Discoverメディアの終わりの人類史:『哲学と人類』を読む第10講|デジタルメディアとメディアの終焉
第10講|デジタルメディアとメディアの終焉

第10講|デジタルメディアとメディアの終焉

Update: 2021-04-23
Share

Description

メディアの歴史から、人類の歴史が見えてくる。哲学者・岡本裕一朗さんの最新刊『哲学と人類』を、音声で解説する全11回のポッドキャストシリーズ「メディアの終わりの人類史」。

第10講は「デジタルメディアとメディアの終焉」です。21世紀にメディアが終わるとはどういう意味なのか、デジタルテクノロジーがもたらす変化についてお話いただきます。



・アナログメディアとデジタルメディアの分節

・デジタル言語がすべての独立したメディアを吸収する

・デジタル情報は操作するのが簡単

・「記憶」→「伝達」→「処理」

・文章そのものが技術メディアに近づく

・ハイデガーの「技術論」とサイバネティクス

・ケヴィン・ケリー『TECHNIUM』

・テクノロジーからは逃れられないし、支配できない

・21世紀にメディアは終わる

etc...



●出演

岡本裕一朗 Yuichiro Okamoto

1954年生まれ、現在は玉川大学名誉教授、専門は近現代の西洋哲学。哲学は「世界を見るためのメガネである」がモットー。伝統的な哲学理論だけでなく、社会の具体的な領域にも関心をもち、それらを架橋する作業に勤しむ。『いま世界の哲学者が考えていること』(ダイヤモンド社)他多数の著書を発表。『哲学と人類』(文藝春秋社)では、メディアやテクノロジーを人類史的観点からまとめる。



●聞き手

若林恵 Kei Wakabayashi

平凡社『月刊太陽』編集部を経て2000年にフリー編集者として独立。以後、雑誌、書籍、展覧会の図録などの編集を多数手がける。音楽ジャーナリストとしても活動。2012年に『WIRED』日本版編集長就任、2017年退任。2018年、黒鳥社を設立。著書『だえん問答 コロナの迷宮』(黒鳥社・2020年12月刊行)、『さよなら未来』(岩波書店・2018年4月刊行)、責任編集『次世代ガバメント 小さくて大きい政府のつくり方』。「こんにちは未来」「働くことの人類学」「音読ブラックスワン」などのポッドキャストの企画制作でも知られる。



▼書籍紹介▼

『哲学と人類 ソクラテスからカント、21世紀の思想家まで』岡本裕一朗著(文藝春秋社)

強いAI、遺伝子工学、デジタル監視社会、ビッグデータ、ポストヒューマン、仮想通貨、IoT、ポスト資本主義……人類はどこへ向かうのか? 石器に印刷術、デジタル経済圏まで「技術の哲学」で読み解く人類全史。


サピエンスの誕生から文字、宗教の誕生、書籍の発明からマスメディアの登場、そしてデジタル技術、バイオテクノロジー革命まで。


アリストテレス、カント、ヘーゲル、フロイト、マルクス、ニーチェ、キットラー、ドゥルーズ、ハラリ……世界の哲学者はこれまで人間と技術(テクノロジー)について何を考え、哲学を展開してきたのか。


古代から人新世まで、「技術の哲学」が解き明かすホモ・サピエンスの終焉。



●制作

音楽  :大西 穣  

企画制作:黒鳥社  

録音・編集:FMサウンズ

Comments 
00:00
00:00
1.0x

0.5x

0.8x

1.0x

1.25x

1.5x

2.0x

3.0x

Sleep Timer

Off

End of Episode

5 Minutes

10 Minutes

15 Minutes

30 Minutes

45 Minutes

60 Minutes

120 Minutes

第10講|デジタルメディアとメディアの終焉

第10講|デジタルメディアとメディアの終焉

黒鳥社