#22 “お金の計算法”が自由な空間を生み出した?(スキーマ・長坂常さん後編)
Description
▼番組概要
ゲストは前回に引き続き、スキーマ建築計画代表の長坂常さん!
後編では、薬局のデザインをする際に知ったお金の工面の仕方を知り、損しないやり方を模索してきたスキーマの歩みに迫ります。「自分の型を押し付けないおもしろさ」「朽ちていく美学」など長坂さんならではの建築観が存分に語られています!
最後には、長坂さんがいま気になっている街についても…?
▼今回の内容
心地のいい空間を保つには/お金の工面の仕方/金がないならないなりの作り方/損しないやり方を模索する/分離発注/インフラを見せちゃう/触って形を変えればいい/ブルーボトルのポリシー/自分の型を押し付けないおもしろさ/変な店/理念のリスペクト/物より行為/建築家から見た衣服/朽ちていく美学/神社再生/祖師谷・成城と土の匂い/ちょっとずつ変えてかないとやばい/オルタナコンビニ計画
(用語解説)
03:28 水野薬局…1909年、水野善重氏が当時の東京帝国大学医学部前に開局し、64年には、水野睦郎氏が日本で最初の調剤薬局「水野調剤薬局」を開いた
04:26 人工(にんく)…1日仕事をしたときにかかる人件費のこと。たとえば「1人工」は、1人が1日作業した場合の人件費を指し、「半人工」なら、1人が半日作業をした場合の人件費を意味する
07:09 はなれ…スキーマ建築計画が手掛けた、千葉県いすみ市の住宅。施主が山一つ購入し、スキーマが電気の引き込み、井戸水確保、用水路にかける橋から山の造成、そして建築、インテリアまでを計画し、さらに分離発注で工事を監理した
13:22 HAY…デンマーク発のインテリアプロダクトブランド。東京出店となる「HAY TOKYO」の空間デザインをスキーマ建築計画が担当した。人のアクティビティを誘発する「インターフェース」という可動システムを使いながら空間を構成したのが大きな特徴
13:24 武蔵野美術大学 16号館…スキーマ建築計画による、“自走する建築、学生がつくる校舎”をコンセプトとする新校舎として2021年に完成。「京都芸大移転計画のプロポーザル」で考案し、先の「HAY TOKYO」などで実現した「インターフェース」も導入されている
15:18 Blue Bottle Coffee…2002年にアメリカ・サンフランシスコで誕生。サードウェーブコーヒーの代表格として知られ、現在はアメリカ、日本、韓国、香港で約100店舗を展開している。スキーマ建築計画は一連の店舗計画を行っている
18:13 DESCENTE…1935年に創業したスポーツウェアの専門メーカー。スキーマ建築計画は、東京・神宮前「DESCENTE
TOKYO」を手掛けた。話題にあがっているのは、昇降式ハンガーシステムのこと
19:14 Aesop…1987年にメルボルンで創業されたスキンケア、ヘアケア、ボディケア製品ブランド。スキーマ建築計画は一連の店舗計画を行っている
23:17 津村耕佑…1959年、埼玉県生まれ。ファッションデザイナー、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科教授。「FINAL HOME」や「KOSUKE TSUMURA」のデザイナー・ディレクターとして知られる
24:15 半建築…長坂常氏による著作。2022年にフィルムアート社より刊行
28:28 黄金湯…黄金湯は墨田区太平、オリナス錦糸町の近くにある銭湯。東京の下町エリアを代表する銭湯「⼤⿊湯」の姉妹店
30:35 和泉ブルワリー…狛江市にある2018年に設立されたブルワリー
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▼出演:
TaiTan https://x.com/tai_tan
▼ゲスト:
長坂常(スキーマ建築計画代表)