日本の偉人「佐久間勉」
Description
毎月日本の偉人を紹介しています。今週は「佐久間勉」。
初めて知るかたでしたが、とても素晴らしい人物です。
映画でも映画でも有名な「タイタニック号」はイギリスの大型豪華客船ですが、処女航海の途中、1912年4月14日、北大西洋上で氷山と衝突して翌15日に沈没しました。
実はその2年前の、同じ4月15日。明治政府が日本の浮沈をかけて生産した、日本の第1号潜水艦が、瀬戸内海の海底に沈み、全員が殉職するという悲劇が起こったのです。
明治38年、1905年、前年から続いていた日露戦争は、日本海海戦などで勝利しました。
大国ロシアに勝ちはしましたが、これによって、潜水艦の開発はより急務となりました。
それまで、アメリカ、イギリスから丸ごと輸入していたのですが、やっと自国生産にこぎつけ、その第1号に、艦長佐久間勉海軍大尉以下14名の乗組員の乗員が配置されました。
第一号だったこともあり、まだ試験中だったと思われます。
浸水後、開閉弁の不良、エンジン停止などが重なって沈没してしまいます。
しかしこの事故は、心ある世界中の人々にタイタニック号とは比べ物にならない位の衝撃を与えました。
海底から引き揚げられた佐久間艦のハッチを開けると、艦艇では乗組員は全員、各自の持ち場に付いたまま、従容と死を迎えた姿が確認されました。
これだけでも人々を驚ろかすには十分でしたが、やがて佐久間艦長が着ていた軍服のポケットから、粗末な手帳2冊が発見されました。
これついては、番組を是非もう一度聞いてみてください。
われ先にと逃げ出すこともなく、職務を全うし、しかも手記まで。
この精神力は驚くばかりです。
若干30歳で世を去った佐久間艦長、夏目漱石はこの遺書を見て、佐久間の行いに光をあてた文章を残しています。
今週は「佐久間勉」を紹介しました。
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