Discover毎朝1分で人生は変わるハーバード流リーダーシップの核心
ハーバード流リーダーシップの核心

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Update: 2025-11-18
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部下に手を出すほど、成長の芽はしぼむ


ハーバード大学で最も人気を集めるリーダーシップの講義を担当するロナルド・ハイフェッツ教授は、優れたリーダーの条件として「ワークバック」を挙げています。

ワークバックとは、部下が抱える課題をすぐに奪わず、相手に返す姿勢のこと。

シンプルだけれど、かなり本質的な考え方です。


多くのリーダーは、困っている部下を見ると反射的に手を差し伸べてしまいます。

指示を出し、方向を示し、時には解決まで代わりにやってしまう。

短期的にはうまくいくかもしれませんが、長期的にはチーム全体の思考力を削り取ることになる。

リーダーが必ず答えを持っている前提が続くと、人は考えることをやめてしまうからです。


答えるリーダーから、考えさせるリーダーへ


ハイフェッツ教授は明言します。

リーダーの役割は「答えること」ではなく、考えさせ、実行させ、結果を出させることだと。


リーダーが全部を抱え込む組織は、表面上は順調に見えても、内側では育成の機会が失われています。

部下の悩みや迷いこそ、成長の種。そこに踏みとどまり、試行錯誤する時間を奪われてしまえば、人は強くなれない。

成長の痛みを引き取ってしまうリーダーほど、優しいようで組織の未来を閉ざしてしまう皮肉もある。


ダンスフロアとバルコニー


ハイフェッツ教授がよく使う比喩があります。

それが「ダンスフロア」と「バルコニー」という二つの視点。


ダンスフロアは、現場の渦中に入り込み、今まさに起きている課題に向き合う場所。

一方でバルコニーは、一段上から全体を俯瞰し、流れや構造を読み取る場所。

優れたリーダーは、この二つを行き来しながら状況を調整していきます。


どちらか一方に偏ると、組織は動きを失う。

現場だけ見ていると視野が狭くなり、俯瞰だけしていると現実感を失う。

だからこそ行き来が必要になる。

絶妙なバランスが、組織の生命線です。


課題を返す勇気


部下が悩み、考え込み、何度もやり直す時間こそが、成長の源泉です。

そこでリーダーが「代わりにやってあげるよ」と言ってしまうと、その瞬間は安心を与えられますが、長期的には依存を生む。

組織はリーダーがいないと動けない状態に固まっていきます。


だからこそ、課題を返す勇気が必要になります。

一見すると冷たい態度に見えるかもしれません。

しかし本気で育てたいなら、あえて一歩引く姿勢が不可欠。

「やってみましょう」

「どうすればできそうですか」


そんな問いを返すことで、部下の中に思考が芽生える。

責任と主体性が生まれてくる。


ワークバックとは、突き放すことではなく、信頼の表現です。

伸びる人は、自分で掴んだ答えを持って進む。

リーダーは、その力を引き出す存在。


育てる覚悟


人を育てるとは、時間がかかる行為です。

効率だけを求めると、どうしてもリーダーが先回りしがちになる。

けれど、短期の効率と長期の成長は一致しない。

未来をつくるリーダーほど、不器用に見える選択をあえて取っていきます。


ワークバックとは、覚悟の姿そのもの。

部下を信頼し、主体性を託し、成長の痛みすら尊重するリーダーの在り方です。

チームが強くなる道筋は、ここにあります。




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三宅裕之