<米国発> 日本式で生まれた垂直農法のイチゴ https://youtu.be/muWXRZ1k2oU 日経MJ 2023/10/9 農業大国の米国では1パック20粒前後のイチゴはインフレ下でも4ドル前後という中、1パック11粒20ドルのイチゴがスーパーで売れています。 これはニュージャージー州で農業を営むオイシイファームの「オマカセベリー」というブランドのイチゴ。同社は2016年の創業、古賀CEOが「日本のおいしいイチゴを米国に広げる」という夢をかなえるため、19年に最初の垂直農法による農場を開業しました。 垂直農法とは高層建築物の内部などで、人工照明を使って温度や水量を自動調整しながら栽培する方法。AIシステムで室温、湿度、二酸化炭素濃度などの管理を行い、日本のイチゴ生産に近い農法を再現しました。 当初生産されたイチゴは1パック50ドルという価格で大手メディアの注目を集めた。 22年には約7000平方メートル、イチゴの垂直農場としては最大規模のムゲンファームを開業し、販売価格も現在の20ドルに下げた。 この記事を書いた平山さんは、サラダ野菜の垂直農法は高コストで投資の回収に時間がかかり、倒産やレイオフなどに陥る企業も多い中、厳しい経済環境下で、日本の若い経営者が海外で市場をゼロから創造し、成長させる姿に拍手を送りたい。 (リテールストラテジスト 平山幸江) <考察> 記事の中の情報しかわかりませんが、最初に高く売ったことが成功した要因の一つ。 起業して失敗する人の多くは、最初に安く売って利益が出ずにビジネスが破綻するケースがとても多い。 「高いと売れないだろう」と考えてしまう人は商売センスがないと自覚した方がいいです。 基盤のビジネスがあって、新規市場へ参入する場合はケースとしてフロント商品として安く売るケースもありえますが、高くても売れる商品やサービスを最初に生み出すべき。 高くても買ってくれる顧客と繋がることこそが、その後のビジネスの発展に大きく影響します。 もし、起業したい人がこの番組を聴いていましたら、高くても売れる商品かサービスを作ってから起業してください。 最初は売れなくても泥臭く買ってくれる人を探して、買ってくれた人を大切にしてください。 そうすれば生き延びる時間が多少伸びます。 #オマカセベリー #垂直農法 #日経MJ ★新規事業・研修を企画参謀に相談する★ https://airrsv.net/kojima35/calendar
チャットGPT利用65% マーケティング役職者の関心高く 日経MJ 2023/9/13 調査会社のアイブリッジ(大阪市)によると、7月の調査で「Chat(チャット)GPT」の利用状況を尋ねたところ、調査対象全体では利用経験者は65%で、マーケティング部門に属する一部役職者に限ると利用率は73.9%まで上昇した。 野村総合研究所の6月調査による一般的な利用率(15.4%)より約50ポイント高い。 勤め先でチャットGPTを正式に使えるか尋ねると「使える」と20.3%が回答した。「使うことを検討している」は42.1%で「使うことは検討していない」が29.2%だった。 マーケティング部門に属する一部役職者はチャットGPTを職場で正式に利用できないものの、個人的に業務で活用しているようだ。 チャットGPTを仕事で活用した人に利用した業務内容(複数回答)を聞くと、「情報検索」が33.8%と最も多かった。「データ収集」(33.3%)、「アイデア出し」と「文章作成」(それぞれ29.4%)も上位に並んだ。 効果については「期待を上回ることが多かった」と52.7%が答えた。「期待を下回ることが多かった」は5.5%にとどまった。「どちらともいえない」は41.8%だった。 勤め先が利用しているか、利用に向けた検討を進めている人にチャットGPTを使いたいマーケティング業務内容を複数回答可で調べたところ、「自社商品・サービスのレビュー分析」が42.3%を占め、最も多い。「ニュース記事やブログのまとめ」(35.8%)や「オンライン調査結果の分析」(35.4%)、「SNSへの投稿内容の分析」(31.7%)も上位に入った。 チャットGPTに感じる心配(複数回答)では「結果の精度が判断できない」(46.3%)や「機密情報の漏洩」(36.2%)との声があがった。 <ポイント> 毎日、さまざまな業界、市場の企画依頼をこなしているわけですが、市場調査や対象顧客について調べる時によく活用します。 情報の精度について問われることが多いですが、私が知りたいことは顧客像、消費行動、利用パターンなど、その業界の全体像をざっくりと知り、それらの情報と自分の知識や経験で企画の方向性といくつかのアイデアをひらめきます。 そして、その後細かく市場調査して企画の内容を詰めていきます。情報の出所まで教えてくれるため、有益な情報に関してはより検索して情報を洗い出します。 または、自分の仮説に基づいて検証するために使う時もあります。こういうケースの場合、こういう利用の仕方をするか、買い方をするか? 私の企画の相談役として活用しております。 #チャットGPT #マーケッター #企画の相談役 ★新規事業・研修を企画参謀に相談する★ https://airrsv.net/kojima35/calendar
