Discoverカフエマメヒコ井川啓央「井川さんとなっちゃん」N-55 苦しみを背負う道を選べますか?
N-55 苦しみを背負う道を選べますか?

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Update: 2019-09-01
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いよいよ、音楽劇「ゲーテ先生の音楽会〜先生、お経を唱える〜」が目前に迫ってきました。今回は、井川さんが今作の脚本に込めた、本当に描きたいものについてお話しします。ゲーテを観る前の予習として、ぜひぜひぜひお聴きください。(ネタバレが嫌な方は、観たあとの復習として、ご鑑賞後にどうぞ。)



今回の「ゲーテ先生の音楽会」には、ヨシホという少女が登場します。彼女はとある病のため、一夜限りの命です。ゲーテ先生率いるバンド、THE GOETHEの大ファンだという彼女は、最後にどうしても先生の歌声が聞きたいと願い出ます。しかし、THE GOETHEは今や世界的なプロのバンド。勝手に人前で歌うことは契約違反で、重大なペナルティが課せられてしまいます。1人のファンの想いと、ルールとの間で揺れるゲーテ先生。果たして、先生の答えは・・・?



こういう場合、「ルールがなんだ!責任は私が取る。さあ、歌おうじゃないか!」という感動的な展開が待っている、というのが実は映画やドラマによくあるストーリーではないでしょうか?挙句にはその歌声のおかげで不治の病が完治してしまう、とか。



でも、ゲーテ先生の歌が聞きたかったはずのヨシホは事情を知り、今度は歌わないでほしいと言うのです。自分のために歌ってしまえば、これから世界中の多くの人にゲーテ先生の歌を届けられなくなってしまう。自分のせいで、そんなことはしたくない。



ヨシホの境遇を知り歌を届けたかったゲーテ先生と、THE GOETHEの素晴らしい歌を世界中の人に聴いてほしいというヨシホ。交錯する想いの先には、何が待っているのか。



…今回のシナリオは、こんなストーリーなのです。



さて、井川さんはこれを船で脱出する家族の話に例えます。世界の終わりの日、取り残された7人は6人乗りの船で脱出しようとしますが、誰か1人を置いていかなければなりません。さて、あなたなら、誰を置いていきますか?



多くの人は「自分が残って、みんなを助ける」と答えるかもしれません。でもこれは、「ルールがなんだ!責任は私が取る。さあ、歌おうじゃないか!」と言ったゲーテ先生と同じ、「自己犠牲は美しい」という典型的なパターンだと言えそうです。しかし、それがベストアンサーなのでしょうか…?



ぜひ、この先のお話はラジオを聴いてみてください。そして、「ゲーテ先生の音楽会」の会場で、井川さんの伝えたかったことを感じ取ってください。









なっちゃんの1枚



友達に折り紙をプレゼントされて、久しぶりに折ってみました。幼い頃は折り紙で色んなものを作るのが大好きで、実はあやとりと折り紙名人と呼ばれていたこともあったんです(笑)。でも、なんでもそうですが、続けていないと出来なくなっていくものですね。



さて、9/6,7,8に銀座Solaにて行われる「ゲーテ先生の音楽会」のお稽古も大詰めです。今回も少女歌劇団の一員として出演させて頂けるので、出演者の方々とお客様との架け橋になれるよう、精一杯頑張りたいと思います!
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