Discover宿舎4階にて。第120回【《文芸部》辻村深月『傲慢と善良』を語ろう(2/2)─自己愛と謙虚さを併せ持つ、自分では何も動けない人間からの脱却】
第120回【《文芸部》辻村深月『傲慢と善良』を語ろう(2/2)─自己愛と謙虚さを併せ持つ、自分では何も動けない人間からの脱却】

第120回【《文芸部》辻村深月『傲慢と善良』を語ろう(2/2)─自己愛と謙虚さを併せ持つ、自分では何も動けない人間からの脱却】

Update: 2025-10-26
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「いい人と結婚したい」の「いい人」は極論あなた自身が決めることあり、決めねばならないことだ。『傲慢と善良』を語る回の後編です。傲慢と善良の両立について、善良と傲慢をそれぞれ解体しながら考えます。

▼今回扱った書籍

辻村深月『傲慢と善良』

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▼あらすじ

婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。架が惹かれた彼女の善良さ、その背後に潜む傲慢さを悟ったとき、ふたりの関係性は新しい一歩を踏み出す。

▼今回の目次

0:30 『傲慢と善良』の難しい部分は「自分の価値観に重きを置くけど自分がない」ということ。この一見両立しそうにない特徴をどのように考えればよいか?

11:33 100回以降の配信の内容と紐づけながら話したい。「自分で選ぶこと」が善良さや謙虚さについて考えるキーになりそう

22:33 傲慢であるということは自己評価が高すぎること。すなわち身の丈に対して理想が高すぎることが傲慢なのではないか。

32:55 婚活・恋愛において相手に対する理想を持ってはいけないのか?真実を選んだことは妥協ではないと言えるか?

▼この回を聴いてくれた人に聴いてほしい関連回

・第114回【《文芸部》辻村深月『傲慢と善良』を語ろう(1/2)─「自分の価値観に従って、自分で選択する」←これが現代人には難しい】

・第117回【43行目─「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」】

・第110回【《文芸部》映画『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』を語ろう─親がいなければ自分はいない。ただしその親もひとりの人間であることを理解する】

▼「宿舎4階にて」とは?

文系大学生「谷」と理系大学生「大原」のユニットによるPodcast番組。同じ大学に通い、同じ宿舎の4階で出会った二人が、日々の「読書と葛藤」を語ります。

毎週日曜21時・水曜21時に配信中!

▼配信で語る作品の募集中!

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