西松屋がBGMを流さない理由【深夜22時の創造しい会|9月20日(水)】 いつから「無音」に? 西松屋が店内BGMを流さなくなった理由 「あえてガラガラ」の経営戦略とも関係が 9/19(火)朝日新聞(Yahooニュース) #西松屋 #店内無音 #ガラガラ経営 ▼「無音」のルーツはアメリカに? 赤ちゃんや子ども向けの服や雑貨を扱う西松屋。たびたびSNSでは、「なんで西松屋って店内BGMがかかってないんだろう」「すごい西松屋ってまじ無音」と話題になっています。 西松屋では2006年ごろまで童謡やアニメの主題歌、同社のCMソングなどを店内BGMとして使用していたそうです。 「当時、店舗運営の利便性の向上や効率化のため、慣習になっていた業務が本当に必要かどうか、見直しが行われていました」と振り返ります。 例えば、衣服の量販店でよく見かけるワゴンセール。 「商品を手に取るとぐちゃぐちゃになってしまって見づらい。陳列し直すのにも手間がかかる」 「大きなワゴンが通路の邪魔になっている」といった理由で、廃止することになりました。 また、アパレル業界では当たり前のマネキンを使った服の展示についても 「着せ替え作業に時間がかかる」といった理由から取りやめることになりました。 現在では代わりに、全ての洋服をハンガーに吊して陳列することで、実際に手に取って見てもらえるようにしているそうです。 こうした取り組みの中で、店内BGMも見直しの対象になったそうです。 「視察に行ったアメリカのチェーンストアではBGMはかかっていない」 「音楽は人それぞれで好みがある。BGMがあると、かえって買い物の邪魔になるんじゃないか」 「商品を選ぶのは耳よりも、目から入ってくる情報や商品にさわった感じの方が重要では?」 実際の店舗でテストして分析してみた結果、売り上げ減や利用者からの苦情といった問題は生じなかったため、全国的に店内BGMを流さないことにしたそうです。 ▼実は経営戦略にマッチしていた無音の店内 BGMを流すのをやめる――。ささいなことのように思えますが、実は、西松屋の経営戦略ともかみ合う取り組みだといいます。 「積極出店」と「ガラガラ経営」。一見矛盾するように見えるふたつの言葉ですが、ここに、西松屋が育児用品チェーンとして成功した秘密があります。 「店内がすいている方がお客さんは落ち着いて買い物ができて満足するし、従業員も働きやすいからいいんです」 店内の1通路につき、お客さんが常に1、2組いるかどうかの状態がベストだといいます。 あえて「ガラガラ」の状態を保つことで、子ども連れがベビーカーを押しながらでもじっくり店内を回ることができ、少ない従業員でも無理なくお店を運営できるそうです。 店が繁盛して「混雑」するようになったら、近くに新しくお店を作る。 この循環を繰り返すことで、1985年には本社のある兵庫県中心に25店ほどだった店舗は、今では1090店(2023年8月時点)にもなりました。 良質な商品を低価格で販売する。店内を混雑させない。 こうした西松屋の経営スタイルを維持するには、無駄を省き、1店舗あたりの運営にかかる費用や労力を抑えることが重要になります。 BGMを無くすことで、楽曲の使用料がかからない、新規出店の際に店内にBGMを流すための設備が不要になるなどの経費節減効果があるそうです。 ▼お客さんからの反応は? SNSなどでは様々な反応がありました。 「欲しい商品が見つかるまで、じっくり落ち着いて買い物ができる」 これは当初の狙い通りでした。 「ベビーカーで眠っている子どもと一緒に入店して、退店まで起こすことなく買い物を終えられた」 「足音がよく聞こえるおかげで子どもが迷子になったり、曲がり角でよその子とぶつかったりする心配がなくなった」 こうした、子ども連れならではの反応もありました。 おおむね反応は好意的だそうです。 西松屋に店内BGMが無いことがたびたび話題になることについて、担当者は「小さなお子様連れのご家族が静かに買い物できる環境が、それだけ求められているということかもしれません」と感想を語ってくれました。 その上で、「『お客様にとって便利かどうか』を常に考えながら、今後も時代によって変化していくニーズに応えていきたい」と話しています。 <ポイント> 自社で実証実験した結果で現在の店舗作りをしていること。 良質な商品を低価格で販売するために無駄はないか? それはお客様に本当に便利なのか? そして、 店内を混雑させずに快適に買い物をしてもらう。 世の中の常識に疑い、軸をぶらさず、お客様と向き合う企業は必ず発展します。 ★新規事業・研修を企画参謀に相談する★ https://airrsv.net/kojima35/calendar
日経MJ 2023/9/13 JR東日本は新幹線を使った荷物の大量輸送の実証実験を報道陣に公開した。旅客のいない新潟と東京の車両基地で荷物を積み下ろしすることで作業を効率化し、過去最大規模となる約700箱を輸送した。 トラック運転手の長時間労働が制限される「2024年問題」が懸念される中、新たな輸送手段として荷主の需要を取り込む狙いがある。 上越新幹線の臨時列車を使い、新潟県から都内まで鮮魚や枝豆、お菓子などを運び込んだ。列車には旅客を乗せず、全12両のうち7~10号車の計4両に荷物を積載した。東京まで運んだ荷物は首都圏のスーパーやJR東の駅ナカ店舗などに納品した。 JR東が同様の実験をするのは今回が2回目となる。 初回は青森県内の車両基地から埼玉県の大宮駅まで貨客混載で約600箱を運んだ。今回は積み込み・積み下ろしともに広いスペースを確保できる車両基地を使用。旅客のいない列車を走らせることで途中駅での乗り降りにかかる時間をなくし、より多くの荷物をさばけるかを検証した。 同社は21年から新幹線を使った小口の荷物輸送サービス「はこビュン」を展開する。 現在は車内販売の準備室に約40箱を載せて運用している。JR東マーケティング本部の堤口貴子マネジャーは「より大量の荷物を運びたいという荷主の需要は高い」と話し、今後の事業化を目指す。 <ポイント> 貨物列車ではなく新幹線で運ぶメリットは、何といってもスピード。 例えば、名古屋から東京間なら1時間40分で届けれるわけですから、これほど速い輸送手段は飛行機以外はありません。もし、ドローンが普通に飛べるようになれば可能かもしれませんが、安心・安全・確実に届けるとなれば新幹線は有効です。 しかし、積み下ろしに時間がかかり、配送トラックへの積み込みが手間取ったら最大の特徴が活かせません。 そこでです! ホームの屋根の上に全天候型のベルトコンベアーを設置して乗客の頭の上を通って、荷物を乗せる車両位置まで運び、簡易エレベーターでホームまで下ろすのです。これならホームに乗客がたくさんいても大丈夫です。 ・・・と勝手に妄想してみました。以上です。 #JR東日本 #新幹線輸 #ホーム屋根にベルトコンベアー #2024年問題 #日経MJ
#グリーンコアテック #ベルウォーター #エアドリップコーヒーシブヤ グリーンコアテックの「ベルウォーター BW―1500W」 空気中の水分から飲料水 日経MJ 2023/5/17 結露から飲料水をつくる製水器「ベルウォーター BW―1500W」。本体に周囲の空気を取り込み、温度差によって結露を生じさせ、その結露を集めてできた水を浄化して飲み水をつくる。 製水器の発売元である空気清浄機メーカーの松山紋佳社長は、 「飲料水もいずれは家族で消費する分は自分たちで賄うという時代がくるかもしれない」 と考え、装置を開発したという。空気中の水分から飲料水をつくり出す仕組みを取り入れた。 従来の浄水器や水サーバーとは異なり、水道工事や水ボトルも不要。 1日当たりの生成能力は屋内環境にもよるが、5~15リットル。1台で3~5人の家族の飲料水を賄えることになるという。標準価格は20万9000円。 本体には、取り込んだ空気(結露)を浄化するシステムを搭載。 本体側面の空気取り込み口には空気清浄機にも使われているHEPAフィルター、内部にはRO(逆浸透膜)フィルターを含む4つのフィルターや紫外線除菌ライトを備えた。これらの浄化システムで生成した水の不純物を取り除くことができるという。 毎日利用しても電気代は月額約2000円。 飲料水の確保が難しくなる被災時に利用してもらうことも想定している。 空気中の水でコーヒー 日経MJ 2023/7/26 東京・渋谷のカフェ「AIR DRIP COFFEE SHIBUYA(エアドリップコーヒーシブヤ)」は、コーヒーをいれるための水を空気からつくる。同店を経営するアクアム(東京・渋谷)が開発した空気製水機を導入。空気中の水分を効率良く取り込んで、活性炭などで浄水した後にミネラルを添加して製水している。 店内は7席。オリジナルブレンド(600円)などのスペシャルティコーヒーのほか、コーヒーに合う焼き菓子をそろえる。売り上げの一部は水不足に直面している地域や施設へ空気製水機を設置する費用に充てられるという。 <ポイント> 自然災害などで断水した時に臨時で使えると便利ですね。停電していなければ飲み水は確保できます。 水道が引けない場所にはぜひ設置したいですね。 たとえば、山小屋。飲み水の確保には助かりますね。 海外駐在員の方にも便利ですね。日本人の胃腸は世界一デリケートと言われますから、水は買えますがいつでも自宅で水が作れたら心強いです。 もし、空気が違ったら味も違うことはないかなか? 富士山の山頂の「空気」が缶詰にして売られていることがあるけど、山頂の空気から作った水も売れそうじゃない。
水田で「ナノバブル」効果検証【深夜22時の創造しい会|8月2日(水)】 水田で「ナノバブル」効果検証 日経MJ 2023/7/31 和洋菓子を製造販売するたねやグループのキャンディーファーム(滋賀県近江八幡市)は、超微細気泡を含む「ナノバブル水」で稲を育て、生育促進や土壌に残留する農薬の排除などに効果があるかどうか専門家と検証する。 広さはサッカーコートの半分強で、そのうちの約7割で育成にナノバブル水を使用する。残る約3割は通常の農業用水で育て、比較する。いずれも農薬、化学肥料を使用しない。 ナノバブル水は、特別なノズルを通して極めて微細な気泡を発生させた用水だ。土壌中の残留農薬を取り除き、コメの食味を含めて稲の生育によい効果があるといわれている。 生態系への影響を含め、大学などの専門家と一緒に確かめる計画だ。 たねやグループは「ラ コリーナ近江八幡」がオープンした2015年から、同店の敷地の一部を水田に仕立て、農薬や化学肥料を使わないコメづくりを続けてきた。菓子の素材はすべてが自然の恵みと認識し、豊かさや奥深さを学ぶ狙いがあるという。 * * * * ナノバブル水とは、直径がナノメートル(10億分の1メートル)の極微小気泡を含む水です。ナノバブルは、水に圧力を加えて気泡を発生させ、その後、圧力を下げて気泡を小さくすることで作られます。ナノバブル水は、従来の水に比べて、以下のような特徴があります。 * 酸素濃度が高い * 浸透力が高い * 殺菌力が高い * 老化抑制効果がある ナノバブル水は、飲用や入浴、農業、医療など、さまざまな分野で利用されています。飲用することで、体内の酸素濃度を高め、疲労回復や美容効果が期待できます。入浴することで、肌の保湿や血行促進が期待できます。農業では、作物の成長促進や病害虫の予防に効果的です。医療では、傷の治癒やガン治療に効果的です。 ナノバブル水は、まだ研究段階ではありますが、その可能性は非常に高いと期待されています。今後、さらに研究が進み、ナノバブル水の利用が広がっていくと考えられます。 * * * * <ナノバブル水の発生方法> * 超音波法:水に超音波を照射すると、水中の分子と分子がぶつかり合い、気泡が発生します。この気泡は、ナノメートルサイズにまで小さくなります。 * 電気化学法:水に電流を流すと、水中の分子と分子が電気分解され、気泡が発生します。この気泡も、ナノメートルサイズにまで小さくなります。 * 機械的振動法:水を高速で振動させることで、水中の分子と分子がぶつかり合い、気泡が発生します。この気泡も、ナノメートルサイズにまで小さくなります。 <ポイント> 若年層が農業をしたくなるビジネスモデルを確立してほしいです。 特にリスクが大きいビジネスは参入障壁が高い。 例えば「露地栽培+植物工場」だったり、「農業+洗浄・清掃事業」など。 ナノバブル水を使って地域へ貢献するビジネスモデル。
