Discover九州情熱人2015 – 小松士郎のラジオのたまご九州情熱人 林昭三刃物工房 林昭三さん
九州情熱人 林昭三刃物工房 林昭三さん

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Update: 2015-10-05
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今週は 川尻の林昭三刃物工房 林昭三さん 87才を紹介。


林さん


店の煙突からは白い煙。

工房の中は約8畳の広さ。

炭の香りが広がり、昭三さんの祖父の時代から使われている砥石の機械が

回っています。

そこには 鍛冶屋さんならではのカンカンカンカンという音が響き渡っています。

おもて機械

木炭は炭素。

刃物は炭素を好むらしい。


昭三さんは刃物作り65年以上。

4人兄弟の一番末っ子。

本当は、他の所に就職をする予定だったが、戦時中で

兄たちは戦場へ。

家に残った昭三さんは 父親の相方として

重い金槌を振りおろし 鉄を打っていたそうです。

今では、その作業は機械になりました。


終戦直後は 農業用の カマ、クワなどがよく売れていた。

包丁も売れた。

しかし、現在は 農業も機械化。

包丁も・・・昭三さんが作ったものは 長持ちするいい包丁。

だから、売れなくなったらしい。

砥石

量産品もでている時代。

寂しいことに いい物を長く使うではなく・・・

安いものを買い使う時代に・・・・。


だから、昭三さんが作った包丁は金額が高いと言われることも

あるのだとか。


世の中の流れが そうなのだから…仕方ない。

だが、伝統工芸品として守らないといけない!と昭三さん。


今ではお弟子さんが出来た。

琉子雅昭(りゅうし まさあき)さん 29歳。

師弟関係

3年前から熊本市内から通い続けている。

なぜ?と聞くと・・・・作りたいと思ったから!と一言。


その言葉に 私は嬉しく頼もしいと思いました。

ぼちぼちがんばってもらいたいです。


昭三さんも65年間築き上げた技術を

全て託したいと 信頼も大きい。


昭三さんもまだまだ現役。

引退したら 趣味のカラオケを楽しみたいそうです。


が・・・町のみんなが 昭三さんの包丁を待っていると思います。

林昭三刃物工房

月曜  定休日

電話  096-357-9782


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