五月祭公開講座2012

五月祭では例年、東京大学の教員による公開講座を開催しています。 本企画では、東京大学の教育研究の一端を来場者の皆さんにより身近に感じていただくことを狙いとしています。 事前知識は必要ありません。老若男女問わず、興味の赴くままに講義をのぞいてみてください。 ※ウェブブラウザから簡単に東大の公開講座や特別企画の配信映像を検索・閲覧するには、東大TV(http://todai.tv)が便利です。ぜひご活用ください。

長尾 敬介「「はやぶさ」粒子からわかる小惑星イトカワの過去と未来」

小惑星探査機「はやぶさ」は、2003年に鹿児島県内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられ、2005年に小惑星「イトカワ」に着陸してイトカワ表面の試料を採取したのち、2010年に地球へ帰還した。試料は1500個を超すが、ほとんどが10分の1ミリより小さい微粒子であった。国内の研究者達が最先端の分析技術を駆使して調べた砂粒にも満たない微小な粒子から、イトカワの形成とその後の歴史が明らかになってきた様子を紹介する。

05-20
01:16:02

島薗進「放射線の専門家はなぜ信頼を失ったのか?」

3.11以後、放射線の健康影響の専門家の「健康に影響はない」との発言が繰り返されたが、市民にはその意味がよく分からなかった。 他方に「健康に影響はある」ことを示す事実の報告が多数あり、それらに信憑性があると考える人が少なくなかった。 このように政府周辺の専門家が信頼を失う事態はなぜ、どのようにして起こったのか。 この講義では、その歴史的な経緯を明らかにしたい。

05-20
01:23:03

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