PayPayフリマ、アニメなどグッズ交換可能に【深夜22時の創造しい会|7月29日(土)】 PayPayフリマ、アニメなどグッズ交換可能に 仲介機能、「推し活」利用促す 2023年7月21日 日経MJ ヤフーが運営するPayPayフリマは、アニメやアイドルのグッズを交換する機能の提供を始めた。特定のキャラクターや人物を応援する「推し活」での需要を想定する。 利用者が支払う手数料は8円、送料は175円に設定。グッズ交換の相手を募集する人は、アプリの出品画面またはグッズ交換画面から「グッズ交換機能」を選択する。自分が譲るグッズの画像を撮影したのち、代わりにほしいグッズの情報や梱包方法などを入力する。 欲しいグッズがある場合は、グッズ交換画面から自分の欲しいグッズの交換募集情報を検索する。自分がほしいグッズが見つかると出品者に交換を依頼し、依頼が承諾されたら交渉が成立する。それぞれが手数料と送料を払って発送し、グッズを受け取って評価をしたら取引完了となる。 主な交換品にはアニメやアイドルの限定グッズを想定する。ライブやイベントで配布することが多いが、開封するまで中身が分からないことが多く、推し活を楽しむ人の交換の場としての需要を想定している。 これまでグッズ交換はツイッターのようなSNS上で実施されることが多かった。ただ、SNSでは知らない人と個人情報をやり取りすることで、トラブルが発生するケースもあったという。 今回の機能ではPayPayフリマの匿名配送の枠組みや荷物の追跡機能が使えるため、トラブルが起きるリスクを減らして交換のハードルを下げる。 <ポイント> 推し活グッズの流通と人気の相関関係がデータでわかると面白そうですね。 推しグッズがよく売れるから流通量が多いとか、発売されてからフリマに流通するタイミングとか、2次流通の量と時間の相関関係など、エンタメ業界の人が知りたい情報ではないでしょうか。アイドルを抱えている事務所はメンバーの人気のバロメーターになり、売り出し時期やグッズの販売個数の指標に活かせたら面白いと思います。
#深夜の反省会 #51歳おやじ 今年の10月で52歳になる、今はまだ51歳のおやじです。 50を過ぎて「曲げない」「謝らない」「反省しない」自分を戒めるための自分勝手なラジオです。 <先週の出来事> ▼惚れた企業へ“挑戦状”!? でも意外に・・・ ▼ランニング、再開へのハードル? ▼愛犬、看取る
進化する営業コール分析 DXで顧客の声逃さず 神田昌典氏 日経MJ 2023/7/17 マシュー・ディクソン著の「JOLT effect」によれば、ZoomやTeamsで対応した250万件の営業コールをテキスト化して機械学習で分析したところ、驚くべき発見があった。 「今まで通用したセールス手法が効果を発揮しない」という事実だ。 たとえば、お客様に「現状維持をしていると今より状況が悪化する」と言うのは営業トークの定番だ。 ただ、現状維持バイアスを取り除いても、56%は成約しないという結果が出た。コロナ禍でストレスが蓄積し「今はこれ以上の変化はしたくない」と考える人が増えているというわけだ。 営業コールの分析は、顧客との関係性を「見える化」する新しい試みである。 人工知能(AI)の進化とデジタルトランスフォーメーション(DX)により、ちょっとした言葉のニュアンスを分析すると、顧客の状況を把握し個別対応できるようになったのである。 ちょっとした言葉のニュアンスからニーズや背景をつかむ上で、顧客の声の重要性は長らく認識されてきた。 CoCo壱番屋創業者の宗次徳二氏は「毎月3万通のアンケートはがき全てに目を通す。厳しい指摘はラブレター」と語っている。 スーパーホテル創業者である山本梁介氏も「予約が前年割れしたら、まずアンケートの顧客満足をチェックする。そして対応・改善を指示すると、ほとんどの場合、翌月には予約数が回復する」と述べている。 顧客の行動をデータ化するようになってから、一部の企業はデータだけを頼るようになり、生きた顧客の声との接触は失われた。しかし、今では生成AIの導入により、データさえあれば一瞬で顧客のペルソナを作り出せる。 社員全体が顧客をイメージしながら、同じように対応できるようになる。 投資家のウォーレン・バフェット氏は 「大成功するビジネスのほとんどは、ビジネス自体は誰にでも始められるものだが、顧客を大いに喜ばせている。経営者1人で顧客を喜ばせ続けることは難しい。必要なのは、顧客満足を経営者自身だけでなく、社員を通じて実現させることだ」 マーケティング革命がますます進展し、多くの企業が顧客との関係性を「見える化」し、大切な友人として対応する企業文化ができることを期待している。 <ポイント> 無駄を落としたキレイな集計データも大事だが、顧客の生の声を拾い、そこから感じ取れる思いを全社で共有し、サービスや商品に反映させて行くことが大事である。 中小企業とはいえ、経営者だけの感性や能力に頼る時代ではなく、多様な感性、スピード感、細分化された専門知識など、従業員の能力を掘り起こし、活用していかないと生き残れない時代に変化している。
