Discover服部幸應の『食育の時間』(294)「野菜をもっと食べよう!」
(294)「野菜をもっと食べよう!」

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Update: 2013-05-13
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農林水産省のデータでは約52%の人が「野菜不足」を感じています。

現在、日本人の野菜の平均摂取量は、1人1日277.4gです。
厚生労働省の目標値は、1日350g以上。70gほど足りない計算です。

今から25年ほど前の昭和60年と比べると、
野菜を食べる量が2割も減っています。
かつては、野菜を煮炊きして食べていました。火を通すと野菜のカサが減ります。
今は、サラダなど生で食べることが増えました。

「国別」の野菜の摂取量(2005年のデータですが)
韓国1人1日602g イタリア497g フランス326g アメリカ314g
日本 277gですから、アメリカよりも野菜を食べていません。

日本人の野菜不足は、若い人の方が深刻です。
20代~30代の摂取量は、目標値の7割程度。
野菜を食べない理由は「調理に手間がかかる」「買っても食べきれない」「外食が多いから」。

特に、小さいお子さんをお持ちのおかあさんは、
小さい頃から野菜をしっかり食べるという食生活を身につけさせましょう。

野菜を食べる理由
1.野菜は、ビタミン、ミネラルの供給源。これらは健康維持に欠かせない栄養です。
2.ポリフェノールやカロテノイドなどのフィトケミカルが含まれ
  健康効果が期待されている
3.肥満予防
4.最近はガンを予防することもわかっています
(緑黄色野菜を食べない人ほど、胃がんにかかりやすい)

野菜70gといいますと・・・
トマトは大きいもの2分の1個分。ほうれん草は2束。ビーマン2個。
ブロッコリーは4房、もやし1つかみ、アスパラ3本、キャベツは1枚分。

野菜を選ぶ時は、地元の旬のものを!「地産地消」でお願いします。

<食のカッティング・ボード>
「健康食の情報に要注意!」

○○ダイエットや○○を食べると体に良いなど、こんな情報が溢れています。

たしかに、データやエビデンス(=科学的根拠)が取れているものもありますが、
1つのもの、同じものばかりを食べるのは、偏食です。

偏食をすると、食事のバランスが悪くなり、健康でいられなくなります。
昔は1日30品目と言われていました。
同じものばかりを取り続けると、万が一のリスクも高くなります。

たとえば、
●肉や魚など、動物性のタンパク質が体に良くないといって食べない人
●朝食は野菜ジュースだけ
●サプリメントで栄養をとる
●今人気の「低糖質(低炭水化物)ダイエット」

これらは、果たして体に良いのでしょうか?

答えは、本編をダウンロードしてお聞き下さい。
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