Discover記憶を学問する第2回:ベルクソンと記憶の問題(ゲスト:平井靖史さん)
第2回:ベルクソンと記憶の問題(ゲスト:平井靖史さん)

第2回:ベルクソンと記憶の問題(ゲスト:平井靖史さん)

Update: 2023-02-26
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第2回は福岡大学教授の平井靖史さんをゲストにお迎えしました。平井さんは20世紀の哲学者アンリ・ベルクソンを中心に研究されており、その一つの集大成として執筆された昨年7月刊行の著書『世界は時間でできている』は、分野を越えて反響を広げています。


記憶の哲学にとってなぜベルクソンという哲学者が特別な存在なのか、そして、ベルクソンが挑んだ記憶の謎とはどういったものだったのか。さらに、ベルクソンの記憶論の解釈として平井さんが提唱されている「マルチタイムスケール解釈」(のさわり)について解説いただきました。平井さんの「哲学理論づくり」の舞台裏に関する貴重なお話も。『世界は時間でできている』を読んだ方にも、これから読もうと思っている方にも、ぜひ聞いていただきたいインタビューとなりました。


平井靖史(ひらい・やすし)さん:福岡大学人文学部 文化学科 教授。Project Bergson in Japan代表。最近の著書に『世界は時間でできている: ベルクソン時間哲学入門』(青土社、2022年)、共著に『ベルクソン思想の現在』(書肆侃侃房、2022年)。@hiraiyasushi1


【目次】



  • 01:20  『世界は時間でできている』の反響など

  • 02:29   平井さんと「記憶」について

  • 06:18  ベルクソンと記憶

  • 10:29  記憶の何が謎なのか:痕跡説の問題点

  • 26:31  『世界は時間でできている』の「マルチタイムスケール解釈」

  • 37:55  「マルチタイムスケール解釈」はどのように生まれたか

  • 44:30  他分野とのコラボレーション

  • 45:59  アインシュタイン × ベルクソン

  • 52:54  今後の展望


【関連文献・リンク等】


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丸山隆一(@rmaruy)