#海釣り禁止漁港 #海釣りGO #みんなの企画部 #企画参謀 #事業創造 マナー低下で釣り禁止の漁港に救世主 “最新アプリ”の仕組みとは 毎日新聞 2023/7/16 新型コロナウイルス禍で「密にならないレジャー」として注目され、最近人気が高まっている海釣り。ただその一方で、ルールやマナーを守らない釣り人と地元漁業者とのトラブルが各地で起き、釣り禁止に踏み切る漁港も相次いでいる。 静岡県西伊豆町の田子漁港もその一つ。訪れた釣り人がさおを仕掛けたままその場を離れ、船に引きずられたさおが行方不明になったとして漁業関係者に弁償を求めたトラブルが引き金で、2022年7月から禁止を決定した。 「このままでは海釣りという身近な遊びを次世代へ残せない」 混雑やトラブルを回避しながら、海釣りを楽しんでもらう方法を考えていた町や地元漁協は、東京のスタートアップ企業「さかなファーム」と協力し、スマートフォンの海釣り予約アプリ「海釣りGO」を導入。23年7月末からアプリを利用する釣り人の受け入れ再開を決めた。 アプリでは、混雑を緩和するため時間ごとに利用人数の制限を行う。釣り場のルールや安全対策などの規約を承諾しなければ予約に進めない仕組みとなっている。全地球測位システム(GPS)を活用して、自分がいる場所が釣りが可能なエリアかどうかを地図上で示す。 釣り場利用料は元々無料だったが、町が条例で定めた1時間300円の利用料と駐車場代金をアプリ上で支払うこととし、漁港整備やスタッフの巡回費用に充てることで地元に還元する。 さかなファームでは今後、全国の他の漁港でも導入支援や利用サポートをすることを検討している。同社は「(アプリという)デジタル技術を活用することにより、釣りレジャーを持続可能にすることができる仕組みだ。設備投資費用もかけずに夜間や早朝でも対応できることから、全国の漁港振興につながっていくことも期待できる」としている。 <ポイント> 料金逃れなど不正をいかに取り締まるか 支払っている人と支払っていない人がマップ上ですぐに区別でき、取り締まれる 夜間、早朝でもドローン監視により注意を促せる 申し込んだ人はドローンにスマホ画面を見せることで入場できる
#うどんドライブスルー #丸亀製麺 #みんなの企画部 #企画参謀 #事業創造 うどんもドライブスルー 丸亀製麺、群馬に1号店 「シェイク」「ひと口」…車内向け充実 日経MJ 2023/7/5 0:00 全国にうどん店を展開する丸亀製麺(東京・渋谷)はこのほど、同社として初めてとなるドライブスルー店舗を群馬県渋川市に開いた。 ドライブスルーは店内飲食などとメニューが異なっており、車内のドリンクホルダーに収まるサイズのカップ入りの「丸亀シェイクうどん」など車内での食べやすさにこだわった商品をそろえた。 家族で遠出するシーンが増えると見越し、 ドライブスルー専用に子どもも楽しめる 付けの「冷製コンポタうどん」(490円) サイドメニューの「ひと口唐揚げ」(280円) 「ひと口ちくわ磯辺天」(200円)などを展開。 車内で箸を使わずに手軽に食べられるよう、ひと口サイズでの提供にした。 店の外壁にガラスを多く使うことで車で注文窓口から商品受取窓口に進む間に店内で商品を作っている様子が見れるように設計した。待ち時間のストレスを軽減する狙いだ。 ドライブスルーは午前9時から午後9時まで、店内飲食と持ち帰りは午前11時から午後9時まで提供する。 丸亀製麺は「群馬県は全国でもドライブスルーを設置する飲食店が多い地域だ。需要がある地域でまず出店し、今後の展開を考えていきたい」と説明した。 <ポイント> 遠出先で食べるというより家族で出かける日の朝、車の中で朝食を食べるシーンが個人的にベスト。 「朝は、丸亀製麺で買って行こう!」 その方が早く出かけられ、外出する時間が充実する。 お出かけの朝は丸亀製麺!
#在来種野菜 #オーガニック直売所 #みんなの企画部 #企画参謀 #事業創造 雲仙産野菜の直売所活気 在来種の味力、地元満たし潤す 日経MJ 2023/7/3 長崎県雲仙市で農産物直売所「オーガニック直売所タネト」が注目を集めている。 春大根1本160円、タマネギ1個80円――。 タネトの店内には地元産野菜がずらりと並び、買い物客でにぎわう。一見、普通の農産物直売所だが、野菜をよく見ると形や色、大きさが不ぞろいなことに気付く。 新鮮で豊かな味わいの地元産在来種を軸に扱う。国内外の雑誌で紹介されて知名度が上昇。扱う野菜にほれ込んで移住したシェフが開いた店が人気店となるなど、県外からの集客にも一役買っている。 「これが歳月をかけて土地の風土に適応していった在来種野菜」 「味は濃くて風味も豊か。車で30~40分かけて買いに来るお客さんが多い」 雲仙野菜に引かれた奥津さんが妻の典子さんと移住し、2019年にタネトを開業。 交流のある約20軒の農家が旬の在来種野菜を持ち込み、売れた場合は奥津さんに手数料を支払う。 扱う野菜の8割は半径10キロメートル以内で生産されている。 都市部から離れている直売所はSNS(交流サイト)で発信して通販に活路を見いだすケースが多いが、タネトでは通販はしていない。 それでも事業が成り立っているのは、料理の材料として買い付けに来る飲食店など地元のリピーターに支持されているためだ。 スーパーなどで出回る野菜は「F1種」と呼ばれる。色や形、大きさが均一になるよう改良された種からつくられる。形質が発現するのは一代限りで、農家は毎年種を買う必要がある。 