Discoveryes!~明日への便り~ presented by ホクトプレミアム 霜降りひらたけ第466話『規格品の人生を歩まない』-【フランスにまつわるレジェンド篇】ファッション・デザイナー ココ・シャネル-
第466話『規格品の人生を歩まない』-【フランスにまつわるレジェンド篇】ファッション・デザイナー ココ・シャネル-

第466話『規格品の人生を歩まない』-【フランスにまつわるレジェンド篇】ファッション・デザイナー ココ・シャネル-

Update: 2024-08-03
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ファッション・デザインによって女性の自由を獲得したレジェンドがいます。

ココ・シャネル。

イギリスの文豪、バーナード・ショーは言いました。

20世紀最大の女性は、キュリー夫人と あともうひとり。

それは、ココ・シャネルであると。

シャネルは、多くの芸術家を支援しました。

パブロ・ピカソ、ジャン・コクトー、ストラヴィンスキー。

彼女が支援するアーティストには共通点がありました。

革新的で、独創性が飛びぬけていること、そして、それゆえに理解されず、ときには心ない批判、誹謗中傷につぶされそうになっていること。

シャネル自身、いつも「人がやらないことをやり」、そのことで叩かれ、虐げられてきました。



父の愛を知らず、母を早くに亡くし、孤児院で育ったシャネル。

歌手になる夢を抱きますが、オーディションに落ちる日々。

しかし、絶望の中でも、彼女はある信条を手放すことはありませんでした。

それは、「特別な存在になるには、ひとと違っていなければならない」。

シャネルは、自分が感じた違和感、疑問を大事に守り、そこからデザインを発想し、新しいファッションを創り出していったのです。

初めて富裕層のパーティーに出席したとき、彼女は思います。

「なぜ、女性は男性を喜ばすためだけに、カラフルな色を身にまとうのでしょう。

女性の美しい肌をいちばん際立たせるのは、黒。

だから、私は、黒一色でドレスを作りたい!」

当時、喪服にしか採用されなかった黒い服を、一般的なものに変えたのは、シャネルだったのです。

封建的な男性社会にあって、彼女の存在は疎まれますが、彼女は、生涯、生き方を変えませんでした。

戦争をくぐりぬけ、87年の人生をファッションに捧げた賢人、ココ・シャネルが人生でつかんだ、明日へのyes!とは?
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