ブラジルの伝説の選手が名を上げたスタジアムが取り壊される
Update: 2025-11-03
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「ブラジルの伝説の選手が名を上げたスタジアムが取り壊される」 ブラジルの名門クラブ、グレミオの旧本拠地が12年間使用されず、長らく放置されたままとなっている。かつて多くの観客で埋め尽くされたスタジアムは、今や雑草が生い茂り、観客席と同じ高さまで成長した木々が立ち並ぶ荒廃した姿を見せている。現地企業による再開発計画が進められているものの、実現には時間を要する見通しとなっている。 ブラジル代表としても活躍したロナウジーニョ氏(2018年引退)が名を上げたスタジアム「エスタジオ・オリンピコ・モニュメンタル」の取り壊しが決定したとUKメディア『GiveMeSport』が伝えた。 4万5,000人を収容できたこのスタジアムは、ブラジル1部グレミオが最後に使用した施設であり、同クラブが現在の本拠地「アレーナ・ド・グレミオ」に移転した後、2013年を最後に試合が行われていない。 ロナウジーニョ氏はグレミオで128試合に出場して58ゴールを挙げ、欧州移籍前に大きな注目を集めた。グレミオがこのスタジアムを手放してから12年が経過し、施設は完全に放置されてきた。ブラジルの建設関連企業OAS26社とカラグニス社が、老朽化したスタジアムの跡地を購入した。両社は、グレミオから土地の正式な引き渡しを11月中に受ける予定とされている。 同メディアの報道によれば、この2社は将来的に住宅開発を計画しているが、現在は建設会社との提携や資金面で課題を抱えているため、再開発の着手までにはさらに時間を要する見込みである。現地では、老朽化した構造物の撤去に加え、自然に覆われた敷地の整備にも相当な労力が必要と伝えられている。 なお、同メディアによると、ロナウジーニョ氏は育成期を過ごしたこのスタジアムを「お気に入りの場所」としては挙げず、かつて所属したリーグ・アンのパリ・サンジェルマンの本拠地「パルク・デ・プランス」を選んだようだ。
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