在来種は農家が手作業で種を採り、翌年にまくというように継いでいく。 奥津さんが移住を決めたのも、種を継ぐ農業の大切さについて聞いたことがきっかけだった。 在来種野菜は料理人も引き付ける。 雲仙温泉の老舗旅館、雲仙福田屋の草野玲料理長 「一般的な青首大根は生でも、火を通しても食べられるが、在来種の源助大根などは生では辛すぎて食べにくい。それが火を通すと何倍ものおいしさになる」と魅力を語る。 市内の小浜温泉でレストラン「BEARD」(ビアード)を営む有名シェフの原川慎一郎さんや、市内の山あいで日本料理店「彩雲」を22年に開いた宮下裕之さんも移住組だ。2店とも地元や県外からの予約で埋まる。 取り組みは海外の注目も集め、21年には世界90カ国に読者がいる英国発の総合カルチャー誌「MONOCLE」(モノクル)が紹介。国内でも「ブルータス」などの雑誌で取り上げられた。 JR九州が創設した「西九州観光まちづくりAWARD」でタネトが大賞を受賞。「生産者と消費者をつなぐ拠点となり、活動の広がり自体が観光の目的となる唯一無二の取り組み」と評価された。 <ポイント> 地元に愛される商売が本当の観光資源 地域文化でもない習慣を商業化して観光用に打ち出しても地元は冷め、目の肥えた観光客にはバレる。生活に根付いた地域文化があるから深く、濃く、再び来たくなる。
#ブランド離れ #消費トレンド調査 #みんなの企画部 #企画参謀 #事業創造 世界の消費者55%、ブランド離れ 日経MJ 2023/7/3 アーンスト・アンド・ヤング(EY)による世界の消費トレンド調査 日本を含む世界27カ国の2万1000人以上の消費者を対象に、インターネット上でアンケート調査した。期間は3月16日~4月14日 消費者の55%が「ブランドはもはや重要でない」と答えた。全体の9割以上が生活費高騰への懸念を示し、生活必需品以外の購入を減らす動きもある。財布のひもは固くなっている。 調査では62%が「最新のファッショントレンドを追いかける必要がない」と回答した。 67%は買い替えより修理を選ぶようになっている。 衣服や靴についてプライベートブランド(PB)での購入を検討する消費者も半数にのぼる。EYは「ブランドはもはやステータスを表現する唯一の手段ではなくなった」と分析し、消費者のブランド離れの表れとみる。 支出を減らす行動も出ており「支出は生活必需品にとどめる予定」とした人が49%と半数に迫った。 36%は衣服の支出を減らす計画を持つ。 44%はテイクアウト料理の購入回数を減らす予定としている。 必要最低限の消費にとどめようとする人が目立つ。 EYは日本の特徴として 「支出を抑えるためにこれまで購入していた消費財ブランドを変える」 と答えた消費者の割合が低いことを挙げる。 全世界では「変える」と答えた人の割合は35%だったものの、日本では12%にとどまった。 生活必需品は慣れ親しんだブランドから切り替えたくないと考える人が多いようだ。
#推し活 #幸福寿命 #みんなの企画部 #企画参謀 #事業創造 元気な一歩は「推し活」から 日経MJ 2023/6/23 「高齢者とサッカーをつなげる、良い取り組みはないか」。2020年2月、Jリーグの社会連携活動(シャレン!)の担当者から相談を受けたのが、フリープロデューサーの小国士朗さん。 「高齢者施設で『支えられる人』と思われているシニアに、"推し"のサッカー選手がいれば、『支える人(サポーター)』になれるはず」だと発想したという。 プロジェクト名は、「Be supporters!(支える人になろう)」。応援によって、毎日をワクワク楽しく過ごしてもらいたい、そんな思いが合致したのが、健康食品で知られるサントリーウエルネスだった。 サントリーウエルネスは人生100年時代の「幸福寿命」という考えのもと、共生社会の実現にも寄与したいと取り組みを始めた。 Jリーグのクラブチームに話を持ちかけると、富山をはじめ4地域が「一緒にやりたい」と手を挙げた。 一方で「入所するお年寄りは、サッカーではなく『相撲』世代ですから」と当初難色を示したのが、高齢者施設の職員たちだった。 プロジェクトチームは「まずはサポーターになってもらおう」と、施設の壁に選手の顔写真を貼り出して推しを選んでもらったり、ユニホームを着てテレビでサッカー観戦を楽しんでもらったりと、小さな一歩を踏み出した。 すると、サッカーにまるで興味がなかった80代女性が、スペイン出身のJリーガーを応援しようとスペイン語を勉強し始めた。また、歩行器を使っていた90代の女性が、推しの選手を見ようと元気に足をあげた。 22年までに全国約100施設で、のべ2500人が推し活に励んでいる。彼女たちの笑顔が、施設職員の心を動かしたのだ。 「体操しようと誘っても響かないシニアが、推しのためには元気にタオルを回す。僕たちも日々、感動をもらっています」
