神の恵みは十分です

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Update: 2025-10-16
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わたしの身に一つのとげが与えられました。Ⅱコリント12:7

フラナリー・オコナーは、米国南部を代表する小説家の一人で、人の苦しみと神の恩寵(おんちょう)を描いています。15歳で最愛の父を難病で亡くしました。小説を書くことに没頭して傷心に耐え、最初の小説を発表しました。そして父と同じ病を患い、39歳の若さで亡くなりました。彼女の作品には自身の苦悩が色濃く反映されています。作家のアリス・マクダーモットによれば「この病が、彼女を彼女たる作家にした」のです。



使徒パウロは「わたしの身に一つのとげが与えられました」(Ⅱコリ12:7)と語りますが、それが何であったかは分かりません。分かっているのは、それを除いてくださるようにパウロが三度も祈った(8節)、しかし、神はそうなさらなかった(9節)、ということです。「とげ」はパウロを謙虚にさせました。彼自身、「思い上がらないように」(7節)という神の戒めだったと述べています。パウロのとげは、彼の人格を作り上げ、彼を比類なき使徒としました。また、与えられたのは、とげだけではありません。とげと共に、神の恵みやキリストの力も十分に与えられました。だからこそ、使徒は痛みに苛まれつつ宣言したのです。「わたしは弱いときにこそ強い」(10節)と。


それが何であれ「とげ」は、私たちを作ります。自分らしさを形成するといってもよいでしょう。パウロやオコナー、また無名の数々の人が、長い歴史の中で証ししてきました。神の恵みは私に十分だ、と。



あなたにとっての「とげ」は何でしょう。今、神の恵みと神に頂く力は、私に十分だ、と言うためには、どうすればよいでしょう。


愛する神よ、あなたの恵みは私に十分です。





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