Discover服部幸應の『食育の時間』(281)子どもの食が危ない!
(281)子どもの食が危ない!

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Update: 2012-02-15
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ある雑誌の調査で、小学5,6年生に聞きました。
「疲れやすい」と答えた子は58%。「体がだるい」と答えた子は53%。
最近は、低血糖症、低体温症、骨粗鬆症の子どももいます。
低体温症は、離乳食の時期に原因があるといわれています。

そして、「朝ごはんに野菜料理が一品もない子」は91%。
「晩ごはんに野菜料理が一品もない子」は47%。
野菜が必要な理由は、ビタミンと食物繊維の補強のためです。

野菜不足の他にも、子どもの食の問題は、「おやつの食べすぎ」「甘いものの食べすぎ」があります。
この結果、「カルシウム不足」「ビタミン不足」が起こります。

まずは、親が子どもの食事に配慮し、日常の食生活に力を入れることが大事です。
最近は、「○○ちゃん、何が食べたいの?」とオーダーを取る親もいるようですが、
「これを食べなさい」というのが、本来の親の姿。
親は子どもを指導するという立場に立って、ものを決めてほしいと思います。

嫌いなものをなくすのは、親の腕の見せ所。
食べやすい形にしたり、においを消したり、他のものと混ぜるなどして
好き嫌いをなくしてあげましょう。
子どもの体に良いものを選んで、健康な体作りをすすめて下さい。

<食のカッティング・ボード>
今回は「食品を囲む化学物質ついて」

食品添加物は、天然のものが400品目、化学合成のものが380品目ほどあります。
1人1日23品目を食べ、多い人で年2㎏、少ない人でも800g食べています。
調理済み加工食品に使われていることが多く、
カタカナやアルファベッドで表示されているもの、また「酸味料・保存料・着色料・酸化防止剤」など
働きがまとめて書いてあるものも食品添加物です。

食品添加物は厚生労働省が基準を決め、何種類もの添加物をかけ合わせる実験が行われていますが、
結果が出るまでに5年10年かかることもあります。
1つ1つは安全でも、いくつか添加物が重なった時がこわいということを
覚えておいて下さい。

農薬は、500品目ほどあります。
最近は、低農薬や有機栽培も増えてきました。
有機農法はお金がかかりますので、その分、国が面倒をみてもいいと思います。
また、農薬を使っている所と使わない所が隣接すると、使っていない所が大変な目にあいます。
横並びで農薬を使わないところが増えれば、害虫なども分散でき、望ましいわけです。

化学物質は、体に及ぼす影響が否定できない以上、厳しい目でチェックすることが必要です。
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