#生ジョッキ缶 #アサヒビール #みんなの企画部 #企画参謀 #事業創造 アサヒ、外食でも「生ジョッキ缶」 業務用底上げ狙う 松屋・ゆで太郎、サーバー不要で需要 日経MJ 2023/6/2 アサヒビールは家庭向けの缶ビール「スーパードライ 生ジョッキ缶」で飲食店向けの展開を始めた。蓋を開けると、生ビールのように泡が沸き立つ商品で、今春から牛丼チェーン「松屋」が採用した。 松屋では3月末から340ミリリットル缶を290円、牛皿とのセットを500円で販売している。2022年末に関東で実施したテスト販売が好評で、導入を全店に広げた。 従来は生ビールを提供していたが、生ジョッキ缶の採用後はビールサーバーを撤去した。アサヒによると、業務用の生ビールは開栓してから3日以内に消費しないと品質が劣化する。サーバーを洗浄する手間もかかり、導入を見送る飲食店もあった。 生ジョッキ缶は冷蔵庫から取り出すだけで提供でき、店舗運営の効率化につながる。松屋フーズ商品部の上田納央紀チーフマネジャーは「冷えたものを提供するだけなので(従業員の作業が)格段に楽になっている」と話す。店舗での酒類売り上げは前年に比べ2割増のペースで推移しているという。 松屋のほかにも、「ゆで太郎」や「幸楽苑」でもすでに導入している。ほかの外食チェーンからも引き合いが増えているという。 海外展開も進めている。第1弾として5月から韓国で消費者向けに限定販売を始めた。現地のSNSでも話題で「スーパーやコンビニでは品薄の状態になっている」(アサヒ)という。供給体制を整えて、7月から本格販売する。他の国への導入も検討しているという。 生ジョッキ缶の販路を広げる背景には、需要が戻りきらない外食への危機感がある。アサヒグループジャパンの浜田賢司社長は「コロナ前も業務用ビールは減少傾向だった。大手チェーンでも閉店した店舗があり、戻るといっても(コロナ前の)7~8割になるかもしれない」と話す。 アサヒは業務用に強い分、影響も大きい。生ジョッキ缶で新しい販路をつくっていき、消失した業務用の需要を補っていく考えだ。
#新三種の神器 #二人暮らし #みんなの企画部 #企画参謀 #事業創造 ゲーム機に菜園・植物、プロジェクター カップル円満「新三種の神器」 日経MJ2023/6/16 「三種の神器」といえば主に白物家電を指していた時代は今は昔。2人暮らしを始めた共働きの若いカップルの「新三種の神器」は「ニンテンドースイッチ」「ベランダ菜園・観葉植物」「プロジェクター」だ。余暇時間を楽しんで良い関係を維持し、「2人のQOL(生活の質)」に役立つととらえている。 29歳女性「スイッチはカップルで暮らす友人はほぼ全員持っている」 TVにつなげて2人でボンバーマンやマリオカートをやるのが楽しく、「購入してから2人の時間が増えた」と話す。 「ベランダ菜園・観葉植物」は、ダイソーで彼が大葉とバジルの種を買ってきたという女性は「成長が早く、今日はどうだと毎朝2人で日光浴をしながら様子を見るのが日課になっています。収穫後に料理に使って楽しめるのもポイント高い」と話す。 27歳女性「植物がある方がリラックスできる」 一緒に観葉植物を育てて会話を楽しむカップルは多い。 プロジェクターは、「シアター気分でプチ非日常感があって満足度が違う。ちょっとしたことだけど、QOLが上がる」といった声が多かった。 29歳女性「1人で観るにはスマホやパソコンで十分だけど、2人となるとやっぱり画面が大きい方がいい」 31歳女性「遮光カーテンを閉めて、二人でヨギボー持ってきて一緒に観るのおススメ」 26歳女性「ネットフリックスとユーネクストのサブスクで、2人で一緒に好きなアニメを見ている」 プロジェクターを使っているもののテレビは置いてないという人も複数いる。テレビが家にないミレニアルZ世代は珍しくないことも理由の1つかもしれない。 家電が「家事負担」の軽減に役立つのは今も変わらず、ロボット掃除機、ドラム式洗濯機、食洗器などが活躍している。同棲時のもめごとのトップは家事分担というデータもある。 ただ、もめずに時短し、生まれた余暇時間を2人で楽しみ、より快適で満足度の高い生活を送りたいという考えは若い世代ならではか。 明治安田生命が2022年10月に、20~70代既婚男女1620人に実施した「『いい夫婦の日』に関するアンケート調査」では、「夫婦円満の為に必要だと思うことは?」という問いに対して、「よく会話をする」が20代で74.8%、30代で75.2%で、上の世代より10ポイント以上高かった。
#善徳寺 #お寺の生きる道 #みんなの企画部 #企画参謀 #事業創造 #Google Bard これがお寺の生きる道 日経MJ 2023/6/9 北陸・富山の南砺市にある「城端別院 善徳寺」は1559年からこの地で歴史を刻んでいます。このお寺が近年、矢継ぎ早にいくつもの取り組みに着手しました。 善徳寺は明治初期から毎年、サバのなれずしを作り、7月の「虫干法会(むしぼしほうえ)」の際、訪れる人に振る舞うことで知られていますが、今から13年前に、そのなれずしを全国の希望者に有料で頒布する会員組織を立ち上げました。 伝統あるなれずし作りの文化を絶やさず伝承し続けるためで、現在では遠く離れた東京などからも会員申し込みがあるといいます。 次です。この寺院は9000点を超える古文書を所蔵しているそうですが、それらを全て3年間かけてスキャン。協力者を募り、オンラインで解読作業を進め始めました。海外在住者を含め、41人が解読に当たっています。その結果は近い将来、ネットで一般公開すると聞きます。 さらに……。昨年、お寺の広間を開放してテレワーク用のスペースを展開。今年の秋にはB&Bスタイルのホテルも境内の一角に開業予定です。どちらも地元事業者との協業によるものです。 おそらく、個別の取り組みはよそのお寺でもみられるでしょうけれど、「ここまでのことを同時並行で進めるのは、うちくらいではないか」と善徳寺の寺務長は話します。では、それはなぜ? 「お寺というのは、人が集ってこそだから」と寺務長は力説します。そのためにできることを全部やるわけなのですね。地域と寺院がどのように一体化して生きながらえていくか。まさにこれはお寺のマーケティングと感じました。
