

長生きはしないということがいえそうな気がします。

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