#12 日記の時代はくるのか。なぜ文フリは盛り上がるのか(内沼晋太郎さん後編)
Description
▼番組概要
ゲストは前回に引き続き、ブック・コーディネーターの内沼晋太郎さん!
後編では、新しい書店の在り方として「企業が本屋を作る」ということ、内沼さんがかねてより発言していた「日記の時代が来る」の真意、そして先日も大盛り上がりだった「文フリ」の面白さなど、書籍流通の最前線と出版の未来を語り合う、全ての本好き必聴回!
▼今回の内容
音楽作りと雑誌作りの挫折/届ける側がブルーオーシャンだった/企業が本屋を作る/書店もメディア/インフルエンサーからポップアップへ/外様だから思える/オンラインで本を売る/大喜利プラットフォーム/ツッコまれ待ちの企画の強さ/日記の時代/もう一般論やメソッドは本にいらない?/文フリの盛り上がり/年がら年中やっている/人がいないところで一番を取る/ZINEが文庫入り/オルタナコンビニ計画
(用語補足)
05:42 透明書店…法人・個人事業主向けの、事務管理を効率化するためのクラウドサービスを開発、運営するfreee株式会社が2023年に東京・蔵前にオープンした書店。スモールビジネスを深く理解するというミッションが掲げられている
09:24 圧と密…書籍『奇奇怪怪』の刊行を記念して、代官山蔦屋書店で開催されたポップアップ。約3000冊の同書を用いたオブジェが制作され、1か月間展示された
10:37 ジェントルモンスター…韓国発のアイウェアブランド。国内初の旗艦店が2024年3月に東京・青山にオープンした。正面入口に置かれた3体の巨大な顔面のインスタレーション「ジャイアントヘッド・キネティック・オブジェ」がとにかく印象的
10:44 『これからの本屋読本』…内沼さんの著作。2018年にNHK出版より刊行(https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000817412018.html)
12:04 けんご…書籍紹介TikTokクリエイター。2021年に筒井康隆の『残像に口紅を』を紹介したところ、30年前の小説にもかかわらず、約4ヶ月間で計11万5千部の重版がかけられるなど大きな話題に
18:04 文フリ(文学フリマ) …小説・短歌・俳句・詩・評論・エッセイ・ZINEなど、さまざまなジャンルの文学が集まるイベントとして、2006年にスタート。現在、九州〜北海道までの全国8箇所で、年間9回開催している
18:35 日記屋 月日…日記専門店として、2020年に東京・下北沢の「BONUS TRACK」内にオープン。日記本・ZINEの販売のほか、年2回開催する「日記祭」や、日記好きが集まるオンラインコミュニティ「日記屋月日会」、ファシリテーターと一緒に日記をつけるワークショップ「日記をつける三ヶ月」などを運営している
19:38 「新潮」2021年3月号…永久保存大特集「創る人52人の『2020コロナ禍』日記リレー」のこと。錚々たる執筆陣によってリレー形式で日記が綴られた。
20:47 「読書の日記」シリーズ…東京・初台ほか2店舗あるブックカフェ「fuzkue」店主の阿久津隆さんによる日記本で、NUMABOOKSより現在6冊刊行されている( https://numabooks.thebase.in/items/82672689 )
21:41 『やがて忘れる過程の途中(アイオワ日記)』 …小説家・滝口悠生さんの著作。2019年にNUMABOOKSより刊行された(https://numabooks.thebase.in/items/25153498)
30:49 『さびしさについて』…写真家、エッセイスト・植本一子さんと滝口悠生さんの往復書簡。2024年にちくま文庫より刊行された(https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480439390/)
31:21 『『百年の孤独』を代わりに読む』…作家、編集者の友田とんさんの著作。2024年7月にハヤカワ文庫より刊行予定
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#流通空論
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▼出演:
TaiTan https://x.com/tai_tan
▼ゲスト:
内沼晋太郎(ブック・コーディネーター)
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