主体性について考えさせられる物語。「砂上」 from Radiotalk
Update: 2025-04-24
Description
語り切れなかったけれど、要所要所で差し込まれる雪の描写が印象的。特に冒頭の1行目、情景が浮かび、一気に惹き込まれました。
「雪は、舞い始めてから数分で根雪を約束しそうな降りに変わった」
「雪が積もり始めた」ことをそれ以外の言葉で紡ぎ出しているのに痺れました。
執筆の苦悩についても描かれている。書き上げた原稿に対し乙三は赤ペンだらけで返却し、「全部書き直してください」と突き返す。それらを乗り越えて一冊の本が生まれているのだな、と痛感されられます。村山由佳さんの「prize」とはまた違った小説の裏側を知れる作品でしたね。
#読書 #小説 #ひとり語り #小説の話をしよう #砂上 #桜木紫乃
「雪は、舞い始めてから数分で根雪を約束しそうな降りに変わった」
「雪が積もり始めた」ことをそれ以外の言葉で紡ぎ出しているのに痺れました。
執筆の苦悩についても描かれている。書き上げた原稿に対し乙三は赤ペンだらけで返却し、「全部書き直してください」と突き返す。それらを乗り越えて一冊の本が生まれているのだな、と痛感されられます。村山由佳さんの「prize」とはまた違った小説の裏側を知れる作品でしたね。
#読書 #小説 #ひとり語り #小説の話をしよう #砂上 #桜木紫乃
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