閃光記憶
Update: 2025-10-16
Description
弟子たちは、主を見て喜んだ。ヨハネ20:20
閃光(せんこう)記憶とは、感情的に強烈な出来事に関する鮮明な記憶を指します。まるでカメラのフラッシュがたかれた瞬間のように、その出来事の詳細が、鮮明に記憶されることから、この名前が付けられました。例えば、東日本大震災の発生時に「どこにいて何をしていたか」を詳細も含めて鮮明に覚えている人が多いのは、この現象の一例です。私の父にとっては、1941年初冬の日曜日、真珠湾攻撃を知って祖父が泣いていた光景です。父も含む息子たちが戦地に赴くことになりました。その時の父の記憶は、細かい部分まで非常に鮮明でした。
イエスの弟子たちの閃光記憶を想像してみてください。次々と目撃する奇跡、神の御子の逮捕と十字架刑という突然の大惨事。しかし、その後、主は復活されたのです。マグダラのマリアは、急いで弟子たちのもとに行き、「わたしは主を見ました」と告げました(ヨハ20:18 )。一方、弟子たちはいまだ恐れて身を隠し、「イエスが来て真ん中に立」(19節)たれるまで、その知らせを信じませんでした(ルカ24:11 )。ところがついに「弟子たちは、主を見て喜んだ」(ヨハ20:20 )のです。
ヨハネはこう語ります。「これらのことが書かれたのは、あなたがたが、イエスは神の子メシアであると信じるためであり、また、信じてイエスの名により命を受けるためである」(31節)。これは、永遠に意義のある「閃光記憶」です。
あなたの閃光記憶は何ですか。自分にとって最大の信仰の決断とその意義についてあなたは、どのように説明しますか。
父よ、史上最大の出来事、あなたの御子の復活を感謝します。また、大小のさまざまな出来事の際、私と共にいてくださることも感謝します。
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