#みんなの企画部 #知財じかん #企画参謀 #事業創造 #Google Bard 大阪のインバウンド、夏にもコロナ前回復 観光局が見通し 日経MJ 2023/6/2 大阪観光局は大阪府を訪れるインバウンド(訪日外国人)数が今夏にも新型コロナウイルス禍前の2019年の水準に回復するとの見通しを示した。 溝畑宏理事長が記者会見で「中国人観光客の回復と他のエリアからの訪日客をあわせると、今年度中には間違いなくコロナ前の水準に戻る。夏には戻ることを見越し(プロモーションなどを)進めていく」と語った。 大阪観光局によると、23年1~4月の大阪のインバウンド数は245万人で19年の6割の水準だった。国別では中国が9%にとどまる一方、ベトナムは122%、シンガポールは115%、米国は104%といずれもコロナ禍前を上回った。 夏以降、中国人観光客が回復し始めることを見据え、月内にも現地でのプロモーションを始める。中東や欧州のベルギー、スペインといった新たな市場開拓も進める。現地スタッフを常駐させることで各国の市況を把握し、それぞれの需要に応じた観光戦略を打ち出す方針だ。 大阪観光局は大阪のインバウンド一人あたりの消費額を19年の12万円から30年には15万円に引き上げる目標を掲げている。 23年1~3月の推計値は17万円程度となったが、円安と個人旅行客が多かったことが背景にあり、団体旅行客が回復すれば水準は低下するとみている。
#みんなの企画部 #知財じかん #企画参謀 #事業創造 #Google Bard タクシー会社ときくらげ 日経MJ2023/6/5 埼玉県産のきくらげ「あの日のはごたえ」が売り上げを伸ばしている。スーパーや飲食店に販路を広げ、学校給食にも出されるほどの人気ぶりだ。 さらに驚くのは、このきくらげの生産者がタクシー会社という点である。配車を行う本社の窓口でもきくらげを販売しており、月に300セットが売れるという。 「コロナで売り上げが8割減となり、会社をたたむことも考えました。そんな中で従業員と新しい事業を模索していたところ、きくらげの生産というビジネスに行き着いたんです」 そう話すのは日栄交通(さいたま市)の清水雄一郎常務。きくらげについてネットで調べたところ、栄養分が豊富で育てやすく、競合する農家や企業も少ないことから、他の農産物よりもビジネスチャンスが大きいことが分かった。試しに社内できくらげを育ててみたところ、1カ月後には肉厚で食べごたえのあるきくらげを収穫できた。 タクシーの減車で空き地になったスペースに自作のビニールハウスを建築。きくらげの本格的な生産に取りかかった。評判は口コミで広まり、受注が増えた現在は、本社で育てる1000床のきくらげのほか、県内にある30坪ほどの空き家でも3000床を育てる。 「空き家問題も解決できれば、まさに一石二鳥です」。今後は空き家の一角を直売所にして、庭でバーベキューができる施設に改装する予定。きくらげを通じて地域の人たちが交流できる場にしていきたいという。 コロナによって多くの企業が打撃を受けた。苦しみからはい上がってきた商売人が、ピンチをバネにユニークな商売に挑む。それがSDGsのトレンドに乗って、社会問題を解決していく流れが生まれつつある。
「実際に触れてお試しください」トイレットペーパー陳列で話題 ビバホームが「体感できる店づくり」にこだわる理由 5/29(月) J -castニュース ホームセンター「ビバホーム」での、独特な販売促進がSNSで話題となっている。トイレットペーパーの包装をあえて解き、客が手触りや香りを確かめられるようにしている。ほかにも「体感」「体験」にこだわった商品訴求が目立ち、売り上げが1.5倍に増えた例もある。 ビバホームは、関東を中心に約110店舗展開する。日用品、家電製品、カー用品など一般消費者向けの商品から、建築資材や農業用具などプロユースにも応える。 話題を呼んだのは、トイレットペーパー売り場の変わった光景だった。棚にずらっと並んだ各商品の前にトイレットペーパーホルダーが置かれ、客は手触りなどを確認できるようになっている。 実際に店舗を訪れると、入り口すぐの「一等地」で見つかった。10種類近くのトイレットペーパーが高く積まれ、「実際に触れてお試しください」と書かれた板にトイレットペーパーホルダーが設置されていた。触った部分は切り取り、受け口に入れる仕組みになっている。 そのほか、入浴剤の香り見本やマスクのサンプルなど、五感に訴える商品訴求が多くあった。 トイレットペーパー以外にも、歯ブラシ売り場ではブラシの先端を露出させ、ブラシの手触りがわかるようにしているという。体験にこだわるのは、店舗面積の広さを背景とした品ぞろえの豊富さにある。 「弊社では商品を多く持っています。例えばドラッグストアやスーパーであればトイレットペーパーは2、3種類しかないかと思います。弊社の場合、4つ、5つと色々な種類があります。 トイレットペーパーですと衛生用品なので当然パッケージングされていますが、違いがお客様にはわかりづらいので基本的には安い方に流れてしまいます。 良いものには値段と釣り合う価値があるとわかってもらうために、例えば肌触りが良いとかいい香りがするとか、そうした部分を感じ取ってもらうために包装を解いています」(広報) トイレットペーパーのユニークな陳列は「古くからやっている」といい、客からは「わかりやすくて良い」と評判は上々だ。耕運機の体験のために売り場に畑を作った際は、1.5倍の売り上げ増となった。 具体的なアイデアはどう生み出しているのか。 「違いがわかるように、体感できるように。来店いただいた方に楽しく買い物をしていただく」という方針の元、売り場担当者のボトムアップと、本社主導のトップダウンによるという。前者の意見を採用することも少なくなく、「現場の裁量はかなりある会社だと思います」とする。